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【時期別】木綿豆腐を使った離乳食のレシピ。下ごしらえや冷凍保存方法
木綿豆腐を使って、赤ちゃんがおいしく食べられる離乳食を用意したいと考えるママやパパもいるでしょう。絹ごし豆腐よりかたい木綿豆腐はいつから与えられるのでしょうか。そこで今回は、離乳食に使う木綿豆腐の下ごしらえや冷凍保存方法、離乳食の初期・中期・後期・完了期それぞれの時期別アレンジレシピについてご紹介します。
木綿豆腐はいつから離乳食に取り入れられる?
離乳食を進めるなかで、豆腐がいつから取り入れられるのか気になることもあるかもしれません。
厚生労働省の資料によると、豆腐は離乳食初期から与えられるようです。離乳食はつぶし粥から始め、次に野菜を試して、慣れてきたらつぶした豆腐を試してみるとよいとされています。
豆腐には絹ごし豆腐と木綿豆腐がありますが、絹ごし豆腐の方がやわらかいようです。木綿豆腐は、少ししっかりした食感で茹でると弾力が残るため、ママやパパが不安な場合は、離乳後期から取り入れるようにすると安心かもしれません。
また、赤ちゃんに初めて豆腐を与えるときは、すりつぶしたり、裏ごしした絹ごし豆腐から始め、先ほどもご紹介したように赤ちゃんの様子を見ながら、木綿豆腐を少しずつ取り入れるとよいでしょう。
離乳食中期では、豆腐を軽くすりつぶしたり、2~3mm角ほどに細かく切るとよいでしょう。また、後期や完了期に進んだら、赤ちゃんの様子に合わせて少しずつ大きさを変えるとよいかもしれません。
離乳食で使う豆腐の選び方
離乳食でどのような豆腐を選べばよいか迷う方もいるかもしれません。ママたちにどのような豆腐を選んだか聞いてみました。
30代ママ
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豆腐を作る際に必要な凝固剤は天然にがりを使用しているものがよいと聞きました。天然のものと人工的なものがあるようなので、にがりを使用しているものを選ぶよう気をつけていました。
味噌汁や豆腐ハンバーグ、和え物など、離乳食の中で大活躍の豆腐。頻繁に使用する食材だからこそ、大切な赤ちゃんのために、より安心安全な豆腐を選ぶことができたらよいですね。
【時期別】豆腐の量と固さ
調理しやすく栄養も摂れることから、たくさん使いたくなる豆腐ですが、離乳食の初期・中期・後期・完了期それぞれの時期で、どの程度食べてもよいのでしょうか。厚生労働省の資料からご紹介します。
離乳食初期
離乳食初期における、豆腐の目安量は1食あたり25g程度のようです。加熱して裏ごしした豆腐をそのまま与えたり、おかゆや野菜のペーストと合わせるだけで簡単に離乳食が作れそうです。
加熱した豆腐をすりつぶしたら、湯冷ましなどを加えて、ヨーグルトくらいのトロトロした形状を目安にするとよいでしょう。裏ごしをするとよりなめらかに仕上がりそうです。
離乳食中期
離乳食中期における、豆腐の目安量は1食あたり30〜40g程度。豆腐を加熱したら、粒が残る程度に荒くつぶしたり、2〜3mm程度のみじん切りにするとよいでしょう。
離乳食後期
離乳食後期における、豆腐の目安量は1食あたり45g程度のようです。歯茎でつぶせるくらいの固さで、5〜7mm程度に切って与えましょう。この時期から食べられる、後期レシピの定番・豆腐ハンバーグは手づかみ食べの練習にもぴったりかもしれません。
離乳食完了期
離乳食完了期における、豆腐の目安量は1食あたり50〜55g程度と記載されています。少し力を入れたらつぶせる程度の固さを目安に、1cm程度に切ったり、味噌汁の具材にしたりするほか、手づかみ食べ用にほかの食材と合わせて成形するのもよいのではないでしょうか。この時期になると、大人からの取り分けもしやすくなるようです。
離乳食に使う木綿豆腐の下ごしらえ
離乳食に木綿豆腐を取り入れるときは、湯通しするか、電子レンジで加熱するとよいようです。鍋に湯を沸かし、木綿豆腐を入れて数分茹でましょう。
耐熱容器に豆腐を入れて、ラップをかけて電子レンジで加熱すると、湯通しの代わりになるようです。
電子レンジは食材を内側から温めるため、加熱状態を確認するときは、木綿豆腐の表面が熱くなっているか確認しましょう。
木綿豆腐の冷凍保存方法
木綿豆腐は、冷蔵だけでなく冷凍保存もできるようです。
一度冷凍した木綿豆腐は高野豆腐のようなしっかりした食感に変わるため、赤ちゃんが食べやすくなるよう調理の際は気をつけましょう。
未開封の豆腐を冷凍する場合は、パックのまま冷凍庫に入れて保存し、開封済みの場合は、木綿豆腐をキッチンペーパーで包んで水気を切り、フリーザーバッグに入れて冷凍するとよいようです。豆腐をブレンダーなどでつぶしてペースト状にしてから冷凍すると、ボソボソ感が軽減して赤ちゃんも食べやすいかもしれません。
冷凍した木綿豆腐は室温でも解凍できるようですが、解凍するときは、木綿豆腐から水分が出てくるため、キッチンペーパーで包んでザルやバットの上に置くとよいようです。
冷凍保存は冷蔵保存より長持ちしますが、冷凍してから1週間以内には使い切りましょう。
木綿豆腐を使った離乳食のアレンジレシピ
木綿豆腐を使った離乳食のアレンジレシピを、初期・中期・後期・完了期それぞれの時期別にご紹介します。
【初期】豆腐とバナナのとろとろ
1.ボウルにバナナ20gを入れて、なめらかにすりつぶす
2.木綿豆腐20gを湯通しして裏ごしする
3.1に2を加えて、すりつぶしながらなめらかになるように混ぜ合わせる
絹ごし豆腐を使ってもおいしく食べられるため、赤ちゃんの様子を見ながらどちらの豆腐を使うとよいか決められるとよいですね。また、赤ちゃんが食べやすいように、豆腐とバナナがとろとろになるようにすりつぶしましょう。ほうれん草ペーストを加えて、栄養アップを意識したというママの声もありました。食材をプラスにするときは、あらかじめブレンダーなどでペースト状にし、冷凍保存しておくとすぐに使えて便利かもしれません。
【中期】ほうれん草の白和え
1.ほうれん草の葉15gをやわらかく茹でて、細かく刻む
2.木綿豆腐を30gを耐熱容器に入れて、ラップをして電子レンジで20秒ほど加熱する
3.2をなめらかにすりつぶす
4.3に1を加えて混ぜ合わせる
ほうれん草の代わりに、チンゲン菜や小松菜を取り入れてもおいしく食べられるようです。ふわふわとした豆腐と混ぜ合わせると、ほうれん草もなめらかな食感になって飲み込みやすいかもしれません。ママの中には、塩抜きしてみじん切りにしたしらすを加えてみたり、フォークなどでつぶしたさつまいもを使ったりして、白和えレシピをアレンジしている方もいました。
【後期】豆腐と野菜の煮物
1.にんじん15gと、きゅうり20g、里いも50gの皮を剥き、5mm角に切る
2.木綿豆腐20gを茹でて水気を切り、5mm角に切る
3.鍋に油少々を熱して、にんじんを炒めてから、里いもとだし汁200mlを加えて煮る
4.にんじんと里いもがやわらかくなったら、2ときゅうり、しょうゆ少々を加えて、やわらかくなるまで煮る
煮物を軟飯の上にかけて混ぜ合わせながら食べるのもよいでしょう。里いもの代わりにじゃがいもやかぼちゃ、さつまいもなどを使ってもおいしく作れそうです。オレンジ色のにんじんや緑色のきゅうり、白い木綿豆腐を使った具だくさんの煮物は、見た目も鮮やかで色味も楽しめるのではないでしょうか。
【完了期】豆腐と鮭のホイル蒸し
1.木綿豆腐25gを茹でて水切りし、4等分に切る
2.鮭10gの皮と骨を取り除き、半分に切る
3.いんげん適量を斜め薄切りにする
4.キャベツ15gを5mm大に切る
5.ボウルに味噌少々と、だし汁大さじ1を入れて混ぜる
6.アルミホイルに1~4をのせて、5をかけて上を閉じる
7.蒸し器に6を入れて、なかに火が通るまで10分ほど蒸す
切った食材と調味料をアルミホイルで包んで蒸すだけで、簡単においしい蒸し料理を作ることができるようです。玉ねぎやじゃがいもを取り入れてもおいしく食べられるでしょう。
【完了期】豆腐とひじきのハンバーグ
1.木綿豆腐を水切りしたら、ボウルの中に入れてつぶす
2.ひじき煮と片栗粉をいれて、混ぜ合わせる
3.クッキングシートを敷いたフライパンに、スプーンですくって落とす
4.中火で両面焼く
木綿豆腐は絹ごし豆腐に比べて水分が少ないため、豆腐ハンバーグを作るのに向いているようです。また、鶏ひき肉や豚ひき肉を混ぜて動物性タンパク質を摂ったり、野菜をみじん切りにしてから混ぜると、手軽に栄養素を摂取できるでしょう。ハンバーグにすると、子どもが手づかみ食べするときに、手が汚れにくく掴みやすいので、よく作っているというママの声もありました。
【完了期】卵と木綿豆腐のチーズ炒め
1.木綿豆腐をつぶしておく
2.チーズを混ぜ合わせやすい大きさに切っておく
3.卵、1、2、粉ミルクを混ぜ合わせておく
4.フライパンを火にかけてから3を流し入れて炒めていき、しっかり火を通す
5.4をしっかり冷ます
チーズを混ぜ合わせることで風味にコクが出ておいしく食べられそうです。離乳食から馴染みのある粉ミルクで、子どもがスムーズに食べられる工夫をしてみましょう。
木綿豆腐を使った離乳食で子どもと食事を楽しもう
離乳食に豆腐を取り入れる場合は、裏ごししたり、すりつぶしたりした絹ごし豆腐から与え、慣れてきてから木綿豆腐を取り入れるとよいようです。調理する際は、湯通しするか、電子レンジで加熱してからにしましょう。また、木綿豆腐は冷蔵、冷凍どちらでも保存が可能なようですが、冷凍すると水分が抜け、高野豆腐のようなボソボソとした食感になるため、ブレンダーなどでペースト状にしてから冷凍保存すると、赤ちゃんも食べやすいでしょう。フリーザーバッグに入れて冷凍する場合は、保存した日付をメモすると、使用期間を考えながら調理できるのでおすすめです。
今回ご紹介したレシピを参考に、木綿豆腐を使って、赤ちゃんがおいしく食べられる離乳食を用意できるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2024年9月18日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材や料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
国産大豆を100%使用した豆腐を選びました。とにかく安心安全なものを赤ちゃんに与えたいと思ったからです。