離乳食後期に楽しめるゆで卵の簡単レシピ。黄身と白身を使ったメニュー

離乳食後期に楽しめるゆで卵の簡単レシピ。黄身と白身を使ったメニュー

離乳食後期の進め方もあわせてご紹介

2019.08.09

離乳食後期のメニューにゆで卵を取り入れたいと考えるママやパパもいるかもしれません。卵を何分ゆでればよいのかや、保存方法が気になる場合もあるでしょう。黄身・白身の両方を使ったメニューなど、離乳食後期に作るゆで卵のアレンジレシピを紹介します。

離乳食後期の進め方

離乳食後期とは具体的にどのような時期なのか、あらためて知りたいというママやパパもいるでしょう。食べられる固さや食事量についてご紹介します。


離乳食後期はいつから?

授乳・離乳の支援ガイドによると、離乳食後期は生後9カ月~11カ月頃とされています。このころに舌で食べ物を歯茎の上に乗せられるようになるため、歯や歯ぐきでつぶせる固さの離乳食を食べさせられるようになります。

手づかみ食べを積極的に取り入れることで、子どもが自ら食べようとする意欲につながるようです。


離乳食後期の量の目安

離乳食後期は1日3回食に進め、子どもの食欲に応じて量を増やしていく時期です。授乳・離乳の支援ガイドに記載されている、離乳食後期における1回の食事量の目安は次の通りです。

・穀類:全粥90g~軟飯80g

・野菜・果物:30~40g

・魚:15g

・肉:15g

・豆腐:45g

・卵:全卵1/2個

・乳製品:80g

離乳食後期の献立は主食に穀類、おかずやデザートに野菜や果物をあわせ、さらに魚や肉や豆腐などから食材を取り入れて、3種類以上の栄養素を組み合わせてあげるとよいようです。

出典:授乳・離乳の支援ガイド / 厚生労働省

卵はいつから与えられる?

ゆでたまご
iStock.com/sasapanchenko

授乳・離乳の支援ガイドによると、卵は離乳食初期から卵黄(固ゆで)のみ与えられます。お粥や野菜に慣れてきた頃に、固ゆでにした黄身をすりつぶして多めの水分でのばしたものから試すとよいようです。

離乳食後期には、1回の食事において全卵1/2個まで与えることができます。少しずつ与えて子どもの様子を見ながら量を増やし、さまざまなレシピに使ってみましょう。

出典:授乳・離乳の支援ガイド

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離乳食に卵を使うときに注意すること

離乳食に使うゆで卵は何分ゆでればよいのかや、卵の保存方法などについて迷うこともあるでしょう。離乳食に卵を使うときは、次のようなことに気をつけるとよいようです。


しっかり加熱する

離乳食に卵を与えるときは、しっかり加熱した固ゆで卵から始めましょう。半熟卵を与えることができるのは、一般的には1歳以降からと言われています。

ゆで卵を作るときは、はじめに鍋に卵とかぶるくらいの水を入れます。鍋を火にかけ、沸騰してから10分を目安にしっかりゆでると、固ゆで卵ができます。


加熱してから冷凍する

卵を長期保存したい場合、生のまま冷凍するという家庭もあるでしょう。卵を冷凍後に解凍すると、生のときと比べて黄身が固くなります。赤ちゃんの食べやすさが大切な離乳食には向かないため、必ず過熱してから冷凍保存しましょう。

固ゆで卵の黄身は冷凍保存にぴったりです。つぶしたものや刻んだものをフリーザーバッグに入れて冷凍すると、必要なときにさっと使えます。なるべく早めに使い切り、解凍するときは電子レンジを使うようにしましょう。

離乳食後期に食べられるゆで卵のレシピ

おでん
iStock.com/itotoyu

離乳食後期に取り入れられる、ゆで卵のレシピをご紹介します。


ミモザ風サラダ

1. ゆで卵を作り、裏ごしするか細かく刻む

2. じゃがいもの皮をむきやわらかくなるまで茹で、粗くつぶす

3. ほうれん草を茹でて5mm大に刻む

4. ボウルに2と3を入れ、少量のマヨネーズを加えて混ぜる

5. 器に4を盛り、上から1を散りばめる

卵の黄身の彩りをミモザの花に見立てたサラダです。さらに華やかにしたい場合はにんじんやトマトを使ったり、ベビーチーズを細かく刻んだものを加えてもおいしく食べられるでしょう。


野菜と卵のおでん

1. ゆで卵を作り、1cm角に切る

2. 大根とにんじんの皮をむき、7mm角に切る

3. 鍋にだし汁と2を入れて弱火でじっくり煮る

4. 野菜がやわらかくなったら1とあわせて器に盛り、煮汁をかける

野菜とだしのうまみを感じる煮汁で、ゆで卵をよりおいしく食べられます。黄身のパサつきが苦手な赤ちゃんには、煮汁に軽く溶かして食べさせてあげるとよいかもしれません。


卵とトマトのサンドイッチ

1. ゆで卵を作り、白身と黄身を分けて、白身を粗く刻む

2. トマトの皮と種をのぞき、粗く刻む

3. ボウルに1の白身と黄身、2を加えて混ぜ合わせる

4. 薄切りの食パンの耳を取りのぞき、3を塗って挟む

5. 4を食べやすい大きさに切る

離乳食後期にはパンの固さや厚さに気をつけて与えれば、サンドイッチも食べられるようになります。トマトの汁でゆで卵やパンがしっとりするので、赤ちゃんも食べやすいでしょう。


黄身で作るオムライス

1. ゆで卵を作り、黄身だけを取り出す

2. ベビー用のコンソメスープや野菜スープで1をのばし、固めのペースト状にする

3. ミニトマトを沸騰したお湯にさっとくぐらせ、冷水に浸して皮をむく

4. 3を5mm角に刻み、醤油1滴を混ぜる

5. 器にお粥を盛り、その上に2を広げて、4をかける

まだ白身を食べたことのない赤ちゃんでも与えられる、黄身のみを使ったオムライスです。手作りのトマトソースは、お粥と混ぜて具材を加え、チキンライス風にしてもよいですね。

離乳食後期のメニューにゆで卵を取り入れよう

離乳食を食べる赤ちゃんとママ
© buritora - Fotolia

離乳食後期にはゆで卵の大きさを工夫しながら、さまざまなアレンジメニューを楽しめます。

ゆで卵の冷凍ストックを作る場合は、黄身をつぶしたり細かく刻んでから冷凍するとよいようです。固ゆでにするには何分ゆでればよいか迷ったら、沸騰してから10分を目安に作ってみましょう。

いろいろなレシピに挑戦して、離乳食後期の赤ちゃんにおいしくゆで卵を味わってもらえるとよいですね。


※記事内で使用している参照内容は、2019年9月10日時点で作成した記事になります。

※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。

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