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ベランダ掃除のコツ。重曹やセスキを使った簡単な方法や便利グッズ、おすすめの掃除頻度とは
ベランダは汚れやすいものの、掃除をつい後回しにしがちではないでしょうか。今回は、重曹やセスキなどを使った簡単な掃除方法やおすすめのグッズ、掃除する頻度などを詳しくご紹介していきます。
ベランダの汚れの原因
ベランダに付く汚れの多くは、風が運んできた土や砂埃、排気ガス汚れなどが原因と考えられます。また、家の周りの環境や季節によっては、鳥の糞やコケなどでも汚れることもあるようです。
いずれにしても、長い間汚れを放置しておくとこびりついて落としづらくなっていきます。今後の手間を軽くするためにも、気付いたらこまめに掃除いていくことが大切でしょう。
ベランダ掃除の方法とコツ
ベランダ掃除に取りかかる前にやっておくと便利な手順や掃除方法、コツについて詳しくご紹介します。
1.まずは荷物を別の場所に移動する
ベランダ掃除をする際は、ベランダに置いてある植木鉢などを別の場所に移動し、何もない状態にしておきます。物があると隅々まで掃除ができず、ほこりなどの汚れが残ってしまうのを防ぐためです。
また、洗濯物や布団も部屋の中にしまってから掃除を始めましょう。床を掃いたときに出る砂埃などが洗濯物や布団に付着してしまう可能性があります。
2.ほうきと新聞紙を使って床を掃く
砂埃などをほうきで軽く掃き、汚れを取り除きます。2階以上のマンションなどにお住まいの場合は、砂埃やゴミが階下へ飛んでいかないよう気をつけましょう。
このとき、新聞紙を小さくちぎって床に散りばめておくのがコツです。新聞紙といっしょに掃くことで、新聞紙に砂埃が絡まりよりきれいに掃くことができます。
3.デッキブラシで床を拭く
ほうきで掃いても取り除けなかった汚れは、水拭きで落とします。雑巾で水拭きしたり、デッキブラシで念入りに擦ったりしましょう。
固まってしつこくなった汚れには、重曹もしくはセスキ炭酸ソーダを水に溶かし、床にまんべんなくスプレーするのがおすすめです。油分を分解するため、排気ガス汚れなどに効果があるでしょう。
4.手すり・サッシを掃除する
手すりや竿も、砂埃や雨による錆などで汚れていることがあります。濡れた雑巾でしっかり拭いて、きれいな状態を保つことが大切です。
そしてサッシは砂埃やゴミだけでなく、結露したときの水分などが溜まる場所でもあります。そのため掃除をしないとサッシに溜まった汚れと水分が混ざり合い、カビや雑菌が発生してしまう可能性もあります。
ゴミが付着して取れにくい場合は、使い古した歯ブラシが便利です。細かい部分でも、ブラシを濡らせば汚れを掻き出すことができるでしょう。
5.窓ガラスの掃除には新聞紙がおすすめ
窓ガラスは外側の汚れと内側の2つの汚れが混ざり合っており、外側は雨や風による砂埃、内側は手垢やほこり、カビなどが主な原因と言われています。
窓ガラスは洗剤を窓に吹きかけてから水拭きをするというのが主流ですが、新聞紙を使う方法もおすすめです。新聞紙のインクには、ツヤ出し効果やくもり止め効果があるといわれています。新聞紙を適当な大きさにちぎり、くしゃくしゃに丸めて拭くだけなので時短にもつながるでしょう。
6.クエン酸と重曹で排水溝を掃除する
排水溝は放置しておくと石や落ち葉がたまっていく部分です。詰まった状態のままだと、雨の日に泥水がベランダに溢れてしまうこともあるため、定期的に掃除をするよう心がけましょう。
排水溝の掃除のコツは、重曹とクエン酸を使うことです。排水溝のゴミをある程度取り除いたあと、粉状の重曹と水に溶かしたクエン酸をかけます。そうするとシュワシュワと泡が発生し、汚れが浮いてきます。数分ほどした後にブラシで擦ると、汚れが落としやすくなっているでしょう。
あると便利なベランダ掃除のグッズ
ベランダ掃除をする際に用意しておくと便利なおすすめの掃除道具をご紹介します。
重曹・セスキ炭酸ソーダ
アルカリ性の重曹とセスキ炭酸ソーダは、皮脂や排気ガスなどの油汚れを落とすのに効果的と言われています。特にセスキ炭酸ソーダは、重曹よりも高いアルカリ性で、水に溶けやすいといった特徴があります。
重曹とセスキ炭酸ソーダはどちらも100均などで簡単に手に入り、水を加えてスプレーやペースト状にできたりといろいろと便利です。
クエン酸
ベランダについた水垢などの汚れには、酸性であるクエン酸があると便利でしょう。
また排水溝にこびりついたしつこい汚れには、重曹とクエン酸に水を加えて泡を発生させると、汚れが浮いて落としやすくなります。
クエン酸はお酢やレモン汁などでも代用できるため、どの家庭にある物で済ませられるのもメリットのひとつといえます。
ほうき・デッキブラシ
ほうきは角や細かい部分の掃除をするときに便利です。ちょっとしたゴミが出たときでもササっと掃くことができます。
一方、デッキブラシは床などを磨くのに活躍するでしょう。柄が1mほどあれば、かがまずに使えます。木材で出来ているウッドデッキなどには、傷つけないようにやわらかめのブラシを選ぶようにしましょう。
使用済み歯ブラシ
歯ブラシは床に付着したしつこい汚れを落とすときや、サッシなどの細かい部分についた汚れを掻き出すのに使用します。磨く力をアップさせる裏技としては、歯ブラシの先端を少し切り落とすと、毛先にハリが出て磨きやすくなります。
雑巾・バケツ
拭き掃除には雑巾は必需品ですよね。窓ガラスやサッシを拭くときに活躍する掃除道具のひとつであり、不要になった衣類やタオルでも代用できます。バケツにはあらかじめ水を入れて準備しておきましょう。雑巾を洗いに行く手間を省くことができ、効率よく掃除を進めることができます。
新聞紙
新聞紙は窓を拭くときに便利です。またベランダの床掃除をする際の道具としても使用することができます。新聞紙を細かくちぎって、ベランダの床に散りばめて掃くと、砂埃などもいっしょに絡め取ることが可能です。
費用もかからない上に、捨てる前に有効活用できるのでおすすめです。
ベランダを掃除する頻度はどのくらい?
四六時中屋外に晒されているベランダの掃除は、月に一回ほどの頻度で行うのが理想的です。「なかなかベランダの掃除まで手が回らない」という場合は、手すりや床など汚れやすい部分だけでも掃除しておきましょう。こまめに掃除することで、のちに大掃除する際のお手入れがグッと楽になります。
ママたちに聞いたベランダ掃除のあれこれ
ママたちはベランダ掃除をいつ行っているのか、効率的な掃除方法などを詳しく聞いてみました。
窓まで外す大掃除を年末に
「ベランダ掃除はいつも年末にまとめて大掃除しています。マンションの1階に住んでいるので、ホースで水を流しながら掃除できるのが便利です。サッシは普段なかなか掃除できませんが、大掃除のときは窓ガラスと網戸を外して本格的に行っています」
ベランダの掃除は普段からの心がけが大切
「マンションの3階に住んでおり、大掛かりな掃除ができないため、ベランダの掃除は日頃から定期的にするように心がけています。床の掃き掃除や竿を拭く作業は、洗濯を干すときにも簡単にできるので、習慣付けるようにしました。雨風が強かった次の日は床や窓が特に汚れやすいので、必ず掃除するようにし、汚れの沈着を防いでいます」
ベランダ掃除を簡単にする方法は日頃から行うこと
ベランダの汚れは放置しておくと蓄積されていまい、落としにくくなります。日頃からこまめに掃除をしておくことで、大掃除も簡単になるのではないでしょうか。
掃除道具も決して特別なものは必要なく、重曹やセスキ、新聞紙、歯ブラシなど家庭にあるもので充分です。掃除の仕方やコツを掴んで、効率よい方法でベランダ掃除を行いましょう。