スチーム、フラット、オーブン機能などさまざまなタイプの電子レンジの掃除方法

電子レンジは、毎日といっていいほど使用頻度が高い家電のひとつでしょう。毎日使うものだからこそしっかりと掃除はしておきたいものです。ここでは、掃除のやり方についてご紹介します。

汚れを確認する

電子レンジ掃除の前に、まずは何の汚れなのかを知ることから始めてみてはいかがでしょう。電子レンジの内側についた汚れは、食品を温めたときに飛び散ったもの、外回りの汚れは、油にまみれたホコリであることが多いようです。汚れの正体を知ることで、汚れの落とし方や掃除のやり方が変わるようなので、しっかりと確認してから掃除を始めるとよいでしょう。

軽い汚れの場合

軽い汚れの場合、庫内が冷めてから固く絞った布などを使い拭くとよいようです。汚れをそのまま放置してしまうと、錆の原因に繋がってしまうかもしれません。

スチームタイプも、布などを使って汚れや水滴を拭きとるとよいでしょう。また、電子レンジの温め機能を利用して汚れを落とす方法もあります。まず、耐熱容器に200mlほどの水を用意し、電子レンジで約3～4分加熱し水蒸気を発生させます。

電子レンジの扉を開けずに約20～30分放置し、そのあと庫内の汚れを拭きとれば完了です。温度センサーが出ているタイプの拭き掃除を行う場合は、温度センサーに触らないように気をつけた方がよさそうです。

汚れがひどい場合

汚れがひどい場合は、薄めた台所用中性洗剤を布に染み込ませて拭き取ると落ちやすくなります。底面の汚れがひどいときは、クリームクレンザーなどで拭き取りそのあと濡らした布で拭くといいでしょう。

重曹を使って掃除する場合、耐熱容器に水を200mlほど用意し、重曹を大さじ3～4杯入れ溶かします。電子レンジで約3～4分加熱し水蒸気を発生させ、庫内をしばらく蒸らしたあと汚れを拭きとって完了です。その他にも、クエン酸やお酢なども汚れを落とすのに効果があるといわれています。汚れによって使い分けるとよさそうです。

ドアやハンドル部、そのほかの掃除について

ドアの内側や外側・ハンドル部には、柔らかい布などを使って水拭きをするといいでしょう。水拭きした後は、乾いた布を使って拭き取っていきます。汚れがひどいなら、薄めた台所用中性洗剤をしみこませた布で拭き取り、残った水気や洗剤をしっかりとふき取るとよいですね。

ターンテーブルタイプの場合、ターンテーブルを取り外し台所用中性洗剤で洗浄していきます。オーブントースターとしても使える電子レンジには、油汚れやパンくずといった焦げ汚れなどがあります。その場合も同様に拭き掃除や、ひどい場合には重曹などを使って掃除するとよいようです。

電子レンジの掃除をする際に、あると便利な掃除グッズをご紹介します。

電子レンジ専用クリーナー

電子レンジの掃除で便利なのが、電子レンジ専用クリーナーです。クリーナーを電子レンジで加熱することで、洗浄成分が庫内に広がり汚れが浮き上がります。後は汚れを拭き取るだけなので、忙しいママにも便利です。除菌効果もあるため定期的に利用することで、庫内を清潔に保つこともできるでしょう。

キッチンペーパー

電子レンジの拭きとりに便利なのが、キッチンペーパーです。ふきんや布を利用するのもいいのですが、かなり汚れてしまい捨ててしまうことになるので、拭きとった後はそのまま捨てられるキッチンペーパーなどの使い捨てタイプが便利です。

重曹・台所用中性洗剤

重曹は、汚れはもちろん消臭効果も期待できるといわれ、酸性などの汚れを落とすのにも役立つと言われています。電子レンジの掃除以外にも、さまざまな掃除シーンでも活躍することができるので便利です。台所用中性洗剤は、油汚れやひどい汚れを落とす場合に使うといいでしょう。

電子レンジ掃除をした方の体験談をまとめてみました。

苦い経験を生かし使用後は拭いています

「我が家では、拭き掃除も楽なフラットタイプの電子レンジを使っています。以前、掃除を怠って汚れがこびりついてしまい掃除をするのに苦労した経験があり、使用した後はふきんなどを使い拭くように心がけています。月に2回ほど重曹などを使い本格的に掃除も行っており、きれいな電子レンジを保てるようにしています」（30代／女性／事務）

子どもにも安心なクエン酸で

「買ってから電子レンジの掃除をやったことがなく、だんだんと茶色い汚れなどがついてしまい、掃除を決意しました。小さい子どももいるので、安心して使えるクエン酸を選びました。水100mlに対し、クエン酸小さじ1～2杯を入れて混ぜ、それを電子レンジに入れ2～3分ほど温め放置。簡単に汚れを取ることができました」（20代／1歳女の子ママ）

電子レンジの種類もさまざまで、フラットタイプやスチームタイプ、オーブントースターとしても使えるタイプなどがあります。どのタイプでも日々の拭き掃除が大切です。体に直接入れる食品などを温める場所だからこそ、きちんと掃除をするように心がけるといいでしょう。