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子どもがぐずるのはどんなとき?ぐずるシーンや年齢別の接し方
子どもがぐずり、大声で泣いたり、なかなか泣き止まないとき。特に電車の中や買い物時など人目のある場所でぐずると、周りに迷惑をかけるのではないかと思い、焦ることもあるかもしれません。子どもがぐずるシーンや、ぐずるときの年齢別の接し方についてまとめました。
子どもがぐずるのはどのようなとき?
生活の中で子どもがぐずるシーンはさまざま。ぐずる理由がわからないときや、ぐずる子どもへの対応に困ると、イライラしてしまうこともあるかもしれません。
子どもがぐずるシーンや、ぐずるときの接し方について、ママたちの声をもとに紹介します。
起床時や就寝時
朝は、まだ眠いことで不機嫌になったり、布団から出たくないとぐずる子どもがいるようです。朝の忙しい時間に子どもがぐずると、仕事に遅刻するので困るという声もありました。
一方で、就寝前はまだ寝たくない、もっと遊びたいと子どもがぐずる場合があるようです。就寝前にぐずると寝る時間が遅くなり、起床時のぐずりにつながることもあるでしょう。規則正しい生活リズムをつけることで、子どもがぐずらずに過ごせるかもしれません。
外出時
子育て中のママの中には、外出先で子どもが大泣きしたり地面に寝そべって泣いたりして困ったという経験がある方もいるのではないでしょうか。特に買い物時や電車の中など、他人の目がある場所で子どもがぐずると、周りに迷惑をかけているのではと不安に感じることもあるかもしれません。
外出時は、じっとしていることに飽きてしまったり、周りにたくさん知らない人がいることを怖がったりしてぐずる子どももいるようです。そのようなときは、怒ったり叱ったりせず、しばらく子どもを抱いたり手を握ったりすると落ち着くかもしれません。
そのほかのシーン
そのほか、生後6カ月頃にはじまる人見知りでは、ママ以外の人に不安を感じてぐずるというパパの声もありました。また、保育園や幼稚園がはじまると、行きたくない、帰りたくない、という自分の意志によってぐずることもあるようです。
子どもがぐずるときの年齢別の接し方
子どもがぐずるとき、子育て中のママたちはどのような対応をしているのでしょうか。子どもへの接し方や対処法について紹介します。
乳児の場合
乳児期の頃は、空腹時や就寝時、おむつを替えてほしいなどの不快感を感じてぐずる子どもが多いようです。生後2~3カ月頃までは、まだ母乳やミルクを飲むことに慣れておらず、思うように飲めずにぐずることもあるため、満足できる量をあげられるよう、ミルクや母乳を足しているという声もありました。
離乳食が始まると、好き嫌いが出てきて食べる量がまちまちになったり、食事中に遊んでしまう、途中で寝てしまうことから切り上げたりすると、夜中にお腹が空いてぐする子どももいるようです。お腹がいっぱいにならずに寝てしまった場合は、夜中に授乳をして寝かしつけているというママの声もありました。
眠いのにうまく眠れずにぐずるときは、抱っこしながら背中をトントンと叩いたり、やさしく声をかけたりすると、赤ちゃんが落ち着いて眠れるかもしれません。
オムツが濡れていることや、暑さや寒さなどの不快感からぐずる場合もあるようです。赤ちゃんが快適に過ごせるよう、環境を整えることを意識するとよいでしょう。
ほかにも、授乳やオムツ交換をしても夕方に赤ちゃんがぐずる「黄昏泣き」と呼ばれる現象もあるようです。厚生労働省の調べでは、新生児の時期や生後1~2カ月ごろに泣きのピークがあり、そのときの泣きは何をやっても泣き止まないケースが多いとされています。そういう時期もあると割り切り、無理せず向き合うことも大切かもしれません。
出典:赤ちゃんが泣き止まない 泣きへの理解と対処のために/厚生労働省
幼児の場合
幼児になると、公園から帰るときや、保育園や幼稚園のお迎え時など、楽しいことを切り上げるのが嫌でぐずる子どもがいるようです。そのようなときは、いつまで遊ぶのかを伝えたり、帰ってからの楽しみを伝えるなどの声掛けしているというママの声がありました。
ほかにも、幼児期には、自分の思い通りにならないことや、うまく言葉で伝えられないことでぐずる子どもが多いようです。イヤイヤ期や自我を持ち始めるなど、子どもが成長するに連れてぐずる理由は変わってくるのかもしれません。
子どもの泣き声につられて、つい大声で怒ってしまうこともあるでしょう。子どもがぐずるときに怒ると逆効果になることもあるため、子どもが好きなことをして気をそらせたり、「そうだね、イヤだよね」などと子どもの気持ちに寄り添ったりすることで落ち着くこともあるようです。
ぐずるときは子どもの気持ちに寄り添って
子どもがぐずる理由は、空腹や眠気をはじめ、体の不快感などさまざま。子どもの成長によっても変わってくるようです。ぐずることが続くと、悩んだり気持ちの余裕がなくなったりすることもあるかもしれませんが、子どもはうまく言葉で伝えられないことを念頭に置き、どうしてぐずるのかその都度汲み取って寄り添うことを大切にしたいですね。
言葉でコミュニケーションが取れる年齢であれば、子どもに選択肢を提示したり、共感したりするなど、子どもの年齢や性格に応じて、接し方を工夫するとよいでしょう。
ぐずる子どもを毎回真正面から受け止めると、ママも疲れてしまうかもしれません。何をしても泣き止まない時期もあると割り切り、子どもがぐずる時期を上手く乗り越えていけるとよいですね。