1歳半健診の内容は?指差しや言葉、確認項目を紹介。健診に行ったママの声

1歳半健診の内容は?指差しや言葉、確認項目を紹介。健診に行ったママの声

2018.07.02

1歳半健診の案内がくると、検診の内容や項目が気になるママも多いかもしれません。積み木などを使った問診を、子どもが当日できるか不安に思う場合もあるでしょう。身体測定や虫歯の確認以外に、どのようなことをするのでしょう。健診の目的や体験したママの声をご紹介します。

1歳半健診の目的

1歳半検診は、各市町村に対し厚生労働省が実施を義務付けている乳幼児健康診査のひとつです。対象は1歳6カ月から満2歳までの子どもで、身体の発育状況や栄養状態など、11項目の健診内容設けて子どもの健康状況を確認します。

小児科医や歯科医、地域の保健師など、さまざまな専門家が集まって実施され、子どものへの接し方に悩んでいる場合、心理職の方への相談も可能です。

1歳半健診は「子どものため」という印象があるかもしれませんが、育児を頑張るママやパパを地域でサポートしやすいよう、さまざまな支援者と繋がる出会いの場でもあるようです。

出典:母子保健関連施策/厚生労働省
出典:標準的な乳幼児期の健康診査と保険指導に関する手引き~「健やか親子21(第2次)の達成に向けて~」/平成26年度厚生労働科学研究費補助金 (成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業) 乳幼児健康診査の実施と評価ならびに多職種連携による 母子保健指導のあり方に関する研究班

1歳半健診の内容

1歳児健診
iStock.com/Pogonici

実際に1歳半健診ではどのようなことをするのでしょう。一般的に行われている健診内容をご紹介します。


問診

1歳半健診では、子どもがどのような病気にかかったか、予防接種を受けているかなどを事前に記入した問診票を提出します。その問診票を見ながら、保健師さんと子どもの様子について話します。問診票には育児に関する相談事も記入できるので、質問があれば気軽に相談してもよいでしょう。


発育の確認

ママたちが最も気になるのが、指差しなどの問診による発育確認ではないでしょうか。どのような内容だったのかママたちに聞いたところ「絵カードを使って犬や車などを指差しするよう促す質問があった」「積み木をいくつ積めるか、保健師さんと見ていた」などの声がありました。

名前を呼ばれたら反応するかも含め、言語への理解やどれくらいの単語を知っているかなども確認されるようです。


身体測定、歯科検診

1歳半健診では身体測定、虫歯などの確認も行われます。身体測定は全裸で行われる場合も多いため、脱ぎやすい服装で行けるとよいでしょう。新しいオムツに替えて体重測定するよう指示される場合もあるようです。替えのオムツも忘れずに準備できると安心ですね。身長や頭囲の測定で邪魔にならないよう、髪を縛っていく場合は事前におろしておくとよいでしょう。

歯科検診では虫歯の有無などを確認します。1日に何回歯磨きをしているか質問される場合もあります。子どもが歯磨きを嫌がり、しっかり歯磨きできないときもありますよね。どうしたらよいか相談してもよいかもしれません。虫歯になりにくいよう、必要に応じてフッ素塗布をすすめられる場合もあるようです。


個別相談

さまざまな健診を終えると、必要に応じて個別相談にのってくれるのも1歳半健診のうれしいところではないでしょうか。子どもの食事は今のままでよいのか、周りの子と同じようにできないけれど大丈夫か、子どもへのしつけ方法など、子育てしていると疑問や質問はたくさんあるのではないでしょうか。

子育てへの不安があれば、個別相談を利用してみてもよいでしょう。内容などによりますが、すぐに解決策を提案してもらえる場合もあるようです。小児科医や専門の人たちに話をすることで、ママやパパたちが前向きに子育てできるかもしれませんね。

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1歳半健診の持ち物は?

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健診日当日に慌てないためにも、持ち物は事前に準備しておきたいですよね。

・問診票
・母子手帳
・診査受診券(案内ハガキ等)

などは忘れず用意するとよいでしょう。普段のお出かけでも持ち歩いている、オムツやおしりふき、着替えなどもあると安心ですね。

ベビーカーや抱っこ紐など、健診場所までどう連れていくかも慌てないためのポイントです。待ち時間が長い場合も考えられるので、子どもが好きなおもちゃなどを持って行ってもよさそうですね。授乳中であれば、授乳ケープなども忘れずに持っていけるとよいでしょう。

自治体によっては、尿検査をするために事前に検尿が必要な場合もあるようです。案内ハガキ等をよく確認し、ゆとりを持った準備ができるとよいですね。

1歳半健診へ行ったママたちの声

周りのママに1歳半健診の話を聞くと、健診後に不安が解消されたという声がたくさんありました。ちょっとした悩みも気軽に聞けるよい機会になるようです。

「1歳半健診は指定の病院で個別にやり、子どもの食事量について相談しました。当時はワンオペ育児に近い状態だったので不安もたくさんあったのですが、保健師さんから『これだけ食べられれば大丈夫。今のまま無理せず食事を楽しみましょう』と言われ、心が軽くなりました」(30代ママ)

「最初にやった身体測定でギャン泣きし、1歳半検診中は始終大泣きしていました。泣くばかりで単語を話したり全くできなかったのですが、『元気があっていいね』と言われ、特に指導などはありませんでした。身長や体重が平均よりも低く悩んでいましたが、一つ一つ丁寧に教えてもらえたのでとても励みになりました」(30代ママ)

「仕事の都合がついたので夫婦そろって健診に行きました。走り回る子どもと荷物を持ちながらの健診は大変だったので、2人で行ってよかったです。小児科の先生からのアドバイスをその場で夫婦で共有できました」(20代ママ)

育児で気になるポイントがあれば、事前にメモにまとめておくとよさそうですね。父親も同席して健診に参加する場合もあるようなので、夫婦で子育ての悩みを解決しに行ってもよいかもしれません。

1歳半健診で子どもの成長を確認しよう

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1歳半健診では何をするのか、指差しや言葉は言えるのか、健診の内容について気になる場合も多いかもしれません。問診票の項目を見て、うちの子できないけど大丈夫かな、虫歯になってないかな、と不安になるママもいるかもしれません。健診を終えたママたちに話を聞くと、育児に対してより前向きになれたという声がたくさんありました。1歳半健診は子どもの成長を確認するよい機会になるようです。

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