着替えない、偏食……育児の困りごと第一位は?『親子で変わる!朝が得意になるスゴい習慣』

着替えない、偏食……育児の困りごと第一位は?『親子で変わる!朝が得意になるスゴい習慣』

2023.03.31

KIDSNA STYLE編集部が選んだ、育児にまつわる話題の最新書籍を紹介する企画。今回は、いであい『親子で変わる! 朝が得意になるスゴい習慣』(メイツ出版)をご紹介。また、KIDSNA STYLE読者にアンケートを実施し、実際に経験した子育ての困りごとと、それに対する工夫も教えていただきました。

いであい『親子で変わる! 朝が得意になるスゴい習慣』(監修:成田奈緒子)に掲載されている全34の子どもに関する「困った」こと。KIDSNA STYLEでは独自にアンケート調査を行い、ママたちは子育てを通してどのようなことに困ってきたのか。また、その中でどのような工夫を凝らしてきたきたのかを教えてもらいました。

今回は「困った」ことをランキング形式で発表、また本書に掲載されている「スゴい習慣」も合わせて紹介します。

5位:着替え・身支度に時間がかかる

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朝の忙しい時、なかなか着替えたがらない子どもにイライラしてしまいますよね。先輩ママたちは、どんなふうに解決してきたのでしょうか?

2児のママ
2児のママ

子どもたち対わたしで競争するようにしたら、朝の支度が早くなりました。ゲーム感覚でやっているようです

1児のママ
1児のママ

何時までに家を出ないといけないから、着替えは何時まで、朝ご飯は何時までにしないと間に合わないよね、と細かく伝えています

2児のママ
2児のママ

砂時計は、時間の概念があまり分かっていない子どもにも視覚的に伝わるのでおすすめです

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着替えを含めて一連の朝の身支度を一覧表にして、それを一つずつ完了させるごとに何かご褒美があるような、あるいは楽しんでもらえるような仕掛けを作っておくのもよいでしょう。

そこで得られる小さな達成感は、自分が今行っていることに対してモチベーションをアップさせます。そこから、だんだんと自分から積極的に行動をしていけるようになるでしょう。

4位:夜遅くまで起きているせいで、朝起きるのが苦手

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朝起きられないと分かっているのに夜更かしをしている子どもを見てモヤモヤ。案の定次の日は起きられずにさらにモヤモヤ。早寝早起きにコツはあるのでしょうか。

1児のママ
1児のママ

月曜日の朝が特に起きられません。休みの日にゆっくりしすぎて夜寝られないことが関係しているかなと思ったので、日曜日はとにかく外で身体を動かさせて、疲れて早く寝るようにしました

1児のママ
1児のママ

早く布団に入ったからといってすぐに眠るとは限りませんが、とにかく早く寝ることを最優先に夕方以降のスケジュールを組みなおしました

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子どもには、なぜ睡眠が大事なのか、その理由をきちんと伝えることが必要。たとえば子どもが野球の選手になりたいという夢を持っているのなら、「強い体を持つことが大事だよね。睡眠中には成長ホルモンが出て体を大きくしたり、強くしたりしてくれるんだよ」と子どもの夢や目標にからめて重要性を教えるとよいでしょう。

また、寝る直前までテレビやゲーム、ケータイ・スマホ、インターネットを見ているせいで、朝起きるのが苦手というママたちのお悩みもありました。スマホやゲーム機器から発せられるブルーライトは睡眠ホルモンのメラトニンを減らしてしまうため、就寝一時間前からは使わせないように家庭でルールを作ることがおすすめとのこと。

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3位:偏食すぎる

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好き嫌いが激しい子はいつも同じものばかりを食べたがったり、おやつのようなものばかり食べていたり、栄養が足りているのかママは心配になってしまうでしょう。偏食すぎる子に対してはどのような工夫ができるのでしょうか。

2児のママ
2児のママ

ごはんを全然食べない時期があり悩んでいました。あえて量を少なくすることで食べる達成感を得てもらって、少しずつ増やしていきました

3児のママ
3児のママ

野菜が嫌いで全然食べないので、ブレンダーで細かくしてひき肉と混ぜたり、子どもが好きそうな味付けにしたりして工夫しています

2児のママ
2児のママ

先に好きなものを食べたら苦手なものも頑張って食べることがあるので、好きなものをたくさん食べたあとは苦手なものも食べることを約束しています

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食材に対する好き嫌いは2歳から4歳の間に始まると言われています。ですが、小学生や中学生の偏食は、日頃の睡眠不足や買い食いによる食生活のリズムの乱れが原因の場合もあります。

まずは十分な睡眠がとれ、1日3食の食事をきちんととることが大切です。そのうえで栄養バランスの大切さを教えることや、調理方法や味付け、盛り付けなどに工夫して、少しずつでも苦手な食材も食べてもらいましょう

2位:朝ごはんを食べるのに時間がかかる

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時間がない朝にのんびり朝ごはんを食べられると、ついつい「早くして!」と急かしてしまうかもしれません。先輩ママたちは、どんなふうに解決してきたのでしょうか?

3児のママ
3児のママ

好きなものなら食べるから、前の日に翌朝は何が食べたいのかを聞いておくようにしています

2児のママ
2児のママ

どうしても朝ごはんに時間がかかるので、余裕を持って早く起こすようにしています

1児のママ
1児のママ

おにぎりなど食べやすいものを出すようにしています

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子どもが朝食をとる平均時間は一般的に小学生も中学生も15分前後だといわれています。それが毎回30分以上かかるような場合は、原因を探して、食事のあり方自体を見直した方がいいかもしれません。

オススメなのは、ごはんもおかずも食後のフルーツも一口サイズにして食べやすくしてみること。さらに栄養価を考えて、一口大にした食材にプラスαを加えておくこと(ご飯におかかとチーズを混ぜておにぎりにするなど)もよいでしょう。

また、朝は食欲があまりなかったり食べたくないという子どももいます。そのような場合は、寝起きに必ず太陽の光を浴び、そのあとに白湯を飲むことがおすすめです。太陽の光を浴びることで体内時間がリセットされ、白湯を飲むことで内臓を温めて代謝を上げ、血流が促進されます。それによって、自律神経が活性化される効果が見込めます。

1位:出したものを片づけない

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今回アンケートを取ったなかで、最も回答数が多かったのが、子どもが出したものを片付けないという困りごと。部屋が散らかっているとついつい怒ってしまいますよね。ママたちは以下のような工夫をしているようです。

3児のママ
3児のママ

片付けは楽しくないからやらないと思うので、片付け競争にしたり、ゲーム形式にしています

1児のママ
1児のママ

片付けをしない理由のひとつに、どこに片付けるのかが分からないからやらない、というのがあるのかなと思いました。そのため、子ども本人に「どこに何を片付けるのか」をまずは決めてもらいました

2児のママ
2児のママ

片付ける場所を私がしっかりと把握し、「〇〇が無い」と言い出したらヒントを与えるようにしていました。また、ちゃんと決めた場所に片づけるように声掛けすることで、だんだんと片づけられるようになりました

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片づけられない原因はさまざまですが、片づける意思はあるものの、どこにどう片付けていいのか分からないケースがあります。出したものを再びその場所に戻せば簡単ですが、片づける場所が決まっていなかったり、ある程度の工夫が必要なことも。

そこで、「なに(物)はどこに(場所)片付ける」「〇〇は取っておく、〇〇は捨てる」というように、具体的な場所や判断基準を提示することです。それによって、迷いが無くなり、すぐに行動に移しやすくなります。

※写真はイメージ(iStock.com/maroke)
※写真はイメージ(iStock.com/maroke)

子育ての困りごとは挙げるとキリがないくらい次から次へと出てきたり、どのような方法が家庭や子どもに合っているのか、試してみないことには分かりません。

うまくハマったらラッキーくらいの気持ちで、ママたちの意見や本書で紹介されている工夫を実践してみてはいかがでしょうか。

2023.03.31

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