家事代行は気軽に頼んで正解?サービス利用の際はここをチェック

家事代行は気軽に頼んで正解?サービス利用の際はここをチェック

2024.02.13

家事代行サービスを利用してみたいけど、なんとなく不安だったり家事の外注に抵抗感があったりして手が出ないという方もいるのではないでしょうか。今回は、まだ家事代行を利用したことのない方に向けて、家事代行でできることやサービスの選び方について解説します。

家事代行サービスでできること

「家事代行」とは、消費者庁が推進する経済活動「シェアリングエコノミー」にも含まれるスキルシェアサービスです。

昔から、家事の外注手段は「家政婦さん」「お手伝いさん」が主流でしたが、現在は「高い家事スキルを保有した人材が、スキルと経験を依頼者に提供し支援する」家事代行サービスとして、プロのスタッフを派遣する民間事業者や、個人間でスキルマッチングのできるサービスが増えています。

ここからは、家事代行に依頼できる内容について詳しく見ていきましょう。

日常の家事

掃除・片付け、整理整頓、洗濯、買い物、食事準備、洗い物、ペットの世話、宅配便の受け取りなど毎日の基本的な家事の支援。

状況に応じて、ホームパーティの準備や引っ越し準備や荷ほどき支援なども依頼できるでしょう。

食事の作り置き

1週間分のおかずやお弁当の具材など食事の作り置き。

作ってほしいものを伝えたり、冷蔵庫の食材でおまかせしたりなど、依頼方法はさまざま。食材の買い出しから依頼できることも。


育児サポート

幼稚園・保育園や習い事などの送迎・自宅でのベビーシッター業務など。

在宅している場合でも、育児中のリフレッシュ目的として利用することも可能です。


細かい部分の清掃

家庭内の日常的な掃除以外の清掃。

お風呂・トイレ・キッチンなどの水回りや換気扇、庭や物置の掃除など時間や手間のかかる作業をまかせることも。

以上の内容は家事代行の一般的な業務に含まれるものがほとんどですが、事業者や個人のスキルによっては受けられない場合がありますので、事前に必ず確認して依頼しましょう。

特に、特殊な機材や洗剤が必要なハウスクリーニングや、長時間留守にする際のベビーシッター、介護や看護など専門性が求められる作業であれば、家事代行ではなく専門業者にオファーする方がトラブルを避けられるでしょう。

家事代行サービスのシステム

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iStock.com/maruco

家事代行サービスには大きく分けて2つの形態に分かれます。

ひとつは「マッチング型」、もうひとつは「派遣型」と呼ばれるものです。それぞれに特徴があるので、希望に合わせて選んだり、状況や依頼内容によって使い分けたりしましょう。

以下では、この2つの簡単な違いと、利用する際のメリット・注意点について考えてみます。

マッチング型

スキルシェアサービスの主流と言えるのが、この「マッチング型」です。

完全フリーランスの家事代行スタッフが、掲示板型のウェブサイトなどに個人で登録して依頼者とやりとりし、契約を結びます。

この場合、サイト運営事業者は完全に仲介のみとなるため、サービス提供に関する責任はすべてスタッフ個人となります。トラブルが起きた際の保証や問い合わせなどはマッチングサイトにはできないことが一般的。

また、家事代行スタッフのスキルや料金設定などは個人によって異なります。そのため、同じサイトを通じて依頼しても、スタッフによって質や利用しやすさに大きく差が生じることもあります。

メリットは、個人間の契約なので手数料が生じないため利用料金が比較的リーズナブルなことでしょう。

さらに、直接交渉ができることで、スキルに応じて依頼内容や時間に柔軟に対応してくれるスタッフとの出会いも期待できます。

派遣型

サービス提供事業者がスタッフを雇用し、依頼内容に応じて適切な登録スタッフを派遣するシステムが「派遣型」です。

主に電話やサイトの依頼フォームを通じて、マネジメントスタッフへ依頼内容のすりあわせを行なった後に、家事代行スタッフが派遣されます。基本的にはスタッフの指名も可能でしょう。

このタイプでは、事業者によって依頼できる内容が細かく決まっていたり、マッチング型で頼む場合と比べて料金が割高だったりということがあります。


メリットとしては、事前に研修や講習を行なってからスタッフを派遣する企業がほとんどのため、スタッフの質が大きく変わらないことが挙げられます。


また事業者が間に入ることで、スタッフ個人の実績や評判も確認することができます。

万が一トラブルが起きた際の保証も派遣元の企業が請け負いますので、さまざまな点で安心して依頼することができるでしょう。


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家事代行サービス利用時のチェックポイント

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iStock.com/kohei_hara

家事代行を含めた「シェアリングサービス」では、内閣府が「シェアリングエコノミー・モデルガイドライン」を策定し、サービス提供者が遵守すべき事項を定めています。

このガイドラインを遵守している事業者やマッチングサイトには認証マークが付与されていますので、選ぶ際の基準にしてみるのもよいでしょう。

ほかにも、家事代行の利用にあたって、サービス事業者や個人スタッフを選ぶ際にチェックしておきたい項目・内容をまとめました。

利用可能エリア

企業・個人を問わず、まずは居住地や外注を依頼する場所の住所が、サービス提供の範囲内かを確認する必要があります。よい事業者やスタッフが見つかっても、エリアが合わなければ依頼できません。

また、利用可能であっても交通費でトータルの料金が予算を超えてしまう可能性も考えられます。エリアと交通費は事前に確認しておきましょう。


料金体系

事業者によって、時間単位での単価・定期プランの有無など料金体系はさまざまです。利用頻度やサービス内容とのバランスで選べば間違いないでしょう。

買い物など外出を頼む・鍵を預ける場合や、基本の時間から延長する場合などは別途オプション料金になることもありますので、事前にチェックしておきましょう。

サービス内容

手伝いを頼みたい内容がサービスに含まれているか、土日祝日など対応可能か、複数スタッフを依頼するなど人数の希望が出せるか、鍵の預け方をはじめ不在時に関することなど、事業者や個人でさまざまなルールや規約があります。

派遣元やスタッフによって得意・苦手分野もあるため、サービス内容や求めているクオリティは事前にしっかりすりあわせしておくのがポイントです。

予約方法や規約に関して

ネットで予約できるか、即日予約できるか、定期プランを解約する場合についてなど、予約方法や契約に関する内容についてもしっかり把握しておきましょう。

継続利用する場合はスタッフの指名をしたいこともあるでしょう。その際の追加料金などのルールも確認しておくのが大事です。

キャンセル料金やトラブルの際の対応についても事前に目を通しておきましょう。

出典:シェアリングエコノミーに係る啓発用パンフレット「共創社会の歩き方 シェアリングエコノミー」/消費者庁

家事代行サービスを利用してライフスタイルを豊かに

家庭内の清潔度や食事といった生活環境を向上させたいというのは、誰もが思うことでしょう。

だからこそ、家事以外にも育児や仕事などで多忙な現代においては、高いスキルと経験を持ったスタッフに家事を支援してもらうサービスの利用は非常に合理的と言えます。

家事の外注や手伝いを気軽に利用できるマッチングタイプから、安心できる事業者からプロの手で支援してもらえる派遣型サービスまで、ニーズに合わせてさまざまなタイプから選ぶこともできるのが、家事代行サービス。

利用してみたいけど迷っているという方も、これを機にチャレンジしてみるのはいかがでしょうか。


2024.02.13

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