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赤ちゃんのモロー反射対策法。おくるみ以外のアイテムを使う工夫やママたちの寝かしつけのアイディア紹介
赤ちゃんの頃に見られるモロー反射対策をおくるみ以外でしたいというママやパパもいるかもしれません。なかには、赤ちゃんがおくるみを突然嫌がるようになり、困っているという方もいるのではないでしょうか。今回は、乳児がおくるみを嫌がるときに、モロー反射対策を別のアイテムで行う工夫や、おくるみ以外の寝かしつけ方法などについて、ママたちの体験談を交えながらご紹介していきます。
モロー反射とは?
モロー反射とは、生まれたときから備わっている原始反射で、外部からの刺激に対して赤ちゃんが自分の意志とは関係なく、反射的に起こす動きのことをいうようです。
赤ちゃんの頭を正面に向けて少し起こしたあと、急に頭を下げると、びっくりしたように両手を広げ、続いて何かに抱きつくような左右対称の動作というと、頭に浮かびやすいかもしれません。また、急な大きい音に対して反応しモロー反射が起こることもあるようです。
モロー反射は、一般的には生後0~4ヶ月頃までにみられる正常な反応で、だいたいの子どもは生後4ヶ月以降になると見られなくなるそうです。一方で、このモロー反射が長引くと、子どもが不必要なストレス反応を繰り返すことになり、睡眠障害や過敏性などの問題を引き起こす可能性もあるといわれているようです。
赤ちゃんがおくるみを嫌がる
モロー反射は、赤ちゃんをおくるみに包むことで防いでいるという方も多いのではないでしょうか。ところが、そんなおくるみを赤ちゃんが突然嫌がるようになるというケースも少なくないようです。ママたちの体験談をご紹介します。
30代ママ
30代ママ
仰向けで寝ているときにモロー反射で起きてしまうことが増えたので、生後1ヶ月をすぎたくらいから、寝かしつけのときにおくるみを使っていました。慣れていないからかしばらく泣いて嫌がるので、このまま使い続けてよいのか不安になりました。
モロー反射対策としておくるみを使っていると、赤ちゃんが包まれることを嫌がるようになったというママの声がありました。他にも、子どもにあった巻き方ができていないのではないかや、おくるみ以外のアイテムを使ったモロー反射対策法を知りたいという方も多いようです。
では、赤ちゃんがモロー反射対策としておくるみを嫌がるときにできる工夫や、おくるみ以外のアイディアはあるのでしょうか。ママたちの声を参考にご紹介していきます。
赤ちゃんがおくるみを嫌がるときの対策法
突然赤ちゃんがおくるみを嫌がるようになったと感じているママや、モロー反射の対策としてこれからおくるみを使おうかと考えているママもいるかもしれません。赤ちゃんがおくるみを嫌がるとき、どのような工夫をしたらよいのでしょうか。
おくるみ以外のアイテムを使う
20代ママ
モロー反射や夜泣き対策に良いと聞いて、スワドルアップというものを使ってみました。上半身は伸縮性のある生地でぴたっと包み込み、下半身はゆったりとしたデザインになっています。
従来のおくるみよりも拘束されず、締め付けられるストレスよりも、包まれる安心感を得られるよう配慮されているようです。
他にも、ママのおなかの中の音に似ているノイズで、赤ちゃんが落ち着くといわれているホワイトノイズの機器を使っているという声もありました。ホワイトノイズの無料アプリなどもあるようなので、物音や外音がモロー反射につながらないような環境を作りたい方にはおすすめかもしれません。
何日か続ける
30代ママ
うちの場合は生後1ヶ月になる頃からおくるみを使い始めたので、はじめの2、3日は泣いていました。挑戦は1週間までと決めて続けていると、5日経ったあたりからよく寝てくれるようになりました。
おくるみを使い始めたばかりの場合は、何日か続けることで赤ちゃんが慣れることもあるようです。泣いている赤ちゃんの姿が気になるかもしれませんが、期限を決めて続けてみるとママやパパの負担が減りそうですね。
素材を変える
20代ママ
おくるみを嫌がるようになったので、春から夏の季節の変わり目で暑くなってきたからかもしれないと考えました。厚手のものから、ガーゼ素材でできた薄手のおくるみに変えると今まで通りに寝てくれました。
おくるみを巻くことによって、暑さが増してしまい嫌がっていたのかもしれませんね。ガーゼ生地やバスタオル、タオルケット、フリースブランケットなど、春夏秋冬それぞれの季節にあったおくるみの素材を選ぶことで、赤ちゃんが快適にすごせそうですね。
巻き方を変える
30代ママ
生後3ヶ月になる頃からおくるみを嫌がり始めたので、巻き方がきつくなったのだろうと思いました。少し手足が自由に動かせるよう、成長にあわせて巻き方を変えました。
成長に伴い、自分で手足を動かしたがったり普段の巻き方がきついと感じたりして、おくるみを嫌がる赤ちゃんもいるようです。お雛巻きや下半ぐるみ、上半ぐるみなど、状況に応じて巻き方を変えるのもひとつのアイディアかもしれません。
他にも、生後3ヶ月頃は体が大きくなってうまく巻けなくなってきたので、他の巻き方を調べて実践してみたというママもいました。
おくるみ以外に試した寝かしつけ方法
では、赤ちゃんがモロー反射をしないような寝かしつけ方法はあるのでしょうか。おくるみで包むこと以外に、ママたちがどのような方法で寝かしつけているのか聞いてみました。
足を毛布や布団で包む
30代ママ
手や足がよく動くようになってきたので、折りたたんだ毛布や布団の間に子どもの足を入れ、包んでいました。手足が自由になったけれど、包まれているような安心感は無くさないようにしました。
足元が布団などで包まれていると、おくるみと同じような安心感が得られることもあるのかもしれません。他にも、下半身だけおくるみを巻いたというママの声もありました。
マッサージやトントン
40代ママ
上の子はおくるみが大好きでしばらく使っていたのですが、下の子は手足が固定されることが嫌なようで、生後3ヶ月くらいからおくるみを嫌がるようになりました。その後の寝かしつけは、足の裏をマッサージしたりお腹をトントンしたりして寝かしつけていました。
赤ちゃんによっては、もともと包まれることが苦手な子もいるようです。布団に寝かせてマッサージやトントンをしているうちに、安心して眠れることもあるかもしれませんね。
音楽
20代ママ
生後1ヶ月経つ前からおくるみを嫌がっていました。ママのお腹の中にいるときと同じような音は安心すると聞いたことがあったので、心音を流しながら寝かしつけるようにしていました。
寝かしつけのときに、赤ちゃんが好きだと感じる音楽を流してみるとよいかもしれませんね。ママのなかからは、オルゴール音を流しているという声や、水の流れる音などの環境音を流しているという声も聞かれました。
おんぶ紐
30代ママ
日中の寝かしつけはおんぶ紐を利用しています。両手が空くので、家事をしながら寝かしつけられますし、子どもも密着することで安心感があるようです。おんぶ紐で寝たあとはベッドに仰向けにして置いていますが、モロー反射も少なくなり助かっています。
抱っこ紐をおんぶのスタイルに変えて寝かしつけに活用しているという声もありました。きょうだいのお世話をしたいときやちょっとした日常生活における動作なども抱っこよりおんぶの方が楽なこともあるようです。
おんぶ紐で子どもを抱く際、最初は怖いと感じることもあるかもしれませんが、ぬいぐるみで練習したりパパにサポートしてもらったりして、徐々に慣れていくとよいでしょう。おんぶをすると子どもが視界に入らないため、万が一異変が起こった時もいち早く気づけるよう、頻繁に状態を確認することが大切という体験談も聞かれました。
寝かしつけのときに意識したいこと
赤ちゃんがモロー反射などなく、安心して眠れるよう、寝かしつける部屋の環境を整えたいと感じているママもいるのではないでしょうか。寝かしつけのときママたちは、どのようなこと意識しているのか聞いてみました。
音や明るさ
20代ママ
息子が生後1ヶ月から3ヶ月くらいのときは、3時間おきに寝たり起きたりしていたので、リビングで寝かしつけていました。睡眠の妨げにならないよう、テレビは消し、部屋を暗くしてから寝かしつけるようにしています。
音や明るさが気にならないよう、雑音になりそうなものを消したり部屋の明るさを暗くしたりしているママもいるようです。遮光カーテンを使うとモロー反射がなくなったという声もありました。ぐっすり眠れるように睡眠の妨げになりそうなものは、予め無くしておくことが大切かもしれませんね。
温度や湿度
30代ママ
赤ちゃんは自分でまだ体温調節ができないと思うので、部屋の温度や湿度には気をつけています。生後3ヶ月くらいの頃は冬で寝室が寒くて寝つくのに時間がかかることもあったので、寝る前に部屋を温めておくようにしました。
自分で体温調節が難しい赤ちゃんには、予め部屋を温めたり冷やしたりしておくとよいかもしれません。ママのなかには、夏は暑い日が続くので温度と湿度、赤ちゃんの様子をよくチェックしていたという声もありました。
焦らない気持ち
30代ママ
寝かしつけの際は、自分の疲れもあいまって、早く寝てほしいと思ってしまいがちです。ですが、ゆったりと焦らない気持ちをもつことで、赤ちゃんもスムーズに寝てくれるようになった気がします。ママの気持ちが赤ちゃんにも伝わっているのかもしれません。
早く寝かしつけたいという気持ちが赤ちゃんにイライラとした気持ちとして伝わってしまうこともあるでしょう。そんなときは、深呼吸して焦らず落ち着くことが一番かもしれません。
モロー反射対策と寝かしつけはそれぞれの赤ちゃんにあった方法で
モロー反射対策として活躍するおくるみですが、赤ちゃんが突然おくるみに包まれることを嫌がるようになることもあるかもしれません。そんなときは、ママたちのアイディア紹介にもあったように、おくるみの素材や巻き方を変えるなどさまざまな工夫をしてみてはいかがでしょうか。おくるみで寝かしつける以外にも、生後3ヶ月頃からマッサージやトントンで寝かせていたというママもいました。
なかには、生後1ヶ月に満たない乳児でも、手足を動かしたいとおくるみを嫌がることもあるようです。明るさや温度など部屋の環境を整えながら、赤ちゃんにあったモロー反射対策をして快適に寝られるようになるとよいですね。
今まではおくるみで包んで寝かしつけていたので、モロー反射による夜間の覚醒も防げてとても便利でしたが、生後3ヶ月経ったくらいからおくるみに包むと泣いて嫌がるようになりました。成長してきつくなったのでしょうか。