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幼児食で野菜炒めを作る。作り方のコツや人気のレシピ、食育にもなるアレンジアイデアなど
幼児食においしい野菜炒めを作ろう
幼児食に野菜炒めを作りたいとき、人気のレシピが知りたかったり冷凍保存はできるのか気になったりすることもあるかもしれません。また野菜嫌いの子がいたり、野菜を出すと文句を言われて食べてもらえない…とお悩みの保護者の方もいるでしょう。今回の記事では、幼児食で野菜炒めを作るときのコツとレシピの他に、子どもからの文句が少なくなる?野菜炒めのアレンジレシピについて紹介します。
幼児食に野菜炒めを作ろう
子どもに野菜を食べてほしいとき、幼児食においしい野菜炒めを作りたいと考える保護者もいるのではないでしょうか。
話を聞くと、野菜嫌い・野菜レシピに文句を言う子どもでも食べてくれる野菜炒めを作るにはどのようにしたらよいのかや、子どもに人気のレシピが知りたいという声がありました。 今回は、幼児食として子どもに作る野菜炒めについて保護者たちに聞きながら考えます。
幼児食の野菜炒めと食育
幼児食の野菜炒めは、子どもの食育にもつながりそうです。さまざまな色や形の野菜を使うことで、子どもの食への興味を引き出すことができ、野菜嫌いの子どもでも、好みの味付けや食感の工夫で少しずつ野菜に慣れていくことができるかもしれません。
毎日の食事に野菜炒めを取り入れることで、バランスのよい食生活を身につけることができるのもメリットのひとつです。特に緑黄色野菜を中心に、ミニトマトやもやしなど、色とりどりの野菜を使うことがおすすめです。
味付けは、醤油や塩こしょうだけでなく、ごまやオイスターソースを使って中華風、トマトケチャップやコンソメなどで子どもの好みの味付けにするなどアレンジするのもよいでしょう。食感が気になる子どもには、野菜を細かくカットしたり、ツナを加えたりすることで食べやすくなります。
野菜たっぷりの炒め物をサラダ感覚で楽しむことで、野菜嫌いの克服にもつながりそうです。また、子どもと一緒に野菜を選んだり、簡単な下ごしらえを手伝ってもらったりすることで、食への関心を高めることができます。
このような取り組みを通じて、幼児期から健康的な食習慣を育むことができるとよいですね。
幼児食で野菜炒めを作るときのコツ
幼児食に野菜炒めを簡単においしく作りたいと考える保護者もいるようです。幼児食の野菜炒めを作るときのコツについて聞いてみました。
取り分けをする
30代ママ
調理や後片づけを簡単にするために、1つのフライパンで大人用と幼児用をいっしょに作る保護者もいるようです。なかには、子どもも大人も同じ野菜炒めが食べられるように薄味で作り、大人は後から好みの味付けをするようにしているという声も聞かれました。
味つけや食材の組みあわせを工夫する
30代ママ
塩胡椒で炒めた野菜をあまり食べてくれないので、カット野菜を息子の好きな焼き肉のたれで味付けをして炒めてみました。息子は「おいしい」と言ってパクパクと食べてくれ、我が家では人気のメニューです。
40代ママ
野菜炒めを作るときは、トマトなど娘が好きな野菜たっぷりにするようにしています。お肉は好きなので豚薄切り肉と合わせていろいろな野菜を試していますが、苦手な野菜は細かく刻んだり、たれに混ぜたりして使うようにしています。
味付けや野菜・肉の組みあわせを工夫して子どもが食べやすい野菜炒めを作っている方もいるようです。なかには、食材を子どもの食べやすい大きさにするように意識しているという声もありました。
便利な調理器具やカット野菜を利用する
20代ママ
幼児食用の野菜炒めは作った後キッチンバサミで野菜や肉を子どもが食べやすいサイズに切ります。キッチンバサミを使うことで手を汚さずに切ることができるので便利です。子ども用に少量だけ作るならカット野菜も便利ですよ。
キッチンバサミを使うことで調理後でも簡単に具材を切ることができるようです。ママのなかには、カット野菜を活用したり、調理時間短縮のためにシリコンスチーマーを使って電子レンジで加熱してから炒めるという声もありました。
野菜の下処理と調理のコツ
幼児食としての野菜炒めを作る際は、野菜の下処理も重要です。カット野菜を利用すると時間を節約できますが、新鮮な野菜を使う場合は以下の点に注意しましょう。
緑黄色野菜やかさ増し野菜を活用
もやしやキャベツなどのかさ増し野菜を活用し、野菜たっぷりの炒め物を作りましょう。野菜は子どもが食べやすい大きさに切るのがポイントです。薄切りにすると火の通りも早くなります。
またトマトやレタス、パプリカなどの緑黄色野菜はサラダの定番野菜ですが、炒め物にも合います。特にミニトマトは幼児食としても食べやすいのでカットして炒めてもおいしくなります。彩りのよい野菜を加えると見た目も楽しくなりますね。
油や調味料の量
油は大さじ1程度を目安に、必要以上に使いすぎないようにします。調味料は小さじ1から始め、少しずつ足していきます。塩、醤油、オイスターソースなどを組み合わせると、深みのある味わいになります。
最後に塩胡椒で味を調えると、大人も子どもも楽しめる味に仕上がります。塩胡椒を中心に、ごま油やごまみそ、ツナ缶なども味付けに使えます。
肉と炒める場合
幼児食の野菜炒めに肉を加える場合は、豚薄切り肉がおすすめです。薄切りの肉は火の通りが早く、子どもにも食べやすい食感です。まず肉を炒めてから野菜を加えると、肉の旨みが野菜にうつって風味がよくなります。
野菜嫌いの子どもも、肉と一緒なら食べやすくなるでしょう。味付けは醤油やオイスターソースを使い、最後に塩こしょうで調整します。緑黄色野菜やもやしなどのかさ増し野菜を加えれば、栄養バランスのよい野菜たっぷりのおかずになります
毎日の食事でさまざまな野菜炒めレシピを試してみることで、食育にもつながるでしょう。
幼児食の野菜炒めレシピ
保護者に聞いた、幼児食として作れる野菜炒めレシピを紹介します。
味噌風味野菜炒め
40代ママ
豚肉、玉ねぎ、にんじん、キャベツ、ピーマンを子どもが食べやすい大きさに切ります。油を引いてフライパンで豚肉を炒めたあと、火が通りづらいものから野菜を加えて炒めます。砂糖と味噌と水をあわせた調味料で味を整えたら完成です。甘みのある味噌だれが子どもたちに人気です。
子どもの好きな甘めの味付けで野菜炒めを作った方もいるようです。ママのなかからは、大人用には豆板醤を加えると、ご飯にもお酒にもあう一品になるという声も聞かれました。
豆と野菜のカレー炒め
30代ママ
熱したフライパンでひき肉を炒め色が変わってきたら、粗みじん切りにした玉ねぎとパプリカ、えのきを加え炒めます。野菜がしんなりしたら豆の水煮を加え、少量のケチャップとカレールーを入れて煮詰めたら完成です。野菜が苦手な娘も大好きなカレー味の野菜炒めはパクパク食べてくれます。
カレー味の野菜炒めも子どもが喜んでくれそうですね。ママのなかには、多めに作って冷凍保存しておくといろいろな料理にアレンジできて便利という声もありました。
鮭と野菜のマヨネーズ炒め
20代ママ
フライパンで鮭を焼いたら取り出しておきます。同じフライパンで食べやすい大きさに切った白菜とにんじん、しめじを炒めて火が通ったら、鮭を加えてマヨネーズとしょうゆで味付けしてできあがりです。鮭は焼いた後、ほぐしながら骨がないか確認し加えるようにしています。
野菜炒めに魚をあわせるのもおいしそうですね。鮭以外にもタラやかじきなどの魚を野菜炒めに加えて作るという保護者の声も聞かれました。
野菜たっぷりごまみそ炒め
20代ママ
余った野菜炒めをフライパンで温め、すりごま、味噌、砂糖、みりんを混ぜ合わせたタレを加えて炒め合わせます。最後に刻んだ青じそを加えて完成です。ごまの香りと味噌の風味が野菜と相性抜群で、娘も喜んで食べてくれます。野菜嫌いの子でも、ごまの香りで食べやすくなるようです。
ごまみそ味は、野菜嫌いの子どもでも食べやすい味付けです。緑黄色野菜やカット野菜を使えば、野菜たっぷりの栄養満点おかずに。すりごまの香りと食感が、野菜の美味しさを引き立てます。食育にも役立つレシピです。
麻婆野菜炒め
30代ママ
麻婆茄子風に味付けした野菜炒めです。さまざまな野菜に合うので、なすだけでなくもやしやキャベツをひき肉といっしょに炒めたり、その日にある野菜で作れます。豆板醤の代わりに甘めのみそとオイスターソースで味付けするのが我が家の食事の定番です
野菜炒めの味付けを工夫することで、子どもたちも喜んで食べる野菜たっぷりのおかずが作れます。ごまやオイスターソースを使うと、中華風の味わいを楽しめます。野菜レシピのバリエーションを増やすことで、食育にもつなげられるとよいでしょう。
野菜炒めのアレンジレシピ
野菜炒めを多く作りすぎてしまい余ってしまうこともあるのではないでしょうか。そんな時に活用できる、余った野菜炒めのアレンジレシピを聞いてみました。
野菜入り卵焼き
20代ママ
野菜炒めをみじん切りにして溶き卵と混ぜあわたら、フライパンで焼いて卵焼きにします。野菜炒めだと文句を言ってあまり食べない娘が、卵焼きにするとよく食べてくれます。
卵に野菜炒めを加えて焼くだけで、見た目も味もまた違う料理と感じてくれるようです。なかには、野菜炒めをアレンジしてスペイン風オムレツを作るという声もありました。
あんかけ焼きそば
30代ママ
鶏ガラスープの素と水、酒であわせ調味料を作ります。フライパンに茹でたエビとかまぼこ、野菜炒めを入れて炒めたらあわせ調味料を加えます。一煮立ちしたら水溶き片栗粉でとろみをつけてから焼いた麺の上にかけて完成です。とろみがあると麺と野菜がよくからみ、野菜を残さず食べられます。
野菜炒めをアレンジすることで、あんかけ焼きそばも簡単にできそうです。野菜炒めをアレンジしたあんかけをご飯にかけたり、うどんにかけたりするという声もありました。
野菜炒め入り麻婆茄子
40代ママ
茄子を1cm角に切り、フライパンで軽く炒めます。余った野菜炒めを加え、ごまみそ、砂糖、醤油、中華だしで味付けします。水溶き片栗粉でとろみをつけて完成です。麻婆茄子と野菜炒めがマッチして野菜嫌いの子どもも食べやすいようです。
麻婆茄子は、野菜嫌いでも食べやすい一品です。茄子の食感と野菜炒めの具材が絶妙に調和し、豆板醤と醤油の味付けが食欲をそそります。毎日の食事に取り入れやすく、栄養たっぷりのおかずとして人気です。
中華風ツナサラダ炒め
30代ママ
余った野菜炒めをみじん切りにし、ツナ缶と混ぜます。ごま油、酢、砂糖、塩で味付けし、最後に白ごまをふりかけて完成です。野菜炒めの風味とツナの旨みが合わさり、娘も喜んで食べてくれます。冷蔵庫で冷やすと、さっぱりとしたサラダになります。
野菜炒めとツナを組み合わせた中華風サラダは、野菜嫌いの子どもも喜んで食べてくれそうな一品です。ごま油と塩こしょうで味付けし、ミニトマトを加えれば彩りも栄養も摂れます。生野菜を食べない子にもぴったりの野菜たっぷりで食感も楽しいサラダ風の野菜炒めレシピです。
おかず以外の野菜炒めかんたん活用術
忙しい日でも野菜を取り入れたおかずを作りたいという保護者の声も多いようです。以下に、野菜炒めを活用した簡単おかずのアイデアをいくつか紹介します。
味噌汁に入れる
20代ママ
野菜嫌いの娘のために、野菜炒めを細かく刻んで味噌汁に入れたら、文句を言わずに食べてくれました。緑黄色野菜の食感が気にならないようで、毎日の食事で続けています。
野菜炒めを細かく刻んで味噌汁に加えると、具沢山の栄養満点の一品になります。野菜嫌いの子どもでも、味噌汁に野菜を加えることで食べやすくなりそうなアイデアですね。緑黄色野菜を中心に使い、食感を工夫することで、野菜たっぷりの栄養満点の一品に。食育にもつながる方法と言えるかもしれません。
ごはんにのせる
30代ママ
カット野菜と豚薄切り肉を炒めて、ごまみそを加えた野菜炒めをごはんにのせました。味付けは醤油と塩胡椒で調整。野菜たっぷりのおかずになり、子どもたちにも大好評でした
余った野菜炒めをごはんの上にのせ、醤油や塩こしょうで味を調えるだけで、簡単な丼物になります。ごまみそやオイスターソースを使うと、中華風の味付けも楽しめます。薄切りの肉を加えると、より満足感のある一品に。
パンにはさむ
20代ママ
もやしとツナの野菜炒めをパンにはさみ、サラダ感覚で食べられるサンドイッチを作りました。塩とごまで味付けし、トマトも加えて野菜たっぷりに。子どもたちも喜んで食べてくれます。
パンに野菜炒めをはさみ、マヨネーズを少し加えると野菜たっぷりのサンドイッチに。お弁当にも最適です。野菜炒めをサンドイッチの具材として活用すると、野菜嫌いの子どもでも食べやすくなります。ツナやミニトマトを加えたり、中華風ツナサラダで作ったりとさまざまなアレンジができそうです。
アイデア次第で毎日の食事にさまざまなバリエーションを加えることができます。野菜嫌いの子どもでも、いつもの味噌汁や主食に野菜炒めをアレンジすることで、野菜に慣れていくかもしれません。
おかずでは食べてくれないけど、主食やお味噌汁に混ぜ込んだら文句も言わず食べておかわりしてくれた、という声もありました。
幼児食においしい野菜炒めを作ろう
幼児食として簡単でおいしい野菜炒めを作るために、途中まで大人用といっしょに作ったり、便利な調理グッズを使ったりと工夫している方がいるようです。野菜が苦手な子どもには、子どもに人気の味付けで野菜炒めを作ったり、アレンジしたりすると野菜を食べてくれるかもしれません。
野菜炒めを冷凍保存して他の料理にアレンジしている方もいるようなので、作り方やレシピを工夫して、おいしい野菜炒めが作れるとよいですね。
子ども用の野菜炒めは味付けをする前の工程までは大人用といっしょに作ります。1つのフライパンで作ると調理や後片づけの手間が少なくすみます。大人用の調味料が大さじ1だったら、子ども用は小さじ1/2というように、味付けの段階で取り分けています。