離乳食で初めての卵。全卵はいつから?時期別の進め方やレシピ

離乳食で初めての卵。全卵はいつから?時期別の進め方やレシピ

アレンジアイデアについて

2020.01.21

離乳食の全卵はいつから取り入れられるのか気になるママもいるでしょう。初めてのときはどのように調理して取り入れたらよいか知りたい場合もあるかもしれません。今回は、初めて離乳食に全卵を取り入れられる時期、冷凍保存方法、時期別の進め方や基本レシピ、アレンジレシピをまとめました。

※この記事は、2025年10月2日に更新されたものです。

全卵はいつから離乳食に取り入れられる?

全卵はいつから離乳食に取り入れられるのか気になるママもいるのではないでしょうか。アレルギーへの配慮から必ず十分に加熱し、少量から始めるのが鉄則です。赤ちゃんに全卵や卵白、卵黄を与えられる時期についてご紹介します。

まず、卵黄は離乳食を始めて1ヶ月ほど経ち、おかゆや野菜、豆腐などの他のタンパク質に慣れた生後5〜6ヶ月頃(離乳食初期)からスタートします。最初は耳かき1杯から始め、アレルギー反応がないか確認しながら、1ヶ月ほどかけて徐々に量を増やし、卵黄1個分まで進めることを目指します。

次に卵白は、卵黄を1個分食べられるようになった後の生後7〜8ヶ月頃(離乳食中期)から取り入れます。卵黄の時と同様に、固ゆでした卵白の耳かき1杯から慎重に始め、問題がなければ少しずつ量を増やしていきます。

そして、卵白にも慣れたら、いよいよ全卵へ進みます。目安は生後9〜11ヶ月頃(離乳食後期)で、この時期には全卵1/2個程度まで食べられるようになることを目指します。全卵を与える際も、焦らず、必ず中まで完全に火が通っているか確認してください。最初は細かく刻んだり、スープに混ぜたりすると食べやすくなります。

出典:「授乳・離乳の支援ガイド」/厚生労働省

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卵の冷凍保存方法

離乳食用の卵は、少量ずつ使うことが多いため、冷凍保存が便利です。ただし、生卵や半熟卵は雑菌が増える可能性があるため、必ず固ゆでにしてから冷凍します。

卵黄は、水やだしでのばしてペースト状にしたものを、製氷皿や小さめのフリーザーバッグに入れて平らにし、冷凍します。完全に凍ったら、ジッパー付きの保存袋に移すと便利でおすすめです。

卵白や全卵は、細かくみじん切りにしたものを少量ずつ製氷皿に入れ、凍らせて保存します。使用する際は、必要な分だけ取り出して、必ず再加熱して使用してください。冷凍保存期間の目安は1週間以内とし、なるべく早めに使い切るようにしましょう。

離乳食はいつから?卵の離乳食時期別の進め方とアイディア

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卵
Worytko Pawel/Shutterstock.com

時期別の離乳食の進め方が気になるママもいるでしょう。レシピも合わせてご紹介します。

離乳食中期

厚生労働省の資料によると、離乳食中期は7カ月~8カ月頃を指すようです。舌でつぶせるくらいの硬さを目安に離乳食を作り、1日2回食に進められるとよいでしょう。

初めて卵を与えるときは、しっかりと加熱した卵黄を少しずつ与えます。全卵は、赤ちゃんの様子を見ながら取り入れるとよいでしょう。

卵黄や全卵に慣れたら、しっかり火を通した卵をポテトサラダやうどんに入れると食事が楽しめそうですね。

離乳食後期

厚生労働省の資料によると、離乳食後期は生後9カ月~11カ月頃を指すようです。大人のような食生活を意識し、1日3回食に進めていきましょう。後期の赤ちゃんは、バナナのように歯茎でつぶせる程度の固さが食べやすいようです。

手づかみ食べがしやすい卵焼きや、野菜入りのふわふわ卵雑炊などを作ると、赤ちゃんがよろこんで食べてくれるかもしれません。

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離乳食完了期

厚生労働省の資料によると、離乳食完了期は生後12カ月~18カ月頃を指すようです。1日3回の食事のリズムを大切にしましょう。完了期は、歯茎で噛める肉団子くらいの固さを目安に離乳食を作るとよいようです。

カラフルな3食丼や卵入りのサンドイッチ、野菜入りのキッシュなど、レシピの幅がぐっと増えて食事が楽しくなりそうですね。

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卵のアレンジアイデア

茹で卵や卵焼きをアレンジして、レシピの幅を広げたいと考えるママもいるのではないでしょうか。アレンジレシピをご紹介します。

茹で卵を使ったレシピ

ゆで卵
Africa Studio/Shutterstock.com

離乳食中期から取り入れやすい固ゆでの茹で卵は、ヨーグルトサラダやパン粥などに加えると食べやすいでしょう。

そのほかにも、サンドイッチやミルクシチューなど、さまざまな食事に取り入れられるので、赤ちゃんがおいしく食べられるレシピを見つけられるとよいですね。

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卵焼きをアレンジしたレシピ

卵焼きは、ほうれん草やひき肉、納豆などを混ぜて和風にしたり、カッテージチーズやトマトを加えて洋風にしたりしてアレンジできるようです。卵を混ぜるときに、細かく切った食材を加えて混ぜ合わせるだけなので、簡単に作れるでしょう。

卵焼きは手づかみ食べにも向いているので、さまざまなアレンジをして取り入れられるとよいですね。

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離乳食に卵を取り入れよう

卵
Jiri Hera/Shutterstock.com

卵は離乳食中期頃から取り入れられるようです。赤ちゃんに初めて卵を与えるときは、しっかり加熱した卵黄を少量ずつ与えましょう。

手づかみ食べが始まる頃には、卵焼きやサンドイッチなどを取り入れるとよいかもしれません。卵はアレンジレシピも豊富なので、離乳食でも活躍しそうですね。

2020.01.21

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