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子どもが卒園するとき。ママたちに聞いた準備や卒園式のマナー
子どもの保育園や幼稚園の卒園を控え、記念にどのようなものを用意したらよいか、卒園式に出席するときに何を着たらよいかなど、気になることもたくさんあるかもしれません。卒園式の流れや出席する際の服装やマナー、ママたちが用意した卒園記念のアイテムなどについてまとめました。
保育園や幼稚園の卒園式
保育園や幼稚園の卒園式では、具体的にどのようなことを行うのでしょうか。卒園式が行われる時期や1日の流れについて、ママたちに聞いた体験談をもとにご紹介します。
行われる時期
卒園式が行われる時期は、保育園と幼稚園、また、私立と公立で違いがあるようです。ママたちにいつ頃卒園式が行われたか聞いてみると、3月下旬~中旬という声がありました。
年度初めに配られる年間スケジュールで、卒園式の日程をあらかじめ確認しておくと、予定を調整しやすいかもしれませんね。
1日の流れ
卒園式は一般的に、卒園児の入場から始まり、卒園証書授与、園長先生や来賓、PTA代表のあいさつ、卒園児と在園児によるお別れの言葉や歌のプレゼント、記念品目録贈呈などが行われることが多いようです。
式が終わった後に集合写真を撮影したというママの声もあり、式の内容や流れはその保育園や幼稚園によってさまざまでしょう。
祝辞や謝辞
保護者代表やPTA会長として、祝辞や謝辞を読むこともあるかもしれません。祝辞を読むときは、子どもたちに伝わりやすい言葉や表現を使うように心がけ、ゆっくりと大きな声で話すことがポイントのようです。
子どもたちの集中が途切れないよう、祝辞・謝辞ともに、長くなりすぎない時間を意識した文章を作ることも大切でしょう。
謝恩会
保育園や幼稚園によっては、卒園式の後に謝恩会を行う場合も。園のホールをはじめ、貸し切りのレストランやホテルで盛大に行うなど、場所や規模は園によってさまざまなようです。
謝恩会での出し物にどのようなことを行ったかママたちに聞くと、先生についてのインタビューや子どもたちの成長ムービーなどを組み合わせたスライドショー上映のほか、先生についてのクイズや大人数でできるゲームなどの声がありました。
謝恩会は、園の先生ではなく、年長さんの子どもを持つママのなかから選ばれる「卒対委員」が、企画・運営をする園もあるようです。
卒対委員経験のあるママへどのような活動があったのか聞いてみると、謝恩会以外に、園や先生たちへの贈呈品の手配や、先生へ渡す記念品の制作などの声がありました。卒対委員の活動内容も同様に、園によってさまざまなようです。
子どもが卒園するときに用意したもの
子どもが卒園するとき、先生や子どもへ向けて思い出に残るプレゼントを贈りたいけれど、何を用意したらよいか迷うママもいるかもしれません。子どもが卒園するときに何を用意したのか、ママたちに聞いてみました。
アルバム
お世話になった先生へ向けて、クラスのママが集まって作った、子どもたちのフォトアルバムをプレゼントしたという声がありました。また、卒園アルバムを先生方が主体となって作るのではなく、ママたちがアルバム係として中心になり、作成する園もあるようです。
アルバムを手作りするときは、デザインができるママや、写真が趣味のママなど、得意分野がある場合は協力をお願いするとよいでしょう。構成については複数人で意見を出し合い、できるだけ偏りがないよう、みんながよいと思える案を取り入れられるとよいですね。
メッセージカード
これまでの感謝の気持ちを込めて先生へ、また卒園のお祝いとして子どもへ、メッセ―ジカードを贈ったというママの声は多くありました。
先生へ贈るときは、感謝の気持ちを伝えるとともに、労いや気遣う言葉も添えられるとよいでしょう。子どもといっしょに先生の似顔絵を描いたり、シールやマスキングテープでデコレーションしたりして、カードを手作りしてもよろこばれるかもしれません。
子どもへ贈るときは、ひらがなを使ったり、文字を大きく書いたりして、子どもが読みやすいよう意識して書くとよいでしょう。子どもが入園してからできるようになったことやがんばったこと、小学校に入学するのが楽しみになるようなことなど、前向きなメッセージが書けるとよいですね。
そのほかのプレゼント
そのほか、先生へ贈るプレゼントに、毎日使うエプロンやタオルハンカチを用意したママもいるようです。お花好きな先生へ、花束をプレゼントしたという声もありました。記念品のほかに、実用性が高いものや、先生が好きなものなどをプレゼントしてもよろこばれそうですね。
最近では、ネットショッピングを活用してプレゼントを用意することも多いかもしれません。渡す予定日に間に合うよう、余裕を持って手配しておくと安心でしょう。個人ではなくクラスでプレゼントする場合は、幹事や連絡係、発注係などの分担をあらかじめ決めておくとスムーズに準備が進められそうです。
ほかにも、園での思い出を振り返るDVDや文集を作ったり、卒園や入学を題材にした絵本を子どもに贈ったりしたというママの声もありました。
卒園前の最後のお弁当に、お祝いの気持ちを込めて特別なメニューを作るママもいるようです。ランドセルをモチーフにしたおにぎりや、花束に見立てたおかずなど、さまざまな声があったので、参考にしてみてはいかがでしょうか。
卒園式に出席するときの服装やマナー
卒園式では、子どもに何を着せたらよいか、ママやパパはどのような服装で出席したらよいか迷う方もいるかもしれません。卒園式にふさわしい服装やマナーについて、ママたちの声をもとに紹介します。
子どもの場合
卒園式は厳かな雰囲気の式典であることから、子ども用のスーツやセレモニーウェアを選ぶのが一般的なようです。マナーとして、黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色の洋服や、落ち着いたデザインのものを選ぶとよいでしょう。下の子を卒園式に連れていくときも同様に、フォーマルウェアやきれいめな服装を意識して選ぶとよさそうです。
ほかにも、入学式でも着られるようなデザインのものを選んだというママや、子どもの晴れの日に伝統的な袴を選んだというママの声もあったので、参考にしてもよいかもしれません。
子どもの髪型はどのようにしたのかママたちに聞いてみると、男の子の場合は、ソフトモヒカンやツーブロック、アシンメトリーなど、女の子の場合は、前髪アレンジやハーフアップ、ポニーテールなど、さまざまな声がありました。卒園の特別感が演出できるよう、リボンやカチューシャ、クリップなどの髪飾りを手作りしてもよいですね。
ママの場合
ママが卒園式に出席するとき、黒や紺、グレーなどのダークカラーの、フォーマルなスーツやセットアップ、ワンピースなどを選ぶ方が多いようです。なかには、着物を着たという声もありました。
卒園式が行われる3月頃は地域によってまだ寒い場合も。チェスターコートやトレンチコート、ノーカラーコートなど、フォーマルな服装に合うコートを選び、落ち着いた色味のものを着て行きましょう。
礼服は冠婚葬祭に着るフォーマルな服装であるため、卒園式に着るママもいるようです。喪服のイメージをもたれる場合もあるため、地域や園の様子などに合わせて決めるとよいかもしれません。
卒園式の洋服に合わせる靴は、ヒールがあまり高すぎす、つま先の開いていないデザインを選ぶのがマナーのようです。服装と同様に、華美になり過ぎない落ち着いたデザインのものを選ぶとよいでしょう。妊娠中や下の子が小さい場合には、歩きやすさを考えてヒールのないフラットシューズや、ローヒールを選んだというママの声もありました。
卒園式などのフォーマルな場では、一般的に小さめのカバンを持つことがマナーとされているようです。卒業アルバムやビデオカメラなどの荷物を入れられるよう、折りたためるサブバッグを別に用意しておくと便利でしょう。園や地域によっては、服装やカバン、靴の色にも習慣や決まりごとがあるかもしれないので、事前に確認しておくとよいかもしれません。
洋服に合わせるアクセサリーは何を選んだかママたちに聞くと、シンプルで上品なデザインのネックレスやピアス、イヤリング、コサージュ、ブローチなどの声がありました。控えめでありながら、ダークカラーの洋服に華やかさを添えるアクセサリーが選べるとよいでしょう。
ヘアスタイルは当日の服装に合う、清潔感のあるものにするとよさそうです。ロングヘアやミディアムヘアの場合はハーフアップやシニヨンなど、ショートヘアでアレンジが難しい場合は、全体をアイロンで巻いたり、大ぶりのイヤリングやピアスをつけたりすることで、華やかさが演出できそうですね。
メイクやネイルも同様に、派手な色のアイテムは使用せず、ナチュラルな明るさと上品さが感じられるものにしましょう。
パパの場合
パパが卒園式に出席するとき、フォーマルな服装がふさわしいと考え、黒やダークグレー、ネイビーのスーツを着たという声が多くありました。なかには、普段仕事で着ているビジネススーツのほか、セミフォーマルな仕立てのスーツを選ぶという声も。
卒園式で着るシャツの色は、白が基本的なマナーのようです。ほかに、白地に薄いストライプのものや淡いカラーのものなど、落ち着いた印象になるようなシャツを選んでいるという声もありました。
ネクタイも同様に華美になりすぎないことを意識し、色はシルバーやダークカラーなど、柄は無地や同系色のストライプなど、控えめなものにするとよさそうです。ネクタイの素材はフォーマルな場にふさわしいシルクのほか、季節感を演出するウールやツイードを選んだという声もありました。
スーツにあわせる靴は、黒色の革靴を選ぶとよいでしょう。ビジネスシューズでも問題ないようですが、新たに買い足す場合は、さまざまなフォーマルシーンに対応する紐のついたストレートチップのデザインを選ぶとよいかもしれません。
服装のほか、ひげを剃る、清潔感のある髪型に散髪するなど、身だしなみも整えることも大切です。スーツにしわがないか、シャツの襟元に汚れがないかどうかなども確認し、アイロンをかけたりクリーニングに出したりなどのメンテナンスも事前に行っておくとよいでしょう。
みんなの思い出に残る卒園式を
卒園式は一般的に、3月下旬~中旬に行われる園が多く、卒園証書授与、卒園児と在園児によるお別れの言葉や歌のプレゼント、記念品目録贈呈などが執り行われるようです。園によっては卒園式の後に、園のホールや貸し切りのレストランで謝恩会を行う場合もあるかもしれません。
卒園式に出席するときは、子どもも大人もフォーマルな服装を心掛け、華美になり過ぎない洋服や小物を選ぶとよいようです。服装のほか、身だしなみにも気を配り、清潔感のある髪型やナチュラルなメイクなど、卒園式の場にふさわしいスタイルで出席しましょう。
ママやパパたちの体験談を参考に、先生や子どもたちみんなの思い出に残る卒園式にできるとよいですね。