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1歳児の育児。ママたちに聞いた子どもの特徴や接し方、健康管理など
1歳頃の子どもには、どのような特徴があるのか、それに対する接し方について知りたいママもいるかもしれません。また、予防接種や高熱を出したときの対応などの健康管理、初めて迎える誕生日の祝い方など気になることもたくさんあるでしょう。ママたちに聞いた1歳児の育児事情についてまとめました。
ママたちに聞いた1歳の子どもの様子
子どもが生まれて1年が経つと、どのような成長や変化があるのか知りたいママもいるでしょう。子どもが1歳の頃の様子について、ママたちに聞いていました。
言葉でコミュニケーションが取れるようになった
子どもが1歳頃になると、少しずつ大人の言葉を理解して行動できるようになったり、自分から話す言葉が増えてきたりするようです。子どもと言葉でコミュニケーションが取れるようになり、育児がますます楽しくなったというママの声もありました。
覚えたての言葉を言い間違う姿がかわいいと感じたり、大人の真似をして行動する姿に「よく見ているなあ」と感心したりするママも多くいるようです。
癇癪を起こすようになった
一方で、この時期に子どもが癇癪を起こすようになったという声もありました。1歳頃の子どもは、「こうしたい」という思いがあっても、言葉ではまだ上手く伝えることができない、身体機能が十分に発達していないためイメージ通りにできないことで、泣いたり、叫んだり、物を投げたりして自分の思いを表現する場合があるようです。
子どもが癇癪を起こしたときの対応について聞くと、怒ったり怒鳴ったりせずに、子どもの気持ちを受け止める、子どもがわかる言葉で代弁する、やさしく抱きしめるなどの対応をとると、徐々に落ち着いてくるという声がありました。
公共の場で子どもが癇癪を起こすと、ママも戸惑ったりイライラしたりするかもしれませんが、まずは上記のような対応をとり、子どもが落ち着いてから嫌だったことをゆっくり聞けるとよいですね。
子どもが1歳のときにママたちがしたこと
子どもが1歳の頃にしておいたほうがよいことはあるのでしょうか。ママたちが実際に行ったことについてご紹介します。
1歳健診や1歳半健診
ママたちからは、1歳健診や1歳半健診を受診したという声がありました。
厚生労働省の資料によると、市町村が乳幼児に対して健診の実施が義務付けられているのは、1歳6カ月健診と3歳健診のみのようですが、それ以外の乳幼児に対しても必要に応じて健診を実施し、受けることを勧めるとされています。
1歳健診の受診は任意であるため、実施しているかどうかは自治体によって異なるようです。受診を希望する場合は、事前に自治体のホームページなどを確認しておくとよいでしょう。
予防接種
子どもが1歳を過ぎてから、定期接種の麻しん風しん混合(MR)や水痘、日本脳炎、任意接種のおたふくかぜやインフルエンザの予防接種を受けたというママは多いようです。
これらのワクチンを子どもの体調のよいときを狙って、予防接種の期間に何度も病院に行くのは大変かもしれません。行政から届く予防接種のお知らせなどでは、2種類以上のワクチンを同じ日に接種する「同時接種」が推奨されているようです。
同時接種による安全性と効果は証明されていますが、副反応が気になる場合には、どの組み合わせで同時接種をしてよいか、かかりつけ医に相談するとよいでしょう。
学資保険加入
子どもが1歳になるタイミングで学資保険に加入したという声もありました。返戻率が高い、保証が受けられる時期が長いなどのメリットから、学資保険に早めに入る家庭は多いようです。
加入する保険会社やプランによっても、メリットとなるポイントは変わる可能性があるため、検討している保険がある場合は、インターネットや金融機関、店頭で確認をするとよいかもしれません。
1歳の子どもの健康管理
1歳児を育てる中で、突然の高熱や、平均よりも体重の増減などがあると、不安に感じたり、戸惑ったりすることもあるでしょう。また、牛乳を初めて与えるときの方法や、万が一アレルギー発症した場合の対応について知っておきたいというママもいるかもしれません。
高熱を出したとき
1歳の子どもが高熱を出したり、なかなか熱が下がらなかったりすると心配で仕方ないですよね。すぐに病院に連れて行かなければと焦ってしまうかもしれません。病院を受診する目安としては、機嫌のよさや食欲、睡眠のどれかが難しくなってきたときや、熱が39度を超えるときがあげられるようです。
けいれんを起こしている、意識がない、顔色が悪くぐったりしている、汗をかかず尿も出ないなど、このような症状が当てはまる場合は、夜間や休日であっても受診をする必要があるとされています。
子どもが高熱を出したときは、室温は快適な温度に保ち、体温と子どもの様子をみて衣類の量を調整するようにしましょう。また、脱水症状を起こさないよう、こまめな水分補給も重要です。
体重が増えない・増え過ぎるとき
体重が増えない、逆に増加が気になるなど、子どもの体重について悩むママもいるかもしれません。1歳児の体重が増えたり減ったりする理由は、卒乳したことやおやつを含めた食事量が増えたこと、歩けるようになったことで今までよりも運動量が増えたことなど、子どもによってさまざまでしょう。
ママたちが実際にした、1歳児の体重が増減するときの工夫について聞くと、食事の量や回数を意識する、生活習慣を整えるなどの声がありました。それでも改善が見られない場合は、1歳健診や1歳半健診、かかりつけの病院で医師に相談してみるとよいかもしれません。
牛乳を与えたいとき
子どもが1歳を迎え、そろそろ牛乳を与えてみようかと考える家庭もあるかもしれません。厚生労働省の資料によると、牛乳を飲用として与える場合は、1歳を過ぎてからが望ましいとされています。
初めて牛乳を与えるときは、無調整で低殺菌のものを人肌程度にあたため、スプーンやコップを使ってゆっくり与えるとよいようです。牛乳はカルシウム吸収率がよいため、飲みすぎると鉄分や亜鉛など栄養の吸収が妨げられ、鉄分不足になる可能性も。摂取量は子ども用のコップ1杯~2杯程度、100~200mlを目安にするとよいでしょう。
また、牛乳はアレルギーを誘発する可能性があるため、アレルギー症状が出ないか慎重に見ていく必要があるようです。アレルギーと思わしき症状が出た場合は、早めに小児科を受診しましょう。
1歳の子どもの睡眠事情
子どもが1歳を過ぎると、昼寝や夜寝る時間、寝かしつけなどにはどのような変化があるのでしょうか。1歳児の睡眠事情について、ママたちに聞いてみました。
睡眠時間
1歳児の睡眠時間は、昼寝は2時間から3時間程度、夜は9時間から10時間くらいと、子どもによってさまざまなようです。
大人と同じく、子どもも最適な睡眠時間は個人によって異なります。どのくらい睡眠時間をとれば子どもが元気に機嫌よく過ごせるのか把握し、それを目安に理想の睡眠リズムを作っていけるとよいかもしれませんね。
寝かしつけ
子どもが1歳になると、0歳の頃と比べて、体力がついてきて動き回るようになったり、断乳・卒乳後はおっぱいに頼れなかったりして、寝かしつけに悩むようになったというママの声も。
1歳児の寝かしつけ方法についてママたちに聞くと、抱っこやおんぶのほか、入眠儀式になるような、絵本の読み聞かせや子守歌を取り入れているという声もありました。寝かしつけグッズとして、背中がゆるやかなCカーブになるスリングや肌触りのよいおくるみを活用しているママもいるようです。
また、子どもが1歳の頃に、今後は添い寝で寝かしつけたいと考え、ベビーベッドを卒業したという声もありました。そのほか、ベビーベッドが窮屈そうに感じた、つかまり立ちして危ないと思ったなどの理由から、ママやパパと同じベッドや布団で寝るようになる場合もあるようです。
子どもといっしょに寝るときは、ベッドインベッドで子どもの寝場所を確保する、壁側に寝かせる、ママやパパの間に寝かせるなどして、子どもがベッドから落ちないように対策をするとよいでしょう。
1歳の子どもとの外出
自分でできることが増えてくる1歳の時期に、ほかのママたちはどのような場所にお出かけしているのか気になる方もいるでしょう。外出先で子どもがぐずったときの対応や、外出時の持ち物について知りたいという方もいるかもしれません。
子どもと行った外出先
子どもが1歳の頃の外出先は、近所の公園やショッピングモール、遠方への旅行などさまざまな声がありました。この時期に子育て支援センターに通っていたというママからは、子どもが遊べるだけでなく、ママ同士で育児の悩みを共有しているうちにママ友ができたという声も。
1歳児はまだおむつ替えが必要な時期であるため、お出かけ先におむつ替えスペースが完備されているかどうか、事前に調べておくとよいかもしれません。
外出先で子どもがぐずるとき
外出時、子どもが眠くなったり飽きてしまったりしてぐずってしまったという経験のある方も多いでしょう。バスや電車など、公共の場で子どもがぐずると焦ってしまうママもいるかもしれません。
対処法について聞くと、子どものお気に入りのおもちゃを持っていく、外がよく見える場所に移動するなどの声がありました。車で移動する場合は、事前に子どもが好きな動画をダウンロードしておき、車内で見せているママもいるようです。子どもによって対処法は異なるかもしれませんが、他のママたちの体験談を参考に試してみてもよいかもしれませんね。
用意する持ち物
1歳の子どもと外出するときの持ち物は、おむつ替えセットや着替え一式、飲み物などを用意するママが多いようです。なかには、自宅で作った離乳食や、ベビーフードやレトルトの離乳食を持参するというママも。
食事中の汚れや子どもの汗を拭いたり、日除けやひざ掛けとしても使えるタオルや、外出先にもよりますが、子どもが疲れたときや眠くなった時のためにベビーカーがあると便利だという声もありました。
1歳の子どもの服装や髪型
1歳を過ぎると、0歳の頃と比べて服装や髪型の幅も広がり、楽しめるようになると同時に、子ども服のコーディネートや美容院選びに迷うこともあるかもしれません。
服装
1歳の子どものコーディネートについてママたちに聞くと、春秋は体温調節ができるようトップスの上に羽織れる服を取り入れたもの、夏は涼しくてさらっと着られもの、冬は寒さ対策をしつつ室内と屋外の温度差を考えたものという声がありました。加えて、夏や冬は、日差しや寒さから子どもを守る帽子などを用意できるとよいでしょう。
1歳児が着るパジャマは、ロンパース型、腹巻つき、ボタンで上下を留めるタイプのものなど、さまざまなタイプがあるようです。季節に合わせた素材やサイズ、デザインなどから、子どもが心地よく着られるものを選ぶとよいでしょう。
髪型
子どもが1歳になり、美容院デビューを考えるママもいるかもしれません。美容院を決めるときは、1歳のヘアカットにも対応しているか、子ども用の椅子があるか、キッズルームでヘアカットできるかなど、気になることは事前にインターネットで調べておくとよいですね。
1歳頃の子どものヘアアレンジについて知りたい方もいるでしょう。女の子のママたちは、ヘアゴムやヘアピン、ヘアバンドなどを使って、前髪アレンジや編み込み、お団子やポニーテールなどさまざまなアレンジをしているようです。その日の服装に合わせて、結び方や結ぶ位置を考えると、コーディネートに統一感が生まれそうですね。
子どもが1歳のときに使ったアイテム
子どもが1歳を迎え、クレヨンでのお絵かきを始める家庭もあるようです。1歳頃の子どもは手にとったものを何でも口にしてしまうこともあるため、口に入れても安全な素材でできているものを選ぶようにしましょう。
保育園の送迎などのために、1歳の子どもを自転車に乗せることもあるかもしれません。子どもを自転車に乗せるときは、ヘルメットやシートベルトの装着は必ず行いましょう。また、マフラーやひもなどがタイヤにからまないよう、服装や身に着けるものに注意することも重要なポイントです。
1歳の子どもと楽しむイベント
子どもが1歳になると、0歳の頃と比べてイベントを楽しめるようになる子も多いかもしれません。1歳児のママたちからは、母の日やハロウィン、クリスマスなどを楽しんだという声がありました。
メッセージカードや飾り付けなど、イベントに向けて親子で工作をしたという声も。絵を描いたり、手形や足形をとったり、子どもができることをお手伝いしてもらうとよいですね。
1歳の誕生日の祝い方
子どもが初めて迎える誕生日は、盛大にお祝いしたいと考える家庭も多いのではないでしょうか。ママたちに聞いたお祝いの仕方についてご紹介します。
一升餅
1歳の誕生日の記念に、一升餅や選び取りでお祝いしたという声は多くありました。一升餅のお祝いの仕方は地域によって異なるため、使用するお餅やお祝いの方法について、事前に調べておくとよいでしょう。
選び取りをするときは、大人が盛り上がり過ぎないように気を付け、子どもの気がそれないよう静かに見守るとよいかもしれません。
食事
食卓を彩る華やかなごちそうは、誕生日の楽しみのひとつですよね。とはいえ、1歳の誕生日はまだ離乳食期であることから、どのようなメニューを作ればよいか迷うこともあるかもしれません。
子どもが1歳のときの誕生日メニューについて聞くと、手まり寿司風カラフルプレートやケーキモチーフのサラダ、ひき肉入りのハート型チヂミなどのさまざまな声が。デザートには、バナナヨーグルトケーキやさつまいもとかぼちゃクリームのケーキ、米粉と豆乳クリームのケーキなどの声がありました。
ママたちは離乳食期に取り入れられる食材を使って、誕生日らしいメニューになるよう工夫を凝らしているようです。大人の食事と同じ見た目にすると子どもがよろこんで食べていたという声もあったので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
飾り付けや写真撮影
部屋の飾り付けや写真撮影も、誕生日を祝う定番の方法かもしれません。部屋の壁にバルーンやガーランド、1の数字アートを飾り付けて、写真撮影をしたというママの声は多くありました。
1歳の誕生日記念に、写真スタジオで撮影をする家庭もあるようです。実際にスタジオ撮影をしたママたちに工夫したことを聞くと、機嫌がよい時間帯に予約をする、お気に入りのおもちゃを用意するなどの声がありました。
プレゼント
子どもの初めての誕生日に、何を贈ろうかと悩むこともあるでしょう。1歳児を持つママたちからは、乗り物のおもちゃや知育おもちゃ、ままごとセットやお人形など、さまざまな声がありました。
おもちゃのほかにも、記念になるものと考え、オーダーメイドの絵本やベビーリングなどを選んだママもいるようです。
1歳児の特徴を知って、育児を楽しもう
1歳を過ぎると、簡単な話し言葉を使い始めたりする子もいるようです。少しずつ大人の言葉を理解して行動できるようになったり、自分から話す言葉が増えてきたりと、子どもと言葉でコミュニケーションが取れるようになり、育児がますます楽しく感じることでしょう。
初めて迎える誕生日は、子どもがよろこぶ食事を用意したり、部屋の飾り付けをしたりしてお祝いしてもよいですね。誕生日プレゼントは、乗り物のおもちゃや知育おもちゃ、ままごとセットやお人形など、子どもの興味に合わせて選ぶとよいでしょう。
日々成長を感じる一方で、癇癪を起こす子どもへの対応など、ママ自身つらいと感じることもあるかもしれません。大変な時期も長い育児の中のほんの少しの時間だと考え、たまには息抜きをしながら、1歳の子どもとの生活を楽しめるとよいですね。