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生後4ヶ月の赤ちゃんがぐずる。一日中ずっと泣く、夜中、昼間などの原因と対処法
穏やかな気持ちで発達段階の赤ちゃんとすごすために
生後4ヶ月の赤ちゃんが一日中ぐずって泣いたり機嫌が悪いとき、お世話をする保護者は大変ですよね。ストレスが溜まったり睡眠時間がなくなったりという声も聞かれます。この月齢でぐずりが増えた赤ちゃんや癇癪を起こす子にはどう対応すればよいのでしょう。保護者の声を参考に、赤ちゃんがぐずる原因と対処法について調査しました。
生後4ヶ月がぐずる時間帯。原因と対処法
生後4ヶ月ごろの赤ちゃんはいつぐずることが多いのでしょう。ママたちが思う原因について、対処法とあわせて聞いてみました。
一日中
「母乳量が足りなかったのか、生後4ヶ月の娘は授乳中以外一日中に泣いているような感じでした。昼寝しない日も多く、ずっと見ているのがつらかったです。完全母乳で育てたかったのですが、ミルクを併用してからは昼寝もして、ぐずる時間が減りました」(20代ママ)
「生後4ヶ月の時期、一日中泣いてどうしようもない日が続いていました。朝からずっと抱っこし続けていたのでつらかったです。散歩に連れていき、偶然話しかけてくれた近所の人と話していたら子どもも泣きやみました。今思えば私がイライラしていたから子どもがぐずっていたのかもしれません」(30代ママ)
ママたちの声を集めると、一日中泣いてぐずるという声が多くありました。母乳育児などこだわりがある場合などは、授乳の仕方を見直して解消するケースもあるようです。
また、ミルクやオムツなど関係なく癇癪をおこしたりぐずったりする場合も。一日中ぐずる赤ちゃんに付き合うのは大変ですが。保護者がストレスをため込まないように気分を変えるなど対策できるとよいですね。
昼間から夕方(午後)
「生後4ヶ月前後の時期は昼寝しない日もあり、娘は毎日のように黄昏泣きをしていました。しくしくから始まり、最後は大泣き。30分以上は泣いていたと思います。お散歩やドライブなど、外に出て気分転換しました」(30代ママ)
「夕方の黄昏泣きには悩まされました。ぐずるタイミングとご飯の仕度が重なって、すぐに抱っこできないと癇癪をおこすようにギャン泣き。『大丈夫だよ』と声をかけながら抱っこであやしたり、ご飯の支度中はおんぶしながらすごしてました」(20代ママ)
月齢によってよく見られるのは、夕暮れどきになると泣きだす黄昏泣きですね。保護者にとっては夕食の支度と重なり余計イライラしてしまう場合もあるでしょう。
「黄昏泣きがひどいときはデリバリーを頼んだ」という声もありました。家事と育児を完ぺきに両立するのは難しいので、少しでも楽になるよう工夫してみるのもよいでしょう。
夜
「夜寝る前は激しくぐずり泣きし、ママ以外は受けつけませんでした。眠いのに眠れないからだと思います。添い乳していると落ち着くので、眠りにつくまでそのままにしています」(20代ママ)
「生後4ヶ月の娘は毎晩1時間から2時間泣いていました。眠くないのに無理に寝かせようとしたからだと思います。最初は頑張って寝かせようとしてましたが、諦めて眠くなるまで遊んでいました」(30代ママ)
眠いのに眠れない寝ぐずりに悩んだ、無理に寝かしつけようとして逆効果になったという声も。寝ぐずりの場合、ひたすら添い乳や抱っこで対応していることが多いようです。夜は保護者も休みたい時間帯、家族で協力しながら対応できるとよいですね。
夜中
「生後4ヶ月頃は夜中に起きてよくぐずっていました。授乳やオムツ替えをすると泣き止んで寝たのでぐずる原因は主にその2つだったと思います。夜中でもすぐ対処できるよう授乳用の前開きパジャマを着たり、枕元に授乳用LEDライトや替えのオムツを置いたりしていました」(30代ママ)
「娘の夜泣きが一番ひどかったのが生後4ヶ月頃だったかもしれません。癇癪を起こしたようにギャン泣きするので、家族みんなの生活リズムを整えるのも大変でした」(20代ママ)
夜中に赤ちゃんがぐずるとママも寝不足になってしまって大変ですよね。授乳用LEDライトには手の平をかざすだけで明るさが調整できるものもあり、明かりをつけるために起き上がる手間がなく役に立ちそうですね。
生後4ヶ月の赤ちゃんの「メンタルリープ」とは?
生後4ヶ月の赤ちゃんがぐずる原因のひとつとして、メンタルリープの可能性があります。このメンタルリープという現象について見ていきましょう。
メンタルリープとは、赤ちゃんの脳が急速に発達する期間のことで、この時期には新しいことを学び、多くの情報を処理しようとします。そのため、赤ちゃんは睡眠が浅くなったり、生活リズムが崩れたりして、不安定になりがちです。
メンタルリープの際には、赤ちゃんがギャン泣きや癇癪を起こすこともあり、おっぱいを拒否することもあります。この時期には赤ちゃんの発達をサポートするために、抱っこユラユラやほ乳瓶を使ってリラックスさせる方法があります。
赤ちゃんの発達に伴うメンタルリープを乗り越えるためには、ママやパパもメンタルリープの特性を理解し、赤ちゃんの脳の成長を見守りながら対応することが大切です。助産師や保育士に相談して、適切な対処法を教えてもらうのも良いでしょう。
ぐずる生後4ヶ月、どう乗り越える?
生後4ヶ月の赤ちゃんのぐずりに対して、ママたちはどのような方法で乗り越えているのでしょうか。発達過程で起こるメンタルリープや生活リズムの変化にともなうぐずりを、どのように解消しているのか、先輩保護者の体験談を交えながら紹介します。
パパや実母、同じ境遇のママと話す
「実母に相談したら、生後4ヶ月のぐずりは発達の一環だから大丈夫だよと言ってくれて、すごく心が軽くなりました」(30代ママ)
「パパが夜遅くまで仕事しているので、保育所で同じ境遇のママに話を聞いてもらい、精神的に救われました」(20代ママ)
身近な人に育児の悩みや状況を伝え、気持ちを落ち着かせているママはとても多いようです。「昨日は一日中ぐずってた」「夜泣きで睡眠時間がとれずつらい」など、誰かに聞いてもらうだけでも心が軽くなりますよね。赤ちゃんのお世話は大変な仕事です。「辛くて当たり前」という気持ちでパパや実母に話してみてはいかがでしょう。同じくらいの月齢の子のママなら、より共感してもらえるかもしれません。
また、子育て支援センターなどで他のママと情報交換するのもよいでしょう。保育所で他のママたちと話して、月齢ごとに生活リズムが変わるというアドバイスをもらったという体験談もあります。助産師に相談して、脳の成長やメンタルリープについてアドバイスをもらうのもおすすめです。
子どもにとことんつき合う
「娘が一日中ギャン泣きでしたが、抱っこユラユラし続けると寝るようになってきました。なんとか寝てくれるとほっとします」(20代ママ)
「一日中ぐずっていた息子とひたすら向き合う日をつくるようにしたら、夜泣きが少なくなりました」(30代ママ)
子どもが一日中ぐずる日や大声で泣いてぐずるときなど、子育てだけに専念するママもいるようです。家事をしている間に癇癪を起こし、結局何も進まず疲れ果ててしまうという声も。
家事と育児の両立で悩んだら、家事はいったんお休みして、赤ちゃんに専念してみてはいかがでしょうか。赤ちゃんがぐずっているときに家事をしても、余計にぐずることもあるでしょう。赤ちゃんだけに専念してみると、子どもの気持ちが落ち着くだけでなく、保護者にとっても癇癪の原因や夜泣きの対策などがつかめてくる可能性もあります。
子どもの寝顔や動画を見る
「夜泣きがひどくて寝不足でしたが、寝顔を見たり笑顔で遊んでいる動画を見返して、昼間のギャン泣きも忘れられます」(20代ママ)
「おっぱいをあげて寝かしつけた後に、その日の子どもの動画をパパに送ったり、育児アプリにアップしたりしていると、生活リズムを考え直すヒントが見つかることがあります」(30代ママ)
赤ちゃんと離れたときに動画を見ると、育児の疲れが軽減するという声もありました。かわいい姿を見るのはもちろんですが、大変な時期の動画を見て、改めて解決策のヒントにするという声もありました。癒されたり落ち着いて考えられる時間があると、つらいときに乗り越えやすいかもしれませんね。
母乳育児やほ乳瓶にこだわりすぎない
「息子が癇癪を起こしておっぱいを拒否するで、ほ乳瓶で飲ませるようにしたら落ち着いていつもの時間に飲んでくれるように。生活リズムを整えることを優先して飲まないときは哺乳瓶であげるようにしました」(30代ママ)
「母乳育児にこだわっていましたが、助産師からのアドバイスでほ乳瓶を取り入れてみたら、授乳のあとのギャン泣きが減りました」(20代ママ)
「娘がおっぱいを飲むのを嫌がって泣くので、ほ乳瓶でミルクをあげてみたらよく飲んで落ち着きました。その夜はぐっすり眠って夜泣きもしませんでした」(20代ママ)
母乳育児やほ乳瓶での授乳にこだわりすぎず、柔軟に対応することも生後4ヶ月のぐずりを乗り越えるポイントです。母乳育児だけにこだわらず、ほ乳瓶を活用することで、ママのストレスを軽減し、赤ちゃんの成長をサポートすることができるかもしれません。
夜のぐずりや夜泣きの原因と対策
生後4ヶ月の赤ちゃんのぐずりがひどいと感じる場合は、同時に夜泣きにも悩まされているパターンが多いようです。生後4ヶ月の赤ちゃんのぐずりや夜泣きの原因と対策を探ってみましょう。
夜のぐずり・夜泣きの原因
夜泣きは、赤ちゃんが成長する過程でよく見られる現象で、脳が活発に動いているため、睡眠が浅くなり、突然目を覚ましてギャン泣きすることがあります。この時期の赤ちゃんは、まだ月齢が低く、夜泣きに悩まされることが多いようです。
夜のぐずり・夜泣きを抑えるには
生後4ヶ月の赤ちゃんが夜泣きする原因として、生活リズムの乱れや睡眠のパターンが挙げられます。
夜泣きの対策としては、まず赤ちゃんの生活リズムを整えることが重要です。日中に十分な発達への刺激を与え、夜には静かな環境でリラックスさせるように心がけましょう。母乳育児をしている場合は、おっぱいをあげて安心させるのも効果的なようです。
また、ほ乳瓶を使ったり母乳を与えたりしながら抱っこユラユラで赤ちゃんを寝かしつける方法もあります。助産師のアドバイスを受けながら、赤ちゃんの夜泣きに対応する方法を学ぶこともおすすめです。
昼間のぐずりや夜泣きの原因と対策
生後4ヶ月の赤ちゃんの昼間のぐずりに悩まされている保護者も多いでしょう。夜泣きはそこまでひどくなくても、日中にぐずるようになった子どもに手を焼いているという声もあります。
昼間のぐずりの原因
生後4ヶ月の赤ちゃんが昼間にぐずることは、成長過程の一部であり、脳の発達や月齢の変化に伴って見られる現象です。特に、昼間に癇癪を起こすようにやギャン泣きをすることようなことも多いですが、この時期は保育所に通う赤ちゃんも増え始めることも原因のひとつかもしれません。そのような場合は、保育所での生活に慣れることが重要です。
保育所では、赤ちゃんが他の子どもたちと触れ合う機会が増え、社会性や脳の発達によい影響を与えますが、その反面、新しい環境に慣れるまでの間、赤ちゃんはメンタルリープによるストレスや不安を感じる可能性があります。成長と社会性をサポートするよう長い目で対応してあげるのがよいでしょう。
昼間のぐずりを抑えるには
保育所に行くようになってからぐずるようになった場合は、保育所の先生や助産師からのアドバイスを受け、赤ちゃんにとって最適なサポートを行うことが大切です。具体的には、赤ちゃんの脳の発達を促す遊びや刺激を提供し、日中の活動時間を充実させると、夜間の睡眠も安定する可能性が高まるようです。
赤ちゃんが癇癪やギャン泣きを起こした際には、落ち着かせるために抱っこユラユラをして安心させることが有効です。保育所に慣れるまでは月齢に応じたケアを行いながら、赤ちゃんの成長を見守っていきましょう。
まだ保育所に通っていない子どもであれば、気分や環境を変えることもよいようです。散歩など外の空気に触れることも脳によい刺激を与えることになり、赤ちゃんが落ち着くことにつながる可能性もあります。
穏やかな気持ちで赤ちゃんとすごすために
育児を頑張るママたちに話を聞くと、生後4ヶ月ごろに赤ちゃんのぐずりで悩んでいる声は多くありました。一日中ぐずる、夕方や夜中になるとぐずるなど、時間帯はいろいろとあるようです。
昼間や午後の時間にぐずるなら、外へ散歩に行ってもよいでしょう。昼間のぐずり対策としては、保育所など新たな環境に慣れることや、赤ちゃんに合った生活リズムを整えることを優先しながら、発達と成長に必要な刺激を与えることがよいかもしれません。
また、時間を問わず抱っこユラユラやおっぱい、ほ乳瓶を使うことで赤ちゃんが安心できるようにすることも重要です。生後4ヶ月の赤ちゃんの成長と発達をサポートしながら、保育所での生活を楽しめるように工夫してみましょう。
子どもが昼寝しないなら、無理して寝かさず遊ぶ日があってもよいかもしれません。ママと赤ちゃんがリラックスしてすごせるよう、家庭にあったぐずり対策が見つけられるとよいですね。