家政婦と家事代行の違いは?サービス利用の際に知っておきたい基礎知識

家政婦と家事代行の違いは?サービス利用の際に知っておきたい基礎知識

2024.02.14

家政婦サービスが気になる方のために、家事代行との違いやニーズに合ったそれぞれの選び方、料金体系についてなど、利用にあたって知っておきたいポイントをまとめました。さらに、家政婦サービスを利用するメリットも紹介します。

家政婦と家事代行の違い

「家政婦」と「家事代行」に違いはあるの?と疑問に思う方も多いでしょう。ここでは2つの言葉の違いについて解説します。


家事代行とは

「家事代行」はサービスそのものの名称です。サービスを提供する事業者と契約を交わすことで、家事のスキルを持つ代行スタッフが派遣されます。

家事代行サービスを利用する場合は、あらかじめ事業者によって決められたメニューの中から希望のサービスを選んで依頼することが多いでしょう。

事業者は利用者からの依頼を受けて、希望の家事内容や予定などを事前にヒアリングします。その上で登録しているスタッフとマッチングを行ない、現地に派遣するといった形態が一般的のようです。


家政婦

「家政婦」は家事代行などを含めたサービスを提供するスタッフに対する職名のひとつです。

看護師や保育士を「看護婦」「保母」と呼んでいた時代からの言葉なので、現代の感覚ではなじみが薄い呼び方かもしれませんね。仕事内容は家事代行スタッフと大きくは変わらないでしょう。

家事代行サービス企業などに登録せずにフリーランスとして家事代行を行なっている個人の方を呼称する際は、今でも親しみを込めて「家政婦さん」と呼ばれることもあるようです。

このような形態で仕事を請け負っている家政婦の場合は、事業者を介さず本人と直接交渉を行なう必要があります。その分、依頼に関して融通が利くことが多いかもしれません。

依頼したい家事内容、状況、時間、料金などといった基本的な内容をはじめ、ほかにも詳細な条件なども直接相談しながら依頼するため、相手との相性や人柄、信頼感なども重要になるでしょう。

家政婦の料金はどれくらい?

家政婦や家事代行サービスを利用する際の料金について見ていきましょう。

事業者に登録しているスタッフの場合、個人で活動している場合など料金形態ごとにそれぞれの相場をまとめました。

事業者によっては利用時間が最短から最大まで決まっている場合や、定期的に利用すると料金が割安になる定額・サブスクリプション料金など、さまざまなプランが設定されている場合があります。

依頼したい内容、状況などをふまえて予算に合うサービスを選んで利用しましょう。


基本料金

基本的には標準時間として2時間~3時間程度のパック料金になっていることが多いようです。

1時間あたりの単価としては、2500~35000円前後が一般的です。個人契約の家政婦に関しては、料金設定はそれぞれでしょう。

ただ、個人でサービス提供している場合は事業者のマージン(手数料)がかからない分、時間当たりの料金は比較的リーズナブルである場合が多いようです。

また個人の家政婦では、1日単位でサービス提供している方もいるでしょう。日当としては、1日8時間程度で15000円前後が相場のようです。

仲介事業者を通す・個人で契約するなどいずれの際も、これらの基本料金に加えて、現地までの交通費や延長料金、オプションメニューなどで別途追加料金がかかることもあります。

定額制

スポット利用だけでなく定額利用のサービスを行なっている事業者もあります。

定額プランの内容は事業者や個人の契約内容によって異なりますが、「週に1回」「月に1回」の定期利用を契約すると料金が割安になることがあります。

たとえば事業者が仲介するタイプのサービスでは、週2回の定期利用で月20000円~30000円前後が相場のようです。これに交通費などの追加料金がかかります。

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家政婦を利用するメリット

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iStock.com/Satoshi-K

家政婦や家事代行サービスに興味はあるけど二の足を踏んでいる、という方の中には、具体的なメリットを知りたいと思っている方がいるでしょう。


ただ料理や掃除が片付くだけでなく、それによってちょっとした心の余裕が生まれることが、実は最も大きなメリットかもしれません。

「利用してみてよかった!」と満足度が得られるポイントを以下で紹介します。

手が回らない掃除を仕事や育児中に済ませられる

共働きや育児などでなかなか家事まで手が回らない家庭は意外と多いようです。

忙しかったり掃除が苦手だったりして、部屋やキッチンは定期的に掃除できても、玄関や庭・ベランダなどの掃除まで手が回らないこともよくあるでしょう。

サービスを利用し、日常的に部屋がきれいになることで気分もよくなり、子どもの事故やストレスも軽減されることも期待できます。


水回りなど面倒な掃除が定期的に片づく

トイレ・お風呂などの水まわり、キッチンなどの換気扇などは毎日しっかり掃除するのが大変です。しかしある程度定期的に手をかけておくことで、1回の掃除も短時間で済むでしょう。

このような場所の掃除は、余裕がない中で無理に実行するよりも、プロの家政婦や家事代行スタッフにおまかせすることで掃除の仕上がりが段違いによくなります。


おかずやお弁当の作り置きをしてもらえる

料理に関しても、サービスの定番と言えるでしょう。

当日の食事だけでなく「1週間分」「3日分」「お弁当の分」など、ある程度の分量などを提示しておけば、作り置き用のおかずを作っておいてもらうことが可能です。

味付けやメニューの好み、アレルゲンなど抜いてもらいたい食材を伝えて作ってもらうこともできます。ホームパーティや記念日の食事など込み入ったものを頼みたい場合は「料理が得意なスタッフさんを」などのように依頼することも可能です。

食材は買い出しから依頼することも、用意したものの中からおまかせすることもできるようです。個人の場合は時間やスキルによるでしょうが、まずは相談してみましょう。


子どもの送迎や犬の散歩、買い物など外出の用件を頼める

家にいればすきまの時間や短時間でできることやルーティンワーク的な家事でも、その短時間がなかなかとれない、その時間帯がどうしても忙しい…などの状況もあるでしょう。

料理・掃除などを頼むついでに、30分くらいの余裕をとって子どもの保育園や学童、習い事の送迎といった外出を伴う家事を組み込めるサービスを提供している事業者などもあります。

ペットのお世話や散歩、料理にともなう食材の買い出し、ちょっとしたおつかいだけでなく、宅配便などの受け取りなども頼めるので、家事の負担が軽減されることも大きなメリットでしょう。

家政婦サービスは信頼できるスタッフとの出会いが重要

家政婦や家事代行サービスとはいえ、やはり人対人の関係が大事ですよね。大手のサービス事業者であっても、ニーズに合ったスタッフと出会えるかは未知数です。

まずは何人かの家政婦さんにお願いしてみるなど、さまざまな可能性を視野に入れて、自分のライフスタイルや家族構成などにマッチするスタッフにおまかせできるようになるとよいですね。

仲介事業者も、全国展開の大手から地元密着の企業などもさまざまです。気になるサービスをまずは試すことからはじめてみてはいかがでしょうか。

2024.02.14

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