女の子におすすめの初節句メニュー。ひな祭りの定番お祝い料理や離乳食など

女の子におすすめの初節句メニュー。ひな祭りの定番お祝い料理や離乳食など

2018.10.12

女の子の初節句はひな人形を飾るだけでなく、食事もひな祭りらしいメニューを取り入れたいと考えているママもいるのではないでしょうか。離乳食もかわいらしくアレンジしたいと考える方も多いでしょう。今回の記事では、ひな祭りの定番お祝い料理や初節句の離乳食メニューなどについてご紹介します。

初節句のメニューはどうする?

初節句とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことをいいます。女の子の場合は、初めて迎える桃の節句を初節句としてお祝いします。初節句には、女の子の邪気を払って健やかな成長を願うために行われる伝統行事です。ひな祭りの日には食事メニューも特別なものにしたいママもいるのではないでしょうか。ママやパパが食べるちらし寿司などの定番メニューを用意しつつ、離乳食中の子どもも食べられるメニューも用意できたらうれしいですよね。家族みんなで食事が楽しめるような初節句メニューについてご紹介します。

ひな祭りの定番お祝い料理

伝統行事であるひな祭りにはどのようなメニューを準備すればよいのでしょう。地域によってさまざまですが、ひな祭りの定番お祝い料理には、さまざまな願いが込められています。込められた願いを知って、ひな祭りのごちそうを家族で楽しみましょう。


ちらし寿司

色とりどりのちらし寿司は、食卓を華やかにしてくれるひな祭りメニューのひとつですよね。定番の具材である海老やれんこん、錦糸卵などにはそれぞれ意味があります。海老には「腰が曲がるまで長生きできますように」、穴のあいたれんこんには「将来先が見通せますように」、豆には「健康でマメに働けますように」錦糸卵は黄身と白身が「金銀財宝を表す」などの意味が込められているようです。

錦糸卵や三つ葉など、ちらし寿司に入れる具材は地域や家庭によってさまざまあるようです。忙しいママは酢飯と混ぜるだけでできる具材セットを使ってもよいかもしれません。一品あるだけでひな祭りらしさがアップするので、お祝いの席に用意してみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんの離乳食の準備などでママやパパが大変な場合は、お店でちらし寿司を買うのもいいかもしれません。ひな祭りの時期には、人気の具材が入ったちらし寿司がお店で多く販売されているようです。


はまぐりのお吸い物

はまぐりのお吸い物
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はまぐりのお吸い物はちらし寿司とセットで出てくる場合が多いですよね。はまぐりは対になっている貝殻でしかぴったりとくっつくことができないため「一生一人の人と連れ添いますように」など、女の子の良縁を願う意味が込められているようです。

はまぐりといっしょに三つ葉を入れたり、彩りがきれいなお麩や花の形をしたお麩を入れると、よりすてきなはまぐりのお吸い物に仕上がるかもしれませんね。


ひしもち

緑、白、ピンク色をしたひしもちは、ひな人形の飾り付けにも見られるひな祭りの定番お祝い料理ではないでしょうか。ひしもちの緑は木の芽、白は雪、ピンクは生命を表すといわれています。雪の下から新芽が芽吹き、桃の花が咲いて生命力あふれる春の訪れを表現しているようです。

ひしもちのひし形は、繫殖力の強いヒシの実を表し、子孫繫栄や長寿の願いが込められているそうです。

子どもにも食べやすいよう、ひしもちを模したゼリーやおかしなどもあるようです。初節句の時期はまだ赤ちゃんも小さく、用意するのが難しいママも多いかもしれません。おもちを食べにくい場合は、食後のデザートに取り入れてみてはいかがでしょうか。


ひなあられ

ひなまつりが近くなるとお店でよく見かけるひなあられは、年齢問わず人気があるお菓子かもしれません。桃、緑、黄、白の4色で作られるひなあられは一年の四季を意味し、「子どもが一年中幸せでありますように」という願いが込められているようです。

ひなあられは地域によって味や形が違うようです。関東のものはお米の形で甘く、関西のものは丸くてしょっぱいのが特徴です。

ひな祭り前になると、スーパーマーケットなどでひしもちとひなあられがセットになって販売されていることもあるようです。


白酒

白酒
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ひな祭りの風習として桃の花を浮かべた白酒、桃花酒(とうかしゅ)をお供えして飲む風習があったようです。百歳(ももとせ)に通じることから縁起物として伝えられたようですが、現在では見た目も似ている甘酒で代用する場合もあるようです。

甘酒は主に酒麹で作られるタイプと米麹で作られるタイプとに分けられます。初節句で授乳中のママが甘酒を飲む場合、アルコールを含まないお米と米麹だけで作られているタイプを選んでみてはいかがでしょうか。

出典:「お家で祝うひなまつり!」/農林水産省

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赤ちゃんも食べやすいひな祭りの離乳食メニュー

離乳食中の赤ちゃんもひな祭りメニューで初節句を楽しく過ごせたらうれしいですよね。離乳食に取り入れやすいメニューについてご紹介します。好き嫌いがある場合は、無理せずに食べやすい離乳食を準備しましょう。


白粥に桃の花アレンジ

とろとろのお粥を食べている赤ちゃんには、白粥の上に桃の花の形をあしらってみてはいかがでしょう。ペースト状にしたにんじんをスプーンなどですくい、白粥の上に花の形を描くだけで完成です。

ひと手間加えるだけですが、いつもよりひな祭りらしさを演出できそうですよね。にんじんの代わりにかぼちゃで代用したり、ほうれん草ペーストを加えて彩り豊かにするとひな祭りらしいごちそうになるでしょう。

好き嫌いがあってにんじんやほうれん草を食べない場合は、トマトやかぼちゃ、小松菜やブロッコリーで代用できるようです。


マッシュポテトでお内裏様とお雛様

マッシュポテトくらいの硬さの離乳食を食べている赤ちゃんなら、お内裏様とお雛様をメニューに加えてみてはいかがでしょうか。マッシュポテトににんじんペーストを混ぜて一口大に丸め、お雛様の身体に見立てるアレンジ方法です。

お内裏様はマッシュポテトにブロッコリーやホウレン草ペーストを混ぜてもよいでしょう。何も混ぜていないマッシュポテトを上に乗せ、黒ゴマや海苔などで顔をつけると完成です。お雛様たちのかわいらしい表情、喜んで食べてくれるかもしれませんね。

マッシュポテトに野菜ペーストを混ぜるので、好き嫌いがある場合も食べやすいようです。また、マッシュポテトの硬さや食材を調整して、幼児食にアレンジすることも可能です。


ひしもち風3色寒天ゼリー

寒天を使ってひしもち風ゼリーを作る方法もあるようです。緑は野菜ジュースや抹茶、白は牛乳、ピンク色はいちごやいちごジャムなどで色づけをする方法です。食後のデザートやひな祭りのおもてなし用おやつとして用意してみてはいかがでしょうか。

離乳食として作る場合、野菜ジュースやジャムの糖分が気になることがあるかもしれません。キウイフルーツやトマトなどでもきれいな色の寒天ゼリーが作れるようです。

ひな祭りの離乳食メニューはママや赤ちゃんにとって無理のない範囲で楽しめることが大切かと思います。なお、ひな祭りの料理に使われることの多いさくらでんぶについて、離乳食での使用はまだ避けた方がいいようです。さくらでんぶを使用する場合は、幼児食以降に使用しましょう。

ママやパパの準備が大変すぎないメニューや、赤ちゃんの成長と離乳食の進みぐあいに合ったメニューを用意できるとよいでしょう。

盛り付けを工夫することでひな祭りのごちそうになったというママの声もありました。

ひな祭りメニューで女の子の初節句をお祝い

ひな祭りを祝う赤ちゃん
© kai - Fotolia

今回の記事では、ひな祭りの定番お祝い料理や初節句の離乳食メニューなどについてご紹介しました。ひな祭りはひな人形だけでなく、さまざまな定番の料理があります。

女の子の初節句を祝うひな祭りの定番お祝い料理には、将来幸せに過ごせるよう願いを込められたものが多いようです。ママやパパたちが食べる定番メニューだけではなく、赤ちゃんも食べられるような離乳食メニューを用意してみるのもよさそうですね。家族にあった方法で伝統行事であるひな祭りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

初節句には祖父母など親戚も呼んでおもてなしをすることもあるでしょう。ママやパパの準備が大変になりすぎないよう、お店で人気のものや便利なセットなどもうまく活用して初節句をお祝いしましょう。

2018.10.12

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