こちらの記事も読まれています
赤ちゃんのお風呂事情。沐浴のやり方や泣くときの対応法など
赤ちゃんがお風呂で気持ちよく過ごすためには、どのようにしたらよいか知りたいママやパパもいるでしょう。なかには、お風呂で赤ちゃんが泣くことに悩んでいる方もいるかもしれません。今回は、月齢別にみる赤ちゃんのお風呂事情や沐浴のやり方、赤ちゃんがぐずるときの対応法などをご紹介します。
【月齢別】赤ちゃんのお風呂事情
成長とともに、赤ちゃんのお風呂事情はどのように変化していくのでしょうか。
月齢別の赤ちゃんのお風呂について、ママたちの体験談をもとにご紹介します。
新生児
抵抗力が弱い新生児の赤ちゃんを細菌感染などから守るため、大人と同じお風呂ではなく、ベビーバスなどに入れて洗うことを、沐浴といいます。
沐浴をする期間は、1カ月検診がひとつの目安になるようですが、乳児期の首がすわるまで沐浴をしていたという声も聞かれました。
生後1カ月~2カ月
へその緒が取れたことや赤ちゃんの1カ月健診で入浴の許可がもらえると、ベビーバスを卒業してお風呂デビューを考える時期でしょう。
ママたちは、夕方の早めの時間帯や夜の寝かしつけ前など、それぞれのライフスタイルに合わせて、お風呂のタイミングを決めているようです。季節によってお湯の温度を変えたり、入浴時間をできるだけ短くするなどして、赤ちゃんの様子を確認しながら進めるとよいかもしれません。
生後3カ月~4カ月
生後3カ月~4カ月頃の赤ちゃんは、首がすわり始める子もいるようで、お風呂に入れるのが楽になるといった声がある一方で、手足を強い力でばたつかせて大声で泣くといった声もあり、ママたちの悩みもさまざまなようです。
バスチェアを使ったり、お気に入りのおもちゃを利用したりして、ママやパパが赤ちゃんを入れやすい方法を見つけてみましょう。
生後5カ月~8カ月
生後5カ月以降になると、寝返りをしたり、早い子だとハイハイができるようになったりする子もいるかもしれません。
このように、だんだんと1人で動き回れるようになってくると、1人で待たせるには危険が多く、いっしょのタイミングでお風呂に入るにしても動こうとしてなかなかうまくお風呂を済ませられないというように、ママの悩みも増えてくるようです。
なかには、膝の上に寝かせたり、お風呂マットに座らせたりして、洗う姿勢を工夫しているという声もありました。赤ちゃんが嫌がらないところから順に洗い、最後に嫌がる場所を洗うのもよい方法かもしれません。
生後9カ月以降
生後9カ月頃になると、つかまり立ちをするようになる赤ちゃんもいることから、今までとは違う悩みを持ち始めるママもいるでしょう。
洗っているときに動き出さないよう、素早く洗うことを心がけ、機嫌が悪く泣いて嫌がるときは、体を洗うだけにしたり、暖かいお湯でしぼったタオルで体をふくだけにしたりしてもよいかもしれません。
新生児の赤ちゃんのお風呂の入れ方
生後1カ月くらいまでを目安に、ベビーバスなどで赤ちゃんを洗う沐浴は、どのように行うのでしょうか。
準備するもの
まずは、沐浴用にベビーバスや、代用できるものを用意するとよいでしょう。
洗面台やキッチンのシンクなど高めの位置で沐浴ができるよう、コンパクトなベビーバスを用意したというママの声もありました。また、収納のことを考えて、空気で膨らませるタイプや折りたたみ式などを選んでもよいかもしれません。
赤ちゃんの肌にあわせたベビーソープも必要でしょう。泡タイプや固形タイプなどいくつか種類があるようなので、使いやすいものを選ぶとよさそうです。
お湯の温度を赤ちゃんに合わせて調節するために、湯温計を準備しておくと安心かもしれません。時計といっしょになったものを使うと、沐浴時間を確認しながら進めることができて便利だったというママの声もありました。
沐浴後に赤ちゃんの体をふくタオルは、洗濯することを考えて3枚から5枚くらいあってもよいようです。吸収性や速乾性などの素材にも配慮して、赤ちゃんをやさしく包み込めるものを選びましょう。
また、沐浴布として、少し小さなサイズのタオルを用意してもよいかもしれません。裸になっている赤ちゃんの体にかけることで、安心させたり寒さ対策にもなるようです。
手順
赤ちゃんを沐浴するときの手順についてご紹介します。
1.赤ちゃんを沐浴布で包む
2.両手でしっかり赤ちゃんを抱き、足からゆっくり湯に入れる
3.ガーゼで目や顔を拭く
4.石けんで頭と体を洗ってから流す
5.上がり湯をする
6.バスタオルの上に寝かせて拭く
顔や体は、きれいなところから順に洗い、首やわきの下などは汚れがたまりやすいため、特に丁寧に洗ったというママの声もありました。普段の赤ちゃんの様子を見て、きれいにしたいポイントを見極めておくとスムーズに進められるかもしれません。
洗った後は洗面器にためたきれいなお湯で流したり、シャワーで流したりするなど、それぞれやりやすい方法で工夫しましょう。
ポイント
沐浴をするときにおさえておきたいポイントがいくつかあるようです。
沐浴の時間は、授乳の直前と直後のタイミングは避け、赤ちゃんの機嫌のよい時間帯を選ぶことが大切なようです。生活リズムを考え、だいたい同じ時間帯に行うとよいでしょう。
デリケートな股の部分は、強く洗わないように気をつけましょう。
男の子の場合は、あまり力を加えないよう陰嚢部分は陰茎を持ち上げたまま洗い、便の汚れや垢がたまらないよう意識するとよいようです。
赤ちゃんがお風呂で泣くシーンと対応法
お風呂の時間に赤ちゃんがぐずって悩んでいる方も多いようです。赤ちゃんがお風呂で泣くときに、どのように対応するとよいのか、ママたちに聞いてみました。
眠い
お昼寝直後や夕方にお風呂に入れると、眠り足りなかったり、眠かったりすることもあるでしょう。時間を置いて、赤ちゃんの目が覚めたタイミングにすると、気持ちよくスムーズに入れることができるかもしれません。
お腹が空いている
お腹が空いていることが泣いてしまう理由だと考えているママもいました。
授乳のタイミングを調整して、赤ちゃんの機嫌がよいときにお風呂に入れるとよいかもしれません。また、お風呂のあとに水分補給ができるよう、あらかじめ授乳の準備をしておくことも大切でしょう。
お湯の温度があわない
お風呂の温度があわない場合も、赤ちゃんが泣いてしまうことがあるようです。
季節や赤ちゃんによって、心地よいと感じる湯温にできるように、湯温計などを使ってこまめに温度を確認するよう心がけるとよいかもしれません。
赤ちゃんとのお風呂を楽しくするおもちゃ
お風呂の時間は、赤ちゃんとスキンシップをとる大切な時間というママやパパも多いのではないでしょうか。そんなお風呂の時間をより楽しくするおもちゃについてご紹介します。
種類
小さい手でも掴みやすいボールのおもちゃは、お風呂に浮かべればプカプカと浮かぶものや、ぐにゃぐにゃと簡単に形を変形できるものもあるようです。
カラフルなもので視覚からも楽しめるものを選べるとよいかもしれません。
お湯がかかることでページの色が変わったり、黒く塗りつぶされていたはずの所からキャラクターが出てきたりなど、耐水性のお風呂絵本を喜んで使っているというママがいました。
赤ちゃんが喜ぶ仕掛けが1冊の本にたくさん詰まっているので、ページをめくるごとに赤ちゃんがいろいろな反応を見せてくれるでしょう。
また、室内用の積み木とは異なり、赤ちゃんがお風呂で遊びやすいよう加工された木のおもちゃで遊んでいるという声もありました。
お湯の上に浮かべて網ですくって遊べるようになっていたり、危険がないよう角が取れていて、木のぬくもりが感じやすいよう天然素材で作られているおもちゃもあるようです。
ヒノキでできたおもちゃもあるので、ヒノキの香りを楽しみながら、リラックスして楽しんではいかがでしょう。
選ぶポイント
赤ちゃんが興味を持つような、五感を刺激する、はっきりとした色のおもちゃや、音の出るおもちゃ、お風呂のお湯を使って動くおもちゃなどがよいかもしれません。
水につけると色が変わる車のおもちゃが好きだという声や、動物のモチーフでできた水鉄砲などのかわいいおもちゃが好きだという声もありました。
赤ちゃんが舐めたり口に入れたりしても大丈夫な、シンプルで安全なおもちゃを選ぶことも大切でしょう。やわらかい材質のものや天然素材で作られているもの、抗菌加工されているのものなどを選ぶと安心かもしれません。
赤ちゃんとのお風呂タイムを快適にしよう
お風呂は赤ちゃんとの大切な時間である一方で、赤ちゃんの成長とともに、ママたちが感じる悩みや対応法も変化するようです。
新生児のときは、沐浴の手順をしっかり確認して、赤ちゃんの様子を見ながらタイミングを決めるとよいかもしれません。また、男の子と女の子のそれぞれで気をつけるポイントをおさえ、赤ちゃんのデリケートな肌を優しく洗いましょう。
赤ちゃんのお気に入りのおもちゃを見つけて、お風呂タイムが楽しくなるような工夫ができると、ママやパパも快適に過ごせそうですね。