習い事がある日は作り置きで夕食準備を時短。送迎があっても手早く出せるレシピや作り置きのメリット

習い事がある日は作り置きで夕食準備を時短。送迎があっても手早く出せるレシピや作り置きのメリット

子どもの習い事がある日は、夕食の準備に時間をかけられないという保護者の方は多いようです。そんな時に便利な手段が「作り置き」。今回はまとめて作っておき、簡単に手早く準備できる作り置きのメリットや気になる点、子どももよろこびそうなレシピを紹介します。

子どもの習い事の日に頼れる作り置き

習い事がある日には、どうしても夕食準備の時間が限られてしまいます。そんな時に役立つのが「作り置き」。


作り置きメニューは、忙しい日でも栄養バランスの良い食事を手軽に楽しむことができるのが魅力です。ここでは、作り置きのメリットと活用方法を紹介します。


帰宅後すぐ出せる

作り置きの最大のメリットは、帰宅後すぐに食卓に並べられることです。習い事の送迎や付き添いで帰宅が遅くなっても、温めるだけでさっと出せるので時間がかかりません。


スポーツ系の習い事などを終えたばかりの子どもなら、空腹で帰ってくることがほとんどでしょう。作り置きした料理を電子レンジやオーブンを活用して解凍や温めをすれば、帰宅後すぐに温かい料理が楽しめます。


また作り置きしておくことで、料理の手間を大幅に削減できます。

忙しい平日の朝や週末などの休みの日にまとめて調理しておくことで、送り迎えがあったり疲れたりしている日でも安心です。


バランスのよい食事ができる

作り置きのもう一つのメリットは、栄養バランスを保ちやすい点です。


事前に計画的にメニューを考え、野菜やたんぱく質、炭水化物をバランスよく組み合わせた料理を作り置きすることで、忙しい日でも栄養価の高い食事を提供できます。


作り置きならではの工夫としては、保存期間が長い料理や、冷凍保存が可能なメニューを選ぶと便利です。これにより、野菜不足や栄養の偏りを防ぎ、子どもの健康をサポートすることができます。


作り置きにあたって気になること

冷蔵庫から何かを取り出す女性
※写真はイメージ(gettyimages/byryo)

作り置きは便利ですが、初めて取り入れる際にはいくつか気になる点や抵抗感があるかもしれません。ここでは、保護者が抱く不安や疑問と、解消するための対策を紹介します。


保存期間や鮮度が心配

作り置きの最大の懸念は、保存期間や鮮度についてです。特に数日間かけて保存する場合、食材が傷んでしまわないか心配になることも。


これに対する対策として、冷蔵保存と冷凍保存をうまく使い分けることが重要です。冷蔵保存では2〜3日以内に食べきるもの、冷凍保存では1週間程度保存できるものを作り置きすると安心です。


また、保存容器にも気を配ることが大切です。密閉できる容器や、保存性の高いラップを使用することで、鮮度を長く保つことができそうです。


さらに、保存前に十分に冷ましてから容器に入れる、取り分ける箸やスプーンなどは清潔なものを使うなどちょっとしたルールを守ることで、食材の劣化を遅らせることができます。


料理のバリエーションが限られる

作り置きに対して「メニューがマンネリ化しそう」という不安を持つ方も多いでしょう。実際、毎日同じような料理が続くと飽きが来てしまいます。


この問題を解決するためには、週ごとにメニューを変える、調理法や味付けを工夫するなどの方法があります。同じ野菜を使った料理でも、煮物、炒め物、サラダなど、調理法を変えるだけで新鮮な味わいを楽しむことができます。


また、調味料やスパイスを変えてみるのもよいでしょう。これにより簡単に多彩なメニューを作り置きでき、飽きのこない食事を提供できます。


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子どもがよろこぶ夕食の作り置きレシピ

夕食を食べる少女
※写真はイメージ(gettyimages/Hakase_)

習い事がある日に便利な作り置きレシピを紹介します。栄養バランスを考えた子どもが大好きなメニューを取り入れることで、習い事がある日の夕食もおろそかにならずにすみます。


カレイの煮つけ

しっかり火を通した煮魚は、冷蔵保存で5日ほど日持ちします。味付けをやや濃いめにしておくのが日持ちしやすいポイントです。白身魚に味がしみこんでちょうどよくなりそうです。


【材料】

  • カレイの切り身
  • 醤油
  • みりん
  • 砂糖
  • 生姜

【作り方】

  1. 鍋に醤油、みりん、砂糖、生姜を入れて煮立てます。
  2. カレイの切り身を入れて、弱火でじっくり煮込みます。
  3. 火が通ったら保存容器に移して冷蔵保存します。

しみしみ大根の煮物

鶏肉と根菜を煮込んだ煮物は、しっかり保存すれば冷蔵で1週間ほど日持ちします。煮汁といっしょに作り置きしておくことで大根に味がしっかりしみこみます。


【材料】

  • 鶏もも肉
  • 大根
  • にんじん
  • こんにゃく
  • 白だし
  • 料理酒
  • 醤油、
  • みりん
  • 砂糖


【作り方】

  1. 鶏もも肉、野菜類を食べやすい大きさに切ります。
  2. 鍋に白だしと料理酒を入れて材料を加え、醤油、みりん、砂糖で味付けします。
  3. 材料が柔らかくなるまで煮込みます。冷蔵庫で保存し温め直して食卓へ。


煮込みハンバーグ

子どもになじみやすいケチャップをメインソースにした煮込みハンバーグです。しっかり煮込めば冷蔵で1週間ほど、チャック付きのフリーザーパックにソースごと入れて冷凍も可能です。

【材料】

・ハンバーグ

  • 豚ひき肉もしくは合いびき肉
  • 玉ねぎ
  • パン粉
  • 塩・胡椒

・煮込みソース

  • ケチャップ
  • 中農ソース
  • 白ワイン

【作り方】

  1. 玉ねぎをみじん切りにし、炒めるか電子レンジにかけて熱して冷まします
  2. ひき肉と玉ねぎ、パン粉、卵、塩・胡椒を混ぜてこね、形を作ります
  3. フライパンで焼き色をつけ、一度取り皿に出しておきます。
  4. 同じフライパンにケチャップと中農ソースを1:1で混ぜ入れ、白ワインを少量加えて煮立たせます
  5. ハンバーグをソースに絡めながら煮込みます。冷蔵もしくは冷凍保存どちらも可能です。

ラタトゥイユ

冷蔵で1週間ほど持ちますが、冷凍も可能です。冷えたまま食べられるので夏の作り置きに最適です。

【材料】

  • なす
  • ズッキーニ
  • パプリカ
  • 玉ねぎ
  • にんにく
  • トマト缶
  • 白ワイン
  • 顆粒コンソメ
  • オリーブオイル

【作り方】

  1. 野菜を食べやすい大きさに切ります。できるだけ同じサイズになるように。
  2. 鍋にオリーブオイルとにんにくを熱し、香りが立ったら野菜を加えて炒めます。
  3. 軽く焼き色がついたら、白ワインを加えて5分ほど蒸します。
  4. トマト缶と白ワイン・水、コンソメを加え、煮汁が少なくなり野菜となじむまで煮込みます。


照り焼きチキン

フライパンでもも肉を焼いたら、粗熱をとってそのまま冷蔵すると肉汁がしっかりとじこめられたチキンになります。食べる際に切り分けて食卓に出しましょう。

【材料】

  • 鶏もも肉
  • 醤油
  • みりん
  • 砂糖

【作り方】

  1. 鶏もも肉を一口大に切り、醤油、みりん、酒、砂糖を混ぜたタレに漬け込みます。
  2. 皮目からフライパンで焼き、焼き目が付いたらフタをして3分ほど蒸し焼きにします。
  3. 蒸し焼きができたらキッチンペーパーで表面の油をふき取り、漬けたタレを入れて煮絡めます。

ツナマヨサラダ

冷蔵保存して手軽に出せるツナマヨサラダです。きゅうりを塩もみしたあとにしっかり水気をきることが日持ちするポイントです。チーズやミニトマトなどを追加してもよさそうです。

【材料】

  • ツナ缶
  • コーン
  • きゅうり
  • マヨネーズ
  • 塩・胡椒


    【作り方】

  1. きゅうりを薄切りにし、塩でもんで水気を切ります。
  2. ツナ缶とコーン、マヨネーズを混ぜ、塩・胡椒で味を調えます。


かぼちゃとひよこ豆のデリ風サラダ

冷蔵で5日間ほど日持ちします。しっかり冷やしてそのまま食べられるのもうれしいですね。ひよこ豆は大豆の水煮やミックスビーンズなどでもおいしく仕上がります。

【材料】

  • かぼちゃ
  • ひよこ豆(缶詰)
  • スライスアーモンド
  • マヨネーズ
  • レモン汁
  • 塩・胡椒

【作り方】

  1. かぼちゃのワタと種をとり、一口大に切ってレンジで柔らかくします。
  2. ひよこ豆とマヨネーズ、レモン汁を混ぜ合わせ、塩胡椒で味を調えます。
  3. ボウルでかぼちゃとひよこ豆を混ぜ合わせ、スライスアーモンドをちらします。

習い事がある日の夕食は作り置きで

子どもの習い事がある日は、夕食準備に時間をかけられないことが多いものです。そんな時に便利な「作り置き」は、忙しい日でも栄養バランスの良い食事を手早く準備できます。


保存方法や調理法を工夫することで、鮮度を保ちながら多彩なメニューを楽しむことができ、習い事の日でも手軽にしっかりとしたおかずメインの夕食を楽しめます。


紹介したレシピを参考に、忙しい習い事の日でも慌てずに家族で食卓を囲みましょう。作り置きを上手に活用して、家族の時間と子どもの健康をサポートできるとよいですね。

2024.05.21

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子どもをとりまく環境が急激に変化し、多様化が進む未来に向け、これまで学校教育では深く取り扱われなかったジャンルに焦点を当て多方面で活躍する人々にインタビュー。言葉は知っているけど子どもにどう伝えたらいいか?と悩むママに向け、専門家や当事者の話を通して、正しい知識や子どもとの接し方などを発信していきます。
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