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幼児食のほうれん草レシピ。苦手な子どもにもおいしく食べてもらうためのポイント
ほうれん草を使って子どもがよろこぶ幼児食を作ろう
1年を通して手に入りやすいほうれん草を幼児食に取り入れたいと考えるママもいるでしょう。ほうれん草が苦手な子どもにもおいしく食べてもらうためのポイントや、離乳食を卒業する1歳~1歳半頃から5歳までの幼児期に作るレシピについて、体験談を交えて紹介します。
幼児食にほうれん草を使いたいとき
幼児食に栄養豊富なほうれん草を取り入れたいと考えるママもいるでしょう。ママたちがどのようなときにほうれん草を使ったのか聞いてみました。
30代ママ
30代ママ
子どもが3歳のときにほうれん草を使ってドリアやサラダなどを作りました。ほうれん草を料理に入れると彩りがよくなるので、いろいろなメニューに使える食材です。
40代ママ
子どもが2歳の頃は、ほうれん草を茹でてもおひたしにしても苦手なようで食べてくれませんでしたが、栄養バランスを考えてスープやピラフに入れて食べさせました。
幼児食に主食や副菜などを作るときに彩りを考えてほうれん草を使ったママの声がありました。栄養バランスを考えてほうれん草を食べてほしいというママは多いようです。
幼児食でほうれん草を子どもにおいしく食べてもらうためのポイント
ほうれん草を使って幼児食を作るときにはどのようなことを意識すればよいのでしょうか。
幼児食にほうれん草を取り入れたいと考えても、苦みや緑色の見た目が苦手でなかなか子どもが食べてくれない場合もあるかもしれません。
ほうれん草を子どもがおいしく食べられるように工夫したことをママたちに聞いてみました。
アク抜きをする
30代ママ
ほうれん草のアクを抜いて調理すると苦みや渋みが軽減すると本で読んだことがあります。ほうれん草を洗って、水を沸騰させた鍋に少量の塩とほうれん草を入れ、茹でてアク抜きをして冷水で冷ましました。水分をよく切ってからさまざまな料理に使いました。
ほうれん草のアクを抜くと子どもが食べやすくなるようです。アクを抜くときはほうれん草がやわらかくなりすぎないように、茹で時間に気をつけたというママの声がありました。
形状を工夫する
30代ママ
子どもはほうれん草やピーマンなどの緑色の食材が苦手でした。ほうれん草をみじん切りにして緑色が気にならないように、ハンバーグに混ぜて食べさせました。
40代ママ
離乳食の時期から子どもがほうれん草が苦手で、グラタンやスープに入れても食べてくれませんでした。ほうれん草をペースト状にすると食べてくれたので、トマトソースに混ぜたり、カレーに混ぜて食べさせました。
子どもがほうれん草の茎が苦手で葉だけをみじん切りにして、餃子やしゅうまいなどの皮に包むものに入れて食べさせたというママの声もありました。
ほうれん草が苦手な場合はみじん切りやペースト状にして子どもが食べやすくなるように形状を工夫するとよいかもしれません。
食材の組みあわせや味つけを工夫する
30代ママ
ほうれん草を使うときはグラタンやパスタを作っています。生クリームやチーズをあわせるとほうれん草の苦みが気にならないようでした。
30代ママ
ほうれん草と卵の炒めものをよく作ります。ふわふわで味つけが甘めの炒り卵とほうれん草がよくあうので、子どもがよろこんで食べてくれました。
コクや甘みのある味つけ、やわらかな食感を考えてほうれん草の料理を作ったママの声がありました。ほうれん草は、和・洋・中とさまざまな料理に使える食材です。子どもの好みにあわせていろいろな味を楽しめるようにできるとよいですね。
【年齢別】ほうれん草を使ったレシピ
幼児期の年齢別に、ほうれん草が苦手な子どもでも食べられるよう工夫したレシピをご紹介します。
【1歳~1歳半】ほうれん草入りチャーハン
- ほうれん草のアクを抜き、冷水で冷まして水分を切って細かく刻む
- 茹でた玉ねぎとにんじんを細かく刻む
- フライパンにバターを溶かし、豚ひき肉、1、2を入れて炒める
- 3に軟飯を入れて、さらに炒めて少量の醤油で味を調える
1歳から1歳半は離乳食の完了期にあたりますが、この時期に幼児食へ移行している子もいるようです。食材はやわらかめにし歯ぐきで噛める固さにするとよいでしょう。
ほうれん草が苦手な場合はバターや醤油で味つけをすると、まろやかな香ばしい味わいになるため、子どもが食べやすいかもしれません。コンソメやケチャップなどを使い、味つけのアレンジも楽しめそうですね。
【1歳半~2歳】ほうれん草の胡麻和え
- ほうれん草のアク抜きをして冷水で冷まし、水分を切って子どもが食べやすい大きさに切る
- すり鉢に胡麻を入れてすり、少量の砂糖、醤油を入れる
- 1と2をあえる
すり鉢で胡麻をすると胡麻の風味がより際だちます。すり胡麻をあえることでほうれん草の苦みが気にならないかもしれません。離乳食の頃と比べて多くの食材や味つけを楽しめるようになる時期ですが、引き続き薄味を心がけた方がよいでしょう。
【3歳~5歳】ほうれん草とベーコンのナポリタン
- ほうれん草のアク抜きをして冷水で冷まし、水分を切って子どもが食べやすい大きさに切る
- パスタを子どもが食べやすい長さに切り、鍋で茹でる
- 1、2、茹でたコーンをボウルに入れ、少量のケチャップ、塩コショウを加えて味を調える
3歳未満の頃と比べて噛む力は強くなりますが、大人と比べるとまだ弱いため、パスタはやわらかめに茹でるなど工夫した方がよいでしょう。ナポリタンを作るときにコーンを入れると甘みがあり、ほうれん草の渋みを気にせずに子どもが食べやすくなるかもしれません。
パスタは棒状のものだけではなく、リボンやハート形、カラフルな色あいのものもあるようです。ほうれん草やにんじんを練りこんだパスタもあるため、子どもが見た目も楽しめるようなパスタを使ってみるとよいかもしれません。
幼児食に子どもがよろこぶほうれん草を使った料理を作ろう
今回は幼児食にほうれん草を取り入れた時期、子どもがおいしく食べられるポイントや簡単レシピについて体験談を交えて紹介しました。幼児食は大人の食事への準備期間でもあるため、子どもの進み具合にあわせて食材の固さや味つけを調整するとよいでしょう。
幼児期にお弁当に入れる食材としてもほうれん草はよく使われるようです。子どもがほうれん草を苦手な場合は、おいしく食べられるように形状を変えたり、組みあわせる食材や味つけを工夫すると食べてくれたというママの声がありました。
幼児食にほうれん草を上手に取り入れて子どもがよろこぶ食事を作れたらいいですね。
子どもが1歳半のときから栄養を考えてほうれん草をよく使っていました。うどんやラーメンなどを作るときにほうれん草や他の野菜を茹でて混ぜて食べさせていました。