新生児の髪の毛が多い理由。毛量や髪質の個人差やママたちの対策

新生児の髪の毛が多い理由。毛量や髪質の個人差やママたちの対策

2023.01.05

新生児の髪の毛が多い理由を知りたいママやパパもいるかもしれません。赤ちゃんの髪の毛の量や髪質には個人差があり、きょうだいでもまったく違うこともあるようです。そこで今回は、新生児の赤ちゃんの髪の毛の量や特徴、男の子・女の子それぞれの髪の毛をうまく扱うための対処法、アレンジ方法などを、ママたちの体験談を交えながらご紹介します。

新生児の髪の毛が多いのはなぜ?

まず最初に、新生児の髪の毛についてどのようなことを感じたか、聞いてみました。

女の子ママ
女の子ママ

うちの子どもはお腹から出てきて頭が見えたとき、髪の毛がふさふさで驚きました。同じ産院で生まれた赤ちゃんと比べると、毛量が多い子や少ない子などさまざまで、なぜこのような差が出るのか気になりました。

男の子と女の子のママ
男の子と女の子のママ

うちの子どもたちは新生児のとき、上の子はまったく髪の毛がなかったのですが、下の子は出産したときから毛量が多かったです。しばらくするとヘアゴムでひとつに結ばないといけないくらい長くなって大変でした。性別や遺伝などが関係するのでしょうか。

女の子ママ
女の子ママ

うちの子どもは生まれつき髪の毛が細くてやわらかく、毛先がくるんとカールしています。私とまったく同じ髪質なので、遺伝によるものだと思っています。

生まれたての赤ちゃんの髪の毛の量や髪質には個人差があり、なかには、想像以上の髪の毛の多さに驚きを隠せなかったという体験談もありました。

このように、お腹にいるときから、うぶ毛が生えており、生まれたとき、すでにたくさん髪の毛が生えている赤ちゃんや、まったく生えていない赤ちゃんもいるようです。このような違いは何によって生まれるのでしょうか。

ママたちの声にもあったように、一般的には髪の毛の量だけでなく、髪一本一本の太さやくせ毛などの髪質は、ママとパパの遺伝によるものが理由のひとつと考えられるようです。

新生児の髪の毛の特徴

では、新生児の髪の毛の特徴にはどのようなことが挙げられるのでしょうか。

ママたちの体験談にもあったように、赤ちゃんの髪の毛の量は、生まれた時からふさふさで多い、ほとんど生えていないなど個人差があります。なかには、毛量だけでなく、髪の毛の色についても、黒々としている、色素が薄く茶色っぽいなどがありますが、どの赤ちゃんの髪の毛も大人の髪の毛と比べるとやわらかくて細いのが共通点でしょう。

赤ちゃんの頭には、ママのお腹の中にいるときからうぶ毛が生えており、生まれたあと、徐々にそのうぶ毛が大人と同じような髪の毛に生え変わっていくのが自然の流れのようです。

新生児の赤ちゃんの髪の毛はまだうぶ毛の状態なため、やわらかく細いという特徴につながるのかもしれません。体験談の多くに、新生児の赤ちゃんの髪の毛がたてがみのように立つというものがありましたが、その特徴もそのような髪質が原因になっているようです。

新生児の髪の毛が立つ理由

このように、新生児の髪の毛はふわふわでやわらかいことが多いようですが、ママたちの声にもあった、たてがみのように髪の毛が立つのには、ほかにも理由があるのでしょうか。

髪の毛が立っている赤ちゃんもかわいいですが「ずっとこのままなの?」と少し心配になるママやパパもいるかもしれません。また「髪の毛が立つのは母乳の質が悪いから」などの噂もあるようですが、科学的根拠はないといわれています。

赤ちゃんの髪の毛が立つ原因としては、

・髪の毛の細さから保水力がなく乾燥するので静電気が起きやすい

・一本一本の髪の毛が軽く、重力の影響を受けることなく立ったままになる

というようなことが考えられ、ママやパパが心配になる必要もなさそうです。

赤ちゃん 髪 立つ
iStock.com/yamasan

赤ちゃんの髪の毛の洗い方

特有の髪質をもった赤ちゃんの髪の毛。次は、この繊細な髪の毛をどのように洗うとよいか考えます。ママたちに赤ちゃんの髪の毛の洗い方やポイント、お風呂上がりの乾かし方などを伺いました。

男の子ママ
男の子ママ

ぬるま湯でやさしくていねいに髪を濡らします。お湯の温度に気をつけて、ある程度の汚れをシャワーで落とすよう意識しています。

女の子ママ
女の子ママ

シャンプーは泡タイプのものを選び、力加減には充分気をつけました。目に入らないようにするのと、泡が残らないようにしっかりすすぐのがポイントです。

大人とちがい、とにかくやさしくていねいに洗ってあげることがポイントのようです。また、お風呂上がりに乾かす際はデリケートな頭皮のことを考えて、温風をあてるのは避け、しっかりタオルドライしたあと、自然乾燥しているというママの声もありました。

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新生児の髪の毛が立つのはいつまで続く?

新生児の髪の毛の特徴でもご紹介したように、赤ちゃんの髪の毛は、成長とともにうぶ毛の状態から大人のような髪の毛に生え変わっていくため、その過程で立ちやすい赤ちゃんの髪の毛も徐々に落ち着いてくる場合がほとんどでしょう。

ママたちに、髪の毛が立たなくなったタイミングを聞いてみました。

男の子ママ
男の子ママ

成長に伴い、だんだんと髪が伸びてきて、たてがみのようにかわいらしかった部分が落ち着いてくるようになりました。生後半年頃には立たなくなっていたと思います。

男の子ママ
男の子ママ

髪質がわりとしっかりとしていたので、長い間立っていましたが、1歳前頃から立たなくなりました。ニューボーンフォトやハーフバースデーの写真を見ると、すべて髪がたてがみのように立っていて、見返すとほほえましいです。

うぶ毛の状態でも髪の毛が伸び、その重さで髪の毛が立たなくなったり、生後数カ月後に髪の毛が生え変わり始めると同時に立たなくなったりする赤ちゃんもいるようです。そのタイミングもさまざまですが、目安としては生後数カ月、1歳以降などが多いでしょう。

大人にも髪の毛が多い・少ない、髪の毛の色が黒っぽい・茶色っぽい、直毛・癖毛など、それぞれの髪質があるように、赤ちゃんによっても髪質が異なります。髪質によって髪の毛が立たなくなるタイミングはそれぞれなので、あまり気にしなくてもよいかもしれません。

赤ちゃん 髪 立つ
iStock.com/jomkwan

【男女別】赤ちゃんの髪の毛アレンジ法

ニューボーンフォトやハーフバースデーなどの記念撮影をする、ちょっとおしゃれしてお出かけするなど、髪の毛が立ったり思い通りにいかない赤ちゃんのヘアスタイルを整えたいこともあるでしょう。ママたちに、どのような対処法があるか聞いてみました。

女の子ママ
女の子ママ

周囲に静電気が発生しそうなものを置かずに、水で少し濡らしています。

女の子ママ
女の子ママ

ベビーオイルを髪の毛につけて頭皮を引っ張りすぎないようヘアゴムでひとまとめにし、かわいいヘアスタイルに整えました。

このような対処法が一般的なようですが、男女別のアレンジ方法についても、ママたちに聞いてみました。

女の子の場合

赤ちゃん 髪 立つ
iStock.com/Yagi-Studio
女の子ママ
女の子ママ

ある程度まとまる量の髪の毛があるなら、リボンやピンなどをつけるだけでも雰囲気が大きく変わります。おでこや耳の上などにつけることで立っている髪の毛を整えることもでき、特別な日にぴったりのアレンジですよ。

女の子ママ
女の子ママ

髪の毛は立つけどリボンやピンをつけるほど毛量がない赤ちゃんは、ヘアバンドでアレンジするのはいかがでしょうか。赤ちゃんの洋服の色や柄と合わせたり、ママとおそろいのヘアバンドでリンクコーデを楽しむこともできます。

髪の毛が逆立ったままだと男の子に間違われて少し気まずい思いをしたことがあるママもいるかもしれません。そのままでもかわいいですが、アレンジすることでいつもと違うかわいさを出すことができるようです。

男の子の場合

男の子ママ
男の子ママ

髪の毛が立つことを利用して、ソフトモヒカンになるように工夫してカットしてもらいました。頭のセンターラインに沿って髪の毛を多めに残すことで、シルエットを整えることができます。

男の子ママ
男の子ママ

赤ちゃんの髪の毛が立つのを防ぐために、思いきって坊主にしました。ただその場合は、赤ちゃんの繊細な頭皮を傷つけないように注意してください。

月齢が低いとあまりアレンジ方法は多くないかもしれませんが、2歳くらいになると選択肢が広がり、ヘアスタイルをおしゃれに楽しむことができそうです。

赤ちゃんの髪の毛はどうなっていった?

赤ちゃんの成長に伴って、髪質は変化し、個人差はありますが、生後3カ月~半年から徐々に新しい髪の毛に生え変わっていくことが多いでしょう。

そして、目安としては3歳前後で赤ちゃんの頃のようなうぶ毛ではなくなる場合が多いようです。このときにそれぞれの子どもの髪質の違いがわかってくるため、髪質に合ったヘアスタイルやアレンジを楽しめるようになるのではないでしょうか。

赤ちゃんの髪の毛が子どもの成長につれてどうなったっていったか、ママたちの体験談をご紹介します。

男の子ママ
男の子ママ

当時はあまり意識していませんでしたが、うちの子どもはたしかに生後3カ月前後に髪の毛が立つ時期があったかもしれません。お風呂上がりもふわふわでかわいいのであまり気にしていませんでした。記念撮影を撮るときに、ベビーオイルで横分けにして少し整えるだけでフォーマル感が出ました。

女の子ママ
女の子ママ

生後半年ごろの時期、娘の髪の毛は立つというよりくせ毛でくるくるしていたので、根元にピンをつけるだけで普段と違う雰囲気になりました。ヘアバンドは最初嫌がっていましたが2歳を過ぎたころからは自分からつけたいと言うようになり、洋服とのコーディネートを楽しむことができました。

男の子ママ
男の子ママ

生後半年の頃、息子の抜け毛が多くて少し心配になりましたが、今思えば髪の毛が生え変わっていたのかもしれません。その時期から毛量が少しずつ増えて、3歳になった頃にはかなり多くなり、直毛でしっかりした髪質になっていました。生まれた頃の髪質とはまったく違うので驚きました。

赤ちゃんでしか見られない髪の毛のスタイルを楽しもう

赤ちゃん 髪 立つ
iStock.com/kazoka30

新生児の髪の毛が多い理由は遺伝の影響と考えられるものの、毛量に限らずさまざまな髪質もまた、その赤ちゃんにしか見られない、かわいらしい特徴です。ママたちは、たてがみのように立ったり、毛先がくるんとカールしていたり、その時期だけでしか見られないヘアスタイルをほほえましく見守っているようでした。

赤ちゃんの髪質は、ある限られた月齢のときだけのようです。成長とともに髪質も変化するので、今回ご紹介したママたちの体験談を参考に、ヘアアレンジを工夫するなどして、今しかない赤ちゃんの愛らしさを楽しめたらいいですね。

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