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野菜を使った幼児食作り。朝ごはんや昼ごはんの献立や簡単レシピなど
幼児食においしく野菜を取り入れよう
1歳や2歳の子どもに野菜をふんだんに使った幼児食を用意したり、スープや主食に野菜を使うなど簡単に野菜を取り入れたりしたいと思うママもいるかもしれません。今回は、野菜を使った朝ごはんや昼ごはんなどの献立や、野菜を使った幼児食レシピ、苦手な野菜を食べやすくする工夫をママたちの体験談を交えてご紹介します。
幼児食を作るときのママの悩み
離乳食が終わった1歳後半や2歳頃の子どもに食事を用意するとき、どのような悩みを持っているかママたちに聞いてみました。
「さまざまな食材をバランスよく取り入れたいと思いますが、子どもが好きなものを中心に献立をたてがちになります。バランスよく野菜を取り入れられる献立やレシピを知りたいです」(1歳児のママ)
「うちの子は、1歳をすぎると徐々に好き嫌いがはっきりとしてきました。葉物野菜などは食べづらいと感じるのか残してしまうことも多いので、嫌いな野菜が食べやすくなるような工夫を知りたいです」(1歳児のママ)
幼児食にバランスよく野菜を取り入れられる献立やレシピ、苦手な野菜が食べやすくなるような工夫を知りたいといったママの声がありました。ママのなかには、食事の支度は毎日のことなので、簡単に用意できる野菜料理を作りたいという声もありました。
実際に、ママたちはどのように幼児食に野菜を取り入れているのでしょう。
野菜を使った幼児食の献立例
幼児食に野菜を取り入れたいと思ったとき、朝ごはんや昼ごはんなどにどのような献立をたてるとよいのか気になるママもいるかもしれません。実際にママたちが作った、野菜を取り入れた献立を教えてもらいました。
朝ごはん
「朝ごはんは子どもが野菜を手軽に食べられることを意識して献立を考えています。刻んで炒めた野菜とチーズをパンに乗せて焼くピザトーストは一品でバランスよく食材を取り入れやすいと思います。主食にあわせて、冷凍野菜を使ったコンソメスープやフルーツなどを添えています」(2歳児のママ)
朝ごはんは準備や、食事の時間が短いことから主食に野菜を使ったピザトーストを用意したママもいるようです。野菜類や乳製品を主食のパンと組みあわせられ、簡単でおかずが少なくても献立のバランスがとりやすいかもしれません。
昼ごはん
「昼ご飯は、子どもと公園や支援センターなどに行ってから作ることもあるので、短時間で用意できるよう麺類を作ることがあります。食べやすいサイズに刻んだ野菜類ときのこなどをいっしょに煮込んだうどんや、ストックした刻み野菜で作るミートソースのパスタに加え、温野菜サラダをつけると野菜も多く食べられると思います」(1歳児のママ)
昼ごはんは主食と野菜をいっしょに短時間で調理できるよう、麺類を用意するママもいるようです。ママのなかには、手作りのミックスベジタブルとご飯で作ったケチャップライスを卵で包んだオムライスも、短時間で用意できさまざまな食材を取り入れられるメニューのひとつという声もありました。
夜ごはん
「主菜として野菜たっぷりのあんをかけた白身魚のソテー、汁物として具だくさんの豚汁やシチューなど、主菜とスープに野菜をふんだんに取り入れられるよう献立を考えています」(2歳児のママ)
お肉や魚類などの主菜メニューや、スープにさまざまな野菜を取り入れるとバランスのよい献立になりますね。ママのなかには、幼児食の時期はまだ生の野菜は食べづらいようだったので、なるべく汁物を作るよう意識して献立をたてたという声もありました。
子どもが喜ぶ野菜を使った簡単幼児食レシピ
実際にママたちが作った野菜を使った幼児食のなかで、子どもに好評だったレシピを聞いてみました。
【主食】ドライカレー
「ひき肉とみじん切りした玉ねぎ、にんじん、れんこん、コーンなどお好みの野菜を炒めたらトマト缶を加えて野菜が柔らかくなるまで煮込みます。幼児用のカレールーを入れてさらに煮込めば完成です。簡単なレシピで一品でもさまざまな野菜が入れられるので、そのとき冷蔵庫にある野菜を使って作ります」(1歳児のママ)
子どもの喜ぶレシピにドライカレーを挙げたママもいましいた。このレシピを教えてくれたママによると、よく炒めることで野菜の甘みが増すのか、1歳の子どもがご飯をおかわりして食べてくれたようです。
【主菜】野菜たっぷりオムレツ
「にんじん、玉ねぎ、いんげん、コーンなど彩りよく野菜を刻んで炒めて冷まします。冷めたら卵液といっしょに焼けば野菜たっぷりオムレツの完成です。自家製のミックスベジタブルを作って冷凍ストックしておくと、卵焼きをつくるときにも手間がかからず野菜を加えられます」(1歳児のママ)
子どもが好きな卵料理のなかに野菜を取り入れたレシピを教えてくれたママもいました。
ママのなかには、卵焼きに入れることで野菜がバラバラになりにくく、片づけもしやすいので、時間のない朝ごはんによく作るという声もありました。
【おやつ】にんじん入り蒸しパン
「にんじんはすりおろしておきます。小麦粉、砂糖、ベーキングパウダーをあわせて振るい混ぜたら溶き卵と粉類、溶かしバターとすりおろしたにんじんを混ぜ、型に入れて蒸し器で蒸せば完成です。おやつにも野菜を取り入れたいと思い、材料を変えてよく作ります」(30代ママ)
蒸しパンなど、手作りのおやつに野菜を使うこともあるようです。ママのなかには、野菜だけでなくチーズやハムなども加えて朝食のメニューとして用意するという声もありました。
子どもの苦手な野菜を食べやすくする工夫
子どもが野菜を苦手な場合でも食べやすくなるような工夫を知りたいママもいるかもしれません。ママたちが実践した、子どもが苦手な野菜が食べやすくなる工夫について聞きました。
好きな食材と混ぜる
「野菜単品のメニューだとなかなか食が進まないようでした。そこで、温サラダをツナと和えたり、まぜご飯に野菜を多めに入れたりするなど、子どもが好きな食材と組みあわせて野菜に馴染めるような工夫をしています」(2歳児のママ)
子どもが苦手な野菜は好きな食材と組みあわせるようにしているママもいるようです。ママのなかには、好きな食材を組みあわせることで苦手な野菜の味がわかりにくくなったのか、子どももあまり気にせず食べてくれたという声もありました。
細かく刻む
「うちの子は、きのこの食感が苦手なようでした。そこでハンバーグや卵焼きなどにきのこを細かく刻んで混ぜ込んでみたところ、食感を気にせずおいしく食べられたようです」(2歳児のママ)
苦手な野菜は細かく刻むと食べやすくなるようです。刻んだ野菜に火を通し、野菜の苦味をやわらげる工夫をしているママもいました。
すりおろす
「うちの子は、苦手な野菜が入っているのがわかると、器用に避けて食べるので苦手な野菜はすりおろして見た目にわからないようにしています。ほうれん草などは茹でで冷凍してからすりおろすと簡単でした」(1歳児のママ)
すりおろして見た目に入っている事がわかりにくくなるように工夫しているママもいるようです。ママのなかには、すりおろし野菜の冷凍ストックを作って必要に応じて使っているという声もありました。
幼児食に野菜を簡単に取り入れる工夫を
1歳や2歳頃の子どもに用意する幼児食では、簡単に野菜を取り入れられる献立作りやレシピを工夫しているママもいるようです。朝ごはん、昼ごはんなどそれぞれの食事に使う野菜の種類を変えたり、スープを具だくさんにするなどして、さまざまな野菜を取り入れられるとよいですね。