子どもが眠いときにぐずるのはなぜ?理由や対処法、新生児のぐずりについて

子どもが眠いときにぐずるのはなぜ?理由や対処法、新生児のぐずりについて

なぜ泣いているのか知りたい保護者に

2020.02.17

子どもが眠いときに、なぜぐずるのか理由が知りたい、4歳児や5歳児がぐずるとどのように関わればよいのかわからないと感じる保護者もいるかもしれません。今回の記事では、子どもが眠いときにぐずる理由や対応の仕方などについて、体験談を交えて紹介します。

子どもが眠いときにぐずる

子どもが眠いときに機嫌が悪くなったり泣いたりと、ぐずりだして困った経験がある保護者もいるのではないでしょうか。保護者に気になることを聞いてみたところ、眠いと泣いて怒り別人のようになる息子に、なぜ泣いているのかわからないことがあると感じているママがいました。


ほかにも、何を言っても嫌だの一点張りで、どう関わればよいのか知りたいと感じているパパの声もありました。子どものこのような現象は、寝ぐずりとも呼ばれます。


そこで今回は、眠りたいことが原因で子どもがぐずるときの理由や対応について、体験談を交えて紹介します。


子どもが眠いときにぐずる理由とは

子どもが眠いとぐずるとき、保護者はなぜぐずっているのかわからないと感じることもあるかもしれません。子どもは眠いとき、どのような理由でぐずっているのでしょうか。


眠いから甘えたい

2歳児のママ
2歳児のママ

うちの子は眠いとき、私に甘えたくてぐずることがあります。一人じゃ寝つけないから寝かしつけて欲しいと感じているのだと思うと、私たちがお腹が空いてイライラしているのと同じような感覚なのではと思うようになりました。

4歳児のママ
4歳児のママ

朝起きてこないときに、起こすとぐずってそのままぐずぐずが続いてしまうときがあります。声をかける前にカーテンをあけて日光にあてて少しずつ目覚めるようにしたほうがぐずりが少ないかもしれません。

子どもが眠くなってきたときに、保護者に甘えたい気分になってぐずるのでは、と考えたママがいました。ほかにも、眠たくなると普段自分でできることも嫌だと言うときがあるため、甘えたいのだと感じたという声も聞かれました。

ほかにも、起床の際に眠くてぐずるというケースも。このような場合は無理やり起こすのではなく日光が部屋に入るようにして自然な覚醒を促しているという声がありました。


眠いけど遊びたい

4歳児のママ
4歳児のママ

眠たいけれど遊びたい気持ちが勝っていていると、少し声をかけただけでぐずることがあります。息子が眠いときはかんしゃく気味になるので、眠さのピークを超して気持ちがたかぶっているのだと感じます。

5歳児のパパ
5歳児のパパ

特に親せきなど来客があるときに興奮状態になるのか、眠りたい気持ちと遊びたい気持ちでぐずってしまうことがあるようです。


眠たいけれど遊びたいという気持ちの方が勝ってぐずることもあるようです。遊びたいおもちゃがあったり、来客があるなど過度に非日常感があると興奮状態になることもあり、遊びが盛り上がってくると、途中で切り上げるのが難しいといったこともあるでしょう。


要求したいことがある

子ども
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5歳児のママ
5歳児のママ

うちの娘は、おそらく何かやりたいことや、してほしいことがあるのですが、眠くて言葉にできずにぐずっています。なんとか汲み取ろうとするのですが、本当にわからないときは途方にくれてしまうときもあります。


3歳児のママ
3歳児のママ

子どもがぐずりだして興奮状態になると、本人もなにが原因なのかわからなくなってしまうことが多いようです。きっと眠りたいだけじゃないぐずりの原因がちゃんとあるのでしょうが……。


子どもが何かを要求したくてぐずることもあるようです。眠いときは何か要求があってもうまく言葉にできなかったり、素直に認めることが難しかったりすることがあるかもしれませんね。


子どもがぐずるときの対応

子どもが眠くてぐずるとき、ママやパパはどのような対応をしているのでしょうか。


気持ちを受け止める

2歳児のママ
2歳児のママ

娘が不機嫌になると自分もイライラしがちでしたが、眠いからぐずっているのだとわかると自分自身も楽になりました。娘がぐずるときは、眠くて不機嫌なのかと汲み取り、娘の気持ちや言葉を「そうだね」と受け止め、抱っこしたりトントンしたりするようにしています。


 3歳児のママ
3歳児のママ

子どもが眠くてぐずるときは、まず自分が落ち着くことを心がけています。子どもの目を見て、「眠いんだね」と声をかけ、スキンシップを取りながら気持ちを受け止めるようにしています。自分が落ち着いていると、子どもも安心して気持ちを表現できるようです。


保護者が子どもの思いを受け止めてあげることで、気持ちが落ち着くこともあるかもしれませんね。なかには、ぐずっている理由は眠いからだろうと思うようになったら、子どもの気持ちに共感するような言葉が掛けられるようになったという声も聞かれました。

気をそらす

4歳児のパパ
4歳児のパパ

息子がまだ遊びたいと激しく泣いていたとき、電車好きな息子に電車を見に行こうと誘うと、ぴたっと泣き止み「行く!」と言い始めました。全く違うことに気持ちが向くよう声をかけると、気がそれて気持ちが落ち着いたみたいです。

 5歳児のママ
5歳児のママ

娘が眠くてぐずるときは、好きな絵本を読む時間にしています。絵本の世界に入り込むことで、眠さを忘れて自分の気持ちが落ち着いていくようです。親子でリラックスできる時間になっています。


全然違うことに気持ちが向くよう声をかけること、気がそれてぐずりが治まることもあるようです。ほかにも、子どもの目の前に好きなおもちゃを出してみるとすぐに泣き止むことがあり、それが気持ちをリラックスさせるためのお守りのようなものになっているという声もありました。


子どもに選択してもらう

選択
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6歳児のママ
6歳児のママ

娘は眠くなると、自分でも何がしたいのかわからなくなるくらいぐずることがあります。うちの場合、ぐずったときは選択肢を2、3個与えると、子どもが自分で答えを選ぶので納得して気持ちが和らぐようです。


4歳児のママ
4歳児のママ

息子が眠くてぐずるときは、自分で選択できる機会を作るようにしています。たとえば、「パジャマに着替える?それとも肌着のまま寝る?」など、簡単な選択肢を提示します。自分で決められることで、子どもの主体性が尊重され、気持ちが落ち着くようです。


子どもがぐずり自分の伝えたいことがわからなくなっているときは、保護者が選択肢を提示することで、自分の気持ちややりたいことに気づけるかもしれませんね。選択肢を出すとき、子どもが選択しやすいように、右手・左手に選択肢になるものを持ち、どちらがよいかタッチしてもらうようにしているという声もありました。


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子どもがぐずる前に意識したいこと

子どもがぐずる前に意識したいこととはどのようなことか、保護者に聞いてみました。


遊びの終わりを伝えておく

5歳児のママ
5歳児のママ

お昼寝の時間や就寝前にぐずることがあるので、わが家では遊び始めるときに終わりの時間を伝えるようにしています。最近は時計に興味を持っているため、長い針が12まで行ったら寝ようなどと声を掛けています。


 3歳児のパパ
3歳児のパパ

息子が遊びに夢中になりすぎて眠る時間を忘れがちなので、スマートスピーカーを使って遊びの終わりを伝えています。自分たちで時間を決めて、アラームが鳴ったら「おしまいの時間だよ」と声をかけます。自分で時間を決めることで、子どもも納得して遊びを終えられるようになりました。


あらかじめ遊びの終わりを伝えておくことで終わりの予測がつくため、スムーズに気持ちの切り替えができるかもしれません。ほかにも、アラームが鳴ったら終わりだと伝えたり、これが完成したら終わりと決めたりしているという家庭もあるようです。


気持ちを落ち着かせる

4歳児のママ
4歳児のママ

娘が眠くてぐずるときは、ベビーマッサージの技法を応用して、やさしくマッサージをしています。体に触れることでリラックスでき、睡魔を感じやすくなるようです。自分も落ち着いた気持ちでマッサージをすることで、親子ともにリラックスできる時間になっています。


2歳児のパパ
2歳児のパパ

息子が眠くてぐずるときは、自分たちで決めたねんねルーティンを実践しています。歯磨き、トイレ、絵本読み聞かせという順序を決めておくことで、子どもも自分から眠る準備をするようになりました。決まった流れがあることで、子どもの内部にも眠りのスイッチが入りやすくなったようです。

子どもの気持ちを落ち着かせるためには、自分自身も落ち着いた状態でいることが大切です。マッサージやルーティンの実践は、子どもの内部に安心感をもたらし、睡魔を誘う効果があります。また、これらの活動を通じて親子のスキンシップを深めることで、子どもの情緒的な安定にもつながります。過度に厳しい対応ではなく、優しく寄り添う姿勢が重要です。


生活リズムを整える

4歳児のママ
4歳児のママ

土日は休みだからと遅く起きて昼寝の時間がずれると、夕食やお風呂の時間にぐずることがあります。土日も保育園と同じリズムで生活できるよう、朝は早く起きて夜は早めに寝られるよう意識しています。

 5歳児のパパ
5歳児のパパ

娘の生活リズムを整えるために、朝の日光浴を大切にしています。朝食後に自分たちで散歩に行き、太陽の光を浴びることで体内時計をリセットしています。これにより、夜になると自然と眠りたいという気持ちになるようです。また、部屋の湿度や肌に直接ふれる肌着にも気をつけながら、快適な睡眠環境を整えています。


普段の生活リズムが崩れることで、ぐずりにつながると感じているママもいるようです。保護者が生活リズムを意識してすごすと、眠さが理由でぐずる機会が減るかもしれませんね。生活リズムをしっかり整えることで、睡眠習慣も確保されるでしょう、


寝つきやすい寝室空間づくり

3歳児のママ
3歳児のママ

息子の寝室空間づくりには特に気を遣っています。部屋を暗くし、静かな環境を作ることで、自分の体が自然と眠りモードに入るようです。また、お気に入りのぬいぐるみを置くことで安心感を与え、リラックスした状態で眠れるようになりました。


4歳児のママ
4歳児のママ

 娘の寝室空間づくりでは、湿度と温度管理に気をつけています。快適な睡眠環境を整えることで、自分から進んで眠る時間を楽しみにするようになりました。また、柔らかい間接照明を使用することで、目への刺激を抑え、リラックスした雰囲気を作っています。


快適な寝室空間づくりは、子どもの睡眠の質を高める重要な要素です。適切な湿度、温度、照明の調整により、子どもの体が自然と眠りのモードに入りやすくなります。また、お気に入りのぬいぐるみや静かな環境は、子どもに安心感を与え、リラックスした状態で眠ることができます。これらの工夫により、子どもが自分から進んで眠りにつく習慣を形成することができるでしょう。


寝ぐずりはいつまで続く?

新生児期から始まることもあるこの現象は、子どもの成長とともに変化していくようです。ここでは、実際のママたちの体験談から、子どものぐずりがいつまで続いたか見ていきましょう。


30代ママ
30代ママ

うちの子は4歳くらいまでは疲れるとぐずるときがありました。特に就寝時間になると、布団に入るのを渋り、泣いたりぐずったりすることがありました。そのうち自然に落ち着いてきました。


30代ママ
30代ママ

寝ぐずりは3歳くらいまで続きました。特に日中の活動が多かった日は、体は疲れているのに頭が冴えてしまい、寝かしつけに苦労しました。3歳を過ぎる頃には、ようやく自分で眠りにつけるようになりました。

40代ママ
40代ママ

たまにですが、就学するまで寝ぐずりがありました。小学校に入学してからは、学校生活のリズムに体が慣れてきたのか、自然と寝ぐずりがなくなっていきました。


眠くなるとぐずるのがいつまで続くかは、子どもの個性や環境によって大きく異なるようです。一概にいつまでとは言えないようですが、一般的に考えられている以上に長く続く場合もあり、幼児期を超えて学童期まで続くケースもあるかもしれません。


新生児も眠いとぐずる?体験談と対処法

新生児の赤ちゃんにも眠くなるとぐずることがあります。しかし、まだ自分の気持ちを言葉で表現できない新生児のぐずりは、保護者にとって理解するのが難しい現象かもしれません。ここでは、新生児が眠くてぐずる現象について、体験談と対処法をご紹介します。

新生児のぐずり

0歳児のママ
0歳児のママ

うちの赤ちゃんは、眠くなると突然泣き出すことがあります。最初は何が原因かわからず戸惑いましたが、抱っこしてゆらゆら歩くと落ち着いて眠りにつくことに気づきました。自分の体温や心臓の音が赤ちゃんを安心させるようです。

0歳児のママ
0歳児のママ

新生児の息子は、眠くなると目をこすりながらぐずり始めます。そんなときは、カーテンを閉めて部屋を暗くし、静かな音楽をかけています。環境を整えることで、自分から眠りにつきやすくなったように感じます。


0歳児のママ
0歳児のママ

娘が眠くてぐずるときは、ベビーマッサージをしています。肌着の上から優しくマッサージをすることで、体の緊張がほぐれてリラックスできるようです。マッサージ後は穏やかな表情で眠りにつくことが多いです。


0歳児のママ
0歳児のママ

生後1ヶ月ですが、ねんねルーティンを作って実践してみました。沐浴、肌着の着替え、授乳など、決まった順序で行うことで、眠る時間だと認識しやすくなるかもと思っています。


新生児のぐずりは、眠気以外にも空腹や不快感など様々な原因が考えられます。しかし、眠いときのぐずりには特徴があり、目をこすったり、あくびをしたりする様子が見られます。

対処法としては、ベビーマッサージ、ねんねルーティンの確立、睡眠環境を整えることなどを試している方が多くいました。

また、新生児期は特に睡眠リズムが不安定なため、昼夜逆転しやすい時期でもあります。昼間は日光を浴びたり、積極的に話しかけたりするなど、昼と夜のメリハリをつけることも大切です。これにより、徐々に夜は眠る時間だという認識が育つことが期待できそうです。

新生児とはいえ、赤ちゃん一人一人の個性や境遇に合わせて、最適な方法を見つけていけるとよいでしょう。自分の赤ちゃんに合った方法を見つけるまでには時間がかかるかもしれませんが、根気強く試しながら慣れていきましょう。

子どもの気持ちを受け止めよう

親子
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子どもが眠いとぐずるときの理由には、甘えたい気持ちやまだ遊びたいという気持ちがあるなど、さまざまあるようです。眠る前にぐずるときは、子どもの気持ちを汲み取り選択肢を与えるなどをすることで、気持ちが和らぐようになったという声もありました。

子どもが眠いときにぐずる現象は、新生児から幼児まで幅広く見られるようです。その背景には、自分の気持ちをうまく表現できない境遇や、興奮状態から落ち着くことの難しさがあるのかもしれません。

保護者は自分自身も落ち着いた状態で子どもに接することが大切です。ねんねルーティンの確立や寝室空間づくり、適切な湿度管理など、環境面での工夫も効果的なようです。

また、ベビーマッサージや絵本の読み聞かせなどのリラックス法を取り入れることで、子どもの心の内部に安心感をもたらすことができそうです。

子どもの年齢や個性に合わせて、最適な対処法を見つけていけるとよいでしょう。過度に厳しい対応は避け、優しく寄り添う姿勢を心がけましょう。子どもの気持ちを理解し、適切な環境を整えることで、円滑な就寝時間を実現できるとよいですね。


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