生後5ヶ月でぐずりが増えた。泣き止まないのはなぜ?黄昏泣きやギャン泣きの理由や対処法【体験談】

生後5ヶ月でぐずりが増えた。泣き止まないのはなぜ?黄昏泣きやギャン泣きの理由や対処法【体験談】

2018.11.10

生後5ヶ月になり、赤ちゃんのぐずりが増えたり、抱っこしないと泣く、寝ぐずりがひどい、夜泣きが多いなど、育児が大変と感じているママもいるかもしれません。今回の記事では、日中、夕方、夜中別に生後5ヶ月の赤ちゃんが泣きだすシーンや保護者が考える泣き止まない理由、ギャン泣きや黄昏泣きなどの対処方法を保護者の体験談を交えながら紹介します。

生後5ヶ月にぐずりが増えるのはなぜ?

生後5ヶ月の赤ちゃんがぐずるのはどのような原因・理由があるからなのでしょうか。保護者が考える赤ちゃんが泣き止まない原因・理由を聞いてみました。

体に不快感を感じている

「寝ぐずりをするときは、暑すぎたり寒すぎたりしないか、赤ちゃんの身体の状態や睡眠環境を確認するようにしています。おむつが群れていたり、背中に手を入れてじとっと汗をかいていたら、部屋の温度を調整するようにします」(20代ママ)

「夜ひどく泣き止まないときは、予防接種をした日だったことが何度もありました。赤ちゃんのときは1回の予防接種で何本も注射をしているので、身体に不快感があって赤ちゃんもストレスだろうなと思い、なるべく抱っこしてあげていました」(30代ママ)

赤ちゃんが泣くときは、部屋の温度や赤ちゃんの服装など、体に不快感を感じていないか赤ちゃんの状態を確認するようにしているというママお母さんがいました。予防接種をしたあとで、身体の違和感があったのではと考えたと言う声も。おむつオムツからおしっこが濡れていないか、ズボンのゴムがきつくないかなどをチェックするのもよいかもしれません。

眠いのに寝られない

「夕方眠くなる時間になると機嫌が悪くなって泣きます。眠いのにうまく寝られなくて泣いているのかなと思い、ひたすら抱っこして寝かせています。眠れなくて泣くのはかわいいなと思う反面、ストレスに感じてしまう日もあり、悩んでいます」(30代ママ)

寝る時間なのになかなか寝ないで泣いているときは、テレビや周辺の音が気になるなど、何かしらの理由で眠いのに寝れないのかもしれないと考えたママお母さんもいるようです。夜泣きがひどかった次の日は、疲れて甘えたいのか日中ぐずることが多いという声もありました。

抱っこしてほしい

「パパや私が抱っこしたりいっしょに遊んでいるときは機嫌がよいのですが、一人でいるときに泣くことが多いです。抱っこしていると手でぎゅっと私の服などをつかむので、甘えたい気持ちがあったり安心したくて、抱っこしてほしくていと泣いている可能性があるのかなと思います」(20代ママ)

抱っこをしているときは機嫌がよいのに、そばを離れると泣くということから、構ってほしくて泣いているのかもしれないと考える方がいました。ママお母さんの抱っこは喜ぶのに、ママお母さん以外の人の抱っこではぐずってしまうということもあるようでようと、甘えたいのではと考えるママもいるでしょうです。赤ちゃんも安心感がほしいのかもしれませんね。


生後5ヶ月の赤ちゃんのぐずりが増えたと感じるシーン

生後5ヶ月頃になると、新生児の頃と比べて体も大きくなり、運動能力の発達などできることも少しずつ増えてくるかもしれません。この頃に、今まであまり泣かなかったのに泣き出すことが増えてきたなと感じるママパパもいるようです。生後5ヶ月の赤ちゃんはどのようなときにぐずる可能性があるのか、保護者に聞いてみました。

日中

「息子は生後4ヶ月までは日中昼寝もまとめてよく寝てくれていたのに、5ヶ月に入ったらお昼寝のときによくぐずり、寝ないようになりました。睡眠環境が悪いのか、やっと寝たと思ったタイミングですぐにまた泣いて起きてしまい、私も昼寝がなかなかできずにストレスを感じていました」(30代ママ)

生後5ヶ月に入って、日中昼寝の時間にぐずることが多くなる赤ちゃんもいるようです。家事をしようと思って赤ちゃんのそばを離れると泣き出すので、なかなか家事が進まないという悩みもありました。

夕方

「生後5か月で睡眠サイクルがずれてしまったのか、夕方になると娘が毎日のように黄昏泣きをします。家事の合間のタイミングでに抱っこしたり母乳をあげたりしますが、なかなか泣き止んでくれないので、自分も疲れてしまいました」(30代ママ)

夕方の時間になるとぐずることがある赤ちゃんもいるようです。夕方は夕飯やお風呂の準備で忙しい時間帯なので、赤ちゃんが泣くと困ってしまうという悩みの声もありました。

夜中

夜中のベッド
iStock.com/ilterriorm

「新生児の頃から夜はまとめて寝てくれていたのですが、生後5ヶ月になり、夜中に何度もぐずって起きるようになりました。娘は一度ぐずると甘えたいのかなかなか寝ないので、その度に起きて授乳や抱っこしている状態で毎日寝不足で悩んでいます」(20代ママ)

「生後5か月くらいになると、夜にぐずぐず泣き止まないことが増えました。仕方がないから添い乳をしたりして、夜間授乳の数が増えました。もともとはベビーベッドで寝かしていましたが、頻回授乳になってしまったので、一緒のベッドで寝るようになりました。」(30代ママ)

生後5ヶ月になり夜泣きが始まったり、夜間授乳が逆に増えたという赤ちゃんもいるようです。また、授乳が終わり寝かしつけのタイミングで泣くようになり、寝るまでに時間がかかるようになったという声もありました。


赤ちゃん
iStock.com/kuppa_rock

生後5ヶ月の赤ちゃんの夜泣き対策や泣き止まないときの対処法

生後5ヶ月の赤ちゃんが夜泣きがひどいときや泣き止まないとき、保護者はどのような対策を取り入れたのでしょうか。

睡眠環境を整える

「生後5カ月は運動能力やさまざまな発達がある時期だと思うので、睡眠環境が整っていないと気が散ってしまい、眠れなかったりして泣いてしまうのかなと考えました。そのため、寝る部屋にはおもちゃや絵本、赤ちゃんが気になるものは持ち込まないように意識しました」(30代ママ)

寝屋のなかに赤ちゃんが気になるものがないように、睡眠環境を整えたというママがいました。そのほかにも、どうしても赤ちゃんが泣き止まないときは、ドライブに連れて行ったという声もありました。ドライブ中のエンジン音や車の揺れが心地よくて睡眠環境に合っていたようです。

スキンシップをとる

「赤ちゃんもママに甘えたい気持ちがあると思うので、家事の合間の時間に余裕があるときは、赤ちゃんの身体をマッサージしたり手遊びをしたりとしっかりスキンシップをとったり、遊びの時間をつくるようにして、それが夜泣き対策にもつながっているのかなとも思いいます」(20代ママ)

「ぐずるときはとにかく安心感をあげられるように、抱っこしています。日中昼寝から起きると機嫌が悪いことが多く、気がつくと1時間ずっと抱っこしていることもあります。気が済むと自分から降りたがって、タイミングがよければ自分で機嫌よく遊んでくれることもあります」(30代ママ)

赤ちゃんが泣き止まないときは、安心できるように抱っこなどスキンシップを積極的にとるようにしたという声がありました。一緒にベビーマッサージや手遊び歌をして遊びの時間をとるのもよい対処方法かもしれません。

生活リズムや睡眠サイクルを整える

「生活リズムや睡眠サイクルを整えることが大切だと考え、起床時間や寝る時間などをなるべく毎日同じ時間にするようにしました。そうすることで夕方や夜に寝ない、泣き止まないなどの状態も少し落ち着いたように感じます」(30代ママ)

赤ちゃんが機嫌よくすごせるように生活リズムや睡眠サイクルを整えたという声がありました。赤ちゃんの生活リズムが整ってくると、赤ちゃんが泣き止まない理由を見つけやすくなるかもしれませんね。

たくさん身体を動かす

「運動能力も発達してきているので、日中にたくさん身体を動かして遊べば、たくさん寝るようになり、ぐずることや泣き止まないことも少なくなるのではと考えました。遊びながらスキンシップもとれるので、私も楽しいし、よい夜泣き対策だと思います」(30代ママ)

日中に身体を動かしてたくさん遊ぶように心がけたという声がありました。天気のよい日は公園や子育て支援センターなど外に行って遊ぶことができれば、赤ちゃんも嬉しいかもしれませんね。雨や猛暑などで外に出られない日は家で音楽をかけて、それにあわせていっしょに身体を動かすというママのアイデアもありました。


赤ちゃんが泣き止まなくて大変なときは

いろいろな方法を試しても赤ちゃんがなかなか泣き止まないということもあるかもしれません。泣き止まなくて大変なときにはどのように乗り切ればよいのでしょうか。

パートナーや家族と協力する

「私が少し疲れてしまったときは、実母や義母が家にきて赤ちゃんの面倒をみてくれました。自分のための時間も作れ、リフレッシュできたので嬉しかったです。リラクゼーションサロンに行ったりしていました」(20代ママ)

「いつまでも泣き止まない息子に妻が疲れて精神的にストレスを感じてしまっていたので、自分の仕事が忙しい日は妻の実母や実姉に手伝いに来てもらえないか相談しました。たまには家を出てリフレッシュしてほしいと思います」(30代パパ)

「赤ちゃんの夜泣きがひどい時期、夫が私も一緒にドライブに連れて行ってくれて、赤ちゃんは車の揺れで寝られるし、私はリフレッシュになったので、ありがたかったです」(30代ママ)

実母や義母だけでなく、パートナーなどとも協力してぐずりの大変な時期を乗り越えたという声がありました。家族の協力を得ることで、ママも安心感を保つことができるかもしれません。

できるだけ前向きに考える

「毎日泣いて大変なときは一時的なものだと思って、あまり悩みすぎないようにしています。実母からも発達の過程だから気にしない方がいいよと言ってもらい、気持ちが楽になりました。授乳中やベビーベッドで寝ている赤ちゃんのかわいい顔を見て、心を落ち着けていました」(20代ママ)

赤ちゃんのぐずりは一時的なものであり、成長発達とともに泣くことも少なくなると、前向きに考えた方もいるようです。赤ちゃんと落ち着いて向きあうことで、泣き止まない原因や対処法なども見つかるかもしれませんね。

ママ友などママ同士で相談しあったり愚痴を言い合ったりすると、リフレッシュできて前向きな気持ちになれるという声もありました。


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赤ちゃんの発達と泣き方の変化

生後5ヶ月頃になると、赤ちゃんの発達に伴い泣き方も変化していきます。ギャン泣きや黄昏泣きなど、新しい泣き方が出てくることがあります。ここでは、それぞれの泣き方のメカニズムと対処方法について解説します。

ギャン泣きが起きる理由

ギャン泣きは、赤ちゃんが何かを主張したいときや不快感やストレスを感じたときに起こることが多いようです。生後5ヶ月頃は、自己主張が強くなる時期でもあり、欲求不満や不快感をギャン泣きで表現することがあると言われます。これは発達の一過程と捉えてよいでしょう。

おむつが濡れている、お腹が空いている、眠いのに寝られないなどの状態で起こりやすいようです。また、ママやパパの注目を集めたいときにもギャン泣きすることがあります。

黄昏泣きが起きる理由

昏泣きは夕方から夜にかけて起こりやすく、疲れや眠気、周囲の音や環境の変化などが原因と言われることが多いようです。生後5ヶ月頃の赤ちゃんは、日中の刺激で疲れやストレスが溜まりやすく、夕方になると機嫌が悪くなることがあります。

また、パパの帰宅やママの忙しさなど、環境の変化にも敏感に反応することも。このように、赤ちゃんの体内リズムがまだ確立されていないことも黄昏泣きの一因と考えられているようです。

ギャン泣きや黄昏泣きへの対処方法

生後5ヶ月頃のギャン泣きや黄昏泣きは、赤ちゃんの成長発達の証でもあり、ママやパパにとっては戸惑ったり悩むことも多いかもしれません。これらの泣き方に対処するには、赤ちゃんの状態をよく観察し、適切な対処方法を見つけることが大切です。

対処方法のひとつとしては、ホワイトノイズを使って赤ちゃんを落ち着かせたり、抱っこして優しく揺らしたりすることで安心感を与えることなどです。ほかにも、規則正しい生活リズムや睡眠サイクルを作ることで、黄昏泣きを予防できる場合もあります。

ギャン泣きの場合は、赤ちゃんのニーズを満たすことで落ち着くことが多いので、おむつ交換や授乳、適度な刺激の調整などを試してみるとよいでしょう。どうしても泣き止まない場合は、小児科医に相談することも検討しましょう。場合によってはベビーカーでの散歩やドライブもママパパと赤ちゃん双方にとってリフレッシュにもなりますよ。


専門家への相談と育児サポート

赤ちゃんの夜泣きが激しかったり、長時間泣き止まないことが続いたりする場合は、専門家のサポートを受けるのもよいかもしれません。実際に生後5ヶ月前後に子どもが泣き止まなくて困ったママたちが頼った相手や場所についての経験を聞いてみました。

小児科医や産院

「息子が夜中にギャン泣きを繰り返すようになり、不安になって行きつけの大学病院の小児科を受診しました。先生に赤ちゃんの状態を詳しく聞いてもらい、発達段階での一時的な現象だと説明されて安心しました。小児科医に対処方法も教えてもらうことで、育児の不安が軽減されました」(30代ママ)

小児科の医師に相談することで、赤ちゃんの健康状態を確認し、適切なアドバイスを受けることができます。特に、ギャン泣きや黄昏泣きが続く場合は健康上の問題がないか確認することが重要です。

小児科医はママの育児の悩みに耳を傾け、専門的な見地から対処方法を提案してくれます。病院での診察は、赤ちゃんの健康だけでなく、ママの心の支えにもなりそうです。

子育て支援センター

「娘の黄昏泣きに悩んでいた時、子育て支援センターを利用し、相談しました。自分と同じような経験をしているママたちと出会え、情報交換したりしているうちに気持ちが楽になりました。保育士さんからホワイトノイズの活用法を教わり、娘の泣き方が落ち着いてきました」(20代ママ)

子育て支援センターでは、同じ年齢の赤ちゃんを持つママたちと交流したり、保育士などの専門家から育児のアドバイスを受けたりすることができます。

黄昏泣きやギャン泣きへの対処方法、赤ちゃんの発達に関する情報など、実践的な知識を得られる場所です。また、ママ同士のつながりは情報交換できるだけではなく精神的な支えとなり、子育ての孤立感を軽減する効果があります。

家族 やパートナー

「妻が育児に疲れていたので、私(夫)が積極的に赤ちゃんの世話をするようにしました。また、義母と実母にも協力してもらい、みんなで息子子育てに取り組みました。家族で支え合うことで、妻の負担が軽減され、息子のぐずりも落ち着いてきました」(30代パパ)

妻や夫、義母や実母など、家族全体で協力して子育てに取り組むことが大切です。赤ちゃんの成長発達を一緒に見守り、喜び合える関係性を築いていくことで、ぐずりや泣きの多い時期も乗り越えていけるでしょう。

家族のサポートはママの精神的・身体的ストレスを軽減し、赤ちゃんにとっても安心できる環境を作ります。育児は一人で抱え込まず、パートナーや家族全体で取り組むことが大切です。

育児本や育児サイト

「息子のギャン泣きに悩んでいた時、育児書や育児サイトの記事を読んで情報を集めました。赤ちゃんの発達段階や泣き声の意味を理解できるようになり、対処法も学びました。ホワイトノイズの効果を知り、実践したところ、息子がギャン泣きする時間が短くなりました」(20代ママ)

育児本や育児サイトの記事は、赤ちゃんの発達や育児の知識や情報を得るのに役立ちます。ギャン泣きや黄昏泣きなどの泣き方の違い、その原因や対処方法について学ぶことができます。

ただし、情報を取捨選択することも重要です。赤ちゃんの泣き声や音に敏感になりすぎず、赤ちゃんの個性を尊重しながら接するよう心がけましょう。赤ちゃんの成長発達とともに、泣き方や機嫌の変化も起こりますが、それぞれの段階を柔軟に乗り越えていくことで、ママパパ自身も成長できるかもしれません。


5ヶ月の赤ちゃんが泣き止まない理由はさまざま

赤ちゃんを抱っこするママ
iStock.com/Yuji_Karaki

生後5ヶ月の頃は昼、夕方、夜中とで泣くシーンやぐずり方が違うようです。泣いて寝ないときは、赤ちゃんが体の不快感を感じていたり眠たそうにしていないかを確認するとよいかもしれません。生活リズムを整えたり、日中にたくさん遊ぶ、ホワイトノイズを活用するなどして、赤ちゃんが泣き止まない時期を上手に乗り越えられるとよいですね。

また、パートナーや義母や実母などの家族、小児科病院や子育て支援センターなど適切な相談場所を常に確保しておくことも育児をすすめるうえで重要なポイントです。ママがリフレッシュの時間を取ったりの精神的な安心感を保つことも、赤ちゃんの発達と同じように大切に考え、周囲のサポートを得ながらいっしょに成長を見守りましょう。本記事も参考にしてみてくださいね。


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