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1歳児の幼児食にオムライスを作ろう。子どもが食べやすい簡単レシピ
1歳児の幼児食の作り方とは
1歳の子どもの幼児食においしいオムライスを作りたいと考えるママやパパもいるでしょう。離乳食から幼児食に移行する1歳の時期には、どのようなレシピを作ればよいのでしょうか。今回は1歳児の幼児食に食べられるオムライスの簡単レシピや、ケチャップの量などオムライス作りのポイントをご紹介します。
1歳児の幼児食にオムライスを作るときのポイント
1歳の子どもにおいしくオムライスを食べてもらうために、オムライス作りで工夫するとよいポイントをママたちの体験談も交えてご紹介します。
ケチャップの使用量を減らす
30代ママ
20代ママ
ケチャップの味の濃さや塩分が気になったため、子ども用のケチャップを使っていました。オムライスだけでなく他のおかずにも使えて便利でした
30代ママ
ケチャップライスに使うケチャップの量を調整するため、湯むきしてすりつぶしたミニトマトをケチャップライスに入れていました。ミニトマトはトマトの風味が強く、トマトが好きな息子のお気に入りのようでした
オムライスにはチキンライスの味つけやソースとしてのトッピングにケチャップを使うことが多いため、味の濃さや塩分の多さが気になるママもいるようです。ケチャップの使用量を減らすために、トマトを加熱したものやトマトジュース、トマトソースと混ぜて使うとよいかもしれません。
ケチャップを手作りしたり、子ども用のケチャップを選ぶという方法もあるようです。ベビーフードのトマトペーストをケチャップソースに活用したというママもいました。
卵がやわらかい食感になるよう工夫する
20代ママ
卵がやわらかくなるよう、牛乳や育児用ミルクを混ぜていました。卵を溶くときには、泡立て器をつかってなめらかになってからフライパンで焼いていました
20代ママ
加熱しすぎた卵は、ぼそぼそとした食感が嫌なのか息子が食べなかったので、息子のオムライス用に牛乳や育児用ミルク、マヨネーズなどを混ぜた溶き卵にしていました
卵を溶くときに牛乳や水などの水分やマヨネーズを加え、オムライスの食感がやわらかくなるよう工夫しているママの声がありました。さらに泡立て器を使い、白身を切るように丁寧にかき混ぜるとよいようです。
加熱しすぎないように手早く仕上げるのも、やわらかい食感に仕上げるためのポイントのようです。中火で卵をかき混ぜながら加熱し、半熟になったら火を消して、余熱で火を通すというママもいました。
スプーンや手づかみで食べやすいよう工夫する
20代ママ
息子に手づかみ食べをさせたい時期だったので、ひとくちサイズのケチャップライスを薄焼き卵で包んだ手づかみオムライスを作っていました。手づかみオムライスは外出時のお弁当にも便利でした
子どもの自分で食べる意欲を高めるために、1歳頃の食事に手づかみ食べを取り入れているママも多いでしょう。卵を薄焼きにしてチキンライスを包めば、おにぎりのような手づかみオムライスを作ることができます。
この時期にスプーンやフォークを使って食べる練習を始める子どももいるようです。子どもがスプーンを使ってすくい取りやすいよう、あらかじめ卵を1口サイズに焼いたり切ったりしてもよいかもしれません。
具材を食べやすいよう工夫する
30代ママ
幼児食でオムライスを作るときは、具材を食べやすいよう細かくしていました。鶏ひき肉やツナを使うと、ほぐしやすくて時短になります。玉ねぎやピーマンなどの野菜も細かくみじん切りにしていました
1歳児の幼児食にオムライス作りをするときに、具材を食べやすいように工夫したというママの声もありました。肉などのタンパク質は鶏ひき肉やツナなどのほぐしやすいものを使ったり、玉ねぎやピーマンなどの野菜は細かくみじん切りにすると食べやすいようです。
1歳児の幼児食はどのように作る?
1歳児の幼児食をどのように作ればよいか迷っているママやパパもいるでしょう。1歳~1歳半頃は離乳食完了期にもあたりますが、子どもの様子を見ながらこの時期から幼児食へ移行する場合もあるようです。なお、授乳に関しては、母乳または育児用ミルクを子どもの離乳の進行の状況に応じて与えるものとされています。
離乳食完了期に与える食材は歯ぐきで噛める固さにするとよいとされています。幼児食に移行しても引き続き食材はやわらかめを心がけ、食材を前歯で噛み取る練習になる固さにつくるとよいでしょう。
厚生労働省の資料によると、上の奥歯は1歳4カ月前後から、下の奥歯は1歳5カ月前後から生え始めるようです。噛む力の成長をサポートできるよう、子どもの様子にあわせて固さのある食べものに徐々に挑戦してみるとよいかもしれません。
幼児食へ移行してさまざまなメニューを取り入れるようになると、調味料を使うことも増えるでしょう。調味料には塩分や糖分が含まれることが多いので、健康のためや食材本来の味を知るためにも、味つけは薄味を心がけるとよいでしょう。
1歳児の幼児食に作るオムライスの簡単レシピ
1歳の幼児食に子どもが楽しく食べられる、オムライスのレシピをご紹介します。
【1歳~1歳半】トマトたっぷりのオムライス
- トマトを湯むきし、種と皮を取りのぞいて約1cm角に切る
- 鶏もも肉の皮を取り除き、約1cm大に切る
- 玉ねぎ、ピーマンを粗いみじん切りにする
- 少量の油を熱したフライパンで2と3を炒め、1の半分とコンソメを加えて煮詰める
- 4にご飯を加えて混ぜながら炒め合わせ、器によそう
- ボウルに卵と少量の牛乳を入れ、泡立て器で溶く
- きれいにしたフライパンでバターを熱し、6を入れスクランブルエッグにして、5の上に盛る
- きれいにしたフライパンで少量の油を熱し、1の残り半分とケチャップを混ぜてひと煮立ちさせ、7の上にかける
チキンライスとソースにトマトを使うことで、ケチャップの使用量を減らし、フレッシュな味わいを楽しめるオムライスです。ミニトマトを混ぜたケチャップソースを作ったママやベビーフードのトマトペーストを活用したというママもいるようです。
スクランブルエッグは、薄焼きの卵と比べて1口分をすくいやすいので、スプーンで食べる練習をしている子どもも食べやすいかもしれません。
【1歳~1歳半】手づかみオムライス
- 鶏もも肉の皮を取り除き、約1cm大に切る
- にんじんとたまねぎを粗いみじん切りにする
- 炊飯器に研いだ米、1、2、無塩のトマトジュース、水を入れて炊飯する
- ボウルに卵と少量のマヨネーズを入れ、泡立て器で溶く
- バターを熱したフライパンに4を広げ、薄焼き卵を作る
- 3が炊けたら全体をかき混ぜ、ラップに広げて粗熱を取り、冷めたら小さく握る
- 6を5で包んで握る
子どもが手づかみ食べできるオムライス風おにぎりのレシピです。手づかみオムライスのチキンライスは炊飯器で作るので、フライパンなどの洗い物が少なくて済むかもしれません。炊飯するときは1歳の子どもが食べやすいよう、水を多めに入れて軟飯にしてもよいでしょう。鶏ひき肉を使うと時短になるというママの声もありました。
卵を溶くときに少量の片栗粉を入れると、薄焼き卵が破れにくかったというママもいました。
【1歳半~2歳】電子レンジで作るオムライス
- ミックスベジタブルを電子レンジで解凍する
- ベーコンを小さく切る
- 耐熱容器に1、2、ご飯、ケチャップ、塩コショウを入れて混ぜ合わせる
- 3にラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱し、取り出して全体を混ぜる
- ボウルに卵と水を入れ、泡立て器で溶く
- 平らな皿にラップを敷いて、5を薄く広げる
- 6を電子レンジで1分ほど加熱し、卵が固まったらラップからはがす
- 器に4を盛りつけて7をのせる
電子レンジで作ることができるオムライスのレシピです。ご飯や卵の加熱時間は、温度や卵の固まり具合を見ながら調整しましょう。火を使わずに作ることができ、混ぜる工程が多いので、1歳の子どももいっしょに料理を楽しめるかもしれませんね。
【1歳半~2歳】イベントの献立にもぴったり!オムライスのワンプレート
- にんじん、たまねぎ、ピーマン、ハムを粗いみじん切りにする
- 少量の油を熱したフライパンで1を炒める
- 2にご飯とケチャップを加えて混ぜ、器によそう
- ボウルに卵と少量の牛乳を入れ、泡立て器で溶く
- きれいにしたフライパンでバターを熱し、4を入れて薄焼き卵を作る
- 3の上に5をかぶせて、ケチャップで文字や絵を書く
- 薄切りにしたにんじんや種を取りのぞいたパプリカを茹でる
- 7を型抜きし、6の皿に盛りつける
誕生日や季節のイベントの献立に、オムライスをメインとして取り入れてみてもよいかもしれません。
ケチャップでお祝いのメッセージを書いてハートや星の形の野菜で飾ったり、抜き型をアルファベットや数字にして野菜でメッセージを作ったりと、さまざまなアレンジを楽しめそうですね。ハムの代わりに、鶏ひき肉やツナを使ってもおいしく作れるようです。
おいしいオムライス作りで1歳の幼児食を楽しもう
今回は1歳児の幼児食に食べられるオムライスの簡単レシピや、ケチャップの量などオムライス作りのポイントをご紹介しました。
1歳の幼児食は薄味を心がけ、子どもの歯や噛む力の成長に合わせた固さに食材を調理するとよいようです。
オムライスは工夫次第で手づかみ食べができたり、華やかなお祝いのメニューにもなったりと、幅広い楽しみ方ができるでしょう。電子レンジや炊飯器を活用したり、ミックスベジタブルを取り入れるとさらに簡単に作れるかもしれません。
1歳の幼児食にオムライスを作り、子どもがおいしく食べてくれるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2024年8月19日の記事作成時点のものです。
※今回の記事でご紹介したものは、幼児食の一例です。新しい食材・料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適切な食材・調理法を選びましょう。
息子が1歳のときのオムライスは、ケチャップを使いすぎないように気をつけていました。少量のケチャップにトマトソースやトマトジュースを混ぜて、子どものオムライス用のケチャップソースを作っていました