【保存版】管理栄養士が教える「成長期の隠れ栄養不足」対策と、ママの心を軽くする食卓のヒント
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「身長が伸び悩んでいる」「好き嫌いが多い」「部活中の栄養は足りている?」—成長期の子どもを持つ保護者なら一度は感じる不安ではないでしょうか。 小学校高学年から中学生にかけては「成長のゴールデンタイム」ですが、身体が必要とする栄養と実際の食事から摂れる量のギャップが生じやすい時期でもあります。 今回は、10年以上にわたり保育園の献立作成や食育指導に携わる管理栄養士・板垣好恵先生に、現代の子どもの食生活の実態や栄養バランスの整え方、賢い栄養補給の選択肢について、科学的根拠と母親としての実感を交えたアドバイスをいただきました。

成長期の栄養、本当に足りてる?見逃しがちな「栄養不足のサイン」
「とりあえず毎日ご飯を食べさせているから、うちは大丈夫」そう思っていても、実は身体の中で「隠れ栄養不足」が起きているかもしれません。
板垣先生によると、栄養不足のサインはとても分かりにくく、ひとつの症状だけで判断できるものではないが、いくつかのサインが重なって見えてくると、食事や生活習慣を見直すきっかけになることがあると言います。

こんなサイン、ありませんか?まずは、日頃のお子さんの様子を振り返ってみてください。以下のようなサインが見られる場合、それは性格や体質の問題だけではなく、栄養バランスの乱れが原因かもしれません。
身体面(身長の伸び、体格、肌の状態など)
☑︎ 身長・体重の伸びがゆっくり
☑︎ 肌荒れが続く・口内炎ができやすい
☑︎ 爪が割れやすい・髪にツヤがない
☑︎ 朝なかなか起きられない・だるそう
メンタル面(イライラ、集中力など)
☑︎ イライラしやすい・落ち込みやすい
☑︎ 気分のアップダウンが激しい
☑︎ 集中が続きにくい・ぼーっとしている時間が増えた
免疫面(風邪のひきやすさなど)
☑︎ 風邪をひきやすい
☑︎ 風邪が長引きやすい・回復に時間がかかる

サインがみられたときは、食事だけを切り取って考えないように気をつけましょう。栄養は、睡眠や生活リズム、活動量などとセットで、生活全体の中で影響してくるからです。
その上で、まず見てほしいのが朝食を食べているかどうかです。成長期は寝ている間にもエネルギーを使っています。朝食は、体と脳をスタートさせるスイッチのような役割があります。

次に、寝る時間が遅くなっていないかも重要なポイントです。睡眠不足が続くと、食欲や集中力、免疫の働きにも影響が出やすくなります。栄養をうまく使うためにも、睡眠は欠かせません。

また、食事内容の偏りという点でみると、休日などに外食や中食(外で買ったもの)が続いてないかも確認してほしいところです。外食そのものが悪いわけではありませんが、続くことで栄養の偏りが出やすくなります。

栄養バランスは、生活全体の結果としてあらわれるものです。成長期は体を動かす量も増えるので、食べているつもりでも、実は足りていない状態が起こりやすい時期でもあります。不調のサインがみえたときは、最近の生活どうだったかな?と振り返るきっかけにしてもらえたらと思います。
ーそして「飽食の時代」と言われる現代日本で、なぜ栄養不足が起きるのでしょうか。板垣先生は、現代特有の「ライフスタイルの変化」と「ばらつき」を指摘します。
忙しすぎる現代っ子と「食事のムラ」
現代は共働き家庭が増え、食事の準備に時間をかけられない家庭が多く、子どもたちも習い事や塾でとにかく忙しい。時間がある時はしっかり食べられますが、塾の前などは時間との戦いで、おにぎりやパンだけで済ませてしまうことも多いかもしれません。この『できる時とできない時の差』が激しくなると、トータルとして栄養が不足してしまうことがあると言います。
10歳を境に広がる「必要な栄養量」とのギャップ
栄養の摂取状況については、厚生労働省が示している「日本人の食事摂取基準」と、実際の摂取状況を調べた国民健康・栄養調査のデータを照らし合わせることで、いくつか不足しやすい栄養が見えてきます。
こうした公的データ(※1)をみると、特に差が大きいのが、「カルシウム」「ビタミンD」「鉄」の3つが主に足りていないことが分かりますね。
※1:出典(本データの参照基準と前提条件)
【推奨量の根拠】
推奨量および目安量は、厚生労働省『日本人の食事摂取基準(2025年版)』の最新報告書に準拠。身体活動レベルⅡ(ふつう)を前提として算出。
カルシウム・鉄→推奨量 / ビタミンD→目安量
【摂取量の根拠】
厚生労働省「令和5年(2023年)国民健康・栄養調査」の7-14歳平均値をベースに、文科省の学校給食摂取状況調査および年代別エネルギー参照量に基づき、学年別に加重平均して推計。

成長とともに習い事や塾が増えると、夕食の時間帯が不規則になったり、外食などに頼る機会も増えてきます。こうした環境も、主食中心(丼物、麺類など)の食事になりやすく、野菜やたんぱく質などが不足するなど、栄養バランスの偏りにつながります。
また、現代の子どもたちは、外で体を動かす時間が以前より少なくなってます。
身体を動かす量が減ると、食欲が出にくかったり、食事量が伸びにくいなど。必要量は増えてるのに、食べる量は増えにくいというギャップが生まれやすくなります。
こうした要因が重なることで、現代の子供たちは、食べていないわけではないけど、成長期に必要な栄養が追いつきにくいという、足りにくい構造の中にいると感じています。
これは、子ども本人の問題でも、保護者の努力不足でもありません。
今の生活環境の中では、誰でも起こりえることだと思います。
だからこそ、完璧を目指すのではなく、気付いたところから整えていくという視点が大切だと考えています。

管理栄養士が解説!小中学生の体が本当に求める「栄養」とは
では、具体的にどのような栄養を意識すればよいのでしょうか。板垣先生に、成長期(特に10歳以降)に欠かせない「5つの栄養」と、その働きについて解説していただきました。
保護者の方には「栄養を完璧に覚えなくても大丈夫」と、まずはお伝えしています。それよりも、成長期の子どもの体が今、何を必要としているかを、大きな流れでイメージしてもらうことが大切だと思います。
成長期は「体を大きくする」「体を動かす」「体を回復させる」この3つが同時に起こる時期です。たんぱく質、カルシウム、ビタミンD、鉄分、ビタミンB群などの栄養は、その土台となるものだと理解すると良いかもしれません。

成長期に意識したい5つの栄養
1.カルシウム
将来の骨の強さを決める土台です。
牛乳が苦手でも、チーズ・ヨーグルト・しらす・桜えび・木綿豆腐・厚揚げ・小松菜など、選択肢は豊富です。
2.たんぱく質
骨・皮膚・血液など体をつくる大切な材料となります。肉・魚・卵・大豆製品・乳製品など身近な食材から取れます。
3.ビタミンD
カルシウムの吸収・活用を助けるサポート役です。魚・きのこ類が主な食事源ですが、日光を浴びることでも体内で作られる栄養です。
4.鉄分
酸素を運び、疲れ・集中力低下を防ぎます。
赤身の肉・かつお・まぐろ・アサリ缶・納豆・小松菜などを日常的に食事に取り入れましょう。焼きのりや青のりを料理にパラっとかけるのも良いですね。
5.ビタミンB群
食事をエネルギーに変える潤滑油です。水溶性のため体に貯めておけず、毎日補う必要があります。
肉・魚・卵・大豆製品など身近な食材に含まれています。主食だけの単品メニューになりがちな日は、1品足す意識を持つだけで十分です。
プロが考える実践アイデア

時間がないときの乗り切り方
朝は「炭水化物だけ」を避けることが最優先。 ごはん+卵、パン+ヨーグルト、納豆ごはんなど、手軽に「たんぱく質」を足すだけで十分です。
夕方は汁物に栄養を詰め込むのがおすすめ。 豆腐や卵を加えた具だくさんスープ、サバ缶・ツナ缶を入れたみそ汁、豚汁など、1品で複数の栄養が摂れるメニューを「お助けメニュー」として持っておくと、忙しい日でも栄養を整えやすくなります。
保護者が押さえるべき最低限のポイント
完璧を目指さず、できることから段階的にでOKです。
まず欠食させないこと。次に単品メニューのときはたんぱく質を少しでも足すこと。余裕が出てきたら、不足しがちなカルシウム・ビタミンD・鉄を意識する。この順番で少しずつ整えていけば十分です。
スポーツ・部活を頑張っている子どもへ
運動量が多い子は「食べているのに実は足りていない」状態になりやすいため、特に意識したい栄養は炭水化物(エネルギー源)・たんぱく質(体作りと回復)・鉄(持久力)・カルシウム+ビタミンD(骨の成長)の4つです。
タイミングも重要で、運動前はおにぎりやバナナでエネルギーを補給し、運動後はできるだけ早めに炭水化物+たんぱく質を摂ることが、回復と翌日のコンディションにつながります。
理想と現実のギャップ「食事だけでは難しい」を解決する賢い選択肢
ここまで読んで、「頭では分かっているけれど、毎日栄養を意識するなんて無理!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実は、プロである板垣先生でさえ、同じ悩みを抱えていると言います。

私は子どもが年長と小3で、それぞれの学校のことや習い事の送迎など、漏れのないように予定を把握してこなすだけで必死です。パズルのように予定を組み立てて、1人運動会のように朝から夜まで家と外を何度も往復する日もあります。きちんと確認してるつもりでも、やっぱり何かしらミスも起きます。
そんな中での食事ですから、丁寧にじっくり作ることも、ゆったりと食卓を囲むことも、特に平日はなかなかできていません。今日もちゃんとできなかったなと自己嫌悪に陥ることもありますね。
幼児期は、食事やおやつを親が管理しやすい時期ですが、年齢があがるにつれて、どうしても難しくなっていきます。部活や習い事の帰りにコンビニに寄って買い食いをしたり、家族そろって食べる機会が減り、個別に食事をとる日が増えたり...。
栄養機能食品という選択肢
「管理栄養士」としての基本的な考え方は、食事が土台であり、やはり1番大切だと思っています。
ですが、「母親」としての立場や、実際に子どもたちに不足しがちな栄養が多い現状を考えると、すべてを食事だけで完璧にまかなうのは、とても難しいと感じるのも正直なところです。
なので私は、食事か栄養機能食品かの二択ではなく、食事をベースにしながら、必要に応じて補うものという位置付けで考えています。

ジャンクフードや外食で好きな物を食べる日もある中、今日は栄養が足りてなかったかもと感じたときに、手軽に補える選択肢があること自体が、安心につながりますよね。
栄養機能食品はサポート役として、保険やお守りのような存在として活用することで、保護者自身の気持ちに余裕が生まれやすくなるとも感じています。
自分を責めることなく、ほんの少しでも気持ちの逃げ道や寄りどころができるのは、子育てを続けていくうえでとても大切だと感じています。

プロが伝授する「選び方」4つのポイント
しかし様々な栄養機能食品がある中、どのようなものを選べば良いのかも保護者が悩むポイントです。今回、板垣先生には「お守りにできる栄養機能食品」の選び方についても教えていただきました。
まずは「何を補いたいか」をざっくり把握することから始めましょう。カルシウムが不足しがち、鉄が気になる、など目的を意識した上で成分を確認します。
【ポイント①成分】
単一成分より、ビタミン・ミネラルを網羅的に含むものの方が食事のムラをカバーしやすいです。
【ポイント②継続しやすさ】
子どもが好む味・形状で、続けられるものを選ぶのが重要です。
【ポイント③形状】
習慣化を目的にすると、飽きが来るおやつより食卓にプラスαで出しやすい飲み物タイプがおすすめです。
【ポイント④原材料形状】
人工甘味料・添加物が過剰でなく、子ども向けに設計されているか確認をしましょう。
飲むだけ!「レベルアップ」の嬉しい5つのポイント
これまで様々な栄養機能食品を試してきた板垣先生に、成長期サポート飲料「レベルアップ プロフェッショナル プラス」を試していただき、プロの視点とママの視点の両面から解説してもらいました。
1杯で補える「網羅性」
成長期は全体的に少しずつ栄養が足りていない状態になりやすい時期。レベルアップは25種類の栄養を1杯に凝縮し、特に不足しがちなカルシウムと鉄分は1日分(※2)をしっかり補える設計ですね。「食事のバランスが崩れた日も、これを飲んだから大丈夫と思える安心感」につながると思います。
※2:(牛乳150ml+「レベルアップ」1回分)1杯で1日あたりの栄養素等表示基準値に占める割合。参考:栄養素等表示基準値2015年版、オールガイド食品成分表2022(日本標準成分表2020年版(八訂)準拠)
素材へのこだわり
海洋由来のカルシウムを採用するなど、原材料の質にも配慮されている印象です。人工甘味料への配慮もあり、お菓子とは一線を画す栄養機能食品としての品質が保たれていると感じました。
続けやすさを支える設計
牛乳に溶かすだけの30秒準備で、忙しい朝や夕方でも手間なく取り入れられそうです。朝食・おやつ・部活後・勉強の合間など飲むタイミングも自由ですし、続けやすそうですね。
全てのフレーバーが同じ栄養価という設計
どんなに栄養の設計がよくても、子どもがおいしく飲み続けてくれなければ意味がありません。また、味によって栄養が異なる商品では、子どもが好きな味の日に必要な栄養が摂れないという問題が生じます。レベルアップは美味しいことはもちろん、「ココア風味」「イチゴミルク風味」「バナナミルク風味」の3種類がすべて同じ栄養バランスなのが嬉しいポイントでした。子どもがその日の気分で味を選んでも、親は栄養面で安心できますね。
牛乳に溶かして飲む方法のメリット
牛乳と合わせることでカルシウムとたんぱく質も同時に摂れ、成長期との相性が良い組み合わせですね。牛乳単体では飲みにくい子でも取り入れやすく、小食の子にとっても飲み物として無理なく栄養補給できそうです。
私の家庭では主に「朝食」と「夕食が遅くなる時のつなぎ」として活用しています。
食欲がない朝でも、この一杯を追加して飲んでおけば栄養の底上げができます。また、温かい牛乳で作ってあげると、夜のリラックスタイムにもぴったり。塾から帰ってきて疲れている時でも、これなら飲んでくれました。
今日から始める、子どもの成長サポート習慣
子どもの成長は、待ってくれません。
しかし、だからといって「毎日完璧な食事を作らなきゃ」と、親御さんが自分を追い詰める必要はなく、完璧な食事を毎日用意しなくて大丈夫なんです。子どもの食事を気にかけ、食卓を用意し続けていること自体が、すでに十分な愛情だと思います。
栄養バランスは1食単位で考えすぎず、2〜3日・1週間単位で整える感覚で十分。「明日は具だくさんのスープにしよう」そのくらいの気持ちで立て直していけます。
私はいつも、食育のゴールは「食べることが大好きな子どもに育つこと」だと思ってます。
食べることが好きになると、人生をとても豊かにしてくれます。
だからこそ食卓は明るく、楽しい場所であってほしい。栄養ももちろん大事ですが、疲れて作れない日は、デリバリーのピザパーティーでもいい。
栄養が・・と自己嫌悪になるより、その時間を楽しんで、栄養機能食品でそっと補う。
笑顔であふれる食卓を支えるひとつのアイテムとして、上手に活用してほしいと思います。
※本記事の商品に関する解説は、板垣好恵先生へのインタビューに基づいています。個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。
監修者 板垣 好恵(いたがき よしえ) 管理栄養士 / 料理家 / 上級食育アドバイザー 大手料理教室で延べ2,000人以上を指導後、独立。企業へのレシピ提供・商品開発・栄養監修・食育活動など幅広く活動。認可保育園の専任管理栄養士も務める。 プロフィール詳細はこちら(FoodRing)





























この症状があるからといって、すぐに栄養不足と決めつける必要はありません。ただ、いくつか重なっていたり、長く続いている場合は、食事や生活習慣を見直すひとつのきっかけにはなると考えています。
子どもは我慢してしまって、不調を言葉にしないことも多いんです。だからこそ、日常の小さな変化に目を向けることが大切ですね。