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お迎えに行っても子どもが保育園から帰りたがらないとき。ぐずる理由や対処法
子どもの気持ちを受け止めながら伝えよう
保育園や幼稚園のお迎え時に子どもが帰りたくないとぐずるとき、スムーズに帰るにはどのように対応するとよいのか悩む方もいるかもしれません。習い事に遅刻してしまいそうで焦る状況もあるでしょう。実際、子どもが帰りたがらないというのは、保育現場ではよく見る光景です。 今回は、2歳などの子どもが保育園の帰りにぐずる理由の他に、帰宅後の楽しみを作るなど声掛けの仕方や意識していることについてお伝えします。
子どもが保育園の帰りにぐずる悩み
ママやパパが保育園へお迎えに行ったとき、子どもが家へ帰りたくないとぐずることもあるようです。ママたちに話を聞いてみると、子どもが保育園から帰りたくないとぐずるときはどのような声掛けをするとよいのか気になるという声がありました。
そこで今回は、子どもが保育園の帰りにぐずる理由や実際に行なった声掛けなどについて、ママたちの体験談をもとにご紹介します。
子どもが保育園の帰りにぐずる理由
子どもは保育園の帰りになぜぐずることがあるのか、気になる方もいるようです。ママたちが考えた、子どもが保育園の帰りにぐずる理由についてご紹介します。
友だちや先生と離れるのが寂しいから
5歳児のママ
いっしょに遊んでいる友だちと離れるのが寂しいため、保育園の帰りにぐずるのだと考えたママがいるようです。他にも、延長保育の時間に遊んでもらえる保育士の先生が大好きで離れたくないため、子どもが保育園からの帰宅を嫌がるというママの声も聞かれました。
楽しく遊んでいる最中だから
2歳児のママ
息子はいつもお迎えに行くと遊びに夢中なので、私がお迎えに来たことで遊びを中断されるのが嫌なのかもしれません。はっきりと意思表示をするようになってきたイヤイヤ期の息子は、自分のペースを崩したくないという気持ちがあるのだと思います。
遊びに夢中になっているときにお迎えの時間が来ることで、子どもが帰りたくないとぐずることもあるようです。また、延長保育の時間だけ使える積み木などのおもちゃもあるようで、そのおもちゃでもっと遊びたかったという子もいるようです。大人と同じように、子どもも自分のペースを中断されずに、区切りのよいタイミングまで楽しみたいと感じることもあるかもしれませんね。
ママやパパに甘えているから
3歳児のママ
園での娘の様子を担任の先生に聞いたのですが、私がお迎えに行くまでは聞き分けもよいということでした。娘はお迎えに行くとぐずり出すようなので、母親が来たことで緊張がほぐれて疲れが出たりして、甘えているのだと思います。トイレトレーニングや保育園で過ごすルールなど、子どもにとって保育園は疲れる場所だと親自身が認識するようにしたいです。
保育園では落ち着いた様子ですごしている子どもでも、やはり家とは違う保育園で過ごすことは疲れるようです。ママの顔を見ることで緊張がほぐれて疲れが出たり、甘えてしまうこともあるかもしれません。
ママのなかには、お迎えに来た親の関心を引きたいために子どもがぐずるように感じるという声もありました。
子どもが保育園の帰りにぐずるときの声掛け
仕事帰りで疲れている状況で子どもが保育園から帰りたくないとぐずるとき、親も疲れてしまいますよね。ママたちはどのように対応しているのでしょう。子どもが保育園からの帰宅を嫌がるときに行なった声掛けについて聞いてみました。
いつまで遊ぶのかを伝える
4歳児のママ
お迎えのときに娘がぐずる場合は「あともう1回やったら帰ろうね」と声を掛けています。お迎えに行った時間が遊びに夢中になっている最中でも、もう1回遊ぶことで子どもの気が済むのではないかと考えました。
保育園から帰りたくないと子どもがぐずるとき、いつまで遊ぶのかを伝えているママがいるようです。子どもが時計の数字を読めるようになってきた場合は練習も兼ねて「時計の長い針が6になったら帰ろうね」など言葉をかけるのもよいかもしれません。
帰宅後の楽しみを作る
2歳児のママ
息子に少しでもスムーズに帰ってもらえるように、帰宅後も楽しいことがあることを伝えようと考えました。「家に帰って〇〇ちゃんの好きなカレーを食べよう」「早く帰って自転車の練習をしよう」などと声掛けを工夫しています。
大体いつも登園時は行きたがらないのに、お迎えに行くと帰りたがらないので、ちょっとしたご褒美のようなものを用意してからお迎えに行くようにしていました。
3歳児のママ
保育園のお迎えのときに娘がぐずる場合は、帰宅後にすることを具体的に伝えています。娘が帰りたい気持ちになってくれるように「今日は寝る前にどんな絵本が読みたい?あのおもちゃで遊ぼうか」などと、帰宅後も楽しいことがあるのだという声掛けをしようと考えました。
子どもの気持ちが保育園から家に向くよう、帰宅後の楽しみを作るのもよいかもしれません。他には「今日のお風呂に入れるのは何色の入浴剤がいい?入るのが楽しみだね」などという声掛けしているというママの声や、通り道にあるお気に入りのイルミネーションを見てから帰ろうと伝える意見も聞かれました。
気持ちを伝える
3歳児のママ
娘が保育園からの帰宅を嫌がるときは、私自身の気持ちを言葉で伝えるようにしました。「〇〇ちゃんとお家に帰っておいしいご飯食べたいな」などと、帰宅後も子どもといっしょにすごしたいという気持ちを話しています。
保育園でぐずっている子どもに、自分の素直な気持ちを伝えているというママの声もありました。ママたちは、子どもとスムーズに帰宅できるようさまざまに声掛けを工夫しているようです。
保育園の帰りに意識していること
保育園の帰りに子どもが帰りたがらないときやぐずるときは、どのようなことを考えて接するとよいのでしょう。ママたちに、子どもが保育園の帰りにぐずるときに意識していることを聞きました。
子どもの気持ちを受け止める
3歳児のママ
私が意識していることは、子どもの気持ちを受け止めてから帰宅できるように説得するということです。仕事帰りで忙しい時間ではありますが、まず共感することで、子どもが「自分の意見を聞いてもらっている」という気持ちになり私の話も聞いてもらえるように感じました。
夕方の忙しい時間帯でも、まず子どもの気持ちを受け止めることを意識しているママがいるようです。2歳児のママからは、子どもがまだ思うように言葉が話せないときもあるため、子どもの気持ちを代弁するようにしているという声も聞かれました。
帰るときによく褒める
2歳児のママ
保育園から帰りたがらないときや疲れてぐずってしまったときでも無事に家へ帰れたときは、娘をよく褒めるようにしました。疲れている状況でも気持ちを切り替えてスムーズに行動できたという体験を増やしていくことで、娘の自信につながっていって欲しいと思います。
保育園から帰るときに、子どもが気持ちを切り替えられたことに対してよく褒めることも大切なようです。ママのなかには、朝の登園時に子どもがぐずってしまい遅刻しそうなときも、同じように支度ができたことを褒めることを心がけているという声もありました。
帰宅後も気持ちよくすごせるように
保育園や幼稚園で遊びに夢中になっているときに、突然お迎えの時間が来ることで子どもがぐずることは保育現場では珍しくないようです。また、子どもが保育園で過ごすことに疲れて、保護者の顔を見ると甘えたくなることも。子どもがスムーズに帰りやすくなるよう、帰宅後の楽しみを作っているという2歳児のママの声もありました。
保護者も仕事との両立で疲れていたり、帰宅後に習い事があり遅刻が気になるときにも、子どもの気持ちを受け止め寄り添うように声掛けをすることが大切かもしれません。そのために、まずは子どもは保育園で集団生活のルールのなかで疲れているけど頑張っていることを親自身が忘れないようにしたいです。よく褒めることも意識しながら、気持ちよく保育園から帰宅できるとよいですね。
娘が保育園からの帰宅を嫌がるのは、友だちと離れるのが寂しいからだと思いました。娘の仲のよい友だちの方がお迎えの時間が遅いことが多いので、家に帰らずにいっしょにおもちゃで遊びたかったようです。