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幼児食に豚肉を使うときの工夫
離乳食が完了した1歳の子どもの幼児食に豚肉を取り入れたいと考えるママやパパもいるのではないでしょうか。新しい豚肉レシピに挑戦してみたいと思うこともあるかもしれません。今回の記事では、幼児食に豚肉を取り入れるときのポイントや、簡単に作れる幼児食の豚肉レシピをご紹介します。
1歳の幼児食に豚肉レシピを作ろう
豚肉にはさまざまな栄養が含まれています。たくさんの栄養が含まれている豚肉を1歳頃の子どもに食べてほしい、豚肉を定番食材にしたいと思うママやパパもいるかもしれません。
離乳食における豚肉を取り入れる時期の目安について、厚生労働省の資料に記載されている一般的な目安としては、離乳食中期に赤身の多いものからはじめて、離乳食後期頃から油分が多い部位も含めて取り入れられる食材といえるでしょう。
農林水産省のホームページに、牛肉と豚肉の栄養成分を比較したデータが記載されています。こちらによると、大きく違うのはエネルギー(牛肉460キロカロリー、豚肉241キロカロリー)と脂質(牛肉47.5グラム、豚肉19.3グラム)のようです。また、豚肉にはビタミンB1(牛肉0.05ミリグラム、豚肉0.70ミリグラム)が豊富に含まれているようです。つまり、豚肉はエネルギーや脂質は牛肉よりも少なく、ビタミンB1といった栄養成分が豊富に含まれているということです。
離乳食が完了し、食べられる食材の種類やレシピの幅が広がってきた1歳頃の幼児食に、豚肉を取り入れた幼児食レシピのレパートリーを増やしましょう。
幼児食に豚肉レシピを取り入れるときのポイント
離乳食が完了した1歳頃の子どものために豚肉レシピを作るとき、どのようなことをポイントにするとよいのでしょうか。
食べやすい部位を買う
豚肉を買うときは、なるべく新鮮でツヤのある豚肉を選びましょう。幼児食には脂肪分の少ない豚肉を選ぶとよさそうです。
豚肉はモモのほか、背骨の両側部分のロース、ロースの内側部分にあたるヒレなどは比較的赤身が多く脂肪分が少ないようです。
豚ひき肉も幼児食期の子どもにとって食べやすい部位かもしれませんね。
下ごしらえをする
豚肉は下ごしらえをすることで余分な脂肪分を落とせます。白い脂肪分を包丁で切り落とし、灰汁をとりながら下ゆでをすることで下ごしらえとなるようです。
その他、かたい豚肉は口当たりをよくするため、包丁の背などでたたくとやわらかく調理できるようです。火の通りもよくなるかもしれません。豚肉をたたきすぎると、風味が落ち歯ごたえが悪くなるようなので気をつけましょう。
冷凍保存をする
豚肉は空気に触れることで鮮度が落ちるため、すぐに使わないときはラップに包んで冷凍保存しましょう。パックのまま保存するよりも、密封の保存袋などに移し替えたほうが、解凍後おいしく調理することができるようです。一度に使う分ずつ、ラップに小分けにしておくと便利かもしれませんね。ママたちに聞くと、冷凍した豚肉は自然解凍や電子レンジで解凍しているようです。
豚ひき肉や豚薄切り肉など、豚肉が細かいほど鮮度が落ちやすいため早めに使い切るとよさそうです。
簡単に作れる幼児食の豚肉レシピ
1歳頃の子どもが食べやすい豚肉を使った簡単な幼児食レシピをご紹介します。
しょうが焼き
【材料・作り方】
- キャベツを千切り、玉ねぎを薄切りにする
- 生姜、醤油、みりん、砂糖を混ぜる
- 豚肉を袋に入れ、2を加えよく揉みこむ
- 3に小麦粉を軽くまぶし、フライパンで焼く
- 4に玉ねぎを加え炒める
- 皿に盛り、キャベツを添える
しょうが焼きはロースの豚薄切り肉が適しているようです。子どもに合わせて調味料の量を調節しましょう。ケチャップやはちみつなどの調味料を入れると子どもが食べやすいかもしれません。玉ねぎは繊維を断ち切るようにカットすると、しょうが焼きの味が染みこみやすくなります。食べやすいよう工夫すると、子どもにも好評なメニューかもしれませんね。
もやしと豚肉の味噌炒め
【材料・作り方】
- 玉ねぎは薄切りにする
- もやしはひげ根を取り除き、洗う
- 豚肉と1を炒め、火が通ったら2を加える
- 味噌、醤油、みりん、砂糖を混ぜ合わせる
- 3に4を加え炒める
お米と相性のよさそうな味噌炒めのレシピは、子どもが喜んで食べてくれるかもしれませんね。アレンジを加えたいときは、幼児食の定番食材であるチーズをいっしょに炒めて、チーズ味噌炒めにすると豚肉の楽しみ方が広がりそうです。子ども用と大人用に取り分ける場合は、大人用の方には豆板醬などの調味料を入れると辛味が加わり、大人用メニューにすることができるでしょう。
ピーマンと豚肉の甘辛炒め
【材料・作り方】
- ピーマンを細切りにする
- 豚肉と1を炒める
- 2に火が通ったらケチャップ、ウスターソースを加えて味付けする
ケチャップとウスターソースで味付けした甘辛炒めなら、子どもも食べられそうですよね。ピーマンの代わりに、なすと豚肉でもおいしい甘辛炒めが作れそうです。豚肉はピーマンのほか、さまざまな食材と相性がよいためいろいろな豚肉レシピを試して、子どもに好評の豚肉レシピを見つけられるとよいですね。大人用のものには、塩こしょうなどを追加して味付けしてもいいかもしれません。
小松菜と豚ひき肉のパスタ
【材料・作り方】
- 小松菜は食べやすい大きさに切る
- パスタを茹でておく
- フライパンで豚ひき肉を炒める
- 3に火が通ったら1とバター、しょうゆを加えて味付けする
- 皿に盛ったパスタの上に4を乗せる
豚肉のほか、葉物野菜の栄養もバランスよく同時にとれるパスタレシピです。小松菜の代わりにほうれん草を使ってもよいかもしれません。平日の忙しいときは、冷凍のほうれん草を使うと時短になりそうですね。大人用のものには、味付けに塩こしょうを追加してもいいかもしれません。
豚肉うどん
【材料・作り方】
- 玉ねぎを薄切りにする
- 鍋に1と豚肉を入れ炒める
- 2に火が通ったら水を入れ茹でる
- アクを取ったらしょうゆ、砂糖、みりんで味付けする
- 一度具材を別皿に取り出し、うどんを入れほぐす
- うどんが茹で上がったら汁ごと皿に移し具材を乗せる
豚肉が乗った食べ応えたっぷりのうどんレシピは、麺類が好きな子どもが喜んで食べてくれるメイン料理になりそうです。お鍋ひとつで作れるレシピのため、洗い物が少なく時短になるのはママにとって嬉しいポイントですよね。うどんと具材を一緒に食べてくれるように、豚薄切り肉を使うと食べやすいかもしれませんね。
1歳の幼児食に豚肉を上手に取り入れよう
今回の記事では、幼児食に豚肉を取り入れるときのポイントや、簡単に作れる幼児食の豚肉レシピをご紹介しました。
1歳ごろの子どもが食べられる豚肉を使ったレシピはさまざまあるようです。さまざまな栄養成分が含まれた豚肉は、食べやすい豚薄切り肉などを選んだり、下ごしらえをしておくと、幼児食期の子どもが豚肉を食べやすくなるかもしれません。
いろいろな豚肉のアレンジレシピを1歳ごろの幼児食に上手に取り入れましょう。豚肉が、幼児食の定番食材になるといいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適切な食材・調理法を選びましょう。