沐浴の時間帯は何時がいい?赤ちゃんの沐浴で、保護者が気をつけたことや便利なお風呂グッズなど

沐浴の時間帯は何時がいい?赤ちゃんの沐浴で、保護者が気をつけたことや便利なお風呂グッズなど

2018.09.06

赤ちゃんの沐浴は、どのような時間帯とタイミングで行えばよいのか気になる保護者がいるかもしれません。今回は、昼や夜などの保護者が沐浴した時間帯や沐浴の時間帯を決めるポイント、沐浴するときに気をつけたことや便利なお風呂グッズなどについて、保護者の体験談を交えて紹介します。

赤ちゃんの沐浴、回数とかける時間

生まれたばかりの赤ちゃんを沐浴させるとき、1日何回沐浴させるのか、1回の沐浴時間はどれくらいなのか気になる保護者もいるのではないでしょうか。実際に保護者が沐浴した回数や時間を紹介します。

1日に沐浴させる回数

「夏生まれの赤ちゃんだったので汗をかくことが多く、1日3回くらい沐浴していました。2回は汗を流す程度にし、石鹸で洗うのは1日の終わりの1回だけにしました」(30代ママ)

「沐浴は1日1回でした。子どもが冬生まれだったので、湯冷めしないように気をつけました」(20代ママ)

季節によって沐浴の回数を変えた保護者もいるようです。夏に限らず赤ちゃんが汗をかいたときは、沐浴で汗を洗い流してあげると気持ちよくすごせるかもしれませんね。

新生児の体は弱いため、沐浴の回数や時間には注意が必要でしょう。季節や赤ちゃんの体調、肌の状態に応じて適切に調整できるとよいかもしれません。冬生まれの場合は湯冷めに注意し、夏であれば汗をこまめに流すようにしていたという声もありました。

1回の沐浴時間

「1回の沐浴は10分くらいでした。できるだけ短い時間ですませるように気をつけましたが、寒い日はお湯の温度などにも気をつけ、しっかり温まれるように意識しました」(20代ママ)

「生後1ヶ月の新生児の頃は、1回の沐浴時間を5分程度に抑えていました。赤ちゃんの体力を考えて、手早く洗うことを心がけました。慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていきました」(30代ママ)

長湯をしすぎると赤ちゃんの体に負担がかかることもあるかもしれません。新生児期の赤ちゃんの体力を考え、1回の沐浴時間は短めにするよう意識した保護者もいるようです。

新生児の体は温度調節機能が未発達なため、長時間の沐浴は避けるのがよいかもしれません。赤ちゃんの体調や肌の状態を観察しながら、適切な時間で沐浴を終えられるとよいでしょう。慣れてきたら、少しずつ時間を延ばしていくという声もありました。


保護者が赤ちゃんを沐浴させた時間帯

赤ちゃんの沐浴をするときは、どのような時間帯を選べばよいのか気になる保護者もいるかもしれません。保護者に、実際に沐浴していた時間帯を聞いてみました。


日差しの入る部屋
iStock.com/HAKINMHAN

「沐浴は昼間にすることが多かったです。子どものお世話や家事が落ち着いたときに準備をして沐浴していました」(20代ママ)

「子どもが新生児の頃は里帰り中でした。実家の家族が外出していて静かな昼間に沐浴していました」(30代ママ)


落ち着いてすごせる昼の時間に沐浴していた保護者もいるようです。沐浴の時間に、赤ちゃんの全身をチェックしている保護者もいるようで、変化があったときのために病院の診療時間に間にあう時間帯を選んだという声もありました。


昼間の沐浴は、自然光で赤ちゃんの体をよく観察できるメリットがあります。また、病院の診療時間内であれば、万が一の際にも迅速に対応できます。ただし、赤ちゃんの睡眠リズムを考慮し、お昼寝の妨げにならないよう注意しましょう。

夕方

「夕方になると、近くに住んでいる母が仕事帰りに手伝いに来てくれました。母に手伝ってもらいながら沐浴していました」(20代ママ)

「自営業の夫が空き時間に戻ってくるのが夕方でした。日が沈むと寒くなってしまうので、夫が帰宅したタイミングで協力してもらい、沐浴しました」(30代ママ)


まだ日が出ている夕方の時間帯に沐浴した保護者もいるようです。沐浴に慣れないときや産後の体調が優れないときなど、家族に協力してもらえると安心して沐浴ができたという声もありました。


夕方の沐浴は、家族の協力を得やすいタイミングかもしれませんね。パートナーや親族の手を借りることで、新生児の沐浴が楽になるとよいですね。また、日中の暑さが和らぐ時間帯なので、赤ちゃんも快適に沐浴を楽しめるというメリットもありそうです。ルーティン化しやすい時間帯とも言えるでしょう。


「夫が『沐浴は自分の分担にしたい』と言ってくれました。昼間、赤ちゃんとすごせない夫に沐浴を頼み、帰宅後の夜早めの時間帯に沐浴していました」(40代ママ)

「昼間よく寝る子だったので、寝ているときに起こすのはかわいそうだと思いました。夜に沐浴するとこが多かったです」(20代ママ)


夫の帰宅や子どもの寝る時間にあわせて、沐浴の時間を夜にしたという保護者も多いようです。夜に沐浴するときは、仰向けになる赤ちゃんが眩しくないように照明の明るさや向きに気をつけたという声もありました。


夜の沐浴は、赤ちゃんの睡眠リズムを整えやすいと考える保護者もいるようです。温かいお湯で体を温めることで、リラックス効果も期待できそうなのも夜が選ばれる理由の一つかもしれませんね。新生児の体調や機嫌を見極めて、無理のない範囲で行えるとよいでしょう。


沐浴の時間帯を決めるポイント

沐浴の時間帯に悩むとき、どのように決めるとよいのでしょうか。実際に、ママたちは何をポイントに沐浴する時間帯を決めていたのか紹介します。

季節にあわせる

「真夏の気温の高い時間帯は、沐浴してもすぐに汗をかいてしまうかもしれないと思いました。少し涼しくなった夕方に沐浴しました」(40代ママ)

「冬の朝晩は気温が低く、湯冷めしてしまうかもしれないと思い、気温の高くなる14時頃に沐浴しました。赤ちゃんも暖かい時間に沐浴すると気持ちよさそうでした」(30代ママ)


赤ちゃんが気持ちよくすごせるように、季節にあわせて沐浴の時間帯を決めた保護者もいるようです。冷暖房を使って室温を調整しておくのもよいかもしれませんね。


季節に合わせた沐浴時間の選択は、赤ちゃんの体調管理に大きく関わると考える保護者の声もありました。夏は涼しい時間帯を選び、冬は部屋を暖めてから行うなど、新生児の体温調節を助ける工夫をしている方も多いようです。


また、季節に応じたスキンケア用品の使用も検討しましょう。冬など乾燥しやすい時期は、沐浴後に体全体の保湿をしっかり行うために、赤ちゃん専用のスキンケア用品を使用するとよいでしょう。特に口周りの乾燥は肌あれや発疹になってしまうことにもつながりそうです。

機嫌がよい時間帯を選ぶ


ベビーバス
iStock.com/fcafotodigital

「機嫌がよいときに沐浴させると、気持ちよさそうな表情をすることがありました。寝起きや、お腹が空いているときに沐浴すると泣くことがあったので、赤ちゃんの機嫌を見て沐浴する時間を決めました」(30代ママ)

「機嫌が悪いときに沐浴すると、沐浴を嫌がり、私も体を洗うことに時間がかかってしまいました。なるべく短時間で沐浴を済ませたかったので、ご機嫌な時間帯を選ぶようにしていました」(20代ママ)


赤ちゃんの機嫌のよいタイミングを選び沐浴した保護者もいるようです。機嫌がよい時間帯を選ぶと、赤ちゃんもにこにこしてくれたので、沐浴をする負担も少なかったという声もありました。


赤ちゃんの機嫌に合わせて沐浴時間を選ぶことで、ストレスなく沐浴を行えそうですね。新生児の体調や睡眠リズムを把握し、機嫌のよいタイミングを見計らう保護者も多いのは、沐浴を楽しめる可能性が高まることも理由の一つかもしれません。


ママが入れやすい時間を選ぶ

「午前中は洗濯や掃除、夕方や夜は食事の準備で忙しいと感じていました。私の手が空きやすいお昼すぎを選んで沐浴しました」(30代ママ)

「新生児の頃は頻繁な授乳やオムツ替えで私も寝不足を感じることがありました。赤ちゃんも沐浴の後は疲れるのかぐっすり眠ってくれるので、夜に沐浴して私もいっしょに寝ていました」(20代ママ)


赤ちゃんのお世話や家事が一段落した時間を選んで沐浴した保護者もいるようです。余裕を持って沐浴できる時間を選ぶことは、安全面でも気にしたいポイントです。沐浴させる保護者が焦らずに落ち着いて行えるタイミングを見つけましょう。また、気持ちにゆとりがある時間帯を選んで沐浴すると赤ちゃんもリラックスできるのか、沐浴後の寝かしつけもスムーズだったという声もありました。


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沐浴するときに気をつけたこと

赤ちゃんの沐浴ではどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。保護者が沐浴するときに気をつけたことを聞いてみました。


沐浴のルーティン化を意識する

「沐浴時間を毎日の予定にルーティン化して組み込むようにしました。1日の生活リズムをつけたいと考え、毎日16時頃に沐浴しするようにしていたからかはわかりませんが、沐浴をルーティン化することで夜泣きが少なくなったように感じました」(30代ママ)


「妊婦の頃から生活リズムを崩さないよう気をつけていたので、出産後も継続しています。授乳タイミングや沐浴をルーティン化することで、赤ちゃんの睡眠リズムの確立にもつながると思っています」(20代ママ)


赤ちゃんの生活リズムを整えたいと考え、毎日同じ時間帯に沐浴した保護者もいるようです。大まかな時間帯を決めることで、沐浴前後の授乳やお昼寝の時間も決めやすくなるかもしれませんね。


沐浴のルーティン化は、赤ちゃんの生活リズムを整える上で効果的な方法と言えるかもしれません。新生児の体調や睡眠パターンに合わせて時間を設定し、毎日同じ時間に行うことで、赤ちゃんも心地よく沐浴を受け入れやすくなったという声もありました。体調不良の際はルーティンにとらわれすぎず、柔軟に対応することも大切でしょう。


授乳後すぐの時間は避ける

「背中を洗うとき、腕に赤ちゃんの体を乗せるので、吐き戻すことがあるかもしれないと思いました。授乳後30分以上経ってから沐浴しました」(30代ママ)


「授乳後すぐの沐浴は避けていました。赤ちゃんの体を動かすと吐いてしまう可能性があるので、最低でも1時間は空けるようにしていました。お腹がすいて機嫌が悪くなる前に沐浴するのがベストだと感じました」(30代ママ)


「沐浴のときだけでなく、授乳後は口周り汚れのケアもしていました。赤ちゃんが吐き戻したあとなどは、特に念入りに拭いていました。日頃から清潔にしてあげていると、沐浴後の保湿やスキンケア用品の効果が高まるような気がします」(20代ママ)


授乳した直後は母乳やミルクを吐いてしまう可能性を考えてタイミングを考慮した保護者もいるようです。授乳後しばらくは様子を見て、赤ちゃんが起きていたら沐浴したという声もありました。


授乳直後の沐浴は、赤ちゃんの体に負担をかける可能性があります。新生児の消化を妨げないよう、適切な時間を空けるといった声もありました。赤ちゃんの体調と機嫌を見極めながら、最適なタイミングを見つけましょう。


教わったことを守る

「産婦人科で受けた沐浴講習では、赤ちゃんの体の洗い方や抱き方、お湯の温度など細かく教えてもらいました。特に新生児の頭の支え方や、おへそのケアについては何度も練習しました。実際に人形を使って練習できたので、自信がついて良かったです」(20代ママ)

「はじめての子育てで不安だったので、ベビーシッターさんに来てもらい、沐浴の仕方を教えてもらいました。特に赤ちゃんの体を洗う順番や、仕上げのすすぎ方など、細かいポイントを教えてもらえて助かりました。実際に見本を見せてもらえたので、とても参考になりました」(30代ママ)

「助産師さんから、赤ちゃんの口周りも丁寧に洗い流すと教わったので、よく気をつけていました。目にお湯がかかるのが怖くてあまり顔を洗えないのが気がかりだったのですが、教わったとおり、ミルクや母乳の残りが溜まりやすい口周りを優しく拭き取りながら沐浴しました」(20代ママ)

沐浴の手順や注意点を専門家から学ぶことは、新生児のケアに不安を感じる親にとって大きな助けになるようです。産院の講習やベビーシッターのアドバイスを通じて、赤ちゃんの体の扱い方や温度管理、衛生面での注意点など、実践的なスキルを身につけたという声も多くありました。


ほかにも、沐浴後の脱水が不十分な場合、赤ちゃんの肌に水分が残りトラブルの原因となると産院で教わって、スキンケア用品といっしょに肌触りのよいタオルを揃えたという声もありました。教わったことは、赤ちゃんにとって快適な沐浴ルーティンにもつながりそうです。


赤ちゃんの沐浴に役立つお風呂グッズ

赤ちゃんの沐浴をより安全で快適にするための便利なお風呂グッズを保護者から紹介してもらいました。新生児の体を守りながら、保護者も使いやすい沐浴を行うためのお風呂グッズを見ていきましょう。

ベビーバス

「ベビーバスは本当に便利でした。新生児の体をしっかり支えられる形状で、お湯の温度も保ちやすかったです。キッチンのシンクに置いて使えたので、腰への負担も少なく済みました」(30代ママ)

「折りたたみ式のベビーバスを選びました。収納スペースを取らないので、狭い浴室でも使いやすかったです。赤ちゃん専用なので、衛生面でも安心でした」(20代ママ)

ベビーバスは新生児の沐浴に欠かせないアイテムという声がありました。赤ちゃんの体にフィットする形状で、安全に沐浴ができることや、温度管理がしやすく適温のお湯で赤ちゃんを快適に洗えるのがメリットでしょう、選ぶ際は、収納のしやすさや使用場所、赤ちゃんの成長に合わせたサイズ変更の可能性などを考慮するとよいかもしれません。


また、妊婦の時期からベビーバスなどのお風呂グッズを揃えて楽しみにしていたという声も多くありました。選ぶ際は、安全を考慮したアイテムを選びましょう。

沐浴マット

「沐浴マットは滑り止め効果があって、赤ちゃんの体を安定して支えることができました。柔らかい素材なので、新生児の繊細な肌にも優しかったです」(30代ママ)

「沐浴マットは洗いやすく、乾きも早いので衛生的でした。赤ちゃんの体を寝かせる部分が少し傾斜していて、頭を高くできるのがよかったです」(20代ママ)

沐浴マットは赤ちゃんの安全を確保してくれるアイテムです。滑りにくい素材で作られているため、新生児の体をしっかりと支えることができそうです。柔らかい素材を使用しているものが多く、赤ちゃんの繊細な肌を守ることにもつながるでしょう。


洗いやすく乾きやすい素材を選ぶことで、衛生面でも安心できそうです。赤ちゃんの体勢を安定させるために、頭を少し高くできる形状のものを選んだという保護者の声もありました。

ビニールシート

「ビニールシートは床の水はねを防いでくれて助かりました。新生児の沐浴は慣れないうちは水がはねやすいので、床が濡れるのを防げて安心でした」(30代ママ)

「防水性のあるビニールシートを使って、赤ちゃんの体を拭くスペースを作りました。沐浴後のスキンケアも、そこで行えて便利でした」(40代ママ)

新生児の体を洗う際、予期せぬ動きで水がはねることがありますが、ビニールシートを敷いておくことで床が濡れるのを防げます。またビニールシートをお風呂あがりの赤ちゃんを寝かせるスペースとして使ったという声もありました。滑りにくい素材を選ぶことで、赤ちゃんの安全をさらに確保できるでしょう。

ベビーソープ・赤ちゃん専用石鹸

「赤ちゃん専用のベビーソープを使いました。泡立ちが優しくて、新生児の繊細な肌にも安心でした。香りも穏やかで、沐浴後もべたつかずさっぱりしていました」(30代ママ)

「石鹸タイプのベビーソープを選んで赤ちゃんの体を優しく洗うことに気を配りました。泡立てやすくすすぎも簡単で、時短にもなりました」(20代ママ)

ベビーソープや赤ちゃん専用石鹸は、新生児の繊細な肌を守るために欠かせないスキンケア用品の一つと考える保護者も多いようです。刺激の少ない成分で作られているため、赤ちゃんの体を優しく洗えます。

泡立ちがよく、すすぎやすいものを選ぶと、沐浴の効率も上がりそうですね。アレルギーテスト済みの製品を選ぶのもよいでしょう。

スキンケア用品

「沐浴後は赤ちゃん専用のパウダーやローションを使っていました。新生児の体は乾燥しやすいので、保湿ケアは欠かせませんでした。特に冬場は丁寧にケアしていました」(30代ママ)

「ベビーオイルを使って、赤ちゃんの体をマッサージしていました。沐浴の仕上げとしてのスキンケアの時間が赤ちゃんとのコミュニケーションにもなって、とても楽しかったです」(20代ママ)

沐浴後のスキンケアは、新生児の肌を健康に保つために行なう方が多いようです。赤ちゃん専用のローションやオイルなどのスキンケア用品を使用することで、乾燥を防ぎ、赤ちゃんの体の保湿になるでしょう。

特に冬場や乾燥しやすい環境では、丁寧なケアが必要という声もありました。スキンケア用品を使う時間は赤ちゃんとのスキンシップにもなり、親子の絆を深めるよい機会にもなりそうです。


はじめての沐浴で気になったこと

はじめての沐浴は不安や疑問がつきものです。新生児の体を扱う際の注意点や、パートナーとの協力方法など、多くの保護者が経験した悩みと解決策を紹介します。

お湯の温度は?

「最初は適切な温度がわからず不安でした。助産師さんに教わった通り、自分の肘の内側で温度を確認しました。38度くらいが目安と聞き、慣れるまで毎回温度計で確認していました」(20代ママ)

「新生児の体は温度に敏感だと聞いていたので、お湯の温度には特に気をつけました。夫と一緒に確認し、40度以下のぬるめに調整していました。赤ちゃんの様子を見ながら、徐々に適温を見つけていきました」(30代ママ)


お湯の温度管理は沐浴の際に大切な確認ポイントの一つと言えます。新生児の肌は皮膚の保護機能が未熟なため、適切な温度のお湯での沐浴に気を遣う保護者は多くいるようです。

沐浴に適したお湯の温度は一般的に夏場が38度〜40度程度が目安とされていますが、赤ちゃんの反応を見ながら調整していけるとよいでしょう。温度計の使用や、肘の内側での確認など複数の方法を組み合わせると、安全な温度管理ができそうです。


出典:再発・類似事例の分析/厚生労働省

キッチンでの沐浴、なにが必要?

「キッチンで沐浴する際は、まず清潔なタオルを敷いて作業スペースを確保しました。ベビーバス、ベビーソープ、タオル、着替え、おむつなどを事前に準備しておき、スムーズに沐浴できるよう心がけました」(30代ママ)

「キッチンでの沐浴時は、滑り止めマットを使用して安全を確保しました。また、体を拭くためのバスタオルや保温のためのバスローブなども用意しました。脱水機能付きのシンクだったので、使用後のベビーバスの水切りも楽でした」(20代ママ)

キッチンでの沐浴には、事前の準備が欠かせません。清潔なタオルやマットを敷いて作業スペースを確保し、必要なアイテムを全て揃えておくことが必要でしょう。

ベビーバス、ソープ、タオル、着替え、おむつなどを手の届く位置に配置しておくと、スムーズに沐浴を進められます。また、滑り止めマットの使用や、保温グッズの準備など、安全面と快適さにも配慮しましょう。キッチンの設備を活用することで、効率的な沐浴環境を整えることができます。

また、キッチンでの沐浴時には、脱水機能のあるシンクが便利です。お湯を使った後、スムーズに排水できるため、衛生的で効率的に沐浴が行えます。

パートナーがうまく洗えない場合の声かけ

「夫がはじめて沐浴をしたとき、赤ちゃんの体が思うように洗えないので焦っているようでしたした。『頭から順に洗っていくといいよ』『手のひらは優しく開いて洗ってね』など、具体的に声をかけました。一緒に練習を重ねて、徐々に仕上げていきました」(30代ママ)

「パートナーが赤ちゃんの口周りをうまく洗えないので、『泡を少なめにつけて、指先で優しくなぞるようにするといいよ』とアドバイスしました。お互いに気づいたことを共有し合うことで、二人で協力して沐浴のスキルを上げていけました」(20代ママ)

パートナーとの協力は、安全で効率的な沐浴につながります。具体的な指示や優しい声かけが大事でしょう。新生児の体の扱い方や洗う順序、注意点などを明確に伝え、いっしょに練習することで一歩ずつのスキルアップを目指しましょう。

お互いの気づきを共有し、よい点を褒め合うことで、自信を持って沐浴に取り組めるようになります。赤ちゃんのケアを通じて、チームワークも強まるかもしれませんね。

赤ちゃんがおしっこした場合の対応

「沐浴中に赤ちゃんがおしっこをしてしまったときは、一度お湯を全部入れ替えました。新しいお湯で最初からやり直すのは大変でしたが、衛生面を考えると必要だと感じました」(30代ママ)

「おしっこされたときは、すぐに赤ちゃんを抱き上げて別のタオルで包みました。パートナーに手伝ってもらい、素早くお湯を入れ替えて沐浴を再開しました。予備のお湯を用意しておくと、スムーズに対応できました」(20代ママ)

沐浴中の予期せぬおしっこは、多くの親が経験するハプニングのようです。お湯の入れ替えが必要になるので、焦らず赤ちゃんを抱き上げ、清潔なタオルで包んであげましょう。

パートナーと協力して対応することで、スムーズにお湯の入れ替えができます。予備のお湯を用意しておくなど、事前の準備も大切かもしれません。落ち着いて対応することで、赤ちゃんにストレスを与えずに沐浴を再開できるでしょう。

機嫌よく沐浴できる時間帯を見つけよう

沐浴中の赤ちゃん
iStock.com/kohei_hara

赤ちゃんをいつ沐浴させるとよいのか、時間が気になる保護者の参考になる体験談を紹介しました。沐浴する時間に悩んだときは、昼や夜など保護者が入れやすい時間帯にしたり、季節にあわせて時間帯を選んだりできるとよいかもしれません。

赤ちゃんの沐浴は、新生児の体調管理や親子のスキンシップに欠かせない大切な時間です。適切な時間帯や頻度、沐浴時間を見つけることで、赤ちゃんにとって心地よい沐浴ルーティンを確立できます。また、便利な風呂グッズを活用することで、より安全で効率的な沐浴が可能になります。

パートナーと協力して沐浴の技術を磨き、赤ちゃんの反応を観察しながら最適な方法を見つけていけるとよいでしょう。産院での講習やベビーシッターのアドバイスなど、専門家の知識も積極的に取り入れてみるのがおすすめです。

沐浴を通じて赤ちゃんの成長を感じ、親子の絆を深めていく過程を楽しんでください。時には予期せぬハプニングもありますが、落ち着いて対応することが、よりよい沐浴につながりそうです。お世話のしやすさも大事にしながら、赤ちゃんが機嫌よく沐浴できる時間を見つけられるとよいですね。

2018.09.06

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