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掃除を楽にするコツとは。大掃除のポイントや掃除の裏ワザなど
小さな子どもがいる家庭では、特に自宅の環境を清潔に保ちたいと考える方も多いでしょう。掃除の負担を軽くするコツを知っていれば、毎日の掃除が楽になるかもしれません。今回は、部屋からキッチンやお風呂、トイレなどの水回り、ベランダまで、場所別の掃除のコツや大掃除のポイント、掃除の裏ワザについてまとめました。
掃除のコツが知りたい
部屋をはじめ、キッチンやお風呂、トイレなどの水回りやベランダなど、掃除が必要な場所はさまざま。特に掃除が大変な場所は目を背けてしまうということもあるかもしれません。
そこで今回は、場所別の掃除のコツや、ママたちに聞いた大掃除をするときのポイント、掃除の裏ワザについてご紹介。今日からできそうなものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
部屋の掃除のコツ
まず部屋の中を掃除するには、どのようなコツがあるのでしょう。ママたちの声をもとにまとめました。
窓・天井
窓掃除の基本的な手順は洗い、水拭き、脱水のようです。掃除グッズとして、両面ガラスクリーナーやマイクロファイバークロス、スクイージーなどが準備できると、窓の掃除が楽になるかもしれません。
窓の汚れがひどいと、洗うときに汚れと水が混ざり、余計に汚れる場合もあるようです。汚れを取りやすくするためにも、大きな汚れを落としてから洗うようにするとよいでしょう。作業をするときは、窓の上から下に向かって汚れを落とすようにし、落とした汚れで周りを汚さないために、レジャーシートや古タオルを敷いておくとよいかもしれません。
また、窓に洗剤を直接つけて掃除する方もいるかもしれませんが、洗剤が下に垂れてしまい、跡がついたりムラになったりするケースも。窓を洗うときは、スポンジや濡れた布に洗剤をつけて掃除すると、全体をきれいに洗えるようです。汚れがひどい箇所を洗うときは、洗浄力が強めの洗剤をスポンジや濡れた布につけてピンポイントで洗うと、汚れが落ちやすくなるという声もありました。
天井は頻繁に掃除をする場所ではないかもしれませんが、知らず知らずのうちに汚れが蓄積されている場所のようです。高い位置ということもあり、部屋の天井に掃除機をかけるとなると重くて大変なため、床掃除にも使う柄の長いワイパーを使うと便利でしょう。
マイクロファイバー素材の雑巾などをワイパーにつけると、ホコリを吸着しやすいようです。ホコリが多い場合は、雑巾を少し湿らせておくとよいかもしれません。タバコによるヤニ汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を雑巾に吹きかけて使うと汚れが落ちやすくなるという声もありました。
また、天井の掃除はホコリが舞うため、晴れた日に比べるとホコリが舞いにくい、雨の日などの湿度が高い日にするようにしているという声も。そのほか、天井の素材によっては使えない洗剤もあるようなので、事前に確認しておくことも天井を掃除するときのコツかもしれません。
フローリング
家族が毎日過ごす部屋のフローリングの汚れは、ハイハイ期の子どもや、なんでも口に入れてしまう時期の子どもがいる家庭だと、特に気になるというママやパパもいるかもしれません。
フローリングの掃除をするときは、まず掃除機をかける前に、フローリングワイパーをかけて目に見える髪の毛やホコリなどを取り除くことで、掃除機がかけやすくなるようです。掃除機では届かないテレビや家具の裏などのホコリも、いっしょに取っておくとよいですね。
掃除機をかけたあとは、雑巾やウェットシートを使って水拭きをし、掃除機ではとりきれなかった汚れを落とすとよいでしょう。拭き掃除をすることで、しないときに比べてフローリングの清潔が長く保てるかもしれません。最後に、乾いた雑巾や布でからぶきのひと手間を加えると、いつもよりフローリングに輝きが出るという声もありました。
カーペット
「汚れにくい素材のもの」、「毛玉になりにくいもの」、「毛並みが短く掃除機がかけやすいもの」といったカーペットは掃除がしやすいとされており、最近では洗濯機で丸洗いできるタイプも増えているようです。掃除のことを考えてカーペットを選ぶことも、カーペット掃除のコツのひとつかもしれません。
また、洗濯機で丸洗いする場合、カーペットにゴミが付着したままだと繊維にゴミが絡まり、余計取れにくくなることも。日頃からカーペットのゴミを取る習慣をつけることで、カーペット掃除が楽になるでしょう。
ゴミを取る際に粘着クリーナーを使用する方もいるかもしれませんが、カーペットの繊維を傷めてしまうこともあり、毛玉の原因になることもあるようです。なかには、ゴム手袋をはめて、ほうきで掃くときと同じ要領でゴミをかき集めるようにすると、ゴム手袋の粘着性や静電気によってゴミが絡みつき、全部取り終えたらゴム手袋を洗うだけなのでとても便利だという声もありました。
エアコン
一般的に、表層部分である前面パネルとフィルターの掃除までは家庭で行ってもよいとされているようです。特にフィルターは、ホコリをキャッチする部分であり、掃除をしないで放っておくと、カビや水漏れ、電気代の上昇、温度調節の妨げなどの原因になることもあるようなので、こまめに掃除をした方がよいでしょう。それ以外のエアコン内部は、専門の知識がない場合は避けた方がよいかもしれません。
エアコン掃除をするときは、いきなりパネルやフィルターを外すと付着しているホコリが舞うため、まず掃除機で表面のホコリを吸っておくとよいようです。そのあと、フィルターをゆっくりと外し、外側から掃除機でホコリを吸い取るとよいでしょう。最後にブラシでこすりながら水洗いをしますが、掃除機をかけたときとは逆に、内側からシャワーをあてることがコツのようです。
吹き出し口を掃除する場合は、手で開いて、雑巾を使って拭いていきましょう。割り箸に雑巾やウエットティッシュを巻きつけて、輪ゴムで固定したものを用意すると、手が入りにくい細かい部分まで拭き取ることができるという声もありました。使用する際は、巻きつけたものが掃除中に取れて、エアコンの中に入り込まないよう注意するとよいでしょう。
また、掃除中はエアコンから汚れが落ちてくることもあるため、掃除をはじめる前に、エアコンの下に新聞紙などを敷いておく、パパに子どもを外に連れ出してもらうなどの対策を取っておくこともエアコン掃除のコツのひとつかもしれません。
そのほか
毎日家族が眠るマットレスを清潔に保ちたいと考えるママやパパも多いでしょう。マットレス掃除のコツについて聞くと、ホコリやダニの死骸などが溜まらないよう、ゆっくりといろいろな方向から掃除機をかける、湿気が溜まりカビが発生しないよう、定期的に上下裏表向きを変えて風通しをよくするなどの声がありました。
そのほか、子どものお漏らしでマットレスが汚れてしまったときは、においや汚れを残さないために、水と酢を1対1の割合で混ぜた酢水を霧吹きに入れて、マットレスにたっぷりと拭きかけるという声も。マットレスに重層をふりかけて30分ほど放置した後、掃除機で吸い取ると、重層がマットレスの汚れやにおいを吸着し、清潔になるというママもいました。
コンセントに溜まったホコリは思わぬ火災の原因になることもあるようなので、しっかりと掃除しておきたいですよね。コンセントの掃除をするときは、感電のリスクをなくすため、まずコンセントのある部屋のブレーカーを落としておくと安心かもしれません。掃除機で溜まったホコリを吸い取り、取り切れない細かなホコリは乾いた綿棒で取り除くとよいようです。
綿棒で掃除をするときには、逆にほこりを押し込んでしまわないよう注意が必要です。また、ほこりが取れないからといって、つまようじやまち針などの細いものを使って掃除するのは控えた方がよいでしょう。
コンセントにホコリが溜まるのを防ぐコンセントカバーや、コンセント掃除を楽にする極細繊維でできたお掃除手袋などの便利グッズを活用しているというママの声もあったので、参考にしてもよいかもしれませんね。
キッチンの掃除のコツ
毎日料理を作るキッチンは、跳ねた油や焦げ付き、水垢やぬめりなど、さまざまな汚れが混在する場所。そんなキッチンを掃除するときのコツについて、ママたちに聞いてみました。
シンク周り
蛇口やシンク、水切りラックについた水垢が気になるという方もいるでしょう。水垢の落とし方のコツについて聞いてみると、家庭用の中性洗剤スプレーを吹きかけるという声や、クエン酸水をキッチンペーパーにふくませ、水垢が気になる部分にパックするという声がありました。なかには、シンクに重曹の粉を吹きかけこすり洗いをしたり、重曹水でパックしたりして水垢を落としているというママもいるようです。
毎日使うキッチンの中でも、排水口は特に汚れる部分でしょう。キッチンの排水口掃除をするときは、重曹とクエン酸、使い古しの歯ブラシがあると便利だという声がありました。特に重曹は、排水口掃除だけではなく、ガスコンロなどのキッチン周りや、電子レンジなどの調理器具掃除にも役立つようなので、常備しておくと便利かもしれません。
そのほか、含まれる金属成分が、水と反応することで汚れを分解するが期待できるため、アルミホイルも排水口掃除に重宝するようです。
また、基本的なことですが、排水口にゴミをためておくと汚れが蓄積していくようです。毎日掃除するのが難しくても、キッチンを使用した後は、ゴミ受けにたまったゴミは捨てるという習慣をつけておくことで、掃除の負担が減るかもしれません。
ガスコンロ
ガスコンロの汚れは、基本的にはすぐに掃除をすれば簡単に落ちるものが多いようですが、放置して時間が経ってしまうと、なかなか取れない頑固な汚れになってしまう場合もあるようです。そうならないためにも、まず使ったあとには、油や吹きこぼれをすぐに拭き取るなどの習慣をつけることが、結果的に掃除を楽にすることにつながるでしょう。
ガスコンロの掃除には、重曹や不要な布、使い古した歯ブラシや竹串があると便利なようです。ガスコンロにつく汚れの種類はさまざまであるため、汚れの場所や汚れの種類に合わせたグッズを使うことで、掃除に対する時間やストレスを減らせるかもしれません。
冷蔵庫
さまざまな食品や調味料を保管する冷蔵庫は、飲み物をこぼしてしまったり、保存していた調味料の液がついてしまったりすることもあるでしょう。汚れは冷えるとすぐに固まってしまい、拭きとるのにも手間がかかってしまうため、基本的に汚れがついたらすぐに拭きとるよう、普段から意識しておくことが大切なようです。
冷蔵庫を掃除するときには、アルコール除菌スプレーがあると役立つでしょう。また、製氷機の掃除には、製氷機専用の洗浄剤が便利なようで、給水タンクに洗浄剤を入れておけば、自動で氷が作られる中で内部の洗浄や除菌を行ってくれるようです。氷の消費が比較的少ない、冬のシーズンなどを利用するのもひとつの方法かもしれませんね。
電子レンジ
電子レンジは調理済みの料理を温めるほか、調理中にも食材の下ごしらえをするなど、頻繁に使う調理家電かもしれません。電子レンジを掃除するときのアイテムとして、電子レンジ専用クリーナーという便利グッズがあるようです。クリーナーを電子レンジで加熱することで、洗浄成分が庫内に広がって汚れが浮き上がり、後は汚れを拭き取るだけなので、忙しいママにもうれしいアイテムかもしれません。
そのほか、電子レンジを簡単に掃除するには、水をくぐらせ軽く絞ったタオルを電子レンジで加熱し、できた蒸しタオルで庫内を拭くという方法や、頑固な汚れがある場合は、重曹と水をかき混ぜて加熱し、発生した水蒸気によって汚れを落としやすくする方法などがあるようです。
小さい子どもがいるママからは、ナチュラルクリーニングで安心して使えるクエン酸を使っているという声も。粉末が自宅にないという場合は、クエン酸が含まれる、料理に使うお酢や生のレモンで代用することもできるようなので、試してみてはいかがでしょうか。
そのほか
小さな子どもを育てる家庭では、赤ちゃんのミルクや離乳食作りで電気ポットやフードプロセッサーを頻繁に使うということもあるのではないでしょうか。子どもが口にするものを作るのに使う調理器具は、特に清潔にしておきたいですよね。
電気ポットの内側の汚れは、酢を使った方法で簡単に掃除できるようです。まず酢を10倍の水で薄めたら、電気ポットに入れて沸騰させます。その後、1時間程度保温すると底にたまったホコリが浮いてくるので、お湯とともに洗い流すだけ。お湯を沸騰させるだけで手間がかからないので、忙しい合間にもできそうな方法です。
どうしても汚れが刃にこびりつきやすいフードプロセッサーは、分解できる部分は全て取り、食器用洗剤で洗うようにするとよいでしょう。取り外せない部分や手の届かない部分は、綿棒やつまようじ、竹串などの細い棒状のものを使い、狭い部分から掻き出すようにして掃除するとよいようです。
お風呂の掃除のコツ
浴槽や床などは、直接肌に触れる場所でもあるため、毎日念入りに掃除をしているという家庭も多いかもしれません。ここでは、いつの間にか汚れていてつい後回しになってしまう鏡の掃除や、髪の毛やぬめりなど汚れの溜まりやすい排水口の掃除のコツについてご紹介します。
鏡
浴槽の鏡は、こまめに掃除しているつもりでも、気づけばうろこ状の水垢がついていたということも。お風呂場の鏡は、毎日シャワーや石鹸などにさらされているため、頑固な汚れになりがちなようです。水垢は時間が経つと落としづらくなってしまうため、定期的に掃除をすることが大切でしょう。
お風呂の鏡の掃除には、人工ダイヤモンドが付いたうろこ取りや鏡専用洗剤、クエン酸などが役立つという声がありました。また、掃除を楽にするための日頃の対策として、水切りワイパーなどを使って水気を残さないようにする、コーティング剤を使って表面をコーティングすることも重要かもしれません。
排水口
排水口に溜まった髪の毛やゴミをそのままにしていると、そこにシャンプーやせっけんなどの汚れが付着し、詰まってしまったりにおいを発生させてしまったりすることもあるようです。汚れやぬめりが蓄積してからの排水口掃除は、手間や時間がかかるため、毎日家族が使った後に髪の毛やゴミなどは取り除いておくとよいでしょう。
また、湿度が高くなってしまうと、カビや雑菌が繁殖しやすくなるため、風呂場の風通しをよくしておくことも大切なようです。使用後は窓を開けたり換気扇を使用したりして、空気を入れ替えるようにするとよいですね。
排水口内部の掃除をするときは、ブラシや風呂用クリーナー、排水口専用の洗剤があると便利でしょう。なかには、皮脂汚れを落とす重曹と水垢や石鹸カスを落とすクエン酸、汚れを分解する成分を持つアルミホイルを使って掃除をしているというママの声もありました。
トイレの掃除のコツ
家族が毎日使うトイレは、できるだけきれいにしておきたいですよね。特に汚れやすいのが便器や便座。汚れが溜まってからでは掃除が大変なため、この2箇所だけでもこまめに掃除できるとよいかもしれません。手軽に使える洗い流せるクリーナーや、流すたびに洗浄・汚れの付着を予防してくれる置き型やスタンプ型洗浄剤があると便利でしょう。
男の子のいる家庭では、床や壁などへの尿の飛び散りが気になるということもあるかもしれません。トイレの嫌なにおいは、尿の飛び散りが原因となることもあるようです。消臭効果を持つクエン酸を使ったオリジナルのスプレーを掃除に使うことで解消できたという声もありました。事前に使用しても問題ないか、床や壁の材質を確認しておくとよいですね。
ベランダの掃除のコツ
部屋の中の掃除とは違い、ついつい後回しになりがちなベランダの掃除。土や砂埃、排気ガス、家の周りの環境や季節によっては、鳥の糞やコケなどにより、気付けば予想以上に汚れているということもあるかもしれません。
ベランダ掃除の方法について聞くと、水で濡らして軽く絞った新聞紙を、細かくちぎってベランダの床にまき、新聞紙を集めるようにほうきで掃くとほこりが集めやすいという声がありました。湿らせた新聞紙の吸着力を利用することにより、ほこりが舞い上がらず、細かなゴミをたくさん巻き込んでくれるので、効率的な掃除方法かもしれません。
ベランダを掃除するときは、履き掃除用のほうきや床を磨くためのデッキブラシ、汚れがひどい場合にはアルカリ性の重曹もあるとよいようです。重曹よりも高いアルカリ性のセスキ炭酸ソーダも、水に溶けやすいといった特徴があり、水を加えてスプレーにしたりペースト状にしたりと使い勝手がよいという声もありました。
ママたちに聞いた大掃除のポイント
一年の終わりに、大掃除を行うという家庭も多いでしょう。クリスマスや年賀状の準備などでいろいろと忙しいなか、効率よく掃除を進め、綺麗な部屋で気持ちよく新年を迎えられるとよいですよね。
大掃除を効率的に進めるポイントについて、ママたちに聞いてみました。
計画を立てる
大掃除には計画的な動きが必須。計画を立てずに掃除してしまうと、目についた部分から掃除してしまい、効率が悪くなることもあるかもしれません。まずは、掃除をする場所と使える時間を洗い出し、タイムスケジュールを組むことで効率的に掃除をすることができそうです。
どこにどのくらいの時間をかけるのか把握するためにも、汚れの程度も事前に確認しておくとよいですね。また、掃除は内から外、奥から手前、上から下の順番に掃除をすると効率がよいようです。2階の部屋から1階へ、トイレやお風呂場などからリビング、最後に玄関へというように、内に溜まったホコリを外に出すイメージで計画が立てられるとよいかもしれません。
家族の役割分担を決める
大掃除を複数の場所で同時進行できるよう、家族で分担できると効率的に進みそうです。スケジュールといっしょに、誰がどこを担当するのか、役割分担も決めておくとよいかもしれません。
子どもにお手伝いをお願いするときは、子どもが使いたくなる道具を用意したり、ゲーム感覚で掃除を楽しむようにしたりすると、子どもが最後まで飽きずに続けてくれたという声もありました。また、掃除の手順が間違っていたり汚れが残っている部分があったりしても、上手にできたところを褒めることで、子どもの自信につながり、進んで掃除してくれるようになるかもしれません。
不用品を処分する
大掃除と不用品の選別を同時進行で進めようとすると、ゴミがたくさん出る上に時間も掛かるため、大掃除に取りかかる前に処分しておくようにするとよいでしょう。事前に処分しておくことで大掃除にかけられる時間が増え、掃除場所もすっきりとして掃除しやすくなりそうです。
不用品をまとめたのに年末でゴミの回収がなかったということにならないよう、ゴミの日を事前に確認し、それに合わせて行えるとよいですね。また、着なくなった服、使い古した歯ブラシやタオルなどは掃除用具として再利用することで、ゴミも減り、新たな道具を買い足さなくて済むかもしれません。
道具を準備する
掃除場所に応じた道具を用意することも、大切なポイントのひとつでしょう。重曹やクエン酸、メラミンスポンジは、さなざまな場所の掃除に重宝するため、用意しておくとよいかもしれません。
大掃除をしていると、ほこりが舞ったり洗剤などを使ったりすることも多いため、マスクやエプロン、軍手やゴム手袋なども準備しておくとよいですね。
ママたちに聞いた掃除の裏ワザ
ママたちが実践している掃除の裏ワザについて、体験談をご紹介します。
窓
30代ママ
20代ママ
ちぎって丸めた古新聞紙を使って窓ガラスを掃除しています。雑巾のように洗う手間もなく、使い捨てできるので便利です
20代ママ
レール部分の掃除に、我が家では格子状に切れ目を入れたスポンジを使っています。乾いたスポンジでサッシを拭き取ると、水を吸いながら汚れも取れるので一石二鳥です
40代ママ
伝線したストッキングを団子状にしたものを、網戸掃除の際に使っています。ストッキングを手に持ち、上から順に汚れをとっていくと汚れが落ちやすいと思います。仕上げに雑巾で拭く際は、両側を挟み込むようにすると網戸が緩みにくいです
両面同時に掃除できるガラスクリーナーや丸めた新聞紙を活用して、窓ガラスを掃除しているという声がありました。定番の掃除グッズも、切れ目を入れるなどのひと工夫で、さらに便利なものにグレードアップできるようです。
履かなくなったストッキングは、ゴミとして捨ててしまう前に、網戸掃除に使ってみてもよいですね。
フローリング
1歳女の子のママ
知人から聞いた裏ワザで、お米のとぎ汁でフローリング掃除をする方法を実践しています。バケツのお水に少し混ぜるだけなので、準備に時間も手間もかかりません。洗剤を使わず子どもがいても安心で、なにより簡単なので継続していこうと思っています
5歳男の子のママ
私が繰り返している裏ワザは、ワイパーシートの代わりに履かなくなったタイツを使うことです。伸びがよいためワイパーに取り付けるのも簡単で、ホコリがよく吸着し、色の濃いタイツだと汚れがよく見えて達成感があります
不要なタイツをワイパーに取り付けて履き掃除をしているという声や、お米のとぎ汁を使って拭き掃除をしているという声がありました。どちらも通常では捨ててしまうものですが、掃除にも使えて、部屋もきれいになるとうれしい気分になりますね。
ガスコンロ
30代ママ
熱を加えると油汚れが落ちやすいと聞き、時間が経った汚れを簡単にとる裏ワザとしてドライヤーを使っています。キッチンペーパーを敷いた上に中性洗剤を吹きかけ、ラップ被せておきます。その上からドライヤーの熱を与えると汚れが浮き上がってくるので、最後に布巾でさっと水拭きして完了です
40代ママ
掃除した後の五徳に、キッチンペーパーなどを使ってサラダ油を薄く塗っておくだけで、焦げつきの防止ができます。これをするのとしないのとでは、五徳の汚れ方に差が出ました。定期的な掃除も楽になった気がします
ガスコンロの掃除にドライヤーを使う、掃除した後の五徳にサラダ油を塗るといった、驚きの裏ワザを実践しているママがいるようです。焦げつきの予防法や時間が経ってしまったときの簡単な汚れの落とし方を知っていれば、掃除が楽になりそうですね。
トイレ
30代ママ
私自身仕事をしているため、毎日のトイレ掃除が困難な上に、息子が2人いるため、トイレの汚れは気になっていました。そこで、テレビで紹介していた、トイレタンクにスプーン1杯分の重曹を入れてそのまま少し放置し、水を流すだけという裏ワザを試してみることに。実際にやってみると、汚れがつきにくく、掃除がかなり楽になったように思います
20代ママ
祖母から教えてもらった方法なのですが、水と酢を2:1の割合で混ぜ、でき上がったスプレーを便器や床などに吹きかけてトイレットペーパーで拭きとるだけ。わざわざトイレ専用のスプレーなどを購入しなくても、自宅であるもので対応できる裏ワザです
重曹や酢を使った裏ワザで、トイレ掃除を楽にこなしているママの声がありました。洗剤を使用しないため、小さな子どもがいる家庭でも安心して行える方法かもしれません。
掃除を楽にするコツはこまめな掃除の積み重ね
掃除を楽にするための一番のコツは、こまめな掃除を心掛けることのようです。汚れは放置すると蓄積し、溜まっていく一方。そうなってからでは時間も手間も掛かってしまうかもしれません。忙しく過ぎていく日々の中で掃除の時間を確保することは難しい場合もあるかもしれませんが、ほかのことと同時進行で「ながら掃除」、使った後の「ついで掃除」を取り入れ、毎日少しずつ行うことで、結果的に今までよりも掃除が楽になるかもしれません。
裏ワザや便利グッズも上手く活用し、日々の掃除の負担を軽減してみてはいかがでしょうか。
窓ガラス掃除に、磁石のついた両面ガラスクリーナーを使っています。一度で外側も内側もきれいになり、掃除の時短につながるだけでなく、ベランダのない二階の窓も安全に掃除できます