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生後6カ月の赤ちゃんの生活。ママの悩みや対策法、離乳食について
生後6カ月の赤ちゃんの生活がどのようなものなのか知りたいママやパパもいるでしょう。なかには、赤ちゃんの生活や離乳食などの悩みに、どう対応したらよいか気になる方もいるかもしれません。赤ちゃんが生後6カ月のときのママの悩みと対策法、離乳食の進め方、ハーフバースデーをお祝いするアイディアなどをご紹介します。
生後6カ月の赤ちゃんの生活とは
生後6カ月の赤ちゃんについてママたちに聞いてみると、ずりばいやハイハイ、つかまり立ち、なかにはハイハイしないで立ったなど、成長もさまざまなようです。
また、生後6カ月の赤ちゃんがおすわりできるかどうか気になるママやパパもいるようで、膝の上で抱っこをしておすわりの体勢を体験させたり、向かい合わせに座って遊びながらおすわりの練習をしたという声もありました。
授乳は一日5~6回で、昼寝は午前と午後の2回、お風呂は一日1回決まった時間に入れるなど、赤ちゃんの基本的な生活リズムを整えるように心がけるママもいるようです。
生後6カ月頃になると、毎日の散歩に加え、たまの遠出など、外出頻度も増えるようです。
近くの公園やスーパー、子育て支援センターなどに行く場合は、季節に応じて服装を替え、日よけや寒さ対策に帽子を持っておくと安心かもしれません。
帰省や旅行などで遠出をするときは、飛行機や新幹線、電車など交通手段に応じて準備をしておくとよさそうです。
飛行機に搭乗する際は、赤ちゃんの昼寝時間にあわせたフライトを選んだり、オムツが替えやすいようにトイレに近い後方の座席を予約したりして、周囲への配慮や赤ちゃんの負担が少なくなるよう考慮したというママの声がありました。
どの交通手段を利用する場合も、授乳セットやオムツ替えグッズ、お気に入りのおもちゃなどの準備をしっかりして、時間に余裕をもった行動を心がけましょう。
生後6カ月の赤ちゃんに対するママの悩みと対策法
生後6カ月の赤ちゃんへの悩みと対策法について、ママたちに聞いてみました。
睡眠
生後6カ月の赤ちゃんの睡眠時間がどれくらいなのかや、夜やお昼寝の時間に寝ないことで悩んだというママの声がありました。
生後6カ月の赤ちゃんは1日12~16時間ほど寝るといわれているようですが、授乳回数や日中の過ごし方によっても個人差があるようです。
赤ちゃんがなかなか寝ないときは、寝る前にベビーマッサージでスキンシップの時間を作ったり、絵本を読んでやさしく話しかけるなどして、赤ちゃんがリラックスできる環境を作ってみましょう。起床時間や就寝時間を毎日できるだけ同じ時間にして、赤ちゃんの生活リズムを整えるよう意識してもよいかもしれません。
夜泣き
赤ちゃんの夜泣きが続くと、ママ自身が寝不足になったり、近所迷惑なのではないかと気になったりして悩むこともあるでしょう。
日中普段は行かない公園に行ったり、初めての人に会うなど、いつもと違うことを経験したり、お風呂や離乳食の時間がずれて生活リズムが乱れたりすることが夜泣きの原因だと考えるママもいるようです。
夜泣きのシーンによって、抱っこやスキンシップ、水分補給など、対応法を工夫してみるとよいかもしれません。
服装
赤ちゃんが快適に過ごせる服装の種類や選び方が気になるママもいるようです。
生後6カ月の赤ちゃんは、新生児期に比べてお散歩などで外出することもあるため、季節によって服の素材を替えたり、脱ぎ着しやすいように上下が分かれたセパレートタイプの服にするなどして工夫をすると便利かもしれません。
赤ちゃん用の帽子は、季節によっては日よけや寒さ対策にもなるため、準備しておくとよさそうです。
また、保育園に通うときは、ミルク汚れやオムツ交換など頻繁に行う着替えのために、ボタンが多いタイプのものよりはポンチョやケープのように頭からすっぽり被れるタイプの方が脱ぎ着しやすいというママの声もありました。
病気
生まれて初めての発熱となることもある突発性発疹や、寒くなると保育園など身近な友だちの間で流行るRSウイルスなどのような、赤ちゃんがかかりやすい病気を心配するママもいるでしょう。
突発性発疹とは、38℃~40℃の高熱が3~4日続き、熱が下がった後から、お腹や背中を中心に赤い発疹が全身に広がる病気です。自然治癒することも多いようですが、まれに熱性けいれんを起こしたり、熱性けいれんから脳症などの合併症を引き起こす場合があるため、注意が必要でしょう。感染してしまったときは、水分補給をこまめにして安静に過ごし、丁寧なホームケアを怠らないことが大切なようです。
RSウイルス感染症にかかると、38~39℃程度の発熱や鼻水、咳、喘息のような症状が出るようです。RSウイルスの感染経路は、飛沫感染と接触感染といわれているため、日常生活での手洗いうがいやマスクの着用、家の中の消毒や除菌など対策を心がけて予防していきたいですね。
生後6カ月のときに便利な育児アイテム
赤ちゃんが生後6カ月のときに活躍する育児アイテムについて、ママの体験談をもとにまとめました。
ベビーベッド
生活環境にあわせてベビーベッドを準備したというママの声がありました。
赤ちゃんが使うベビーベッドには、内寸が長さ約120cm、幅が約70cmの一般的なレギュラーサイズと内寸が長さ約90cm、幅が約60cmのミニサイズの2種類があるようです。
ミニサイズのベビーベッドには、折りたたみタイプもあり、コンパクトで収納しやすく、手軽に持ち運ぶことができるため、ベビーベッドを置く充分なスペースがない場合も取り入れやすいかもしれません。
ベビー布団は、ベビーベッドのサイズに合わせて、素材やお手入れのしやすさをポイントに選ぶと、赤ちゃんも快適に過ごせそうです。
バウンサー
赤ちゃんから目が離せない入浴時に、バウンサーを活用したママがいました。
バウンサーを利用すると、脱衣所に簡単に赤ちゃんの待機スペースを作ることができ、ママの顔が見えて安心して待つことができるかもしれません。
また、リビングや子ども部屋など、さまざまな場所で使える点もバウンサーのよいところのひとつでしょう。折りたたみタイプやおもちゃがついているもの、電動のものなど、目的やシーンによってママの使いやすさや赤ちゃんのすごしやすさを考えながら用意してみてはいかがでしょうか。
ベビーサークル
子どもの安全のために、ベビーサークルが役立ったという声がありました。調理中のやけどや、床に落ちた食べ物の誤飲を防ぐため、キッチンに設置するママが多いようです。
子どもが簡単に開けられないよう、何段階もプロセスが必要なロック機能がついている開閉タイプのものもあれば、好きな場所に簡単に移動ができ、使わないときは折りたたんで収納できるパーテーションタイプのものもあるようです。さまざまな種類のベビーサークルの中から家庭環境に合わせて選べることも魅力のひとつかもしれません。
ベビーサークルを使用するときは、思わぬケガをしないように、常に赤ちゃんの様子を確認しながら、留め具がはずれていないかなどの点検を定期的に行いましょう。
生後6カ月の離乳食の進め方
生後5カ月~6カ月になると、離乳食を開始するママも多いようです。生後6カ月頃の離乳食の進め方や取り入れる食材、レシピなどについて、まとめました。
始め方
厚生労働省の資料によると、離乳食の開始は生後5、6カ月が適当であるとされています。赤ちゃんの成長によって個人差もあるため、首のすわりがしっかりしている、支えがあれば座れる、食物に興味を示す、スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる、などを目安に、離乳食を開始するかどうか判断するとよいでしょう。
離乳食開始後も、母乳やミルクは赤ちゃんが飲みたいだけ与えるとよいようです。また、この時期は食べ物の舌ざわりや味に慣れることが離乳食の目的なので、赤ちゃんがまだ上手に食べられなくても焦る必要はないでしょう。
離乳開始の1日目から2日目は小さじ1の10倍粥から始め、3日目から4日目には小さじ2にし、5日目から6日目には小さじ3にするなど、赤ちゃんの様子を見ながら小さじ1ずつ増やしていくとよいようです。
赤ちゃんがなかなか食べてくれないなど、離乳食が進まないときは、無理をせずに1日あけてみたり、赤ちゃんが食材を飲み込みやすいように片栗粉や市販のとろみ粉などでとろみをつけてもよいでしょう。
取り入れる食材
離乳食初期の食材は、つぶしがゆから始め、赤ちゃんが慣れてきたら野菜や果物をなめらかにつぶして与えてみましょう。さらに慣れてくると、豆腐や白身魚などを試し、食材の種類を増やしていくとよいようです。
初めて野菜を与えるとき、甘みのあるにんじんやかぼちゃを選んだというママの声がありました。やわらかく煮るときに、だし汁を使用すると味に深みが出て、赤ちゃんも食べやすいかもしれません。
葉物野菜の中では、小松菜がクセが少なくよいかもしれません。葉物野菜は根菜類よりも下ごしらえに時間がかかるため、まとめて茹でて調理をし、冷凍しておくと便利のようです。
果物の中でも、スーパーなどで1年中手に入りやすいバナナは甘くてやわらかく、赤ちゃんが食べやすいため、離乳食に取り入れやすい食材のひとつでしょう。お粥に甘さを加えるためにバナナ粥にしたり、豆腐など他の食材とあわせてペーストにし、栄養が偏らないようにしたというママの声もありました。
甘くておいしい果物は、好きな赤ちゃんも多いようですが、与えすぎには注意し、赤ちゃんの様子を見ながら形状や量を工夫することがポイントのようです。
赤ちゃんがお粥や野菜、果物の離乳食に慣れてきたら、魚を取り入れてみましょう。離乳食初期に食べさせることのできる魚は、鯛やカレイ、たらなどの白身魚で、スーパーなどで手に入る刺身を使うママもいるようです。
離乳食に魚を取り入れるとき、加熱するとパサつきやすいと感じるママもいるようですが、粉ミルクを使って魚のすり流しにしたり、水溶き片栗粉でとろみをつけてあんかけにしてもよいでしょう。
調理前の下ごしらえを丁寧にすることで、魚臭さが気にならなくなったという声も聞かれました。
レシピ
生後6カ月頃の離乳食は、ミキサーやハンドブレンダー、すり鉢などを使用して食材をペースト状にすると、レシピの幅も広がってよいかもしれません。
かぼちゃとミルクのペーストや枝豆と豆腐のペースト、白身魚とじゃがいものペーストなど、いろいろな食材を組み合わせて、赤ちゃんが食べやすくなるような工夫をしてみましょう。
外出先での対応法
実家への帰省や、公園、子育て支援センターなど、生後5、6カ月になると外出する機会も増え、離乳食をどのように準備したらよいか悩むママもいるかもしれません。
なるべく食べ慣れた手作りのものを持参するときは、液もれしない密閉できる容器に入れたり、外出先で温めることができるように耐熱の容器を選ぶと便利のようです。
ほかにも、容器もそのまま使え、温めなくても食べられるベビーフードは、場所を選ばず手軽に持っていけたというママの声がありました。無添加のものや、国産野菜を使ったもの、小分けタイプのものなど、さまざまな種類のベビーフードがあるようなので、用途に応じて使い分けてみてはいかがでしょうか。
ハーフバースデーのお祝いアイディア
生後6カ月にハーフバースデーのお祝いをする家庭もあるようです。記念に残る、お祝いのアイディアをご紹介します。
衣装
ハーフバースデーの赤ちゃんに、ドレスやタキシードなど、特別な衣装を準備したママがいました。
手芸用のアイテムやアイロンプリントなど、身近なものを使って衣装を手作りすることもできるようです。ヘアバンドや王冠などのアクセサリーをつけると、普段よりおしゃれになり、お祝いらしくなるかもしれません。
写真
ハーフバースデーの記念に写真撮影をしたママたちに聞いてみると、寝相アートやオムツアートで演出したという声がありました。ほかにも、写真スタジオで家族写真を撮った家庭もあるようです。家族みんなでフォーマルな服装にしたり、衣装をリンクさせると統一感が出て、記念写真らしくなりそうです。
飾り付け
100円均一ショップなどで手軽に手に入るグッズを使って、天井や壁、床など、部屋を飾り付けしたママもいるようです。風船やマスキングテープ、折り紙やワックスペーパーなど、さまざまな色や柄で、ハーフバースデーを楽しく演出してみましょう。
料理
ハーフバースデーに、離乳食をアレンジしたプレートやケーキを準備してもよいかもしれません。
ほうれん草やかぼちゃ、にんじんで作った野菜ペーストでキャラクターの顔を作ったり、しぼり袋に入れて、プレートの余白部分にお祝いの言葉を書き入れてもよいでしょう。
水切りヨーグルトをクリーム代わりに、食パンの間にペースト状にしたバナナをサンドするとほどよい甘みがあり、赤ちゃんも喜びそうです。
生後6カ月の赤ちゃんとの生活を楽しもう
生後6カ月の赤ちゃんをもつママは、睡眠に関することや夜泣きなど、さまざまなことで悩むことがあるようです。ベビーベッドやバウンサー、ベビーサークルなど、便利な育児アイテムを活用しながら、前向きに赤ちゃんと向き合うことが大切かもしれません。
また、生後6カ月頃に開始する離乳食は、赤ちゃんのペースに合わせて焦らずに進めることが大切なようです。いろいろな食材を取り入れて、赤ちゃんが食べる楽しさを感じられるように工夫してみましょう。
赤ちゃんの生後6カ月が記念に残るハーフバースデーになるよう、さまざまなアイディアで写真撮影や飾り付けを楽しめるとよいですね。