階段のカーペットの掃除方法について。掃除のコツや道具など

階段のカーペットを掃除するのはどのような方法があるのでしょうか。まずは掃除の手順について考えてみました。

掃除機をかける

まずは、掃除機をていねいにかけ、カーペットに落ちているほこりやゴミを取り除きましょう。パイルのカーペットの場合には、毎回踏まれることで毛足が寝てしまうことがあるので、毛足を起こすように掃除機をかけましょう。隅の部分には、特にほこりなどが溜まりやすいので、ヘッドの部分を取り外し、付属のブラシなどで取り除きましょう。

汚れを拭き取る

カーペットにこびりついた汚れは、水性か油性かによって落とす方法が異なるようです。水性の汚れの場合には、ぞうきんにうすめた中性洗剤をしみこませて、汚れた部分を叩きましょう。ある程度汚れが落ちたら、乾いたぞうきんで水分を吸い取りましょう。ゴシゴシとこすると、汚れを含んだ水分が広がりシミになってしまう場合があるので、できるだけ狭い範囲を叩くようにするとよいかもしれません。

油性の汚れには、油を溶解させるという特性のあるベンジンを使うとよいようです。水性の汚れと同じようにベンジンをぞうきんに含ませ、汚れた部分をトントン叩きましょう。ベンジンを使用する場合、引火性が強いため火気には注意が必要です。換気をしながら行い、揮発したベンジンを吸わないように注意しましょう。

カーペットによっては、ベンジンをしみこませると汚れといっしょに色落ちを引き起こす恐れもあるので、使用する前には目立たない部分で試してから行うようにしましょう。

階段のカーペットを掃除するときにあると便利な掃除道具にはどんなものがあるのか見てみましょう。

掃除機

階段のカーペットは掃除機をかけるにはとても狭い部分であるため、大きいものや重たいものは負担になるかもしれません。ハンディタイプの掃除機や、コードレスのものがあると段差の掃除も楽にできそうです。

ぞうきん

ぞうきんは、汚れによってつける洗剤が異なることがあるかもしれません。また、水気を拭き取るときにも必要となるため、数枚用意しておくとよいでしょう。

ゴム手袋

中性洗剤やベンジンなどを使うときにあると便利です。ゴム手袋の手首の部分を少し折り返しておくと、液が垂れないようにすることができる、というママの声もありました。

粘着ローラー

髪の毛や、ほこりなどが目立つときにすぐに掃除したいときには、粘着ローラーがあると便利でしょう。側面の掃除機がかけにくい部分をかけるときにも、自在に動かしやすいため、あるとよいかもしれません。

階段カーペットを掃除するのに、どのようなコツがあるのか見ていきましょう。

毛足を起こしてから掃除する

階段カーペットは、洋服用のブラシなどで毛足を起こすことで、奥に詰まっているホコリやゴミを浮き上がらせることができるようです。階段は、足を踏ん張るときに、同じ方向に力がかかりやすくなってしまうので、定期的に毛足を起こすようにしておくと、カーペットの傷みも軽減させることができるかもしれません。

重曹をまいておく

掃除をするのによく使われる重曹を、掃除機をかける前に振りかけておくと、細かい粉状の重曹がカーペットにある小さな汚れを吸着して、掃除機で吸い取りやすくなるようです。また、カーペットにしみついたにおいを消すのにも効果的といわれているようです。念入りに汚れを取りたい場合には、前日の夜などからまいておくのもよいかもしれません。

実際に階段のカーペットを掃除したママの体験談を見ていきましょう。

ハンディタイプの掃除機で楽に

「ペットを飼っていて、カーペットに毛がたまりやすいので、毎日掃除機が必要な我が家。ちょっと前までは、掃除機が大きくていつも持ったままかけなければならず、大変な思いをしていました。そこで、ハンディタイプの掃除機を階段専用に購入。階段の負担が一気に軽減されて掃除がとても楽になりました」

ちょっとしたホコリにはコロコロ

「階段の掃除は、掃除機をかけるにも一段ずつ時間も手間もかかるので大変です。毎日かけられないので、ホコリを見つけたときは、コロコロでサッと気になる部分だけ掃除。階段を上るついでにやるようにしています」

重曹スプレーで手軽に拭き掃除

「もともと明るい色だった階段のカーペットが、黒ずんだような色になって困っていました。重曹を日ごろから掃除によく使用していたので、霧吹き容器に重曹を入れた重曹スプレーを階段のカーペットにスプレーしてふき取ると、見違えるようにきれいに。スプレーして拭くだけの手軽さで、汚れが気になると掃除するようにしています」

階段のカーペットは、毎日のように足で踏みつけられる部分であるため、汚れもたまりやすくなる場所でしょう。少しでも楽に階段カーペットの掃除ができたらよいですね。