新生児の寝かしつけにおしゃぶりはOK?メリット、デメリット

新生児の寝かしつけにおしゃぶりはOK?メリット、デメリット

2017.08.10

初めての育児でぶつかる壁といえば「寝かしつけ」。寝るのが当たり前になっている大人のママとしては、寝られないことで泣く赤ちゃんにイライラとしてしまう人もいるでしょう。便利なアイテムといえば、おしゃぶりですが、使ってみたいママもいるかもしれません。今回は、おしゃぶりのメリット・デメリットや、月齢別の寝かしつける方法を、ご紹介しますので参考にしてみてください。

寝かしつけでのおしゃぶりのメリット・デメリット

寝かしつけでおしゃぶりを使ってみたいと思うママもいるかもしれません。おしゃぶりを使うことのメリットやデメリットを紹介します。

メリット

「新生児の頃から、おしゃぶりさえあればあまり泣かないし、入眠もスムーズだったので、手放せないアイテムです」(30代ママ)

「生後1ヶ月くらいから何をしても寝ないし、毎日疲れていましたが、おしゃぶりを使ってみたら嘘のようにラクになりました。赤ちゃんもすやすや寝られて気持ちよさそうです」(30代ママ)

デメリット

「毎日寝かしつけにおしゃぶりを使っていますが、途中で外れることがあり、そうなると赤ちゃんの機嫌がすごく悪くなるので大変です」(30代ママ)

「癖になってしまうのがデメリットだと思います。うちの子は1歳過ぎても寝るときのおしゃぶりが手放せませんでした。」(30代ママ)

おしゃぶりを使うと寝かしつけがとにかくラクだというママの意見がたくさんありました。一方、便利なだけに、なかなかやめられないという悩みもあるようです。

おしゃぶりの使い方

「息子が眠そうにしているときに、サッと口におしゃぶりを入れます。おしゃぶりを吸っている横で添い寝するだけで寝てくれます」(30代ママ)

「ベッドに行ってから、「いる?」とおしゃぶりを子どもに手渡すと、眠い時は自分から口にいれるようになりました」(30代ママ)

おしゃぶりを口に入れるのにもタイミングがあるようですが、すぐにコツを掴めたというママが多いようです。

新生児の寝かしつけ

新生児とママ

新生児の睡眠リズム

生まれて間もない新生児は、一日の大半を寝て過ごします。新生児の睡眠時間は、16~18時間が目安となっているようです。お腹のなかではほとんどの時間を寝て過ごしており、生まれてからも眠りながら外の世界に慣れつつ、出産時の疲れを回復しようとしています。

まだまだ昼夜の区別がついていない時期なので、夜だからといって寝る感覚はありません。寝て、飲んで、おしっこ・うんちをして、また寝てといったサイクルを繰り返します。

新生児の寝かしつけにおすすめの方法

まだまだ外の世界に慣れていない新生児期は、赤ちゃんも慣れようと必死になっています。ちょっとしたオムツや体感温度の違和感でも、泣いて知らせてくれるのです。まだまだお腹のなかの感覚が残っているので、お腹のなかにいるようなポーズのままおくるみで包みこんであげると、安心して眠ってしまう赤ちゃんもいます。

お腹のなかの音に似た音を聞かせると、赤ちゃんがリラックスするとも言われているようです。抱っこをしながら、お腹のなかの音と似た音を流すと、寝かしつけが楽にできるかもしれません。

 

新生児を寝かしつける環境は

暑すぎず寒すぎない適温を心がけましょう。新生児の場合、まだまだ体温調節を自分でうまくできません。大人よりプラス1枚を習慣にして、肌着や洋服を着せてあげましょう。また、夜に寝かせる際にはできるだけ暗い部屋で行いましょう。

逆に、朝や日中はカーテンを開けて明るくしてあげましょう。

昼夜の区別がついていないとはいえ、赤ちゃんの体内時計を整えるサポートをしてあげる必要があります。また、テレビや音楽などの音が聞こえる騒がしい場所ではなく、静かな場所でゆったりと寝かしつけができる環境を作ってあげましょう。

寝かしつけのおしゃぶりはいつまで使う?

寝かしつけのおしゃぶりは便利ですが、いつまで使ってもいいのか迷うママもいるかもしれません。いつまで使うか、やめ方はどうするのか、ママたちに聞いてみました。

「寝かしつけのおしゃぶりは毎日使っていましたが、娘が8ヶ月くらいのときにおしゃぶりが無くなってしまったことを機に卒業することができました。最初は泣きましたが、意外とすんなり寝付くことができていました。」(30代ママ)

「寝かしつけのときのおしゃぶりが親子ともに手放せなくて、2歳近くになっても卒業できませんでした」(20代ママ)

おしゃぶりがないと寝かしつけられないと思っても、なければなくてもどうにかなり、卒業できたというママの声が多かったです。

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眠る新生児

生後1ヶ月〜2ヶ月の寝かしつけ

体内時計が少しずつ整い始める頃なので、特別なことをするのではなく、昼間は明るく夜は暗くすることを心がけてあげましょう。ママだけでなく赤ちゃんもだんだんと授乳に慣れてくる頃なので、横になったまま授乳をする添い乳を始めてもよいかもしれません。

お風呂の時間や授乳の時間をある程度決めていくことも、寝かしつけをスムーズに行う手助けになるでしょう。

 

生後3~4カ月の寝かしつけ

昼夜の区別がしっかりとつき始める頃と言われています。決まった時間に睡眠するようになる子も出てくるので、赤ちゃんの生活リズムをつかみましょう。とはいえ、なかなか睡眠時間が定まらずにバラバラな時間に眠る子もたくさんいます。

1日の睡眠時間の目安は、14~15時間。また、この頃から満腹中枢も整ってくるので、空腹で目が覚めて泣くことも減ってくるようです。おっぱい以外の要求があると思って、オムツや部屋の温度など、他の眠れない要因を取り除いてあげましょう。

 

生後5~6カ月の寝かしつけ

昼夜の区別が付き、体内リズムができあがってくるのがこの頃。整ってきた体内リズムと、生活リズムがうまく合わないと、ママの試練「夜泣き」が始まるとも言われています。夜泣きは成長の一環ですので、部屋にこもるとしんどいという場合は、いっしょにベランダなど外に出たり、パパと夜の散歩に出かけたりするのもよいでしょう。

1日の睡眠時間の目安は、13~14時間です。夜に入眠しやすいように、夕方に寝る場合は16~17時頃には起こして、遊んであげた方がよいかもしれません。

 

生後7~8カ月の寝かしつけ

夜の睡眠時間以外に、朝・昼・夕と寝ていた赤ちゃんも、個人差はありますが夕方の睡眠なしでも大丈夫になってくる頃と言われています。1日の睡眠時間の目安は、11~13時間程度。夜にしっかりと寝てもらうには、お昼間に散歩に行ったりお家で遊んだり、刺激を与えてあげるとよいでしょう。

昼間の刺激を思い出して、夜中に泣く子も出てくるので、泣いて起きても、少しの間様子を見ていると、そのまま寝ることも。すぐに抱っこや授乳ではなく、トントンとしてあげたり、お腹や背中をさすったりして安心感を与えてあげましょう。

 

生後9カ月以降の寝かしつけ

ずりばいやハイハイが始まる子も出てくるので、体力の消耗が増えることに比例して、夜の睡眠時間も増えてくる頃です。1日の睡眠時間の目安は、11~13時間。離乳食も3回食と、大人と同じリズムで食べられるようになってきます。就寝の2時間前を目安に、夕食が完了するようにしておきましょう。

この頃になると、ママを探して泣く子、いわゆる後追いが始まる子もいます。ママの匂いなど、存在確認をすれば安心する子もいるので、立ち上がって抱っこをするのではなくて、寄り添って寝てあげたり体をさすってあげたりするといよいでしょう。

ママがイライラしない寝かしつけを

赤ちゃんの成長や個性を見ながら

月齢別で寝かしつけの方法をご紹介しましたが、赤ちゃんそれぞれの成長スピードがあるので、同じ月齢でもできることとできないことは異なります。それぞれの赤ちゃんの成長はもちろん、個性に合わせて寝かしつけをしてみましょう。


寝かしつけもママの気持ちが伝わる

赤ちゃんがなかなか寝ないと、家事や自分の時間ができずにイライラしてしまいがち。そのイライラは赤ちゃんにも伝わります。当たり前ですが、決して意地悪をしようと思って寝ないわけではありません。イライラしているママの気持ちを不安に思い、伝える手段が泣くことしかないのです。イライラが伝わるのと同様に、ママがリラックスしている気持ちも赤ちゃんには伝わります。

赤ちゃんがリラックスして寝るためにも、ママもリラックスすることを心がけましょう。

それぞれの赤ちゃんに合わせた寝かしつけを

抱っこでないと寝ない子、おしゃぶりがないと寝ない子など、新生児から個性があります。ご紹介した方法を試しながら、それぞれの赤ちゃんに合わせた寝かしつけを、ゆったりとした気持ちでしてあげましょう。今回紹介したように、おしゃぶりはうまく使うとメリットが大きそうなので、ぜひ一度検討してみはいかがでしょうか。

 

2017.08.10

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