生後7カ月の乳児が寝てくれないときの、寝かしつけのコツと対策

生後7カ月の乳児が寝てくれないときの、寝かしつけのコツと対策

乳児が夜寝てくれない・夜泣きする場合の生活環境の整え方

2018.05.04

生後7カ月になると、夜寝てくれない乳児や夜中に起きて泣き出す乳児もいるかもしれません。乳児が寝てくれない理由を保護者はどのように考えているのでしょう。保護者が考える乳児が寝てくれない理由、乳児が寝なくてイライラしたときや夜泣きをしたときの対処法について、保護者の体験談を交えて紹介します。

生後7カ月の乳児は夜寝てくれないこともある?

生後7カ月頃の睡眠について保護者に聞いてみました。


「生後7カ月頃から夜寝てくれないことが多くなりました。どうしたらスムーズに寝てくれるのかと悩みました」(30代ママ)

「生後7カ月の頃は、決めた時間に起きられなかった日はお昼寝の時間が遅くなり、夜寝てくれないということが続きました。生活リズムが整わないために夜寝てくれないのではないかと悩みました」(30代ママ)

「生後7カ月の時期、乳児が夜21時をすぎても寝なかったり、4時頃に目覚めて元気に動いてしまったりすることがよくありました。そのため私の睡眠不足とストレスが溜まり、いつもイライラして感情的になることが多かったです」(30代ママ)

生後7カ月頃になると、昼間の生活リズムを整えようと意識するママもいる一方、乳児が夜寝てくれないことに悩むママもいるようです。寝る時間になってもなかなか寝てくれなかったり、夜泣きが増えると、睡眠不足がさらに深刻化しどうしてよいか困ってしまったりイライラしてしまうかもしれませんね。


保護者が考える乳児が夜寝てくれない理由

生後7カ月の乳児が夜寝てくれない理由を、保護者はどのように考えたのでしょうか。


部屋の明るさ・直射日光

夜泣きの原因は
Africa Studio/Shutterstock.com

「部屋の明るさだけでなく、直射日光も気をつけていました。カーテンを閉めて部屋を暗くすると、赤ちゃんが寝やすそうでした」(30代ママ)

「乳児が寝る少し前から部屋の明かりを調整するようにしました。仰向けに寝ていることが多いので、朝は明るく、夕方からはあまり明るすぎないようにと意識しました」(40代ママ)

「睡眠不足になりすぎない程度に、カーテンを使って直射日光をコントロールしていました。昼間は適度に日光を入れ、夕方からは徐々に遮光して暗くしていきました」(30代ママ)

夕方を過ぎて部屋の明かりが強すぎると、夜になっても赤ちゃんが寝てくれないように感じた方がいました。部屋の明るさを調整するのも環境づくりとして大事と考える保護者も多いようです。直射日光を遮ることで、赤ちゃんの睡眠環境を整え、生活リズムを整えるのに役立つかもしれません。

家族の声や音

「乳児が寝る時間に家族が大きな声でおしゃべりをしていると、騒音でなかなか寝てくれないように感じました」(30代ママ)

「テレビの音や家電の音など、生活環境の騒音にも気をつけていました。パートナーと協力して、赤ちゃんの周りをできるだけ静かに保つようにしていました」(40代ママ)

「夫婦ともに相談して、赤ちゃんが寝ている間は突然の騒音で驚き起きてしまうことがないよう気をつけていました」(40代パパ)

生後7カ月の赤ちゃんは、周りの騒音で目が覚めてしまうことがあるかもしれません。突然の騒音で驚き、せっかく寝ついた赤ちゃんが起きてしまったこともあるという声もありました。

ほかにも赤ちゃんの睡眠を妨げる騒音にはさまざまなものがあるでしょう。テレビや会話の音、家電の音など、日常的な生活音にも注意したいですね。家族全員で協力して、赤ちゃんの睡眠環境を静かに保つことが大切です。

お腹がすいている

「離乳食を食べた後、ミルクをあまり飲まなかったときは、赤ちゃんが夜寝てくれないことがありました。離乳食と授乳のバランスが難しいと思いました」(30代ママ)

「完母だったので、授乳量の調整に悩みました。夜中に何度も起きて母乳を求めることがありました」(30代ママ)

離乳食や授乳の量が足りず、お腹が空いて寝られないのではないかと考えた方がいました。離乳食を食べる時間が遅くなり、寝る前の母乳の飲み方が少なくなってしまったとき、夜寝てくれないことがあったという声もありました。授乳量の調整は、完母の場合特に難しいようです。

お昼寝の時間が長い

「お昼寝から起きるのが普段より遅くなると、夜寝てくれないことがありました。夕方遅くまで寝たために眠くならないのではないかと感じました」(30代ママ)

「生活リズムを整えるため、お昼寝の時間を決めて守るようにしました。それでも寝てくれないときは、かかりつけの小児科医に相談してアドバイスをもらいました」(30代ママ)

生後7カ月の赤ちゃんは、午後のお昼寝が長くなると夜になっても眠くならないことがあるようです。お出かけなどでお昼寝の時間がずれてしまったときは、夜寝てくれないことがあったという声もありました。生活リズムを整えることが大切ですが、困ったときはかかりつけ医に相談するのもよい方法かもしれません。


温度湿度の問題

「赤ちゃんの部屋の温度湿度には特に気を使いました。夏は扇風機を使い、冬は加湿器を使って快適な環境を作るようにしていました」(30代ママ)

「外気温の変化に合わせて、赤ちゃんの服装を調整していました。寝るときは薄着にして、布団で調節するようにしていました」(40代ママ)

乳児の睡眠環境を整える上で、温度湿度の管理は重要と考える方が多いようです。保護者からも季節や外気温の変化に応じて、部屋の環境を調整するといった声がありました。また、赤ちゃんの服装にも注意を払い、快適に眠れるようにすることも効果がありそうです。

生後7カ月の生活リズムを整える方法

7カ月寝かしつけ
iStock.com/ziggy_mars

赤ちゃんの生活リズムを整えることで、夜の睡眠問題を解決できるかもしれません。日中の活動や食事、お昼寝のタイミングなど、一日の流れを意識的に作るなど、夜の睡眠につながるよい生活リズムを築く方法を保護者に聞きました。

お昼寝の時間を決める

「夜寝てくれないのはお昼寝の時間が関係あるのかもしれないと思い、生活リズムを整えるため午後のお昼寝は決まった時間にするように意識しました」(30代ママ)

「お昼寝は2回に分けて、午前と午後に短めにするようにしました。夕方遅くまで寝てしまうと、夜寝てくれないことが多かったです」(40代ママ)

赤ちゃんのお昼寝の時間を適切に管理することは、夜の睡眠に大きく影響します。お昼寝を適度な長さと回数に調整することで、夜の睡眠につながるよい生活リズムを作ることができるかもしれません。各家庭の状況に合わせて、最適なお昼寝のパターンを見つけることが大切です。

生活スケジュールを確立

「お散歩や離乳食などが普段と同じ生活リズムでできた日には、夜寝てくれないことが少ないように感じました。一日のスケジュールを立てて生活するようにしていました」(40代ママ)

「朝の光を浴びる時間や、離乳食の時間を決めて規則正しい生活を心がけました。自分の生活リズムも整えることで、赤ちゃんのリズムも安定したように感じます」(30代ママ)

生後7カ月の赤ちゃんが夜寝てくれない理由として、昼間の過ごし方に関係があるのかもしれないと考えた方がいました。生活リズムを整えることで赤ちゃんの寝つきがよくなったという声もありました。規則正しい生活スケジュールを確立することで、乳児の睡眠パターンも安定するかもしれません。

離乳食と授乳量のバランスを調整

「離乳食の量が増えてくると、母乳の飲み方が変わってきました。夜中の授乳回数を減らすため、日中にしっかり離乳食を食べてもらうようにしました」(30代ママ)

「完母でしたが、離乳食の開始とともに授乳量のバランスに悩みました。かかりつけの小児科医に相談して、適切な量を見極めるようにしました」(20代ママ)

生後7カ月頃は離乳食が始まり、授乳量との調整が必要になります。離乳食の量が増えるにつれて母乳やミルクの量を調整することで、夜間の授乳回数を減らし、赤ちゃんの夜の睡眠を改善できる可能性があります。完母の場合は特に難しいかもしれませんが、かかりつけ医に相談しながら最適なバランスを見つけることが大切です。


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抱っこであやす

「夜泣きが始まると、いつも抱っこして歩きながらあやしていました。抱っこしてゆらゆらしてあげると泣き止むことが多かったと思います」(30代ママ)


「抱っこするときは、赤ちゃんを仰向けにして顔を見ながら話しかけました。自分の声で安心するようでした」(40代パパ)

生後7カ月の赤ちゃんが夜泣きをしたときは、抱っこや授乳をすることで寝かしつけていた方がいました。ママに抱っこされてゆらゆらしているうち、再び眠くなることもあるようです。仰向けで抱くことで、赤ちゃんに安心感を与えられるかもしれません。

授乳

「お腹がすくと赤ちゃんが夜寝てくれないことがあったので、寝る前にミルクか母乳をお腹いっぱいになるまで授乳するようにしました」(20代ママ)

「完母だったので、生後7カ月の頃は離乳食が始まっていましたが泣いたら母乳をあげていました。添い乳をすると赤ちゃんがすぐに泣き止んでくれて助かりました」(30代ママ)


お腹が満たされると乳児もスムーズに寝つくことができるかもしれません。寝る前にミルクをしっかり飲んだときは、朝までよく眠ることがあったという声もありました。授乳量の調整は難しいかもしれませんが、赤ちゃんの様子を見ながら適切な量を見極めることが大切です。

1度起こしてみる

「なかなか泣き止まないときは、1度起こして少し赤ちゃんの相手をしました。目が覚めて気分がよくなると、すぐに寝てくれました」(40代ママ)

「夜泣きが長引くときは、パートナーと交代で対応しました。自分一人で抱え込まず、夫婦とも協力することで精神的にも楽になりました」(30代ママ)

生後7カ月の頃は眠りながら泣き続けることもあるかもしれません。一旦目を覚まして気分転換することで、もう一度寝つかせることができたという声もありました。パートナーとの協力も、夜泣き対策の重要なポイントかもしれません。

外の空気を吸う

「抱っこしても泣き止んでくれないときは、外に出て風にあたるようにしてみました。外の空気を吸うことで赤ちゃんの気分もよくなるようでした」(30代ママ)

「外に出るときは外気温に注意しました。寒すぎず暑すぎない温度の時に短時間だけ外に出ると、赤ちゃんがすぐに落ち着きました」(40代パパ)

外に出たり、場所を変えることで、赤ちゃんが泣き止んでくれることもあるかもしれません。外の空気を吸って赤ちゃんだけでなくイライラしていた自分もリフレッシュできたというママもいました。ただし、外気温には十分注意し、赤ちゃんの体調管理に気をつけることが大切です。

パートナーと協力して対応する

「夜泣きが続くときは、パートナーと交代で対応しました。一人で抱え込まず、夫婦とも協力することで精神的にも楽になりました」(30代ママ)

「パートナーと役割分担をしました。私が授乳をする間、パートナーがおむつ交換や赤ちゃんをあやす役割を担当しました」(20代ママ)

赤ちゃんの夜泣きに対応するのは、体力的にも精神的にも大変な作業です。パートナーと協力して対応することで、お互いの負担を軽減し、より効果的に赤ちゃんをケアすることができるかもしれません。夫婦とも協力して赤ちゃんの世話をする夜泣きとは、家族の絆を深めるよい機会にもなるでしょう。

寝かしつけでイライラしないための対処法

赤ちゃんの寝かしつけは、多くのママにとってストレスの源となりがちです。特に生後7カ月頃は、発達の節目と重なり、睡眠パターンが変化することも。ここでは、寝かしつけ時のイライラを解消する方法をご紹介します。

「以前は子どもが寝てくれないたびにイライラしていました。しかし、『今日は寝かせなければ』という強迫観念を手放すことで、気持ちが楽になりました。代わりに『今日はゆっくり過ごす時間』と捉え直し、子どもと一緒にリラックスタイムを楽しむようにしました」(30代ママ)

「寝かしつけ中のイライラを解消するため、呼吸法を取り入れてみました。子どもが寝ないときは、まず深呼吸を5回します。それから焦らないようにと自分に言い聞かせてイライラを鎮めます。このおかげで、自分の気持ちをリセットできるようになりました」(30代ママ)

「夫と協力して寝かしつけ交代制を導入しました。一人で抱え込まず、パートナーと分担することで、精神的な負担が大きく軽減されました。また、寝かしつけの時間を自分のためのマインドフルネスの時間と捉え直したことで、イライラするよりも穏やかな気持ちでいられるようになりました」(40代ママ)

寝かしつけ時のイライラを軽減するためには、毎晩スムーズに寝てくれることを期待せず、時には寝つきが悪い日があることを受け入れましょう。完璧を求めすぎないことが大切なようです。

寝かしつけの前後に、自分のためのリラックスタイムを設けましょう。短時間でも、深呼吸やストレッチなどで心身をリフレッシュしたり、寝かしつけ中は、イライラする気持ちに気づきつつも、それにとらわれすぎないよう意識したという方もいました。代わりに、子どもとの触れ合いや呼吸に意識を向けてみるなどの方法もあるようです。

また、パートナーや家族と協力し、寝かしつけを一人で抱え込まないようにすることも効果がありそうです。寝かしつけがうまくいかなくても自分を責めず、「明日また頑張ろう」と前向きに考えましょう。小さな成功も自分を褒めることで、育児ストレスの解消につながるかもしれません。


赤ちゃんが夜寝ないときは寝かしつけを工夫して

7カ月の赤ちゃん
TierneyMJ/Shutterstock.com

生後7カ月の赤ちゃんが夜寝てくれないときや夜中に起きて泣くときに、保護者はさまざまな工夫をして乗り越えたようです。イライラしてしまうこともあるかもしれませんが、赤ちゃんが寝てくれない理由なども考えて、赤ちゃんやママに合う、寝かしつけの方法がみつかるとよいですね。

生後7カ月の赤ちゃんの睡眠パターンは個人差が大きく、夜寝てくれない問題に悩む保護者も多いようです。しかし、生活リズムの調整、睡眠環境の整備、適切な授乳量と離乳食のバランス、そしてパートナーとの協力など、さまざまな工夫を重ねている保護者が多いようです。

外気温や騒音、直射日光などの環境要因にも注意を払い、赤ちゃんにとって快適な睡眠環境を整えるとよいでしょう。また夜泣きへの対応も、抱っこや授乳、外気浴など、赤ちゃんの個性に合わせた方法を見つけていけるとよいですね。

赤ちゃんが目を覚ましたときに驚きを感じないよう、できるだけ安定した生活環境を保つことが重要です。また、保護者も睡眠不足にならないよう、協力して赤ちゃんの睡眠をサポートできるとよいですね。

困ったときはかかりつけの小児科医に相談するなど、専門家のアドバイスを受けることもよいでしょう。赤ちゃんの成長に合わせて、家族全体で協力しながら最適な睡眠リズムを見つけていきたいですね。


2018.05.04

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