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保育園・幼稚園の入園。手続き方法や入園準備、入園式の服装やマナー
子どもが保育園や幼稚園に入園するとき、どのように準備を進めていけばよいのでしょうか。入園式について知りたい方もいるかもしれません。今回は、保育園や幼稚園の入園条件、入園の申し込みの流れ、入園に向けての準備、入園祝いについて、入園式の服装やマナーについてまとめました。
保育園・幼稚園の入園条件
保育園や幼稚園の入園するが近づいてくると、どちらに行かせようかと悩むこともあるかもしれません。幼稚園選びに迷ったというママからは、体験入園をして雰囲気を確かめたという声もありましたが、それぞれの入園条件をまず確認しておくことも大切なポイントです。
保育園、幼稚園の入園条件についてご紹介します。
保育園
保育園の入園条件は、自治体が家庭に対して保育の必要性を認めること必要です。保育を利用する子どもは3つの区分に分けられます。1号認定は、子どもの年齢が満3歳以上で親の就労などの保育を必要とする事由に当てはまらない場合に認定されます。2号認定は子どもの年齢が満3歳以上で家庭での保育が困難な場合に、3号認定は子どもの年齢が満3歳未満で家庭での保育が困難な場合に認定されます。
保育園を利用できるのは保育を必要とする事由に該当することが条件とされ、2号認定と3号認定が入園できるようです。保育を必要とする事由には、親の就労の他に、妊娠、出産、保護者の疾病、障害、同居又は長期入院等している親族の介護・看護などさまざまものがあります。
幼稚園
幼稚園は、利用できる保護者に制限はなく、子どもが入園資格を満たす年齢に達していることが入園条件です。入園資格を満たす年齢とは、一般的に子どもの年齢が4歳になる年度からと定められています。
幼稚園によっては、満3歳児保育を行なっているところもあります。満3歳児保育、3年保育、2年保育のうち、子どもの様子や家庭の状況に合わせて入園時期を選ぶとよいでしょう。
保育園・幼稚園の入園申し込み
保育園・幼稚園の入園の申し込みの流れや申込書の書き方のポイントについてまとめました。
保育園
保育園入園の申し込みは、まず申込書を入手しましょう。自治体や保育園によって申込書の配布方法は異なるようです。入園申し込みの受付期間内に、申込書と必要な書類を提出しましょう。提出方法は、郵送や窓口へ持参するなど指定されています。自治体によっては、認可や無認可を問わず各保育園で受け付けをしている場合もあるようです。
申込書を書くときは、保育を必要とする理由を詳細に記載することがポイントのようです。なぜその保育園を選んだのか理由を丁寧に書くと、入園への熱意をしっかりアピールできそうです。
仕事復帰を控えているときや休職中の場合は、復職や就職に対する意欲、仕事の状況を記入するとよいかもしれません。ママのなかからは、出産を控えているときや家庭での保育がむずかしい場合に家庭環境を詳しく記入したという声も聞かれました。
幼稚園
幼稚園入園の申し込みは、入園願書を入手することからはじまります。入園願書の配布時期や提出方法は幼稚園によって異なるようです。幼稚園入園前の体験期間として通うプレ保育や入園説明会で入園願書が配布されることもあります。
入園願書には、その幼稚園を選んだ志望動機、子どもの長所や短所、家庭の教育方針などを書く項目があるようです。子どもの短所を書くときには、言葉選びに気をつけるとよいかもしれません。正直に現状を伝えつつ、どのように対応しているのかや子どもが成長している点を書くと悪い印象を避けられそうです。
ママのなかには、より入園したい気持ちが伝わるように幼稚園の教育方針と家庭の教育方針に相違がないことを書いたという声もありました。
保育園・幼稚園の入園準備
保育園や幼稚園の入園準備についてまとめました。
持ち物
保育園か幼稚園かで、入園時に準備する持ち物も異なってくるでしょう。保育園の場合、通園カバン、袋類、紐つきタオル、昼寝用寝具、着替えの服を全年齢共通で用意するようです。0歳から2歳児クラスは、オムツ、ミルクや哺乳瓶、食事用エプロン、手拭きタオル、使用済みのオムツを持ち帰るビニール袋などが必要です。
3歳以上のクラスは、上履き、外遊び用帽子、園児服、給食用品(コップ、ランチョンマットなど)、歯ブラシ、パジャマなどが持ち物リストにあげられています。
幼稚園の場合は、通園カバン、手さげ袋、お弁当袋、歯ブラシ、コップ、歯磨き袋、お弁当箱、紐付きタオル、上履き、上履き入れなどを準備するようです。他にも、ハサミ、クレヨン、粘土、メロディオンなどの教材を用意する場合もあります。
保育園や幼稚園によって、入園時に準備する持ち物はさまざまなので、事前にしっかり確認しておくとよさそうです。入園準備として持ち物に名前を書くときは、スタンプやシール、転写シートを使うと効率よく勧められて便利です。
卒乳・トイトレ
保育園や幼稚園の入園前、卒乳のタイミングやトイトレを考える方もいるかもしれません。
母乳育児を終えず保育園に入園すると、赤ちゃんを預けている間に胸が張って痛いなどの不便があるため、卒乳を目指すママもいるようです。なかには、赤ちゃんの保育園入園をきっかけに卒乳しようと思っていたときに、保育士の先生に卒乳は徐々にできればよいというアドバイスを受け、子どものペースに合わせて無理なく卒乳できたという声もありました。
幼稚園に入園するときにオムツがとれるように、トイレトレーニングを進めている場合もあるでしょう。オムツがとれるタイミングは、生まれた月や子どもの状況によってさまざまです。集団生活が始まると、幼稚園でお友達がトイレに行く姿に刺激を受けてオムツがとれることもあるようです。
無理をせずに子どものペースを大切にして、トイレトレーニングをしながら幼稚園に通っているという声もありました。
保育園・幼稚園の入園祝い
子どもが保育園や幼稚園に入園するとき、お祝いやプレゼントをいただくことがあるかもしれません。入園祝いは、子ども本人に対して贈られるもので、入園祝いに対してお返しをする必要はないと言われています。ですが、入園祝いのお返しとして内祝いを贈りたいと考える方も多いようです。
入園祝いのお返しを贈るなら、日持ちのするお菓子、商品券、メッセージ付きのお花などが定番のようです。あとに残らないものを選ぶと贈る相手に気を使わせずよいかもしれません。相手の好みや関係性などによってお返しを考えるとよいでしょう。
入園祝いのお返しの相場は、いただいたものの1/3程度の金額に収まるようにしましょう。お返しする時期は、なるべく早い方が印象が良いです。長くとも、1カ月以内にお返しするのがよいでしょう。
保育園・幼稚園の入園式の一日の流れ
入園式は受付後に着席し、開式の言葉からはじまります。その後、園長先生の挨拶、来賓の祝辞、教職員の紹介、閉式の言葉という流れが一般的です。式が終わってからは、クラスごとに集合写真を撮影することが多いようです。入園式に在園児が参加するかは、園によって異なります。
入園式の服装やマナー
入園式のママの服装やマナー
子どもの入園式では、セミフォーマルな服装をするのがマナーのようです。ママの服装は、スカートやパンツのスーツ、ワンピースが一般的とされています。スカートのスーツは、スカート丈は膝丈が好ましく、長すぎたり短すぎたりしないようにしましょう。ワンピースは、ジャケットを羽織ると入園式にふさわしいスタイルになります。
他にも、園や地域の雰囲気によって、着物を着ることもあるようです。実際に着物で入園式に参加したことがあるママたちからは、上品だと褒められ周囲からも好印象だったという声が聞かれました。
服の色は、入園式の雰囲気に合うような明るい色や淡い色がママたちに選ばれています。また、ストッキングは黒を避け、ベージュを履くのがマナーのようです。入園式に履く靴は、黒やベージュ、パステルカラーなどの落ち着いた色のパンプスがよいでしょう。シンプルなデザインで、ヒールが高すぎないものを選ぶと清潔感のある印象になりそうです。
入園式に使うバッグは、スリッパや配布物を入れることを考えて選ぶとよいでしょう。サブバッグを持つのもよいかもしれません。アクセサリーは、パールやダイヤなどのネックレス、イヤリングやピアスをつけると上品な雰囲気になりそうです。
ヘアスタイルは、長さを問わず、清潔感のある髪型を心がけましょう。華美になりすぎないようにヘアアクセサリーやヘアアレンジは控えめにするとよいかもしれません。
入園式のパパの服装やマナー
入園式のパパの服装は、スーツを着ることが多いようです。園の雰囲気によっては、きれいめな服装にジャケットを羽織ってきちんとした印象のコーディネートにまとめたという声もありました。
スーツやジャケットの色は、黒や紺、グレーなどの色が選ばれているようです。デザインは、無地や控えめなストライプ柄などフォーマルな印象になるものがよいでしょう。合わせるシャツは、明るい色が入園式の雰囲気に合いそうです。
ネクタイは、お祝いの式典ということを考えてシルバーやグレーなどを選ぶパパもいるようです。他にも、ストライプや小さめのドットなどの柄物も選ばれています。靴は、黒の革靴が一般的なようです。オーソドックスなデザインを選べば、仕事のときにも使えるという声も聞かれました。
入園式の子どもの服装やマナー
入園式の子どもの服装は、保育園か幼稚園かによって異なります。保育園の入園式は、服装に指定がない場合もあり、普段着で参加することもあるようです。0歳児や1歳児の服として、入園式の特別な雰囲気を演出できるようにフォーマルなデザインのロンパースを用意したママもいるようです。
ハイハイ時期が過ぎた子どもがいるママからは、普段着よりきちんとした印象になるよう意識して服装を選んだという声がありました。男の子はシャツとズボンにジャケット、女の子はワンピースやブラウスにスカートを合わせ、きれいめなデザインの服装にすると入園式の雰囲気に合う装いになりそうです。
幼稚園の入園式は、制服着用が指定されていることが多いようです。幼稚園によっては、靴下や靴の指定がある場合もあるので事前に確認しておきましょう。下の子を入園式に連れていく場合は、シンプルなデザインや白や黒、グレーなどの落ち着いた色の服装を着ていくとよいかもしれません。
赤ちゃんを入園式に連れていくときは、赤ちゃんがストレスなく過ごせるように体温調節しやすい服装や普段着のなかから入園式の雰囲気に合う服装を選んだという声もありました。
入園に向けて早めに準備を進めていこう
保育園や幼稚園の入園は、入園申し込みから入園に向けての準備、入園式の服装やマナー、入園祝いのお返しなど、考えることがたくさんあります。子どもたちにとって環境が大きく変わり、たくましく成長する機会にもなるかもしれません。
入園に向けて、早め早めの準備を心がけて余裕をもって入園までの時間を過ごせるとよいですね。