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生後7ヶ月で赤ちゃんのぐずりが増えた理由や保護者がとった対応
夜や夕方ぐずる赤ちゃんへの接し方など
生後7ヶ月の赤ちゃんのぐずりや夜泣きが増えたことで悩んでいるママやパパもいるかもしれません。この時期は「魔の7カ月」とも呼ばれ、離乳食の進展や睡眠リズムの変化、自己表現の芽生えなど、さまざまな発達が見られるようです。今回の記事では、保護者が考える生後7ヶ月の赤ちゃんがぐずったり泣きづめになる理由や、ぐずリ・夜泣きへの対応、生後7ヶ月の頃に保護者が意識したことを体験談を交えて紹介します。
魔の7カ月?生後7ヶ月頃の赤ちゃんの特徴
生後7ヶ月頃になると寝返りをしたりおすわりをするようになったりする赤ちゃんもいるようです。離乳食に慣れてきた頃になると、食べ物やおもちゃなどに興味をもち始める赤ちゃんもいるのではないでしょうか。
この頃になると夜中にまとまった時間で寝っぱなしになってくれるなる赤ちゃんがいる反面、これまでより何度も起きてぐずるようになる赤ちゃんもいるようです。
また、体を使った遊びが増えることで、疲れからくる夜泣きがひどくなることもあるかもしれません。このような状態を「魔の7カ月」と呼ぶ保護者もいうようです。
今回は生後7ヶ月の赤ちゃんのぐずりについて、保護者の体験談を見ていきましょう。
生後7ヶ月の赤ちゃんがぐずる理由は?
生後7ヶ月の赤ちゃんはどのような理由でぐずることがあるのでしょう。保護者が考えるぐずる理由を聞いてみました。
疲れている
30代ママ
30代パパ
平日はなかなか子育てに参加できないので、休日の昼間は子どもと遊びに出かけたいのですが、外出すると疲れてぐずりが増える気がします。そのときは楽しそうでも、疲れさせることが子どもの夕方のぐずりや夜泣きにつながっているのかもしれないと思いました。
生後7ヶ月くらいになると人見知りを始め、慣れていない人に話しかけられたり訪ねて来られたりすることで疲れることがぐずりにつながるかもしれません。なかには、お出かけをした日は夜泣きもひどくなるため、夜はなるべく母乳やミルクをあげて寝たあとは、できるだけ起こさないように過ごしているという声もありました。
眠い
20代ママ
7ヶ月になった息子がぐずる理由は眠いからではないかと感じます。昼間たくさん遊んだ日は夜になると早く眠くなるようなのですが、眠いのに眠れないときはぐずって泣きっぱなしになることも多いです。一度起きてしまうとなかなか寝つけないこともあるので、夜はなるべく起こさないよう静かにしています。
30代ママ
うちの子は7ヶ月になってから睡眠リズムが変わってきたように感じます。昼寝の時間が短くなったり、夜寝るのが遅くなったりと、以前とは違う様子が見られます。眠いけれど自分で寝付けないときにぐずることが多いようです。
生後7ヶ月頃の赤ちゃんは、眠いのになかなか眠れずぐずることがあるようです。保護者のなかからは、夜ぐずり始めた赤ちゃんが「眠いよう眠いよう」と言いながら泣いているような気がするという声も聞かれました。
夜泣きして起きると寝られなくなって泣きづめになるといったことから、寝ている子どもを起こさないよう子育て中は夜帰宅する際に静かに家に入るようにしているというパパの声もありました。
空腹・のどが乾いている
40代ママ
7ヶ月になって、仰向けで手足を動かして遊んだり、おしゃべりをしようと声を出すことが増えたりしたために、のどが渇いてぐずるのかもしれないと思いました。暖房を使って部屋の空気が乾燥しているときにも、のどが渇くのかぐずり出すことがあります。
20代ママ
離乳食を始めてから母乳やミルクの量が減ったため、夕方になると空腹でぐずることが増えたように感じます。特に離乳食の量が足りなかった日は、夜中に何度も起きてぐずることがあります。
活発に動くようになったり大きな声を出すようになったりすると、赤ちゃんものどが渇くかもしれません。また空気が乾燥している部屋ですごしていないか気にしているという保護者の声もありました。7ヶ月の頃はまだ自分の気持ちを伝えることが難しいようなので、水分を充分にとっているかや部屋の温度や空気の乾燥なども考えてあげられるとよさそうです。
また離乳食の食べ方の変化も見ながら、その時に応じて空腹の加減に対して対応できるとよいかもしれません。寝る前に少量だけ母乳やミルクを飲ませるといった声もありました、
好き嫌いなどの自己表現
30代ママ
7ヶ月くらいから好き嫌いがはっきりし始めたように感じます。離乳食を食べさせようとすると、嫌いな食べ物は顔をそむけたり、手で払いのけたりするようになりました。「魔の7カ月」とよく言われるようですが、私はこれも自己表現の一つだと感じるので、無理強いせずに笑顔で対応するようにしています。
20代ママ
7ヶ月になって、仰向けで寝かせると嫌がってぐずるようになりました。自己表現が豊かになってきたのか、姿勢や環境への好みがはっきりしてきたように感じます。寝かせ方を工夫することで、ぐずりが減ったように思います。
生後7ヶ月頃になると、赤ちゃんの自己主張や自己表現がよりしっかり出ると感じる保護者も多いようです。食事での好き嫌いや仰向けなど寝る姿勢の好み、特定のおもちゃ・遊びへの執着など、さまざまな形で自分の意思を表現することがぐずりの元になっていることもありそうです。「魔の7カ月」とひとくくりにせず、赤ちゃんなりの意思表示を見つけて尊重していけるとよいかもしれませんね。
夜や夕方にぐずるときの保護者の対応
生後7ヶ月の赤ちゃんが夜や夕方にぐずるときは、どのような対応をするとよいのでしょう。実際に行なっている対応の仕方を聞いてみました。
抱っこをしてスキンシップ
30代ママ
赤ちゃんが夕方などにぐずり始めたときは、家事などの手を止めて抱っこをするようにしています。生後7ヶ月になった頃から私が忙しい時間になるとぐずり始めるので、夕方になると寂しいと感じるのかもしれないと思いました。
30代ママ
夕方になると泣きづめになることがあります。そんなときは、家事を後回しにしてでも抱っこをして、優しく体をさすってあげるようにしています。ベビーマッサージを取り入れたところ、落ち着きやすくなった気がします。
夕方赤ちゃんがぐずり始めたときには、家事の途中で手を止めてスキンシップをとるようにしているママがいました。保護者のなかには、赤ちゃんがお昼寝をしている間に家事を行い、ぐずったときにはほかのことを後回しにしてじっくり相手をするようにしているという声もありました。
赤ちゃんが寝つきやすい工夫をする
40代ママ
7ヶ月になった頃から赤ちゃんが夜ぐずり出して泣きづめになるようなことが増えたので、部屋の明るさを調節してみました。夕方から少しずつ赤ちゃんのいる部屋の照明を落とし、就寝時間にはぐっすり眠れるように暗くしています。寝た後も起こさないように気をつけています。
20代ママ
睡眠リズムを整えるために、寝かしつけの時間を決めて、毎晩同じルーティンを作るようにしました。たとえば、風呂上がりに横になって絵本を読んであげたり、仰向けに寝ておなかの上に子どもを乗せてゆらすようにしたり。このようにして寝る空気を作ると、赤ちゃんも眠る時間だと認識しやすくなったようです。
赤ちゃんが夜ぐずる場合は、部屋の明るさやテレビなどの音量を調節するとよいかもしれません。保護者のなかからは、寝かしつける時間が近づくと、毎晩決まった音楽を静かに流して自然に眠くなるように工夫するなど、就寝に向けた空気を作って睡眠リズムを整えるようにしているという声も聞かれました。
授乳をする
20代ママ
赤ちゃんがなかなか寝つけずにぐずるときは、授乳をして寝かしつけています。生後7ヶ月になって離乳食の回数が2回に増え授乳回数が減ってきたために、お腹が空いたり口寂しくなったりするのではないかと思いました。
30代ママ
夜泣きがひどいときは、うちではミルクを少量飲ませてみることがあります。完全に満腹にならない程度の量で、安心感を与えるようにしています。ただし、これが習慣になりすぎないよう気をつけています。
離乳食が進んでくると夜中にぐずって泣く赤ちゃんもいるようです。お腹があまり空いていない場合も、母乳を飲んだりミルクを飲んだりすることで、安心して眠れるのかもしれません。
お風呂に入る
30代ママ
夕方からぐずり始めたときは、離乳食を後回しにして少し早めにお風呂に入れるようにしていました。お湯の中でゆったりと体を動かすことで、赤ちゃんもリラックスするようです。風呂上がりは機嫌がよくなることが多かったです。
30代ママ
うちの子は風呂が大好きで、ぐずっているときでも風呂に入れると機嫌がよくなります。ただ、あまり長く入れすぎると逆に興奮してしまうので、10分程度で上がるようにしています。風呂上がりはすぐに寝かしつけるようにしています。
お風呂は赤ちゃんをリラックスさせる効果があります。生後7ヶ月頃の赤ちゃんは、お風呂を楽しむ余裕が出てくる時期でもあります。ぐずりがちな夕方にお風呂に入れることで、赤ちゃんの気分転換になり、その後の寝かしつけがスムーズになることも。ただし適度な時間で切り上げ、お風呂上がりの急激な温度変化や空気がこもっていないよう換気にも気を付けましょう。
おもちゃなどであやす
30代ママ
ぐずり始めたときは、赤ちゃんの好きなおもちゃで気を引くようにしています。特に音の出るおもちゃや、光るおもちゃは効果的です。ただ、夜遅い時間だと逆に興奮してしまうこともあるので、使うタイミングには気をつけています。
30代ママ
うちの子は、ぐずったときにお気に入りのおもちゃを見せると落ち着きます。でも、同じおもちゃばかりだと飽きてしまうので、いくつかローテーションで使うようにしています。また、おもちゃを使うときは、一緒に遊んであげることを心がけています。
おもちゃを使って赤ちゃんの気分を変えるという保護者もいました。生後7ヶ月頃になると、おもちゃへの興味や好き嫌いがはっきりしてくる時期でもあります。好き嫌いがはっきりしてきた「魔の7カ月」と呼ばれる時期のぐずりを解消するためのおもちゃは、赤ちゃんの好みや興味に合わせて選べるとよいでしょう。
生後7ヶ月の頃にママたち保護者が意識したこと
赤ちゃんが生後7ヶ月の頃にはどのようなことに気をつけるとよいのでしょう。意識したことを聞いてみました。
昼間の生活リズムを整える
30代ママ
生後7ヶ月になると離乳食の回数が増えたり活発に遊ぶようになったりしたので、昼間の生活リズムを整えることを意識しました。朝起きる時間やお昼寝の時間を決めることで、夜もぐっすり眠れるようになったと思います。
20代ママ
睡眠リズムを整えるために、昼寝の時間と長さを調整しました。特に夕方遅くまで寝てしまうと、夜寝るのが遅くなってしまうので、午後3時以降は長時間の昼寝をさせないようにしています。また、昼寝中はカーテンを閉めて暗くし、起きているときはしっかり空気の入れ替えをして明るい環境を作るようにしています。
お昼寝や遊びなどの昼間の生活リズムを整えることで、夕方から夜にかけての生活がパターン化してくる赤ちゃんもいるようです。保護者のなかには、天気のよい日はできるだけ散歩に出かけて、花や虫をいっしょに見ながら心地よい時間をすごすようにしたという声もありました。
リラックスの仕方を工夫する
40代ママ
赤ちゃんがぐずって疲れたときには、好きな音楽を聴いてリラックスする時間を作るようにしました。私自身がゆったりした気持ちになることで、赤ちゃんが夜中に泣いても落ち着いて対応するゆとりをもてるような気がします。
30代ママ
ベビーマッサージを取り入れたことで、赤ちゃんと自分の両方がリラックスできるようになりました。特に夕方のぐずりが始まる前にマッサージをすると、赤ちゃんの機嫌がよくなるだけでなく、私自身もストレス解消になっています。マッサージ後は風呂に入れて、さらにリラックスさせるようにしています。
赤ちゃんのお世話で疲れたときには、自分なりのリラックスの仕方を工夫するとよいかもしれません。赤ちゃんがお昼寝をしている間は、家事ではなく趣味に取り組むといったすごし方をするのもよさそうです。
ベビーマッサージを取り入れて赤ちゃんのリラックスを重視してるという保護者のなかには、近所に教室や教えてくれる人がいないため、動画などでベビーマッサージの練習をしているといった声もありました。
パパやベビーシッターなど複数で対応する
30代ママ
パパの協力が本当に助かっています。特に夕方から夜にかけては、パパに赤ちゃんの相手をしてもらい、私は夕食の準備に集中できるようにしています。パパと赤ちゃんの時間を作ることで、私もほっと一息つけますし、赤ちゃんも空気が変わったように感じるのか、違う刺激を受けられるようです。
30代ママ
週に1回、ベビーシッターさんにお願いして子の世話をしてもらっています。慣れていない人と接することで、赤ちゃんの社会性も育つと聞いたので始めてみました。最初は泣いて大変でしたが、今ではベビーシッターさんと楽しそうに遊んでいます。私も少し自由な時間が持てるので、家事などを後回しにしてリフレッシュするようにしています。
生後7ヶ月の赤ちゃんの子育ては、1人で抱え込まずに複数で対応するのがよいようです。パパの協力を得ることで、ママの負担が軽減されるだけでなく、赤ちゃんにとっても多様な関わりが経験できます。
またベビーシッターを利用することで、ママがリフレッシュする時間を確保でき、赤ちゃんも新しい人との関わりを通じて社会性を育むことができたという保護者の声もありました。
ただし、慣れていない人と過ごすことで赤ちゃんがストレスを感じる可能性もあるので、徐々に慣れさせていったという体験談もありました。赤ちゃんの様子を見ながら、適切なサポート体制を作っていくことが望ましいでしょう。
生後7ヶ月の赤ちゃんの子育てを楽しもう
生後7ヶ月の赤ちゃんが夜や夕方にぐずる理由はさまざまあるようです。疲れや眠さ、空腹だけでなく、自己表現の芽生えや好き嫌いの出現なども加わり「魔の7カ月」と呼ばれるこの時期は、発達に伴う変化も影響しているのかもしれません。
ほかにも、来客などで疲れると泣くのかもしれないと考えて、ぐずり始めたら抱っこをしてスキンシップをとるようにしているママやパパがいました。風呂やベビーマッサージでリラックスさせたり、おもちゃで適度に気を紛らわせたりするなど、様々な方法を試してみるのもよいでしょう。
離乳食の進展にともない、授乳パターンも変化するこの時期は、赤ちゃんの様子をよく観察し、適切な対応を心がけることも解決の糸口になりそうです。
赤ちゃんが生後7ヶ月になったら睡眠リズムを整えるなどの工夫をして、赤ちゃんの成長とともに変化する子育ての課題に、柔軟に対応していけるとよいでしょう。
うちの子は昼間に来客があったときなどに、夜になってぐずりっぱなしになることがあるように感じます。7ヶ月になると見知らぬ人や慣れていない人と短時間すごすことで、緊張して疲れるのかもしれないと思いました。