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生後2ヶ月の寝かしつけ。かかる時間や就寝時間、コツや方法とは
赤ちゃんは生後2ヶ月になると、新生児期と比べるとまとまって睡眠をとるようになるといわれています。実際、保護者はこの時期の赤ちゃんの寝かしつけにどのような工夫をして乗り切っていたのでしょうか。今回は生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけに何時間かかるのか、就寝時間はどうしているのかなど、寝かしつけのコツと併せて紹介します。
生後2ヶ月の寝かしつけの悩み
生後2ヶ月の赤ちゃんが、新生児期と比べて寝ないという悩みを抱えている保護者の話を聞いてみました。
寝かしつけに時間がかかる
「新生児の頃はすぐに寝ていたのに、生後2ヶ月になり寝かしつけに時間がかかるようになったのが悩みのタネでした」(30代ママ)
「うちの子は生後2ヶ月あたりから、ぐずり始めてから眠るまでの時間が長くなってきたな、と感じていました」(30代ママ)
新生児期と比べ、生後2ヶ月の赤ちゃんは起きている時間が長くなるからか、眠りにつきにくくなったというママの声がありました。この時期は、寝かしつけるときに赤ちゃんが眠くて泣くことも多いのかもしれません。
寝ない赤ちゃんへの対応
「寝かしつけに成功したと思ったら、30分ほどで起きてしまうときもありました。そのため、1日中寝かしつけを繰り返している日もありました」(40代ママ)
「夜は寝かしつけてもあまり長く寝られないようで、すぐに起きて泣くことも多く、添い寝をしている私だけでなく、ほかの家族も寝不足になるのではと心配でした」(30代ママ)
ママたちに聞くと、生後2ヶ月の赤ちゃんの1回の睡眠時間は長くて4時間、短いと15分程度と差があるようでした。赤ちゃんにはしっかり眠ってほしいと思うのに、短時間で起きてしまうと、ママたちは寝かしつけの方法に問題があるのかもしれないという悩みがあるようです。
寝かしつけの方法がわからない
「新生児期は、おっぱいを飲めばすぐに寝る子でした。生後2ヶ月になり、お腹がいっぱいになっても寝ないようになったので、寝かしつけが必要か考えるようになりました」(20代ママ)
生後2ヶ月になり、赤ちゃんが長く起きているようになったことで、今まで意識しなかった寝かしつけの必要性を考え始めたというママの声がありました。寝かしつけのコツがわからないと、赤ちゃんが眠くてぐずる時間が長くなってしまうのかもしれませんね。
生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけにかかる時間
赤ちゃんが寝つくまでの時間について保護者の声を聞いてみました。
30分程度
「生後2ヶ月になっても、新生児期とあまり変わらず15分から30分程度抱っこしていると寝ていました。一回の睡眠時間は短いときで15分、長いときは3時間くらいでした」(20代ママ)
「お腹がいっぱいになると眠れるようで、30分から40分ほどおっぱいを吸って寝落ちし、その後2時間ほど寝ていました」(40代ママ)
生後2ヶ月の頃を振り返ると、あまり寝かしつけに時間がかかっていないのに、当時はとても長く感じたというママの声もありました。この時期はママも赤ちゃんとの生活リズムが整いにくく、30分程度でも長く感じていたようです。
1時間から2時間
「うちの子は眠いのにうまく寝ない様子でした。夜は抱っこをしても授乳しても1時間以上ぐずり、最後は泣き疲れて寝るパターンが多かったです。寝始めると、4時間ほど寝ていました」(30代ママ)
「20分ほど抱っこで寝かしても、布団におろすと起きてしまって泣く、の繰り返しでした。そのため寝かしつけに2時間かかることもありました」(30代ママ)
赤ちゃんの中には、眠る雰囲気が変わることに敏感な子もいるようです。部屋が暗いことや、ママの抱っこから離れることに不安に感じるのか、うまく眠りにつけないのかもしれません。
生後2ヶ月の赤ちゃんの就寝時間は何時?
赤ちゃんの就寝時間については、それぞれ個性があるようです。
「生後2ヶ月の頃は、まだ時間を決めていなかったので、就寝時間はその日によってバラバラでした。夜中は赤ちゃんが起きたタイミングで授乳して寝かしつけていました」(30代ママ)
「まだ朝晩の区別がないようだったので、はっきり何時と決めていませんでしたが、だいたい21時頃を目安に寝かしつけるようにしていました。夜中起きたときは、授乳をしてから添い寝で寝かしつけていました」(30代ママ)
ほかにも、入浴後の授乳のときや、家族の就寝のタイミングでいっしょに寝ることで、赤ちゃんに生活リズムをつけていくというママの声もありました。
そのほかにも、入浴後の授乳のときや、家族の就寝のタイミングでいっしょに寝ることで、赤ちゃんに生活リズムをつけていくという声もありました。
生後2ヶ月の赤ちゃんは夜中に数回起きることがあり、そのたびに工夫をしながら寝かしつけをしている保護者が多いようです。
生後2ヶ月の寝かしつけのコツ
生後2ヶ月の赤ちゃんをどのような方法で寝かしつけていたのか、保護者が成功したコツを聞いきました。
授乳や抱っこの仕方を工夫する
「添い乳で寝かしつけることが多かったです。おっぱいを飲み終わった後も布団に移す手間もないので、そのまま添い寝の体勢になれるので赤ちゃんも安心して寝られたようです」(30代ママ)
「おくるみで手足が広がらないように巻いて抱っこをし、背中を軽くトントンしてあげると落ち着き、うとうとするようでした」(30代ママ)
ママたちは生後2ヶ月の赤ちゃんを寝かしつけるときに、お腹が満たすことと共に、安心できる状態を作るよう意識していたようです。
歌をうたう・音楽をかける
「自作の子守歌を口ずさみ、リズムに合わせて背中をトントンしました。歌うことで私の気持ちも楽になり、赤ちゃんもリラックスして眠りにつけるようでした」(20代ママ)
抱っこをしているときに、入眠儀式につながるようにオルゴール音楽をかけていたといった声もありました。歌を口ずさんだり、音楽をかけることで赤ちゃんに寝る時間を教えてあげられることも、寝かしつけのコツとなりそうです。
睡眠をさまたげる要因をチェック
「おしりが濡れていないかオムツをチェックしたり、おなかがすいていないか授乳時間を確認したりすると、ねんねルーティンをさまたげる要因が見つかる場合があるので、赤ちゃんの様子を見逃さないようにしています」(20代ママ)
赤ちゃんが寝ない場合は、オムツや空腹の状態、赤ちゃんのしぐさなどを細かくチェックして、寝ない原因になるものがないか確認しているという声もありました。
気持ちを切り替える
「夜中の寝かしつけで添い寝や添い乳をしても寝ない場合、機嫌がよければそのまま自由にさせておきました。部屋が暗いからか泣くことも少なく、しばらくすると寝ていることもありました」(30代ママ)
「就寝時間や夜中などにうまく眠れず、泣き止まないことに悩みがありましたが、どうしても寝ないときは思い切って電気をつけ、一度泣き止ませてから電気を暗くしていきました」(20代ママ)
寝かしつけのコツを掴んだからといって、ママたちは生後2ヶ月の赤ちゃんを毎回うまく寝かしつけられることはないようです。うまくいかなかった場合でも、「今は寝たくない状態のね、でもそのうち寝るから大丈夫」と思い切って気持ちを切り替えてもよいかもしれませんね。
寝かしつけに役立つ環境作り
生後2ヶ月の赤ちゃんの睡眠をうながす環境づくりは、寝かしつけを楽にする重要なポイントです。保護者が試してみた環境づくりの工夫について聞いてみました。
ナイトライトの活用
「ナイトライトを使い始めてから、夜中の授乳や風呂上がりのケアがとてもしやすくなりました。柔らかい光で赤ちゃんもリラックスした状態になり、寝かしつけがスムーズになりました。新生児の頃はいないなりの不安があったようですが、今ではナイトライトがあると安心して眠れるようです」(30代ママ)
「ナイトライト」とは、コンセントに直接差し込んだりして足元や部屋の一角だけを照らす小型のライトで、間接照明などにも使われます。
暗すぎる部屋は赤ちゃんに不安を与えることがあります。このような柔らかい光のナイトライトを使用することで、赤ちゃんをリラックスさせつつ、夜中の授乳や寝風呂後のケアも行いやすくなります。
快適な温度と湿度の管理
「赤ちゃんの肌は本当に敏感で、部屋の温度や湿度の変化にもすぐに反応しました。適切な環境を保つことで、寝息も安定し、ぐっすりと眠るようになりました。特に女の子は肌が敏感な子が多いと聞いていたので、チェックを欠かさないようにしています」(20代ママ)
赤ちゃんの肌は敏感です。適切な室温と湿度を保つことで、快適な睡眠環境を整えることができます。
ホワイトノイズの利用
「扇風機の音が寝息に近くて効果があるのではと気づいて使い始めました。すると不思議とリズムよく眠るようになり、子どもが寝ないことに悩むことが少なくなりました。このリズムは昼寝にも効果があり、生活リズムが整ってきたように感じます」(30代ママ)
「ホワイトノイズ」とは落ち着いた静かなノイズの音を指します。たとえばテレビの砂嵐や空気清浄機などの静音を聞いていると心が落ち着く効果があるようです。また、あえてホワイトノイズを作るホワイトノイズマシンなどもあり、これらの音は、赤ちゃんの寝息にも似た心地よいリズムを作り出し、寝かしつけに効果的と言われています。
ねんねルーティンの確立
「ねんねルーティンを始めてから、赤ちゃんの睡眠が安習慣化定してきました。毎晩『おしり拭き→授乳→おくるみ』の順で行うことで、赤ちゃんも寝る時間だと理解してくれるようになりました。このルーティンは昼寝時にも応用しています。習慣化することで、新生児の頃よりも寝かしつけが楽になりました」(30代ママ)
毎晩「オムツ替え・おしり拭き」「授乳」「おくるみでの寝かしつけ」などを同じ順序で行うことで、赤ちゃんに睡眠の時間だということを伝えるサインになります。このルーティンは昼寝ルーティンにも応用できます。
安心感を与えるぬいぐるみの活用
「ぬいぐるみを近くに置くようにしたら、赤ちゃんがリラックスして眠れるようになりました。特に下の子が女の子なのですが、柔らかいぬいぐるみを顔にかからないように添い寝させると効果があるような気がします。子どものしぐさを見ながら、安心できる環境づくりを心がけています」(20代ママ)
女の子・男の子を問わず、柔らかいぬいぐるみを近くに置くことで安心感を得られることがあるかもしれません。ただし窒息の危険があるため、直接一緒に寝かせることは避けましょう。
これらの環境づくりを習慣化することで、赤ちゃんの生活リズムが整い、寝かしつけがスムーズになることが期待できます。ただし、すべての赤ちゃんに同じ方法が効果的とは限りません。赤ちゃんのしぐさや反応をよくチェックしながら、最適な方法を見つけていくことが大切です。
また、寝かしつけに悩むママのためにベビーシッターを利用するのも一つの選択肢かもしれません。ベビーシッターさんのテクニックが赤ちゃんに合った寝かしつけ方法の参考になることもあるかもしれません。
赤ちゃんにあう寝かしつけを見つけよう
生後2ヶ月の赤ちゃんの寝かしつけについて抱っこや授乳方法の工夫のほかに、背中をトントンしたり、音楽をかけたりといろいろな方法を試していた保護者が多かったようです。この時期はまだ赤ちゃんの睡眠時間やタイミングが不安定のようなので、場合によっては寝かしつけが必要になるのかもしれません。
ねんねルーティンやお昼寝ルーティンを確立する、お風呂やオムツ替え・おしり拭き・おくるみにくるんだ状態での授乳など睡眠導入までのルーティンをつくるなど、寝るための習慣化を意識してみるのもよいでしょう。
今回紹介した寝かしつけのコツやベビーシッターさんのアドバイスなどを参考にしながら、赤ちゃんに合った寝かしつけ方法が見つけられるとよいですね。