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ベランダのタイルを簡単、きれいに掃除するコツ
住宅のベランダやルーフバルコニーに敷いてあるベランダタイル。タイルの溝の掃除がなかなかできないという声もあるようです。今回は簡単にできるベランダのタイル掃除のコツをご紹介します。
ベランダのタイルの掃除方法の手順
ベランダのタイルはどのような方法で掃除を行うのか、手順をご紹介します。
ほうきで掃く
ベランダのタイルは砂埃や排気ガス、鳥のフン、枯れ葉などさまざまなものが原因で汚れています。まずはほうきでタイルを掃き、最低限のごみは取り除いておくと良いでしょう。ベランダの床に小さくちぎった新聞紙を散りばめてゴミといっしょに掃くと、新聞紙にゴミが絡みついて、よりきれいに掃くことができるようです。
水を流す
掃き掃除が終わったら水をタイル全体に流します。水は排水溝の方に向かって流すことがポイントです。マンションの場合は階下に水が流れないよう注意しなければなりません。水を流すときはホースなどを使用すると便利です。
デッキブラシやスポンジで汚れを落とす
デッキブラシでタイルを擦ります。汚れが落ちない場合は住宅用洗剤などを使用すると良いでしょう。デッキブラシは比較的、毛質が硬いため強く擦りすぎるとタイルの表面を傷つけてしまうかもしれません。傷がつきやすいタイルには、先端がスポンジタイプのデッキブラシが人気のようです。
溝の汚れを落とす
タイルとタイルの繋ぎ目を目地といいますが、目地は最もゴミが溜まりやすい箇所のようです。目地の掃除は古い歯ブラシなどを使用してゴミを掻き出すと良いかもしれません。歯ブラシでも取り切れない場合は、ピンセットや金属のヘラなどを使うときれいに取れるようです。汚れを取り除いたら使用済みのタオルや布で目地部分を拭きます。さらにタイル全体を乾拭きし、水切りができていることを確認してベランダのタイル掃除は完了です。
ベランダのタイルの掃除道具
ベランダのタイルを掃除する際の道具をご紹介します。
デッキブラシ
タイル掃除に欠かせないアイテムのひとつがデッキブラシです。デッキブラシはホームセンターなどで購入できます。持ち手の長さが伸縮するもの、細かい部分の掃除ができるコンパクトサイズのものなどさまざまです。さらにブラシ部分の毛質も豊富なので、タイルの材質に合わせて使いやすいものを選びましょう。
使用済みのタオルや布
使用済みのタオルや布はタイルの表面や目地を拭いたり、排水溝に溜まった汚れを取り除いたりなど、あらゆる場面で活用できます。薄手の布は細かい部分を拭くときに便利です。ベランダのタイルは雑巾で拭くとあっという間に真っ黒になります。使用後に捨ててもよいタオルや布を複数枚用意しておきましょう。
スポンジ
スポンジはタイルを擦るときにデッキブラシと併用すると良いでしょう。スポンジは一般的なもので構いませんが、好きなサイズにカットできるタイプのもが比較的使いやすいといわれています。大きいサイズで使用しながら細かい部分を掃除するときは、一部カットして使用するなど、自由自在に使えるのも魅力でしょう。
スクイージー
スクイージーとは窓掃除に使用する、窓ガラスの水分や結露などを取り除く道具です。ベランダのタイルに水を流しすぎた場合にスクイージーで水切りをすることができます。雑巾で拭き取る手間が省けるので、持っていると便利なアイテムのひとつです。
ベランダのタイルの掃除のコツ
ベランダのタイルを掃除するときのコツをご紹介します。
掃き掃除は必ず行う
ベランダのタイルを掃かずに水を流してしまうと、タイルに残っていたゴミが水に浮いてきたり、付着したままだったりするため、隅々までゴミを取り除くことができないことがあります。ほうきなどで掃いてから次のステップへ進むことがポイントです。ほうきで取りきれない場合は周囲に迷惑がかからない程度に、掃除機を使用しましょう。
冬場はお湯を使用する
冬にタイル掃除を行うときは、お湯を使用しましょう。タイルの目地などに付着した汚れも寒さによって粘着が強く、取れにくいことがあります。お湯を流して少し放置しておくと比較的掃除がしやすくなるでしょう。お湯はバケツに入れてベランダに準備しておくと効率よく作業ができます。
【体験談】ベランダのタイル掃除のコツ
ベランダのタイル掃除をした経験がある人に掃除方法やコツなどを聞きました。
お湯を使って時短掃除
「自宅のベランダはタイルなので目地の汚れが常に気になっているのですが、なかなか時間がなく結局年末にまとめて掃除しています。時期的に寒いのでお湯は欠かせません。42度前後の少し高めのお湯をタイルに流して10分程度放置してから掃除を開始します。
初めてタイル掃除をしたときは水を流したため目地の汚れが取れずに苦戦したので、お湯に変更しました。水に比べると汚れが早く落ちるようになったような気がします」(30代/女性/薬剤師)
スポンジタイプのデッキブラシを使用
「通常のデッキブラシでベランダのタイルを掃除したところ、傷がついてしまいました。デッキブラシは柄が長く、立ちながらでも掃除できるのでとても便利でした。柄が長くて傷がつきにくいデッキブラシを探したところ、先端部分がスポンジになっているデッキブラシを見つけました。早速使ってみると、傷がつくこともなくタイルもピカピカになりました。
お風呂用のスポンジでタイルを磨くことも考えたのですが、かがんだ状態で掃除することが困難だったので、このようなデッキブラシに出会えてよかったです」(50代/女性/介護福祉士)
掃き掃除がタイル掃除のポイント
ベランダのタイル掃除のコツは床を掃いてから水を流すことです。手順を守ることで、短時間できれいにタイル掃除をすることができます。
デッキブラシはバリエーションも豊富なので、用途やタイルの材質に合わせて選ぶとよいでしょう。また自宅にあるものでも掃除道具として代用できます。自分なりの掃除方法を見つけて、定期的にタイル掃除を行ないましょう。