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ガスコンロについた吹きこぼれの焦げや油汚れの掃除方法は?使える洗剤や注意点
ガスコンロの掃除は毎日したくても、忙しいとなかなかタイミングがなく手をつけられないこともあるのではないでしょうか。吹きこぼれによる焦げつきや、油汚れのこびりつき、詰まりの適切な掃除方法が分からないというママやパパもいるかもしれません。今回の記事では、ガスコンロの頑固な汚れ別に掃除の仕方や注意点、ママたちの体験談などをご紹介します。
ガスコンロの掃除方法
ガスコンロの汚れは、基本的にはすぐに掃除をすれば簡単に落ちるものが多いようですが、掃除するタイミングを逃して放置して時間が経ってしまうとなかなか取れない頑固な汚れになってしまう場合もあるようです。どのような流れでそうなってしまうのでしょうか。
ガスコンロの汚れは、主に料理中に飛び散った油汚れや煮込んでいるときに鍋から吹きこぼれた料理の汁が原因のようです。それらが空気に触れることで酸化して固まり、熱が加わることで焦げにつながり、さらに汚れが上に重なって、こびりつきになっていくようです。
汚れを放置していると掃除をしても汚れが落ちにくくなる上に、手を付けづらくなってしまうかもしれません。頑固な汚れになってしまう前に対策をした方がよいでしょう。
ガスコンロの掃除について、どのようなタイミングでどのような洗剤を使ったらいいのか悩んでいるママもいるかもしれません。ガスコンロの掃除方法について詳しく見てみましょう。
掃除のタイミング
ガスコンロの掃除のタイミングは、使うたびに掃除するのが理想的といわれています。ただ、他の家事や育児に追われて難しいこともあるでしょう。夕食のあと、毎週何曜日などタイミングを決めて定期的に掃除するといいかもしれません。
アルカリ性洗剤を使う
キッチンの油やこげつきなどの頑固汚れを落とすには、アルカリ性洗剤が効果的だといわれています。アルカリ性洗剤には、アルカリ電解水、重曹、セスキ炭酸ソーダなどがあります。アルカリ性洗剤を使った後は、乾いた布巾やキッチンペーパーで乾拭きをするようにしましょう。
天板やゴトクも拭き掃除を
油汚れは思っているより広い範囲に及んでいることが多いようです。ガスコンロの掃除の際には、天板全体も拭いておくといいでしょう。ただし、以下の通り天板の掃除の際には注意点もあります。
また、ゴトクはこげつきが残りやすい箇所です。放っておくと頑固汚れになってしまうため、ガスコンロと一緒にゴトクも拭いておきましょう。
掃除の際の注意点
キッチンの中でももっとも目につく天板はきれいにしておきたいと思っているママも多いでしょう。天板は素材によって、使用できる洗剤や汚れの落とし方が異なるようです。
誤った方法で掃除すると、天板のコーティングがはがれて光沢がなくなったり、傷がついてしまうことがあるため注意が必要です。
ガスコンロ周りの清掃におすすめグッズ
ガスコンロ周りの清掃の際に、以下のようなグッズを使うと効率よく進められるようです。
- アルコールスプレー
- たわし
- スポンジ
- アルカリ性洗剤(重曹など)
- ガラストップクリーナー
- キッチンペーパー
- 歯ブラシ
たわしはこびりついた頑固汚れには効果的ですが研磨効果があるため、使用する場所によっては傷がついてしまうことがあるため注意しましょう。
スポンジについて、メラミンスポンジにも研磨効果があるため、コーティングがはがれてしまう可能性があります。
洗剤やアルコールスプレー、ガラストップクリーナーは、素材によって使用すると取り返しのつかない傷がついてしまうことがあるようです。どのような洗剤が使用できるのかあらかじめ確認してから掃除するようにしましょう。
【初期】ガスコンロの油汚れ、食べもの汚れ
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ここからは、汚れの段階別に清掃方法を確認してみましょう。まずは初期段階の汚れである、油汚れ、食べもの汚れの原因、掃除の仕方をご紹介します。
原因
調理中に飛び跳ねた油や、煮込んでいるときに吹きこぼれた汁、料理をよそうときにこぼしてしまったスープなどがガスコンロに残ってしまうのが原因のようです。
掃除方法
- 中性洗剤か、重曹を水で溶いたもの(水100ml:重曹小さじ1)を油汚れが気になるところに吹きかけます。
- 濡らした布やキッチンペーパーで汚れを拭き取ります。
30代ママ
調理中はさほど汚れていないつもりでも、近くで見てみると油が広範囲に飛び散っているかもしません。油は掃除をしたつもりでも拭き取りきれずに汚れが蓄積していく場合もあるので、入念に拭いた方がよさそうです。
アルコールスプレーやガスコンロ用のオレンジ洗剤を使って、ガスコンロの近くだけでなく、掃除範囲を広めにしっかり拭くことで毎日きれいに保っているというママの声もありました。
【中期】ガスコンロの焦げ
油汚れ、食べもの汚れの次の段階の汚れである、ガスコンロの焦げの掃除方法を見ていきましょう。
原因
油汚れや食べもの汚れなどを放置して空気に触れたり、調理をすることで、熱が加わって焦げてしまうようです。
掃除方法
- スポンジに水と中性洗剤を含ませて、泡立てたら円を描くように磨きます。
- 泡で汚れが分解されたら、濡らした布やキッチンペーパーで拭き取ります。
40代ママ
ガスコンロやグリルの焦げは、中性洗剤を使っています。スポンジに水と中性洗剤を含ませてよく泡立てています。グリルの頑固な焦げも泡の力でよく落ちます。落とした後は、乾拭きまでするようにしています。
スポンジの代わりにラップを丸めたものを代用しても効果があるようです。鍋などを乗せる台であるゴトクを掃除するときは五徳が入る大きさのバケツなどを用意し、水1L、重曹大さじ1を入れて1時間ほど浸けておき、出したものを歯ブラシで洗うという方法もあるようなので、試してみてもよいかもしれません。
【後期】ガスコンロのこびりつき
焦げの次の段階の最も頑固汚れである、ガスコンロのこびりつきの掃除方法を見ていきましょう。
原因
油汚れや食べもの汚れが焦げたものを放置し、さらに汚れが重なって何層にも固まってしまうのが原因のようです。こびりつきが一番ひどくなりやすい、ゴトクの掃除方法を確認しましょう。
掃除方法
- 鍋に水を多めに入れ、ゴトクをその中に入れます。
- 火をつけて沸騰させ、沸騰してから10〜20分ぐらい煮詰めます。
- 汚れが浮き出して来たら火を止めて、十分に冷ましてから使い古しの歯ブラシなどで洗います。
20代ママ
頑固汚れがついて落とすことが難しいゴトクは、重曹を入れた鍋で煮詰めました。しばらくすると、汚れが鍋に浮き上がってきてきれいになりました。
沸騰させる鍋に重曹を少し加えて煮詰めるという方法もあるようです。沸騰したお湯や煮たゴトクはとても熱くなっているので、やけどや子どもがお湯に触れないよう十分に注意して行ってください。
ガスコンロのこびりつき
ガスコンロの詰まりがあると、他の汚れと少し違って危険な場合もあるようです。
原因
ガスコンロの中のバーナーキャップという部分は、吹きこぼれや油跳ねによって目詰まりしやすくなってしまうようです。バーナーキャップに目詰まりがあると火が赤くなったり、不完全燃焼を起こしてしまう可能性があるので、定期的な掃除をした方がよいでしょう。
掃除方法
- 鍋などを乗せる台である五徳を外し、バーナーキャップを取り外して、使い古しの布などを使って汚れや焦げをある程度先に落としておきます。
- 使い古しの歯ブラシなどで細かい溝の部分の汚れや詰まりを落としていきます。
- スポンジか使い古しの布などに中性洗剤をつけて洗います。こびりつきがひどい場合には、中性洗剤をぬるま湯で薄めたものに5分ほど浸けるか、重曹と水を混ぜて作ったペーストをバーナーキャップにつけてラップをし、15分ほどおいてから洗うとよいでしょう。
洗った後は水気がなくなるまでしっかり乾かし、バーナーキャップを正しい位置に設置することで火がつかなくなったり不完全燃焼を防ぐことができるようです。頻度としては月に1回ぐらいを目安に掃除をするとよいでしょう。
日々の工夫で汚れ・焦げを防止
キッチンの油汚れや焦げなどを予防するために、さまざまなグッズを活用しているママもいるようです。油跳ね予防のための排気カバーやゴトクに使用できるカバーなどもあるようです。
30代ママ
子どもが小さく、キッチンの掃除の時間がしっかり取れないことがあります。油跳ね予防のために排気カバーを使っています。
活用できそうなものは活用してみるといいかもしれませんね。
ガスコンロを掃除して、きれいなキッチンに
iStock.com/paylessimages
今回の記事では、ガスコンロの頑固な汚れ別に掃除の仕方や注意点、ママたちの体験談などをご紹介します。
吹きこぼれによる焦げつきや油汚れのこびりつきなど、ガスコンロの汚れは時間の経過によってしつこさが増してしまうようです。面倒に感じるときでも1分だけと時間を決めて掃除するなど、汚したら少しでも手をつけておくと後が楽になるかもしれませんね。
また詰まりに関しては掃除をしないと危険につながる可能性もあるので、定期的に頑固な汚れを掃除して、安全できれいなキッチンをキープしたいですね。
ガスコンロの油汚れは、水に溶かした重曹スプレーを使って清掃しています。汚れがつきにくくなるよう、夕食の片づけのあとにはアルコールスプレーを使って拭ける箇所は清掃するよう心がけています。