こちらの記事も読まれています
ひな祭りにはまぐりを食べるのはなぜ?意味や由来、ひな祭りレシピ
子どもが喜ぶはまぐりアレンジメニュー
ひな祭りには、なぜはまぐりを食べるのか子どもに聞かれたとき、由来や子どもへの伝え方が気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、ひな祭りにはまぐりを食べるようになった意味や由来、はまぐりのお吸い物といった定番メニュー、子どもが喜んだアレンジレシピについてママたちの体験談を交えてご紹介します。
ひな祭りにはまぐりを使った料理でお祝いしよう
女の子の健やかな成長を祈願して行われるひな祭りでは、お祝いのご馳走としてはまぐりを用意する地域もあるのではないでしょうか。ママたちに聞くと、なぜひな祭りにはまぐりを食べるか意味を知りたいといった声や、はまぐりをどのように献立に取り入れようかと気になるといった声も聞かれました。
実際に、ママたちは、ひな祭りのはまぐり料理をどのように用意していたのでしょう。
ひな祭りにはまぐりを食べる意味や由来
ひな祭りにはまぐりを食べるのはなぜなのか気になるママもいるかもしれません。一般的に、ひな祭りにはまぐりが食べられるようになった意味や由来をご紹介します。
女の子の良縁を祈願して
はまぐりは上下2枚の貝があわさった2枚貝で、ぴったりと重なるのは対になる貝だけであることから、「一人の人に添い遂げられるように」「ぴったりの伴侶に出会えるように」など、良縁を願う気持ちが込められているといった意味もあるといわれています。
ママのなかには、子どもになぜはまぐりを食べるのかと意味を聞かれたときに「素敵な旦那さんに会えますようにというお願いの気持ちが込められているんだよ」と答えたという声もありました。
嫁入り道具の一つとして
江戸時代には、貴族の娘が嫁ぐ際には100個のはまぐりにそれぞれ違った絵が書かれたものを嫁入り道具として持参する習慣があったようです。ひな祭りに飾るお雛さまは貴族の結婚式の様子を表していることと、嫁入り道具としてはまぐりを持参した習慣に由来して、ひな祭りにはまぐりが食べられるようになったのともいわれています。
旬を味わえる
はまぐりがおいしく食べられる旬の時期は、2月から4月頃のようです。はまぐりの旬がひな祭りの時期とちょうど重なることから、縁起物として食べられるようになったこともひな祭りにはまぐりを食べる理由の一つかもしれません。
はまぐりを使ったひな祭りレシピ
ひな祭りのお祝いメニューに、はまぐりをどのように取り入れようか考えるママもいるかもしれません。ママたちが作ったはまぐり料理のレシピを聞いてみました。
はまぐりのお吸い物
「はまぐりはよく洗って砂抜きをしておきます。鍋に入れて水から火にかけ、ゆっくり出汁をとります。出汁がでたら酒や塩などで味を整え、三つ葉で彩りを添えたらできあがりです。シンプルな味つけにすることで、よりはまぐりの出汁の味が引き立ちました」(30代ママ)
ひな祭りに、定番のはまぐりのお吸い物を作ったママもいるようです。シンプルなお吸い物は、はまぐりの風味をしっかりと味わうのにもよいかもしれませんね。
はまぐりのちらし寿司
「はまぐりは塩抜き後に酒で蒸し、身と出汁にわけておきます。ちらし寿司の具になるにんじんやしいたけ、ごぼうを炒めたら醤油や砂糖で味つけし、はまぐりの出汁を入れて煮て冷まします。ご飯が炊けたらすし酢を入れ、粗熱がとれたら野菜をまぜ、上にはまぐりの身と錦糸卵、菜の花を飾ればできあがりです」(30代ママ)
はまぐりを具に入れたちらし寿司を作ったママもいるようです。すし飯も、はまぐりの出汁を野菜といっしょに炊きあわせることで、風味豊かになるかもしれませんね。
はまぐりと菜の花の酒蒸し
「はまぐりは塩抜きしたらよく洗います。フライパンにはまぐりと酒、水を入れたら蓋をして火にかけ、蒸し焼きにします。貝の蓋が開いたら醤油をたらして器に盛り、湯がいておいた菜の花のおひたしを添えれば完成です。簡単にでき、プリプリした身がおいしいと子どもにも好評でした」(40代ママ)
ひな祭りのご馳走に、はまぐりで酒蒸しを作るのもよいかもしれません。ママのなかには、バターやガーリックを加えてたはまぐりの酒蒸しを作り、パスタと和えてボンゴレにしたという声もありました。
子どもも食べやすいはまぐりのアレンジレシピ
はまぐりが苦手な子どもでも食べられるような、アレンジレシピを知りたいママもいるかもしれません。子どもが喜びそうな、はまぐりのアレンジレシピをママたちに聞いてみました。
はまぐりの茶碗蒸し
「はまぐりの出汁も使った茶碗蒸しを作りました。砂抜きしたはまぐりを水から炊いて出汁を取ります。一旦貝を取り出したら酒や白だしで味を整え冷まします。冷めたら溶き卵を混ぜて濾しながら器に入れて蒸します。卵液が固まったら、貝を乗せて再び少し蒸し、三つ葉を飾れば完成です」(30代ママ)
はまぐりから出汁をとって茶碗蒸しを作るのもよいかもしれません。身を食べるのが苦手な場合でも、はまぐりの出汁を味わえる一品となりそうです。ママのなかには、彩りに花麩や手毬麩を加えると見た目も華やかになり、子どもが喜んでくれたという声もありました。
クラムチャウダー
「はまぐりは白ワインを加えて蒸し焼きにし、身と殻をわけて出汁も取っておきます。玉ねぎやにんじん、じゃがいも、しめじをサイコロ状に切りバターで炒め、火が通ったら薄力粉を加えてさらに炒めます。出汁と水、固形スープの素を加えてやわらかく煮たら、牛乳とはまぐりの身を加え、塩コショウで味を整えて完成です」(30代ママ)
はまぐりを使ったクラムチャウダーを作ったママもいるようです。ママのなかには、野菜をたくさん加えることで一品でも食材のバランスがよくなり、はまぐりが苦手な子どもも牛乳やバターの風味で気にならず食べやすいようだったという声もありました。
炊き込みご飯
「はまぐりは水から蒸して冷まし、出汁と身をわけておきます。にんじん、ごぼう、しめじなどを炒めたら出汁で煮て、酒、みりん、醤油を加えて味を整えてから冷まし、といだお米に加えてご飯を炊きます。炊けたら混ぜながらはまぐりの身を加え、完成です。はまぐりが苦手な場合は、盛りつけるときに細かく刻んであげてもよさそうです」(30代ママ)
はまぐりを具に加えた炊き込みご飯を作ったママもいるようです。ママのなかには、炊き込みご飯が好きな子どもに作ったところ、苦手なはまぐりも気にせずいっしょに食べられたという声もありました。
ひな祭りにはまぐりをおいしく食べよう
ひな祭りにはなぜはまぐりを食べるのかについては、嫁入り遠具として使われていたことに由来していたり、女の子の良縁を願うなどの意味が込められているようです。はまぐりのお吸い物やアレンジレシピなど子どもが食べやすいような工夫をして、ひな祭りのはまぐりをおいしく味わえるとよいですね。