幼児食の進め方。ママたちが作ったメニューやお弁当のレシピなど

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2021.02.03

子どもが1歳を過ぎると、幼児食に切り替えるタイミングに迷う方もいるでしょう。ほかのママたちが作った幼児食のメニューや、お弁当に入れるおかずについて知りたいという方もいるかもしれません。そこで今回は、幼児食の進め方や、幼児食の時期に取り入れられる食材やメニュー、お弁当のレシピなどについてまとめました。

幼児食の進め方

離乳食完了期も後半に差し掛かり、幼児食に切り替えるタイミングについて気になる方もいるかもしれません。

厚生労働省の資料によると、形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分を母乳又は育児用ミルク以外の食物から摂取できるようになった状

態を、離乳の完了としているようです。


出典:授乳・離乳の支援ガイド/厚生労働省


離乳食から移行するタイミング

実際にいつ頃まで離乳食を与えていたかママたちに聞くと、1歳2カ月や1歳4カ月、1歳半などの声がありました。離乳食を始めるときと同様に、幼児食を始めるタイミングも子どもによってさまざまなようです。

奥歯が生えてきてしっかりと噛んで食べている様子が見られる、さまざまな食材が食べられるようになってきて食べる量も増えてきた、食具や手づかみで自分で食べられるようになったことなどを目安に、離乳食を卒業したという声もありました。

幼児食に移行するときは、食材の大きさや硬さを徐々に調節し、子どもの様子を見ながら少しずつ進めていくとよいようです。食事中以外にも、おむつ替えのときに便の状態などから、しっかり噛めているか確認しているという声もありました。

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取り入れるべき栄養素

心も体もぐんと成長する幼児期に、食事からきちんと必要な栄養が摂れているのだろうかと感じることもあるかもしれません。バランスのとれた栄養補給が子どもの成長には必要ではありますが、なかでも大切なのがカルシウム、鉄、DHAのようです。

カルシウムは骨や歯を作るための材料となり、鉄は血液を作り、脳や全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料に。またDHAは、脳の神経細胞をはじめ、全身の細胞膜の構成成分であり、脳の発達を助ける栄養素とされているようです。

しかし、毎日の食事だけでは、これらの栄養素を十分な量摂取するのは難しいことも。必要に応じて、栄養をサポートしてくれる食品を取り入れるのもよいかもしれません。

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子どもへの食育

幼児期は「食」に対する基盤を作るための大切な時期。食べる意味や食の楽しさ、食べ物に関する知識を増やすための食育をこの時期に行うことで、食事による健康管理や満足感を得られることにつながるかもしれません。

幼児は年齢によって、経験や理解力、楽しいと感じるものが異なるため、発達段階に合わせた食育を行うのがよいようです。最初は、子どもにも馴染みのある絵本から入ると、子どもが食に興味を持ったり、楽しいと感じたりするきっかけになりそうですね。

また、親子でいっしょに料理をするのも、どのようにして食事ができるのか学べる立派な食育のひとつでしょう。こねる、混ぜる、剥く、切る、火を使うなど、子どもの成長に合わせてできる作業をお願いしてみるとよいですね。

T.TATSU/Shutterstock.com
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幼児食に取り入れる食材やメニュー

幼児食に移行したばかりで、何を作ったらよいかわからない、一方で、メニューがマンネリ化し、いつも同じような献立になるなど、家庭によって幼児食に対する悩みはさまざまかもしれません。

ママたちが作った幼児食について、献立やメニュー、取り入れられる食材を使ったレシピをご紹介します。


献立

実際に作った幼児食の献立について聞くと、あるママからは、ひじきの炊き込みご飯、さわらの西京焼き、切り干し大根、玉ねぎとにんじんの味噌汁という声が。別のママからは、ミートソーススパゲティ、ブロッコリーの胡麻和え、かぼちゃのポタージュといった声がありました。

幼児食が始まると、大人の取り分けで子どもの食事を用意するケースも増えてくるかもしれません。取り分けをするときは、子どもも食べられる食材や調味料を使って、薄味になるよう心掛けるとよいでしょう。子ども用に取り分けたあとに、大人向けの味つけに調整すると、家族みんなで同じメニューをおいしく食べられそうです。

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主食

離乳食の頃から子どもに親しみのあるうどんを、幼児食としておやき風やカルボナーラ風にアレンジしたママがいるようです。なかには、油で揚げてかりんとうにアレンジしたというママも。

幼児食にオムライスを作るときは、チキンライスやトッピングのケチャップなど、味つけが濃くならないよう気を付けるとよいようです。幼児食に切り替えたばかりで、まだ手づかみ食べをしている場合や、まだ食具を使い慣れていない場合は、手づかみ食べしやすい形状にしたり、あらかじめ卵を1口サイズに切っておいたりすると、食べやすいかもしれません。

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おかず

子どもが幼児食の時期に、焼き餃子や麻婆なす、ホイコーローなどの中華を作ったというママの声がありました。中華はご飯が進む辛みや塩味のある味つけが特徴かもしれませんが、工夫次第で幼児食としても取り入れられるようです。

話を聞いたママのなかには、鮭フライやフライドチキンなどの揚げ物を作ったというママも。揚げ物に含まれる油の量が多いと、子どもが消化しにくい場合もあるようです。揚げ物を作るときは、少量の油で揚げる、余分な油を吸い取る、揚げずにオーブントースターで焼くなど、子どもが食べやすい工夫ができるとよいでしょう。

iStock.com/Yuuji
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おやつ

子どもが幼児食の頃にどのようなおやつを手作りしたか聞くと、野菜や果物を使ったおやきやゼリー、蒸しパンやクッキーなど、さまざまな声がありました。

おやつを作るときは、食事では摂りきれない食材や栄養を意識するとよいでしょう。また、甘くなり過ぎないよう砂糖の量に気を付け、素材の甘みを生かした調理や味つけができるとよいですね。

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行事食

季節の行事や節句に、子どもといっしょに食べられる幼児食を用意したいと考える方も多いのではないでしょうか。節分には、のりが噛み切りにくい子どもでも食べやすい、薄焼き卵を巻いた恵方巻きや、ツナときゅうりを巻いたロールサンドの恵方巻きなどの声が。

ひな祭りには、お花型にくり抜いたハムとチーズを乗せたおにぎりや、パフェ風に盛り付けたポテトサラダ、こどもの日には、鮭と野菜のちらし寿司や、かぶと風春巻きなど、さまざまな声があったので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

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野菜・果物

子どもが野菜が苦手で、なかなか食べてくれないことに悩むママもいるかもしれません。ママたちは、子どもがおいしく野菜を食べられるよう、細かく刻む、ほかの食材の風味で野菜の味を隠すなどの工夫を凝らしているようです。

ドライカレーやハンバーグ、ポタージュなどに調理すると、子どもが気付かずにおいしく食べていたという声もありました。子どもが嫌いな野菜でも、食感や味などを工夫して、アレンジを加えられるとよいですね。

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魚・肉

魚を使った幼児食レシピについてママたちに聞くと、イワシの豆腐ハンバーグやタラのムニエル、鮭とじゃがいものちゃんちゃん焼きやマグロのピラフなど、さまざまな声がありました。幼児食に魚を使う場合は、離乳食のときと同様に、臭み取りや骨取りなどの下処理をしっかりと行うとよいでしょう。

豚肉は臭みがなく、さまざまなメニューに取り入れやすい食材かもしれません。ママたちからは、豚肉のしょうが焼きや豚肉とほうれん草のそぼろおにぎり、白菜と豚肉の卵スープなどを幼児食に作ったという声がありました。幼児食に豚肉を使う場合は、脂肪が少ないものを選んだり、余分な脂肪を取り除いたりするとよいですね。

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そのほかの食材やメニュー

幼児食に納豆を取り入れたいと考えるママもいるでしょう。納豆は、独特な匂いや粘りが特徴であるため、最初は隠し味程度にメニューに混ぜたり、一度流水やお湯で粘りを落としたりするとよいかもしれません。

餃子の皮を使って、花の形のミニキッシュやミニピザ、アップルパイ風の揚げ餃子などのおしゃれな幼児食を作ったママがいるようです。子どもの誕生日やイベントなど、食卓を華やかに演出したいときに活用してもよいかもしれませんね。

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保育園や幼稚園に持っていく日々のお弁当や、運動会や遠足などのイベントに作るお弁当メニューについて、ほかのママたちはどのような幼児食を作っているのか気になる方もいるでしょう。

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yajima/Shutterstock.com
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日常のお弁当メニュー

幼児食の時期のお弁当に入れる主食は、おにぎりやサンドイッチ、おかずはハンバーグや卵焼きが定番のようです。子どもによろこんでほしいと考え、海苔パンチや型抜き、ピックなどを活用して、キャラ弁を作ったというママも多くいました。

毎日お弁当を持っていく園だと、メニューがマンネリ化してしまうというママの声も。たとえば同じおにぎりでも、具やご飯の味つけ、盛り付けや形を変えることでレパートリーが広がるかもしれません。

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イベント時のお弁当メニュー

運動会や遠足などイベント時のお弁当は、普段よりも手の込んだものを作りたいと考えるママもいるでしょう。どのようなお弁当を作ったか聞くと、お花ののり巻きやはんぺんチーズサンド、鶏肉のケチャマヨ和えや鮭の照り焼きなど、さまざまな声がありました。

クリスマスのお弁当には、赤いウインナーや茶色のウインナーを使ってサンタやトナカイにアレンジしたり、ブロッコリーを使ったクリスマスツリー風のおかずを作ったりしたというママもいるようです。子どもが食べるのが楽しみになるような、特別感が感じられるお弁当が作れるとよいですね。

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子どもがおいしく食べられる幼児食を作ろう

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幼児食を始めるタイミングは、1歳2カ月や1歳4カ月、1歳半など、離乳食を始めるときと同様に、子どもによってさまざまなようです。幼児食に移行するときは、食材の大きさや硬さを徐々に調節し、子どもの様子を見ながら少しずつ進めていくとよいでしょう。

大人の取り分けで子どもの食事を用意する場合は、子どもも食べられる食材や調味料を使って、薄味になるよう心掛けるとよいようです。食材の形状や味つけなどを工夫し、子どもがおいしく食べられる幼児食が作れるとよいですね。

2021.02.03

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