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ひな祭りの離乳食はどうする?初期、中期、後期、完了期のアレンジ方法
女の子が誕生して初めてのひな祭りに、特別なお祝いをしたいと考えるママもいるのではないでしょうか。大切な記念日でもある、ひな祭りにアレンジした離乳食を作ってみませんか?今回の記事ではひな祭り料理のレシピ集や離乳食の手づかみレシピ、それぞれのレシピのアレンジ方法や盛り付け方、デザートの作り方を初期、中期、後期、完了期と離乳食の段階に分けてご紹介します。
ひな祭りの離乳食はどうする?
ひな祭りを離乳食でお祝いしたいけれど、どんな盛り付けにしたらよいのか分からない、離乳食初期は使える食材もが少なくアレンジが難しそう、と悩むママもいるかもしれません。
初期、中期、後期と離乳食の段階によって、赤ちゃんの食べられる量や食材の硬さ、使える食材も違ってきますよね。初期、中期、後期ではそれぞれどんな離乳食のアレンジが適しているのでしょうか。
初めてのひな祭りのときに離乳食をどのようにしたのか、離乳食の段階別にママたちに聞いてみました。
離乳食初期
30代ママ
20代ママ
離乳食初期の頃にひな祭りを迎えました。10倍粥と小松菜・人参ピューレを使って、ひな祭り感のあるプレートを作りました。
離乳食初期にひな祭りらしい離乳食を作ったママからは、使える食材が少ないものの、ほうれん草や小松菜、人参ピューレなどのカラフルな野菜を使うとひな祭り感のあるプレートが作れたという声がありました。
離乳食中期
40代ママ
7倍粥にほぐした鮭と小松菜のピューレを入れてちらし寿司風の離乳食を作りました。大人用のちらし寿司とは見た目も違いましたが、赤ちゃんと一緒にひな祭り感を味わうことができました。
離乳食中期には、ちらし寿司風の離乳食を作ったというママの声がありました。ちらし寿司は魚や野菜など具材たっぷりにできるので、栄養バランスもよさそうですね。
離乳食後期
20代ママ
手づかみ食べの練習をしている頃にひな祭りがあったので、手づかみで食べられる手毬寿司を作りました。いつもより彩りの良いメニューだったからか、よく食べていました。
30代ママ
鮭などを入れたちらし寿司とヨーグルトで作ったひし餅でひな祭りプレートを作りました。
手づかみで食べられる目安とされている離乳食後期には、手づかみレシピのひな祭り料理を作ったというママの声がありました。ひな祭りのお祝いメニューは手づかみでも楽しく食べられそうですね。
離乳食完了期
40代ママ
おにぎりや薄巻き卵、小松菜、トマトなどを使って、ひな人形をかたどった離乳食を作りました。本当に食べられるのか不思議そうにしながら食べていました。
食べられる食材が増える離乳食完了期には、さまざまなアレンジをしているママがいるようです。ひな人形をかたどったおにぎりや押し寿司など、ひな祭りらしいメニューを作ったという声が聞かれました。
以下でひな祭りの離乳食レシピ集や段階別に食べられるものなどについて、厚生労働省の資料を参照してご紹介します。
離乳食初期のひな祭りメニュー
離乳食初期は、なめらかにすりつぶした状態のものを食べることができます。まだ食べられないものが多く、使用できる食材が限られている離乳食初期も、カラフルな野菜の彩りを使えば華やかなひな祭りプレートが作れそうです。
離乳食初期の頃は食べることに慣れる段階のため、赤ちゃんが食べたがらない場合などは無理しない方がいいでしょう。離乳食初期のおすすめ簡単レシピを見てみましょう。
デザインプレート
離乳食で作るデザインプレートには、お粥や野菜ペーストでひな祭りらしいモチーフを描いてみてはいかがでしょうか。ひな人形の絵は、お粥を顔のベースにして小松菜ペーストで目や口を、人参ピューレなどで飾りや着物を描いてみましょう。
野菜のペーストで周りに花の絵を描いて飾りつけてもかわいいですね。オーブンシートで作ったコルネに入れてしぼると、細かい線も描きやすくなるようです。
カラフルお粥
やわらかくゆでてすりつぶした野菜ペーストをまぜて、カラフルなお粥を作ってみてはいかがでしょうか。離乳食初期は、にんじん、トマト、かぼちゃ、ブロッコリーの葉などが彩りもよく、具材たっぷりのお粥になるでしょう。
盛り付けには藍色や鮮やかな朱色の器を使うと、お粥の優しい色合いもよく映えてきれいな盛り付けになるのではないでしょうか。
小分けにして冷凍しておいた野菜ペーストをお粥に混ぜて使ったママもいるようです。野菜ペーストはまとめて作ったものを冷凍しておくと、すぐに使うことができて便利かもしれませんね。
離乳食中期のひな祭りメニュー
離乳食中期は、舌でつぶせる固さのものを与えましょう。離乳食中期からは1日に2回離乳食を食べさせるようになり、生活リズムが徐々に確立していきます。この頃から、食べ物に興味を示す子どももいるでしょう。食べることの楽しさが伝わるよう、さまざまな食材を取り入れたい時期といえます。離乳食中期のおすすめ簡単レシピを見てみましょう。
ひし餅風ポテト
離乳食用にすりつぶしたマッシュポテトを使うレシピです。マッシュポテト以外にほうれん草・小松菜ピューレ、トマト・人参ピューレなど3色の離乳食を用意して、ひし形に整えてできあがりです。ひし餅風ポテトのまわりに、桜の花型で抜いた人参やかぼちゃなどを飾るとひな祭り感のあるお祝いプレートになります。
ちらし寿司風お粥
生ものがまだ食べられない赤ちゃんも楽しめるちらし寿司風の7倍粥です。
器に入れた7倍粥に、スプーンですくった人参ペーストとほうれん草ペーストをそれぞれ一口ずつ交互に置き、お粥の真ん中に桜の花型で抜いた人参やかぼちゃなどを飾るとちらし寿司風お粥の完成です。
野菜入りのお粥でも甘くておいしく食べられるようですが、鮭をすりつぶしたものなども加えると具材たっぷりのちらし寿司になります。
離乳食後期のひな祭りメニュー
離乳食の後期は、舌や歯ぐきでつぶせる硬さの離乳食が食べられるようになってくるようです。やわらかい食べ物をかじる動作ができるようになる離乳食後期におすすめのメニューをご紹介します。
離乳食後期である生後9カ月頃から手づかみ食べが始まります。手づかみ食べは食べ物を触ったり、握ったりすることで、食べ物の固さや食感を体験することで、食べ物への興味・関心が湧いて自分の意思で食べようとする行動につながります。この時期は、積極的に手づかみ食べにチャレンジしてみましょう。離乳食後期のおすすめ簡単レシピや手づかみレシピを見てみましょう。
カラフルマッシュポテト
じゃがいもをやわらかく茹でてつぶし、マッシュポテトを作ります。ピンク色のマッシュポテトは加熱してほぐした鮭を混ぜて、緑色は青海苔を混ぜて作ることができます。一口サイズに小さく丸めて、3色団子のように並べて盛り付けてもかわいいのではないでしょうか。
小さなおせんべいのように薄くのばしてからオーブンで焼くと、離乳食後期の赤ちゃんも手づかみで食べやすくなるようです。
3色ゼリー
離乳食後期に食べられるゼリーはヨーグルトに水溶き片栗粉を混ぜて、レンジでとろみがつくまで加熱するだけで簡単に作ることができます。緑色はやわらかくゆでて裏ごしした枝豆で、ピンク色はすりつぶしたいちごをヨーグルトに混ぜて3色を作れば、ひな祭りにぴったりのデザートになります。
筆者はカラフルなゼリーを盛り付ける器は、鮮やかな色の層が見えるようにガラスなどの透明なものを使っていました。見た目がきれいな盛り付けをすると、赤ちゃんも喜んで食べてくれるかもしれません。
ひな祭りに作る手づかみレシピ
ひな祭りのお祝いに作る手づかみレシピも見てみましょう。ひな人形などひな祭りをモチーフにした手づかみレシピは、カラフルでかわいらしいものが多くあるのでひな祭り料理におすすめです。
おひなさまおにぎり
軟飯で三角のおにぎりを2つ作ります。おにぎりがお内裏様とお雛様になるように、薄焼き卵や海苔、にんじんなどを使って飾りつけをしてできあがりです。
かわいらしいお雛様のおにぎりは、手づかみ食べにぴったりです。具材を工夫することによって、さまざまなアレンジもできるようです。
ひし餅ゼリー
上記の3色ゼリーを手づかみで食べられるようにしたアレンジレシピです。トマト、牛乳、キウイフルーツ、寒天を使って3色のひし餅風のゼリーを作りましょう。ゼリーが固まったら、子どもが手づかみできる大きさに切って出しましょう。
トマトを使ったゼリーは桃のような色になるため、桃の節句にぴったりのレシピです。
離乳食完了期のひな祭りメニュー
離乳食完了期は、歯ぐきで噛める硬さの離乳食が食べやすくなり、手づかみ食べも増えるようです。また離乳食完了期はお粥からご飯が食べられるようになるので、ケーキやちらし寿司も立体的な盛り付けができ、アレンジの幅が広がりそうです。離乳食後期のおすすめ簡単レシピを見てみましょう。
ひな祭りケーキ
離乳食完了期にぴったりのひし餅風ケーキのアレンジをご紹介します。まずはプレーン、にんじんペースト入り、ほうれん草ペースト入りの3種類のパンケーキ生地を作ります。テフロン加工のフライパンで焼き、ひし形に切って重ねるとひな祭りにぴったりのケーキになります。野菜入りの離乳食を嫌がる女の子も食べやすいレシピのようです。
デコレーションに使えるひな人形も、横に2つに切ったいちごの間に、輪切りにしたバナナをはさんで作ることができます。小さく切った海苔で目と口をつけて余ったバナナで作った扇や冠をつければ完成です。
ちらし寿司
離乳食の完了期は、形があるものを食べられるようになるので、立体的な盛り付けやさまざまな具材も楽しめるでしょう。そこでひな祭りに定番のちらし寿司も、ひな人形風にアレンジしてみてはいかがでしょうか。
小さく丸めた寿司飯を雪だるまのように重ねて作ることができます。顔のパーツを海苔で作り、着物は黄身のみを使った薄焼き卵、冠などはやわらかく茹でた野菜で飾りつけましょう。
周りには、薄く輪切りした魚肉ソーセージやきゅうりを花びらのように5枚置き、中央にコーンを飾ればひな祭りらしいデコレーションプレートの完成です。大人用のご飯を食べたがる女の子も満足できるひな祭りプレートになりそうですね。
なお、桃の節句の料理などによく使われる桜でんぶについて、離乳食期の使用は避けた方がいいようです。桃の節句にちなんで桃色の食材を使いたい場合は、人参やかぼちゃ、トマトなどを活用しましょう。
赤ちゃんの喜ぶ離乳食でお祝いしよう
今回の記事ではひな祭り料理のレシピ集や離乳食の手づかみレシピ、それぞれのレシピのアレンジ方法や盛り付け方、デザートの作り方を初期、中期、後期、完了期と離乳食の段階に分けてご紹介しました。
初期、中期、後期、完了期でさまざまな離乳食のアレンジができるようです。初節句には赤ちゃんの健やかな成長を願いたいですよね。
見た目をカラフルにしたり、盛り付けを工夫したりして、赤ちゃんが喜んでくれるような離乳食やデザートで、ひな祭りを家族でお祝いしてみてはいかがでしょうか。
離乳食の進み具合や子どもの様子を見ながら、メニューを決められるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2024年1月29日時点で作成した記事になります。
娘の初めての桃の節句は離乳食初期でした。小松菜や人参ピューレなどのカラフルな野菜を使って、ひし餅のような離乳食を作りました。