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子どもと楽しむひな祭り。お祝いの仕方や食卓を彩る料理のレシピ
女の子のすこやかな成長を願う節句であるひな祭り。お祝いはするけれど、詳しい由来や意味について知らないこともあるかもしれません。節句の由来やひな人形に込められた意味、食卓を彩るお祝いメニューや子どもといっしょに楽しくできる工作のアイディアについてまとめました。
女の子の成長を願うひな祭り
ひな祭りとは、女の子の成長を願う風習です。女の子が生まれると雛人形を用意し、これからの人生に災いが降りかからないように、そして美しく成長して幸せになるようにという願いを込めてお祝いをします。
ひな祭りの由来
ひな祭りの由来は諸説ありますが、古代中国の風習が始まりだと言われています。
中国では奇数が重なる日を節句とし、その日に邪気を払う行事が行われていました。川に入り体をきれいにする禊(みそぎ)の習慣が日本に伝わり、和紙で作った人形を川に流し災いを払う「流し雛」となりました。
また、貴族階級の女児のなかで流行していた「ひいな遊び」で使われた人形も「流し雛」として使われていたことから、この2つの行事が結びつき、現在のひな祭りになったといわれています。
ひな人形に込められた意味
ひな人形には、厄災を人に変わって引き受ける役割があると考えられていたようです。
この考えから、子どもの健やかな成長と幸せを願い、ひな人形をひな祭りに飾るようになったと言われています。
飾る時期は、節分の翌日、豆まきで厄払いした後から中旬にかけてがよいようですが、地域や家庭によってさまざまなようです。
片づける時期は、飾り始める時期と同様に地域によって差があるようです。ママたちに聞くと、ひな祭りが終わった翌日という声や旧暦4月3日、3月6日頃の啓蟄の日(けいちつのひ)という声がありました。
ひな祭りの食べ物
ひな祭りといえば、ちらし寿司や桜餅などの食べ物をイメージする方も多いかもしれません。それぞれの食べ物には、どのような意味があるのでしょうか。
ひな祭りを祝う食べ物の意味
ちらし寿司は、具に使われる、えび=長生き、レンコン=見通しがきく、豆=健康でマメに働ける、というような縁起のよい食材が集まっためでたい伝統料理であることから、ひな祭りの日に食べられるようになったとされています。
ハマグリのお吸い物は、貝殻が対になっており、ピタリと合うものがなかなかないことから、女の子の美徳と貞操を象徴するものとされています。一生を添い遂げられる夫婦にも見立てられ、「娘が幸せな結婚ができるように」という願いも込められているようです。
桜餅は、桃の節句であるひな祭りとピンク色の桜餅の雰囲気が合うという理由から、ひなあられは、ピンク、緑、黄、白の4色が四季を表し、1年を通して子どもの幸せを祈るという意味が込められているようです。
ひな祭りに作るお祝いメニュー
ひな祭りにはどのようなメニューを作ればよいか悩む方もいるでしょう。
ディナーには、定番のちらし寿司や巻き寿司、デザートには、3色団子やひし餅風のケーキなどを作る家庭もあるようです。ひな祭りならではのお祝いメニューのほか、子どもが好きなメニューを取り入れると、さらによろこばれるかもしれません。
子どもが離乳食期の場合でも、ひな人形モチーフのおかゆや野菜ペーストで作ったプレート、ひし餅を模った3色のマッシュポテトなど、工夫次第でさまざまなメニューが楽しめそうです。
子どもと楽しむひな祭りの工作
ひな祭りに向けて、壁やテーブルに飾る手作りのアイテムを子どもといっしょに工作してもよいでしょう。
折り紙や紙コップで作れるひな人形、リースやつるし飾りなど、子どもでも簡単に作れるアイディアはたくさんあるので、ぜひ親子で挑戦してみてはいかがでしょうか。
初節句の場合のお祝いの仕方
子どもの初めてのひな祭りは、盛大にお祝いしたいと考える方もいるかもしれません。
初節句には、記念に華やかな衣装を用意したり、スタジオや自宅で撮影を行ったりする家庭もあるようです。お祝いとして、神社へお参りに行ったり、祖父母を招いて食事会を開くのもよいでしょう。
両親や親戚などから初節句のお祝いをもらった場合は、お祝いの3分の1から半額程度の金額のものを選んでお祝い返しをするのが一般的なようです。
ひな祭りのさまざまな楽しみ方
ほかにも、家族や友だち数人でゲームをしたり、ごちそうを華やかに彩るテーブルコーディネートをしたりなど、さまざまな楽しみ方のアイディアがあるようです。
子どもがまだ小さい場合は、ひな祭りにまつわるモチーフの寝相アートをして、思い出を残すのもよいかもしれません。
家族の楽しい思い出に残るひな祭りを
ひな祭りの由来や食べ物の意味を知ることで、より一層ひな祭りを子どもといっしょに楽しめるかもしれません。
ひな祭りのお祝いの仕方やごちそうレシピを参考にして、家族の思い出に残るひな祭りになるとよいですね。