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断乳した時期の寝かしつけはどうする?ママたちが実践した夜泣きの対処方法
断乳を決断したは良いものの、おっぱいを欲しがって夜泣きをしたり、なかなか寝てくれなくて悩んでいる方もいると思います。今回は、先輩ママたちが断乳中に実践していた寝かしつけ方法を体験談を参考にしながらご紹介していきます。
断乳を始めた時期はいつから?
卒乳を待たずに断乳を決意する場合、多くのママが決行する時期が1歳前後でしょう。
5~6カ月頃からスタートした離乳食も落ち着き始め、そろそろ母乳育児についての卒業を意識する時期でもあります。
特に、育休を終えて職場復帰が控えているママは
保育園の入園をきっかけに断乳を決意することが多いようです。
また、子どもの歯が生えはじめ、授乳中の激痛に苦しむママも出てきます。幸せを感じていたはずの授乳時間が苦痛になり、断乳を決意することもあるようです。
断乳は「初めてのしつけ」と言われることもある成長のステップ。あまり罪悪感を持ちすぎず、それぞれのペースで進めていきましょう。
【体験談】断乳後の夜泣きに悩まされたママたちの声
先輩ママたちに話を尋ねると、断乳時は夜泣きが特に大変と感じる方が多いようです。
当時はどんな様子だったのか詳しく聞いてみました。
断乳時の寝かしつけは夜が勝負
「断乳中に辛いと感じるのは、圧倒的に夜間でした。
断乳決行までは夜泣き対策として添い乳をしていたので、夜におっぱい欲しさで泣いたわが子に対して、授乳以外の方法で寝かしつけるのは至難の業。
ひたすら背中をトントンして寝かしつけるのは想像以上に大変で、子どもといっしょに泣いてしまう夜もありました」(20代ママ)
夜間は思わずおっぱいをあげそうになった
「一度断乳を始めたら母親が折れてはならないと聞き、強固な決意で始めたはずの断乳。どんなに泣いていても心を鬼にして『おっぱい、ないないよ』と言い聞かせてきました。
しかし、やはり心が折れそうになったのが夜間。
事前にかき集めた情報では2~3日すれば泣かなくなるとありましたが、2週間経ってやっと変化が見え始めるという状態でした。
当時を思い出い返すと、寝不足と育児のストレスにかなり悩まされていましたね」(30代ママ)
断乳中の夜泣きはどうした?ママたちが実践した寝かしつけ方法
断乳時は夜泣きに悩まされるママたちが多いようですが、どんな寝かしつけ方法が効果的なのでしょうか。
先輩ママたちが実践していた寝かしつけ方法をご紹介します。
ママも休みつつ、抱っこして背中をトントン
「断乳中は寝かしつけの方法を自分も休めるように工夫しました。
抱っこをすると子どもは安心するようでしたので、自分が仰向けに寝転んでお腹の上に子どもを乗せて背中をトントン。腕や肩は疲れないし、寝かしつけが格段に楽になりました。寝かしつけながらいっしょに寝てしまうこともありましたが、だいぶ心にゆとりができました。
夜泣きしたときも、私は起き上がることなく子どもの頭を胸のあたりに引き寄せてトントン。慣れてくると、子どもは目が覚めても隣で寝ている私に自分でよじ登って、勝手に再入眠してくれるようになりました」(20代ママ)
絵本や子守歌で入眠儀式をつくる
「授乳の代わりになるような入眠儀式を取り入れるとよいと聞いたので、寝る前に絵本の読み聞かせと子守歌はよく歌っていました。
目が冴えてしまうような楽しい絵本ばかり読んでいたので、落ち着けて眠りを誘うしかけがある『ねんね用の絵本』を用意したり、ゆったりとした子守歌を聞かせていました。
はじめはなかなか寝てくれない日も続いたのですが、続けていくうちにすんなりと寝てくれるようになりました。絵本や歌が入眠の儀式にすることで『もうねんねの時間なんだな』と子どもなりのリズムができたみたいです」(30代ママ)
ママも寝たふりをする
「いろいろと情報を集めて試したものの、わが子にはなかなか効かず。
読み聞かせや音楽をかけると『遊びの時間』だととらえたのか、寝ようとしてくれませんでした。
そこでトントンや抱っこなどある程度のスキンシップをしたあとは、思いきって寝たふりをしていました。
最初はウロウロしたり私の髪を触ってきたりするのですが、私も主人も構ってもらえないと分かると、数分後にあきらめて寝るようになりました」(30代ママ)
断乳後の寝かしつけの方法は、ママやパパ、子どもの性格によってもさまざま。
ぬくもりが必要な子どもは密着するだけでも良いし、寝る前に絵本を読むだけで安心して寝てくれる子どももいるでしょう。あまりにも寝てくれず、諦めて自分の好きな歌を熱唱していたら子どもが寝ていたというママもいます。
寝かしつけに悩んでいるときは、いろいろな情報を参考にしつつ、子どもとママやパパにとって一番リラックスできる寝かしつけの方法を見つけてみてくださいね。
断乳して感じる「家族の存在あってこそ」ということ
夜泣きをするわが子を夜間に一人であやしていると、孤独や不安を感じるママもいるかもしれません。
断乳を乗り越えてきたママたちの中には、「周りの協力があったからこそ成功した」という声が多くありました。
パパならではの観点と方法が断乳の手助けに
「断乳中は主人が率先して寝かしつけをしてくれて、それがとても効果的だったと今になって感じています。
主人は育児においてあまり固定観念にとらわれていなかったため、子どもの睡眠時間を気にせず好きなだけ遊ばせるなど、育児書通りに進めようとする私にとっては驚くような方法を取っていました。
結果的に子どもは私が近くにいない方がおっぱいを求めず、すんなりと寝てくれることもありました。主人のやり方に見ていてハラハラすることもありましたが、大人がイライラしないからこそ子どもも安心して寝たのかもしれません。
少しぐらい理想の育児から外れても、『こんな日もある』と心のゆとりを持つだけで、歯車が上手く回り始めることもあると教えられましたね」(30代ママ)
パパと協力し合った計画断乳で寝かしつけに成功
「先輩ママから『断乳は協力者がいた方が成功しやすい』という話を聞き、主人の協力が得られる日程を選んで、しっかりと計画して挑みました。
子どもがちょうど11カ月になるころ、ちょうど主人がお盆で長期休暇を取ることができた時期でした。子どもがおっぱいを忘れられるよう外にたくさん連れ出してもらったり、夜泣きにも付き合ってもらいました。
主人が翌日休みだと思うと気兼ねなく協力をあおげましたね。
順序としては、まず夜間断乳から。夜におっぱいが離れると、昼間におっぱいを欲しがらなくなりました。計画的に始めた断乳でしたが、昼間は卒乳といっても良いかもしれません」(30代ママ)
単身赴任など仕事の都合で直接パパに協力してもらうのが難しい場合もあるかもしれませんが、祖父母に相談するだけでも心が軽くなったというママもいました。
1人で抱え込みすぎず、ときには周りに頼りながら断乳を進めるのもよいかもしれませんね。
断乳時でもあまり気負わず、それぞれに合った寝かしつけ方法を
断乳時の夜泣きはママやパパにとってかなり辛い時期に感じることもあると思います。
けれど、思い通りに断乳できなかったからといって、育児が失敗したわけではありません。
ときには周りに相談したり協力をお願いしてみたりと、さまざまな方法を試してみるのもよいかもしれません。
あまり気負いすぎることなく、赤ちゃんとママ・パパそれぞれに合った寝かしつけ方法を見つけられるとよいですね。