こちらの記事も読まれています
赤ちゃんの寝かしつけ。ママたちが実践した方法や役立ったグッズ
子育ての苦労のひとつとも言われる赤ちゃんの寝かしつけ。ほかのママたちはどのような方法で寝かしつけているのか、効果的な寝かしつけの方法があれば知りたいというママやパパも多いかもしれません。そこで今回は、ママたちが実践した寝かしつけ方法や、活用した寝かしつけグッズについて、体験談をもとにまとめました。
赤ちゃんの寝かしつけ事情
寝かしつけの方法は赤ちゃんや家庭によってさまざま。抱っこする、絵本を読み聞かせるなど、ママたちも日々いろいろな方法で寝かしつけを行っているのではないでしょうか。
赤ちゃんが寝ている時間は、ママやパパにとって、貴重な自分の時間であったり、溜まった家事をこなす時間であったりと、できれば有効的に使いたいもの。時間をかけず、スムーズに寝かしつけを行いたいと考えるママも多いかもしれません。
そこで今回は、寝かしつけにかかる時間やイライラしてしまうシーンなどの寝かしつけ事情から、ママたちが実践した寝かしつけの方法や活用したグッズまでをご紹介します。
寝かしつけが必要な時期
新生児の頃は寝ている時間の方が多かったけれど、だんだんと起きている時間が長くなるにつれて、そろそろ寝かしつけが必要と感じることもあるかもしれません。
いつ頃から寝かしつけが必要になったかママたちに聞くと、生後3カ月頃や5カ月頃という声や、自然と寝てくれなくなった、寝ぐずりをするようになったなどのタイミングで寝かしつけを始めたという声がありました。なかには、いつのまにか寝かしつけが始まっていて、いつから必要だったのか覚えていないというママもいるようです。
寝かしつけにかかる時間
実際に寝かしつけにかかる時間について聞くと、30分かからない、1時間程度、2時間以上など、さまざまな声がありました。比較的すぐ赤ちゃんが寝るというママは、赤ちゃんが眠りやすい環境づくりや決まった入眠儀式をするよう意識しているようです。
1時間以上かかるというママからは、お昼寝の長さやタイミング、保育園に通い始めたなどの環境の変化などが影響しているのかもしれないという声がありました。
毎日スムーズに寝かしつけられるにこしたことはないかもしれませんが、大人でもなかなか寝つけない日があるように、その日によって違うというママもいるようです。
イライラしてしまうシーン
赤ちゃんがなかなか寝てくれないときや、寝かしつけ後に家事や仕事が残っているときなどに、イライラしてしまうというママも多いようです。パパに寝かしつけをお願いしたけれど、「やっぱりママが寝かしつけて」と言われたときに、イライラしてしまうというママの声もありました。
ほかにも、帰ってくるタイミングが悪い、寝る体勢に入っている子どもと遊び始める、ママが寝かしつけをしている間に家事もせずゆっくりしているなど、寝かしつけ時にパパがとる状況が読めていない行動に対してイライラしてしまうのは、どの家庭でもよくあることのようです。
ママたちが実践した赤ちゃんの寝かしつけ方法
さまざまな方法がある寝かしつけですが、ママたちは実際にどのような方法で寝かしつけを行っているのでしょう。実践した寝かしつけ方法について聞いてみました。
抱っこや添い寝
赤ちゃんを抱っこで寝かしつけるのは、どの家庭でも行ったことのある方法かもしれません。体を密着させて抱っこする、抱っこの姿勢や方法を変えることなどで、スムーズに寝かしつけができたという声がありました。
赤ちゃんを降ろしやすいよう前開きになっている抱っこ紐や、布団ごと抱っこをして赤ちゃんが眠ったあとにそのまま平面に寝かせられる抱っこ布団など、抱っこの寝かしつけ用に作られたグッズを活用しているママもいるようです。抱っこで赤ちゃんが眠ったあとにママの体から離れるときの動作がスムーズにでき、赤ちゃんが目覚めにくいかもしれません。
今までは抱っこで寝かしつけていたけれど、赤ちゃんの体重が増えてきて抱っこでの寝かしつけが大変になってきた、卒乳を考え始めたなどのタイミングで添い寝での寝かしつけに切り替えるママもいるようです。赤ちゃんの体に触れたりやさしく話しかけるなど、スキンシップをとることで安心して眠りにつけるかもしれません。
ミルク
授乳期間中であれば、寝かしつけの際にミルクを与える家庭もあるようです。すんなり寝てくれる、パパもできる寝かしつけなので助かるなどのメリットを感じる一方で、いつまで続けるべきかと迷うという声も。
ママたちは、昼間のミルクをやめたタイミングや離乳食をたくさん食べるようになった頃、夜にミルクを飲まなくても寝てくれたことなどをきっかけに、寝かしつけのミルクをやめたようです。やめるときは、ミルクのかわりにお茶や水をストローマグなどに入れて飲ませたり、抱っこやおんぶでの寝かしつけに切り替えたりしたという声がありました。
添い乳
添い乳を寝かしつけの方法として取り入れているという声も多くありました。添い乳はママも横になるため、そのまま寝ることもでき、身体も休まることはメリットでしょう。お互いが密着しているので、赤ちゃんにとっても安心感があり、おっぱいを吸っているだけで赤ちゃんは落ち着くので、あっという間に寝る子もいるようです。
添い乳をして寝かしつけが楽になる一方で、赤ちゃんにとって寝るときにおっぱいを吸うことが癖になってしまい、それ以外の方法では寝ることができなくなってしまうことも。また、卒乳する際にも時間がかかる、パパや他の人に寝かしつけを頼めないことなどのデメリットもあるようです。
トントン
抱っこから添い寝に切り替えたり、卒乳しておっぱいに頼れなくなったりしたタイミングなどで、赤ちゃんの体をトントンして寝かしつける方法をとるという家庭も。時計の秒針やママの心臓の鼓動に合わせて、一定のリズムでトントンすると、心地よく感じるのか、よく寝るようになったという声がありました。
トントンする強さや場所は、赤ちゃんによって好みがあるようです。赤ちゃんの様子を見ながら、寝つきやすいトントンの方法を見つけてみてはいかがでしょうか。
絵本の読み聞かせやお話
絵本の読み聞かせを寝かしつけの際に行う家庭は多いようです。添い寝をしながらママやパパの声で読み聞かせることは、赤ちゃんにとって心地よく感じるのかもしれません。また、毎日決まった時間に読み聞かせることで、入眠儀式のような役割もあるようです。
寝かしつけのときにどのような絵本を選んだか聞くと、子守唄にも聞こえるような繰り返しのリズムがある絵本、眠りをイメージできるような夜をテーマにした絵本、リラックスできるようなやさしい色合いの絵本といった声がありました。
絵本のほか、昔話や童話、オリジナルのストーリーなどを、寝かしつけのときにお話するというママも。「夜」や「寝る」といったキーワードが出てくるストーリーや、その日一日にあったことなど、身近なことをテーマにしてお話してもよさそうです。
心地よく眠れるような部屋の明るさやライトの色などの環境、声のトーンや速さなどの話し方なども意識できると、寝かしつけがスムーズに行えるかもしれません。
子守歌や音楽
赤ちゃんの寝かしつけ方として、子守歌を歌ったり、音楽を流したりするという声もありました。昔からある子守歌や童謡、子ども番組で流れている赤ちゃんが好きな歌を歌ったり、オルゴールやクラシックを流したりして、ママたちは寝かしつけを行っているようです。
ほかにも、川の流れる音や雨音、鳥のさえずりや胎内の音などの自然音、換気扇やドライヤーなどの環境音で安心して入眠する赤ちゃんも。寝かしつけ用のアプリやCDなどもあるようなので、さまざまな歌や音を試しながら、赤ちゃんの気に入るものを見つけてみてもよいでしょう。
パパが寝かしつける場合
パパが寝かしつけをするとき、ママを求めて泣いたり、赤ちゃんがパパの寝かしつけに慣れていないためなかなか寝なかったりすることもあるようです。
パパが寝かしつけを行う回数を増やす、ママが行っている入眠儀式を真似する、寝かしつけ前にスキンシップをとるなど、パパが寝かしつけても赤ちゃんがスムーズに寝られるよう試行錯誤しているという声がありました。まずはパパと寝る習慣づけから行い、慣れてきたらパパならではの寝かしつけの方法を工夫できるとよいかもしれませんね。
断乳・卒乳している場合
おっぱいに頼れない断乳中や断乳後は、寝かしつけが特に大変と感じるママも多いようです。強固な決意で始めたはずの断乳ですが、おっぱいを求めて泣き止まない我が子の姿を見て、思わずあげてしまいそうになったという声も。
そんな時期を乗り越えたママたちからは、ママ自身も休みつつ抱っこや添い寝でトントンしたり、絵本の読み聞かせや子守歌で入眠儀式を作ったりして、授乳の代わりとなるような寝かしつけの方法をとっているという声がありました。
ほかにも、あたためた牛乳や麦茶、白湯など、ほかの飲み物で代用したというママもいるようです。突然母乳やミルクからほかの飲み物になると赤ちゃんが困惑するため、断乳する日をあらかじめ決めておき、少しずつ慣れさせてみるとよいかもしれませんね。
きょうだいや双子の場合
きょうだいや双子などを同時に寝かしつけるのは至難の業かもしれません。乳幼児のきょうだいを育てるママからは、どちらかの子を先に寝かしつける、パパと協力して1人ずつ寝かしつける、家族全員で寝室に行って寝かしつけるなどの声がありました。
双子を育てるママは、家族と協力して寝かしつける、2人同時に授乳しながら寝かしつける、眠たそうにしている子の方から寝かしつけるといった方法をとっているようです。スムーズに寝かしつけるためのコツについて聞くと、布団の中に入りたくなるようなお芝居をする、早く寝る競争をする、ママが寝たふりをするなどの声があったので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
ママたちが活用した寝かしつけグッズ
ママのなかには、寝かしつけグッズを活用したという声も多くありました。実際に使った寝かしつけグッズについて聞くと、おしゃぶりやおくるみ、抱っこ紐をはじめ、メリーやホームシアター、バウンサーやバランスボールなど、さまざまな声が。
なかには、寝かしつけ用のぬいぐるみを用意したり、絵本や子守歌が流れるアプリを使ったりしているママもいるようです。赤ちゃんによって効果的なグッズは異なるため、日頃の寝つく様子を見ながら、我が子に合いそうなものを選べるとよいでしょう。
【時期別】寝かしつけの方法やコツ
月齢や年齢によって適した寝かしつけ方はあるのでしょうか。寝かしつけの方法やコツを、時期別にご紹介します。
新生児~乳児
新生児の頃は、胎内と同じような姿勢になるよう、おくるみや大きめのバスタオルなどで赤ちゃんをぎゅっと包み、そのまま抱っこでゆらゆらしたり、スリングに入れて歩いてあげたりすると、ママのお腹のなかにいるような感覚に近くなるようで、赤ちゃんもよく眠れるようです。
離乳食が始まるまでの生後2カ月~6カ月頃は、赤ちゃんがお腹が空いてなかなか眠れないということも考えられます。また、口におっぱいや哺乳瓶のニプルを含むことで、リラックスする赤ちゃんもいるようです。母乳やミルクは寝る直前に与え、赤ちゃんの心とお腹をたっぷりと満たしてあげるとよいかもしれません。
6カ月頃以降から1歳頃までの赤ちゃんには、絵本の読み聞かせや子守歌、お話を聞かせてみてはいかがでしょうか。赤ちゃんはお腹の中にいる頃からママの声を耳にしてきているため、安心感を持つようです。ゆったりとした雰囲気の中で、赤ちゃんの心を落ち着かせてあげるように意識してみるとよいかもしれませんね。
幼児
1歳を過ぎても、乳児の頃と同様に抱っこや読み聞かせ、子守歌などは基本の寝かしつけ方のようです。卒乳してもトントンやマッサージで、ママのぬくもりを感じられると、子どもが安心して眠れるかもしれません。
また、1歳頃から言葉を話し始める子もいるようです。子どもが寝ている時間は、ママの貴重な1人の時間や、溜まった家事を片付けたりする時間であるため、早く寝て欲しいと焦ることもあるかもしれませんが、子どもとのコミュニケーションやスキンシップをとる時間として楽しんでみてはいかがでしょうか。
今まで行ってきた読み聞かせや添い寝などの寝かしつけの方法も、ただ子どもを早く寝かしつけるためではなく、子どもと話したり触れ合ったりする時間と考え方を変えると、気持ちに余裕を持って寝かしつけることができ、結果的に早く子どもが寝つくかもしれません。
効果的な寝かしつけ方法は赤ちゃんによってそれぞれ
新生児の頃は1日の大半を寝て過ごしていた赤ちゃんが、成長によって自然と寝てくれなくなった、寝ぐずりをするようになったなどのタイミングで、ママたちは寝かしつけを始めているようです。
寝かしつけの方法は、抱っこ、添い寝、ミルク、添い乳、トントン、絵本の読み聞かせなど、赤ちゃんや家庭によってさまざま。おしゃぶり、おくるみ、抱っこ紐、メリー、ホームシアター、バウンサー、バランスボールなどの寝かしつけグッズが役立ったというママもいるようです。
さまざまな方法やグッズを試しながら、赤ちゃんが心地よく眠れる寝かしつけ方法が見つけられるとよいですね。