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「ラン活」で失敗したらどうする?失敗しないためのコツや失敗した場合の対処法
子どものランドセル購入に向けた「ラン活」。失敗事例などを調べて、参考にしたいと考えているママやパパも多いのではないでしょうか。今回は、ラン活で「失敗した」と思うポイントや失敗しないためのコツ、失敗した場合の対処法について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。
「ラン活」で失敗したことはある?
「ラン活」とは、小学校入学に向けたランドセル購入のために、情報を集めたり実際に展示品を見に行ったりする活動のこと。
そんなラン活では、購入した後に「失敗した……」と感じるママも少なくないようです。実際にどのようなポイントで後悔してしまうのでしょうか。
ラン活で「失敗した」と思うポイント
ラン活で「失敗した」と感じやすい一般的なポイントについてご紹介します。
お金に関すること
ランドセルは、安いものであれば1万円台からありますが、装飾が多かったりブランドものの高級ランドセルでは10万円以上するものもあります。
そんな高級品を用意しても、活発な子どもだと乱雑に扱ってしまう場合も。「それならもっと安いものの方がよかったかも……」と後悔することもあるでしょう。
逆に、安すぎるものだと安物感が目立つように感じられて、「周りの子と同じくらいもっと良い品質のものを選べばよかった」と思う方もいるようです。
また、早割や先行購入、型落ちランドセルの値引き購入を事前に知りたかった、お目当てのブランド品があったのに人気があって買いそびれてしまったというママの声もありました。
重さや機能に関すること
せっかく高級ランドセルを購入したのに、子どもに重たいと言われて買い直したという方もいます。
本革ランドセルは一般的に重く、さらに最近のランドセルは学習指導要領の改訂にあわせて教科書がB5からA4判へサイズアップ、ページ数も増えたことで、以前よりも大型化しています。
一方で、コンパクトさ重視のランドセルだと持ち物が中に入りきらない場合も。別途手提げかばんが必要になったり、入りきらなかったことで忘れ物になりやすいケースもあるようです。
デザインや色に関すること
最初は子どもの好み通りに、かわいらしいキャラクターもののランドセルを選んだのに、成長すると「もっと落ち着いたものが良い」と好みが変わって使わなくなってしまうことも。
逆に、親の希望を優先して大人っぽいデザインのものを購入したものの、子どもが嫌がってしまい入学式ではランドセルを喜んで背負ってくれなかったというケースや、女の子が黒色のランドセルを選んだために他の子にからかわれてしまったというケースもあります。
また、淡くて薄いパステルカラーのものや刺繍が施されているものは、使っているうちに汚れやほつれが目立ち、昔ながらの黒や赤などの濃い色でシンプルなデザインのものにすればよかったという声も。
さらに、せっかくおしゃれなデザイン重視で選んだのにランドセルカバーで隠れてしまう
ため、側面だけおしゃれなタイプを選べばよかったという方もいるようです。
ラン活で失敗しないためのコツ
ラン活で失敗しないためのコツをご紹介します。
ランドセルの購入スケジュールを把握する
ラン活の一般的なスケジュール例としては、早いものだと以下のように年中の2月頃から始まるようです。
<年中>
12月頃~カタログ申し込み、1月頃~カタログが手元に届き、2月頃~新作の発売がスタート。
<年長>
4月頃~売り切れが出てくる、夏頃~ラン活が終了
秋頃~型落ち品として割引価格が出てくる、冬以降~ランドセルが購入できない可能性も。
メーカーによってスケジュールは異なるため、あらかじめ販売時期を確認しておくことが大切。気になるランドセルを見つけたら、早割はあるか、カラーバリエーションは豊富かなど事前にメーカーの公式ホームページをチェックしましょう。
ランドセルは高価なため祖父母に購入してもらう家庭も多く、ゴールデンウィークなどの帰省時期に売り切れとなるものもあるかもしれません。
重さよりも「背負いやすさ」にこだわるメーカーを選ぶ
ランドセルの重さが気になり購入を悩んでしまうことも多いでしょう。しかし、重さ以上に大事なのが「背負いやすさ」であるという説があります。
ランドセルの平均的な重さは1,000g〜1,400g程度と言われていますが、多少重かったとしも、体にフィットするなど負担を減らす工夫が凝らされたものを選べば、肩だけに重さが集中しないため軽く感じることができます。
A4フラットファイルが入る大きさか確認する
ランドセルの内側の幅の大きさによっては、「A4のフラットファイル」がきちんと入らないものもあるようです。
入らない場合、手提げカバンなどを持つことになり、両手が空かないため子どもの負担になりやすいでしょう。
「A4フラット対応」はメーカーによって非対応のことがあり、学校によってもA4フラットファイルを使わないこともあるので、できれば事前にチェックしましょう。
メーカーで6年保証があるか確認する
ランドセルは、小学校の6年間にもし壊れた場合、きちんと直せるように「6年保証」や「修理補償」をしてくれるメーカーを選びましょう。
自然に使っていて壊れたのであれば無料で修理してくれるメーカーや、修理中に代替のランドセルを貸してくれるメーカーもあるようです。
小学校に指定がないか確認する
小学校では「男子は黒、女子は赤」といったランドセルに関する指定がある場合もあります。入学前に小学校のホームページや電話などで確認しておくと安心でしょう。
ラン活で「失敗した」と思った場合の対処法
ラン活で「失敗したな」と思った場合、どうしたらよいのでしょうか。
ランドセルカバーをつける
ランドセルのデザインや色が気に入らなかった場合、ランドセルカバーが役に立つかもしれません。
特に小学1年生は、交通安全協会などから寄贈された黄色い交通安全カバーの使用が、全国の小学校でほぼ一般的になっています。
そのほか最近ではいろいろな種類があり、値段もランドセルほど高くないので、その時の子どもの年齢に合ったものを気軽に用意できそうです。
メーカー保証を利用する
メーカーに返品や交換ができないか、早めに相談してみることも対処法のひとつです。
購入者都合の場合は、未使用品でレシートや保証書があり1週間以内であれば受け付けてもらえることもあるでしょう。
しかし、オリジナルのオーダーメイド品は、交換・返品ができない可能性が高いため注意が必要です。
知り合いに譲る
ランドセルを買い替えたいなど手放す予定がある場合、兄弟や親族、近所の知り合いなどで子どもが小学生に入学するタイミングの人がいれば、譲ることができないか声をかけてみましょう。
中古品のため無理に譲ろうとはせず、事前にランドセルの状態を見せたり背負ってもらって本当に必要か確認してもらいましょう。
買取サービスを利用する
ランドセルは、作りがしっかりしているものが多いため中古品であっても需要があると言われています。
手放す場合は、リサイクルショップやフリマアプリ、オークションサイトなどでの買取も検討してみましょう。有名ブランドのものなど検索上でヒットしやすいランドセルは、比較的売れやすいようです。
寄付する
日本のランドセルは耐久性が高く喜ばれるため、寄付を受け付けて海外の発展途上国の子どもたちへ物資支援している団体やサービスもあります。
寄付を募る機関は複数あり、寄付の方法もさまざまのため自分に合った寄付の方法を探してみましょう。
リメイクする
ランドセルとしてはもう使用しないけれど強い思い入れがある場合は、リメイクもおすすめです。
ランドセルは丈夫な革製品のため、ランドセルリメイクの専門業者などに頼んで財布やキーケースといった小物へ素敵にリメイクできることも。
中に物を入れやすいので、ランドセルを道具箱や防災備蓄用品入れとして使う方もいるようです。
ラン活についてママたちの体験談
ラン活についてママたちの体験談をご紹介します。
ランドセルは、教科書を入れるとかなりの重さです。また、水筒を入れたりすると意外と物が入らないんだなと思いました。
ランドセル選びに失敗しないために一番は、子どもが気に入ったものを選ぶことだと思います。6年生になっても使える飽きのこないデザインだと失敗しにくいのかもしれません。
あと今のところ考えてはいませんが、ランドセルを使わなくなったら状態によっては寄付したり、売ったりすると思います。
私が住んでいるエリアでは、ランドセル一択だと思います!選ぶ時は、すぐに飽きそうなデザインを選ばないように子どもを誘導するのが大変でした(笑)。
幸いなことに、仲良かった友だちみんなが行く小学校が男は黒、女は赤の指定があったので、『友だちが赤にするなら私も赤にしよー』といった感じで決めてくれたので、安心しました。
デザインに関しては結局、ランドセルカバーなどもあるので失敗しても大丈夫かなと思います。もし失敗したらリサイクルに出してみると思います!
来年、娘が小学校に入学するので6月からラン活をしています。人気メーカーのホームページを見ていると一番ベーシックなものでもやっぱり高価なので、失敗しないように祖父母に相談したり代用できるキッズリュックがないかなど検討しています。
ラン活に失敗しても家庭に合った対処法を見つけよう
ラン活で失敗したと感じる方は少なくないようですが、今回ご紹介したように捨てる以外の対処法はさまざまあります。
状況によって子どもや他の家族、ランドセルメーカー、担任の先生などによく相談しながら、家庭に合った対処法を見つけましょう。
小学校生活で6年間使用する大切なランドセル。これから購入を検討している方はぜひ、後悔のないラン活をしてくださいね。
うちの地域では6年生までランドセルを使う子がほとんどなので、入学前にランドセルを選びました。地域によっては3、4年生で使わなくなるところもあるそうなので、そうした地域に住んでいたらリュックなども視野に入れていたかもしれません。
ランドセル選びでは、買うタイミング、ブランド、素材、カラーなど膨大な選択肢から絞り込むのが大変でした。ただ、お店に行ったら展示されている中から息子が選んだものにしたので割と即決でした。