こちらの記事も読まれています
2歳児がよろこぶキャベツを使った幼児食の簡単レシピや保護者が作ったメニュー紹介
2歳の幼児食でキャベツを使うときの工夫
2歳の子にキャベツを使った幼児食を作りたいとき、どのようなレシピがよいのか悩むママもいるでしょう。今回は2歳児にキャベツを使って作る幼児食のレシピを、炒め物、煮物、焼き物、サラダなど、調理法ごとに紹介します。保護者が作ったキャベツの幼児食メニューも聞いてみました。また、2歳の幼児食でキャベツを調理するときのポイントについてもお伝えします。
2歳児の幼児食にキャベツを活用しよう
キャベツを使って2歳児の幼児食を作ろうと考えているママもいるのではないでしょうか。
2歳になると奥歯も徐々に生え揃い、固さのあるものも少しずつ噛んで食べられるようになるでしょう。キャベツのシャキシャキとした食感は、食材を噛むことに興味をもつきっかけになるかもしれません。
また、2歳になるといろいろな味を覚え、自分の好みの食べ物を欲しがるなど好き嫌いが出てくる場合もあるようです。子どもの好きなメニューにキャベツを加えるなど工夫するとよいかもしれませんね。
キャベツはサラダに添えたり、肉や野菜といっしょに炒めたり、スープの具に使ったりと、さまざまな調理法で味わえる食材です。もう一品欲しいときにキャベツを取り入れてもよいですね。
さらに、春キャベツは柔らかくて甘みがあるので、2歳児の幼児食にも適しています。春キャベツを使った料理は、お子さんもよろこんで食べてくれるかもしれません。
2歳児の幼児食でキャベツを調理するときのポイント
キャベツを2歳児の幼児食に使うとき、どのようなことに注意をするとよいのでしょうか。
葉を1枚ずつ水洗いする
「旬の春キャベツの柔らかさに驚いて以来、我が家では春キャベツを積極的に使っています。娘が保育園で食育の一環として野菜の洗い方を学んできたので、一緒に楽しく水洗いしています。塩こんぶあえを作ることが多く生で食べるので、しっかり洗うことを心がけています」(20代ママ)
キャベツの葉には農薬や土などがついている場合があるかもしれません。 子どもにキャベツを与えるときにはキャベツの葉を1枚ずつ丁寧にはがして水で洗うとよいでしょう。水洗いを済ませたらキッチンペーパーなどで水分を拭き取りましょう。
塩茹でをする
「息子がキャベツ焼きを好きになってから、塩茹での重要性を実感しました。ピーマンと一緒に塩茹ですると、緑黄色野菜の彩りも鮮やかになり、見た目も栄養バランスもよくなります。最近はごまみそドレッシングをかけて、さらに美味しく仕上げています」(30代ママ)
キャベツを色よく仕上げたいときは、調理前に塩茹でをするとよいでしょう。キャベツの葉をお湯で30秒程度茹でてすぐざるにとり、キッチンペーパーなどで水分を拭き取りましょう。
キャベツの鮮やかな緑色をうまく活かすと見た目もおいしそうに仕上がって、子どももよろこんで食べてくれそうですね。
箸やスプーンで食べやすくする
「保育園の先生から、食育の一環として箸の使い方を教えてもらっているそうです。家でも練習できるよう、キャベツとツナ、コーンを混ぜて小さなお好み焼きを作っています。豚ひき肉を加えると、さらに箸で掴みやすくなりますよ」(30代ママ)
2歳になると、自分でスプーンや箸などを使って食べるようになる子どももいるかもしれません。
キャベツを細かく刻みスプーンですくえるようにしたり、千切りキャベツがバラバラにならないよう卵でくっつけて箸を使いやすくするなど、子どもが食べやすいキャベツのメニューを考えるとよいでしょう。
食感を残す
「キャベツ焼きを作るとき、キャベツの食感をあえて残すようにしています。コンソメで軽く味付けして、バターを少し加えるとコクが出ておいしいですよ。最近は餃子の具にもキャベツを使っています。豚肉や鶏ひき肉と一緒に包むと、野菜嫌いの娘もよろこんで食べてくれます」(40代ママ)
2歳児の幼児食では、キャベツのシャキシャキとした食感を楽しめるよう調理すると子どもが噛むことに興味をもってくれるかもしれません。
キャベツを子どもの食べやすい大きさに切ってシンプルなキャベツ焼きやサラダにするなど、キャベツの食感を残せるメニューを工夫してみましょう。
栄養バランスを考える
「栄養バランスを考えて、豚ひき肉の中に刻んだピーマンを入れたロールキャベツを作っています。基本はコンソメ味ですがみそマヨソースをかけるのもおいしくて小食な息子もよく食べます。すりごまをトッピングすると、さらに栄養価が上がりますよ。しょうゆベースの味付けにすると、和風の味わいも楽しめます」(20代ママ)
キャベツは緑黄色野菜には含まれませんが、ビタミンCやカリウムが豊富です。2歳児の野菜必要量を考慮しながら、ピーマンやにんじんなどの緑黄色野菜と組み合わせて使うと、より栄養バランスのよい幼児食になります。
【調理法別】2歳児の幼児食に作る簡単キャベツレシピ
キャベツを使って、2歳児がよろこぶ幼児食を作ってみましょう。調理法別にキャベツを使った簡単レシピを紹介します。
【炒め物】キャベツと卵の中華炒め
- キャベツを子どもが食べやすい大きさに切る
- フライパンにごま油を熱し、キャベツを炒める
- 一旦火を止め、溶いて顆粒コンソメとしょうゆを少々加えた卵を全体に回し入れる
- 再び火にかけて、卵がふわふわになるまでかきまぜる
キャベツと卵がくっつくように炒めると、スプーンやフォークですくったり刺したりしやすく、子どもが自分で食べやすいかもしれません。
ウィンナーやソーセージを加えると彩りもよくなり、お弁当のおかずにも活用できそうですね。たんぱく質を加えたい場合は薄切りの豚肉や鶏ひき肉などを加えてもよいでしょう。保育園のお弁当にもおすすめです。
【煮物】ロールキャベツのポトフ
- キャベツの葉を茹でて広げ、鶏ひき肉とみじん切りにしたにんじんを包む
- 鍋に水を沸かし、コンソメを溶かす
- 2にロールキャベツとじゃがいも、玉ねぎを入れて煮込む
- 少量の塩と胡椒で味を整える
仕上げにチーズを加えてとろとろに煮込んでもおいしそうですね。ロールキャベツは子どもが食べやすいミニサイズにするのがポイントです。キャベツの葉やにんじんはレンジ加熱で下ごしらえをすると時短になります。
【焼き物】キャベツと鮭のオーブン焼き
- 鮭は骨と皮を取り除き、食べやすい大きさに切る
- キャベツとベーコンを細かく刻み、1と合わせて耐熱皿に入れる
- 2にラップをかけ、電子レンジで10分程度加熱する
- 3にチーズをのせ、オーブントースターで焼く
子どもが食べやすいよう鮭の骨と皮を丁寧に取り除きましょう。レンジ加熱したあとは鮭にしっかり火が通っているか確認し、オーブントースターで焼くときには焦げないよう様子を見ながら加熱をしましょう。
【サラダ】キャベツのコールスロー
- キャベツときゅうりを細かく刻む
- 1に少量の塩とこしょうを加え、よくもみ込む
- 仕上げに少量のマヨネーズを加えて混ぜ合わせる
夕食のメニューを考えて、野菜必要量に達していないかもと困ったときにすぐ作れるコールスローは便利ですね。生のまま使ってキャベツ本来の食感を活かせるレシピです。子どももキャベツのシャキシャキとした歯ごたえを楽しみながら食べてくれるかもしれません。
にんじんやハムなど赤みのある食材を加えると彩りもきれいにできそうですね。マヨネーズといっしょにレモン汁を少量加えると、よりさっぱりと味わえるでしょう。
保護者が幼児食に作ったキャベツレシピ
保護者は幼児食のメニューにどんなふうにキャベツを取り入れているのでしょうか。定番レシピからアレンジメニューまで幅広く聞いてみました。
キャベツたっぷりミニ餃子
「娘が大好きな餃子に、キャベツをたっぷり入れています。作り方は簡単で、豚ひき肉とみじん切りにしたキャベツを入れます。キャベツの食感も残るので、野菜を食べるよいきっかけになりますね」(30代ママ)
キャベツと豚ひき肉の組み合わせは栄養バランスに優れています。餃子は子どもが自分で持って食べられるサイズなので、食育にもよいでしょう。しょうゆは控えめにし、野菜の味を楽しめるようにしましょう。
豚ひき肉のお好み焼き
「家族全員、お好み焼きが好きなのでよく作ります。小麦粉、卵、水を混ぜた生地に、細かく刻んだキャベツと豚ひき肉を加えて焼きます。ソースとマヨネーズをかけると、2歳の息子もよろこんで食べてくれます」(20代ママ)
お好み焼きは野菜必要量をしっかり摂取しやすいメニューです。ソースやマヨネーズは控えめにし、キャベツの甘みを活かしましょう。ピーマンなどの緑黄色野菜を加えると、さらに栄養バランスがよくなります。
コーンバターのキャベツ焼き
「キャベツとコーンを細かく刻み、溶かしバターと塩コショウで味付けして焼きます。シンプルですが、バターの香りとコーンの甘みで息子もよろこんで食べてくれます。レンジ加熱で簡単に作れるので、忙しい朝食にもおすすめですよ」(30代ママ)
レンジ加熱は時短になり便利です。バターは控えめにし、春キャベツを使うとより柔らかく仕上がります。ツナを加えるとタンパク質も摂取でき、栄養バランスが向上します。保育園のお弁当にも使えるレシピです。
同じキャベツ焼きでも味付けに変化がほしい場合は、ごまみそやコンソメなどもおすすめです。
春キャベツの塩こんぶあえ
「千切りにしたキャベツを塩こんぶであえるだけの簡単レシピです。塩こんぶの旨みでキャベツがとてもおいしくなります。お弁当のおかずにも使えて、娘の保育園の先生からも食育の観点からよいと言われました」(30代ママ)
塩こんぶは塩分が高いので使用量に注意しましょう。すりごまを加えるとカルシウムが摂取でき、風味も増します。春キャベツを使うと柔らかく仕上がるので、野菜嫌いの子どもでも食べやすいレシピです。
すりごまとみそマヨソースの春キャベツサラダ
「春キャベツを細切りにして、すりごま、味噌、マヨネーズを混ぜたソースであえます。春キャベツの柔らかさとごまの香ばしさ、みそマヨの味わいが絶妙です。ツナを加えると、より栄養バランスがよくなりますよ」(20代ママ)
みそマヨソースは味が濃いので、幼児食では使用量に注意しましょう。ツナを加えるとタンパク質も摂取できます。コーンを加えると彩りがよくなり、食欲も増します。野菜の必要量を簡単に摂取できる優れたレシピといえるでしょう。
キャベツを使って2歳の子どもがよろこぶ幼児食を作ろう
今回はキャベツを使った2歳児の幼児食レシピを、調理法別に紹介しました。保護者が作ったメニューも参考にしながら取り入れたいキャベツ。焼いたり煮たりして加熱しても、そのまま生でも味わえる食材なので、おかずがもう一品欲しいときにも手軽に取り入れやすいかもしれません。
キャベツは栄養価が高く、さまざまな料理に使える万能野菜です。お好み焼きやロールキャベツ、餃子など、子どもが好きな料理にも取り入れやすいので、食育の観点からも積極的に活用しましょう。緑黄色野菜と組み合わせることで、より栄養バランスのよい幼児食を作ることができます。
2歳の子どもがスプーンや箸に興味を持ち自分で食べたいと思えるように、キャベツの調理方法を工夫してみましょう。2歳の子どもがキャベツを使った幼児食をよろこんで食べられるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年10月28日に記事作成、2024年8月7日に更新しています。
※今回の記事でご紹介したものは、幼児食の一例です。新しい食材・料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。