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卒園式を祝辞でお祝いしよう。例文や謝辞との違い、使う用紙など
子どもも聞きやすい読み方のポイントとは
幼稚園や保育園の卒園式で、保護者代表やPTA会長として祝辞を読むことになったというママやパパは、なにを話そうか悩みますよね。謝辞との違いが気になることもあるかもしれません。今回は、卒園式で読む祝辞の例文や使う用紙などをご紹介します。
卒園式の祝辞
幼稚園や保育園の卒園式で、保護者代表や会長として祝辞を読むことになったママやパパもいるのではないでしょうか。祝辞とはなにを話せばよいのかや、どの用紙に書くのかなど気になることもあるかもしれません。今回は、卒園式の祝辞についてまとめてみました。
また、卒園式では「祝辞」と「謝辞」という言葉を聞くことも多いかもしれません。よく似た言葉ですが、どのような違いがあるのでしょうか。まずは祝辞とはなにかや、謝辞との違いをご紹介します。
祝辞とは
祝辞とは、卒園児やその保護者などに対して卒園を祝うためのもののようです。園長先生や来賓代表、会長などの保護者代表の方が祝辞を読むことが多く、「おめでとう」という気持ちを伝えるためのものになるでしょう。
祝辞と謝辞の違い
謝辞とは、卒園児の保護者代表の方が、お世話になった幼稚園や保育園の先生や保護者などに感謝を伝えるためのもののようです。祝辞は入園式でも読まれることがあるかもしれませんが、謝辞は一般的に卒園式で読まれるものでしょう。
祝辞を読むときのポイント
祝辞を読むとき、幼稚園や保育園の子どもたちも聞いているので、どのように読むとよいのか迷いますよね。祝辞の読み方のポイントをまとめてみました。
長くなりすぎない
祝辞の長さがあまり長いと、聞いている子どもたちも集中が切れてしまうかもしれません。せっかくのお祝いの祝辞なので、卒園式の主役でもある子どもたちにも聞いてもらえるよう、3分から5分ほどのあいだにおさめるとよさそうです。
わかりやすい言葉で話す
祝辞は、子どもにお祝いの言葉を述べるものでもあるので、子どもがわかりやすい言葉を使うとよさそうです。普段の話し言葉のような口調で子どもたちに語りかけるように読むのもよいかもしれません。
ゆっくりおおきな声で読む
祝辞を読むときは、緊張して思わず早口になってしまったり声がちいさくなってしまうこともあるかもしれません。しかし、お祝いの言葉なのでおおきな声で明るく読むとよいでしょう。ゆっくり話すことで子どもも聞きやすく、祝辞の言葉に反応をしてくれることもあるかもしれませんね。
祝辞を読むときは、子どもも聞いていることを意識して話すと、子どもたちも最後までしっかりと聞いてくれそうです。
卒園式の祝辞の例文
実際に祝辞を読むときに、どのようなことを話すのでしょうか。今回は、例文とあわせてご紹介します。
卒園児へのお祝いの言葉
「〇〇組のみなさん、ご卒園おめでとうございます」
祝辞の最初に卒園児へのお祝いの言葉を述べるとよいでしょう。このとき、クラスをいうことで卒園児が自分たちのことだと実感しやすいかもしれません。
園生活での思い出
「〇〇幼稚園(保育園)で、お友だちみんなと遊んだりご飯を食べたり、運動会ではかけっこをしたりと、たくさんの思い出ができましたね」
幼稚園や保育園での思い出を話すと、子どもたちだけでなく聞いているママやパパも、子どもの園での生活を思い出し、思わず感動してしまいそうですね。園生活での実際のエピソードを話すのもよいかもしれません。
保護者や先生たちへの挨拶
「卒園生の保護者のみなさま、本日はご卒園おめでとうございます。初めは泣いてばかりの子どもたちに、不安なこともあったのではないでしょうか。そんな子どもたちも、こんなに立派な姿に成長しました」
「子どもたちが卒園の日を迎えることができましたのも、先生方のご指導のおかげだと思います。園長先生を始め、先生方に心よりお礼申し上げます」
子どもたちへのお祝いの言葉を述べた後には、先生や保護者の方への挨拶やお祝いの言葉も忘れずに述べるとよいでしょう。話し口調も、このタイミングで変えるとよさそうです。
終わりの言葉
「最後になりましたが、〇〇幼稚園(保育園)のさらなる発展をお祈りいたしまして、お祝いの挨拶とさせていただきます」
祝辞の最後には、終わりの言葉を述べて締めるとよいでしょう。
祝辞は、子どもたちに語りかけたり、楽しかった思い出などを話すことで、子どもたちが聞きやすい工夫をしてみてはいかがでしょうか。
祝辞の用紙はどうする?
祝辞を書く用紙に決まりはあるのかや、暗記しなければいけないのかなど気になることもあるかもしれません。祝辞の用紙についてまとめてみました。
式辞用紙を使う
祝辞を書くときは、式辞用紙を使うとよいでしょう。式辞用紙とは、祝辞や謝辞などの挨拶を書く専用の用紙で、一般的にはじゃばらになり横に長くなっています。書き出しは3ページ目からとなり、1ページ目は余白、2ページ目は「祝辞」などの表題となるそうです。
このとき、句読点はつけないのがマナーとなっているようです。書くときは手書きの他にも、パソコンで書き印刷してもよいようです。
読み終えた祝辞は置いてくる
祝辞は読み終えたら、たとう紙と呼ばれる包みに入れ、その場に置いてくるのがマナーとされているようです。祝辞はその後保管されることがほとんどのようで、来年の祝辞の参考となることもあるかもしれませんね。
祝辞で卒園をお祝いしよう
保護者代表や会長として幼稚園や保育園の祝辞を読むときは、謝辞との違いをしっかりと把握し、お祝いの言葉や先生たちへの感謝の気持ちを伝えるとよいでしょう。用紙には式辞用紙があるとよさそうです。例文も参考に、祝辞で卒園児をお祝いできるとよいですね。