こちらの記事も読まれています
卒園式や謝恩会で流す卒園スライドショーや卒園DVDの作り方のアイデア。構成例や制作のポイント
卒園式や謝恩会で流す卒園スライドショーや卒園DVDをどのように作ればよいのか、動画編集ソフトを使って制作することができるのか、気になる保護者もいるかもしれません。今回の記事では、卒園ムービーを作るためのメッセージや言葉、コメントや写真、BGMなど、卒園記念スライドショーを作るためのアイデアとポイントを、体験談をもとにご紹介します。
卒園記念ムービーの制作
卒園式や謝恩会で、先生方に感謝を伝えるために卒園スライドショーを作るということもあるのではないでしょうか。子どもたちの保育園や幼稚園での思い出をたくさん詰め込めば、卒園のよい記念にもなりそうです。
卒園DVD制作の場合、誰がどのように編集するのかなど、考えなければならないことがたくさんあるようです。先生方や子どもたち、保護者が感動するような卒園ムービーを作るために、どのようなアイデアがあるのか、気をつけなければならないポイントは何か、知りたいと考える方もいるかもしれません。動画制作の経験がある母親の体験談をまとめてみました。
卒園のスライドショーは誰が作る?
卒園式や謝恩会などで流す卒園スライドショーなどの卒園ムービーを誰がどのように作るのかは、それぞれ違うようです。子どもの卒園経験がある保護者に聞いてみました。
卒対や謝恩会係が作成
「うちの保育園では、謝恩会係になった保護者が何名かで力をあわせて作ります。動画編集ソフトや動画編集アプリを使って卒園ムービーを作りました」(30代ママ)
「保護者の中に動画制作が得意な人がいたので、卒対からお願いをしてその方に作ってもらいました。おかげですごく素敵な卒園DVDができ上がりました」(30代ママ)
卒対や謝恩会係になった保護者が制作したり、保護者の中で得意な人を探してお願いするということもあるようです。動画編集ソフトには無料のものや有料のものなどさまざまあるようなので、スキルにあわせて選んだり、詳しい人に相談したりするとよいかもしれません。
業者へ依頼
「スライドショーを制作してくれる業者へ依頼して作ってもらいました。謝恩会係は子どもたちの写真やメッセージを用意するだけでよかったので、とても助かりました」(30代ママ)
専門の業者に依頼して卒園ムービーや卒園スライドショーを制作してもらうこともあるようです。スライドショーを作るだけでなく、卒園記念DVD制作のパッケージプランとして卒園児の人数分のDVDにしてくれる業者などもあるようです。
スライドショーや卒園DVD制作の準備に手間をかけることがなかったので、謝恩会でおこなう別の余興の準備やアルバム作りなどに力を注げたという声もありました。
卒園スライドショーを作るためのアイデア
より思い出に残る卒園ムービーや卒園スライドショーを作るために工夫できることはあるでしょうか。卒園DVDを制作した経験者にアイデアを聞いてみました。
子どもたちの成長がわかる写真
「園児の赤ちゃんの頃の家族写真を保護者の方に提供してもらい、赤ちゃんの頃と卒園間近の写真を見比べる構成にしました。当日子どもたちは大盛り上がりでした」(30代母親)
「保育園での園児たちの成長がわかるよう、園行事に添って写真を集めました。園での普段の様子は謝恩会係が園に出向いて写真撮影しました」(30代母親)
お遊戯会など入園からの園行事やクラスでの活動で成長を追ったり、子どもたちの成長がわかるような新生児期の写真や家族写真などを集めたりして卒園スライドショーを作ったという保護者がいました。小さな頃と今の子どもたちを比べ、成長した姿に感極まる母親や先生方もいるかもしれません。
テーマにあわせたBGM
「音楽選びで感動する卒園ムービーができるかどうかが決まるよと経験者のママに言われていたので、曲選びを慎重にしました。感動するシーンや楽しいシーンなど、テーマにあわせて曲を選びました」(30代ママ)
「子どもたちの知っている曲を最初に持ってくることで、子どもたちを卒園スライドショーに集中させるようにしました。運動会や遊戯会で使った思い出の曲を途中でも取り入れることで、子どもたちも最後まで楽しそうに見ていました」(30代ママ)
卒園DVDで使うBGMの選び方にこだわったという方がいました。シーンにあわせて感動する曲、楽しい曲など、バラエティ豊かに構成したり、お遊戯会などで子どもたちが使った曲などを効果的に入れると、最後まで楽しい卒園ムービーになるのではないでしょうか。ラストは子どもたちが歌う卒園ソングなどで感動的に締めくくるのもよいかもしれません。
メッセージは短くはっきりと
「親から子どもへのメッセージを動画で撮影し、動画編集ソフトでスライドショーへ取り入れました。子どもがわかりやすい言葉で話してもらうようにし、時間は10秒と区切ることで、テンポよく作れたと思います」(30代ママ)
「子どもたちからクラス担任の先生へのお礼の言葉を動画で撮り、スライドショーで流しました。先生方には内緒で撮影したので、感激してもらえました。子どもたちには事前に家でしっかり話せるように練習してもらいました」(30代ママ)
メッセージやコメントをテロップで流したり、撮影した動画を組み込むのもよいかもしれません。メッセージやコメントを流すときは、伝わりやすいように短い言葉でまとめるようにしたという声もありました。退職した先生などからコメントをもらえると、サプライズの演出になりみんなに喜んでもらえそうです。
卒園スライドショーの構成例
卒園スライドショーや卒園ムービーを作成する際の構成例をご紹介します。全体の長さは10〜15分程度を目安に、以下のような流れで制作するとよいでしょう。
1 オープニング (30秒程度)
華やかな音楽とともに、卒園記念タイトルを表示します。動画編集ソフトを使って、文字にアニメーション効果をつけると印象的です。
2 園生活や卒園児の成長を写真・動画で紹介 (5分)
入園時からの成長を追った写真スライドショーを作成します。保育園や幼稚園での行事や活動の様子は動画で入れてもよいでしょう。遊戯会や運動会、お誕生日会、遠足などの園行事をダイジェストで編集すると、メリハリのある内容になります。
また、子どもたちの成長が分かるような家族写真や集合写真、日常の様子など、バラエティに富んだ写真を使用しましょう。卒園児の新生児期の写真を用意して子どもたちの成長を見せるのもよいかもしれません。
3 先生方からのメッセージ (2〜4分)
担任の先生や園長先生からの温かいメッセージを収録します。動画や写真、音声のみ、自撮り動画など、さまざまなパターンを組み合わせると変化がつきそうです。
4 クラス別スライドショー(2〜3分)
クラスごとの思い出を中心としたスライドショーを作成します。集合写真や行事での写真、日常の様子など、クラスの個性が出る写真撮影を心がけましょう。
5 エンディング (1〜2分)
最後は感動的な演出で締めくくります。たとえば、園児たちの笑顔の写真を次々と表示し、最後に全ての写真が花びらのように舞い、大きな桜の木を形作るアニメーション効果を使うのもよいでしょう。ほかにも、BGMに子どもたちにもなじみのある卒園ソングを使用し、曲のテンポや歌詞に合わせて写真が動くようにするなども効果的かもしれません。
上記は構成案の一例ですが、トータルの時間や内容などをアレンジして個性たっぷりな卒園記念ムービーが完成するはずです。制作したものを後日、卒園記念DVDとして配布する場合は、エンディングのあとにおまけ映像として、先生方や園児たちの感想を取り入れるなどの演出を加えるのもおすすめです。
卒園スライドショーを作るときのポイント
卒園記念ムービーなど卒園DVDの中心となるのが写真によるスライドショーです。効果的な卒園スライドショーを作るためにどのようなことに気をつければよいのでしょうか。ポイントを聞いてみました。
卒園児全員のバランスをとる
「記念になるものなので、卒園児全員が同じ数だけスライドショーで写っているかを何度も確認しました。ひとりひとり自分の子と思って平等に写っているか数えました」(30代ママ)
「お遊戯会の写真では、真ん中で写っている子、端で写っている子など、どの位置で写真に写っているかで印象が違ったので、写真を編集して印象に違いがないようにしました」(30代ママ)
写真の枚数やメッセージの長さなど、卒園児全員のバランスをとるように心がけたという声がありました。保護者の方から素材となる写真を集めるときには、子どもが中心となっている写真を出してもらえるように伝えるとよいかもしれません。
構成をしっかり考える
「起承転結で構成を考えました。最初は派手に始まり、途中しっとりしたシーンを作り、最後は盛り上げるようにと、流れを意識しました」(30代ママ)
「感動するシーンだけだとつまらないと思い、要所要所で笑いをとることを忘れないように作りました。当日は爆笑と涙の連続でした」(30代ママ)
構成をしっかり考えたり、メリハリをつけたりして、スライドショーが単調にならないように制作したという声がありました。制作したものを、一度客観的な目線で確認したり見返すことが大切になりそうです。
卒園ソングを活用
「写真スライドショーを盛り上げるクライマックスのBGMには、卒園ソングを選びました。クラスや園全体で歌った思い出の歌をメドレーにして、最後は子どもたちの合唱につなげました」(20代ママ)
「卒園記念DVDの中のスライドショーには、成長や別れをテーマにした子どもたちに人気のアニメの曲を卒園ソングとしてエンディングに使いました。卒園式の写真にかぶせたので感動的な演出になりました」(30代ママ)
卒園ソングは卒園スライドショーや卒園DVDに欠かせない要素です。子どもたちの思い出の曲や、卒園にふさわしい歌を選べるとよいでしょう。園行事で使用した曲を取り入れたり、子どもたちが歌う様子を録音して使用したという声もありました。
写真の編集
「集合写真と個人写真、クラス写真などをバランスよく配置することで、スライドのメリハリをつけました」(40代ママ)
「動画編集ソフトの機能を活用してスライドの切り替え効果をつけました。BGMのリズムやテンポに合わせた演出もできて楽しめました」(20代ママ)
写真スライドショーは、写真の並べ方や編集で見ごたえが変わる部分も大きいかもしれません。効果的な写真スライドショーを作るために、写真撮影の角度や構図を工夫して変化をつけたり写真と動画を組み合わせてメリハリをつけるといったアイデアもありました。
動画編集ソフトと動画編集アプリの選び方
卒園DVD制作には、動画編集ソフトや動画編集アプリを使ってみましょう。実際に動画編集ソフトや動画編集アプリなどを使って。卒園ムービーを製作したという保護者の声を紹介します。
「字幕やエフェクトなどの編集機能が充実している動画編集アプリを使いました。子どもらしくかわいい素材や大人っぽい素材がたくさんあったので作るのも楽しかったです」(30代ママ)
「卒園DVD制作のために、卒園児のママから赤ちゃんの頃の写真を集めたのですが、送ってもらった画像がアプリで展開できない形式のものだと変換が大変でした」(20代ママ)
「仕事でも使いなれている動画編集ソフトを使用して本格派の卒園記念ムービーを作りました。先生方も『プロに頼んだみたい』と喜んでくれました」(40代ママ)
動画編集ソフトと動画編集アプリを使用する場合には、使いやすさと機能のバランスを考慮することが大事です。卒園ムービーや写真スライドショーに適した素材やBGMが入っていたり、写真、動画、音楽といった必要な素材を取り込める形式に対応しているかといった機能面を確認して選ぶようにしましょう。
思い出に残るスライドショーを
卒園で流すスライドショーは専用ソフトで保護者が作ったり、業者にお願いすることもあるようです。写真やメッセージ、先生からのコメント、子どもたちのお礼の言葉などをバランスよく入れると最後まで集中して見てもらえるスライドショーを作ることができそうです。クラスの集合写真や個人写真、写真撮影を工夫しながら動画制作することで、思い出深い卒園記念DVDを仕上げましょう。
お遊戯会や園行事など子どもたちが頑張った園生活の思い出、クラスごとの集合写真や行事ごとの写真撮影、日常の様子など、さまざまな場面を取り入れることで、より思い出深い卒園記念DVDができあがります。
また、コメントや写真などの素材集めなど保護者が協力して動画制作に取り組むことで、子どもだけでなく母親たちにとっても大切な記念になるはずです。思い出がたくさん詰まった素敵な卒園スライドショーを制作できるとよいですね。