生後5カ月の赤ちゃんとの生活。離乳食の進め方や育児の工夫

生後5カ月の赤ちゃんとの生活。離乳食の進め方や育児の工夫

生後5カ月の赤ちゃんは、どのような成長や変化があるのか気になることもあるでしょう。離乳食を始めるタイミングや、赤ちゃんとのお出かけについて知りたいママもいるかもしれません。ママたちに聞いた生後5カ月の赤ちゃんの様子や離乳食の進め方、育児の工夫についてまとめました。

ママたちに聞いた生後5カ月頃の赤ちゃんの様子

赤ちゃんが生まれてから5カ月が経つと、どのような成長や変化があるのか気になるママもいるかもしれません。

赤ちゃんが生後5カ月の頃の様子をママたちに聞いてみました。


お座りをし始める

生後5カ月を過ぎた頃から、少しずつ上半身を起こした姿勢をとるようになり、お座りをし始める赤ちゃんもいるようです。最初は、ママの脚の間や膝の上で支えるようにして練習したという声がありました。

離乳食のときに座る赤ちゃん用のローチェアなどを使って、お座りの練習をしていたママもいるようです。赤ちゃんの成長のスピードはさまざまなので、生後5カ月の頃にできない場合でも長い目で見守るとよいでしょう。

生後5ヶ月頃の赤ちゃんのお座りについて。前のめりになる、お座りできない場合など

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ぐずることが増える

今まであまりぐずることがなかった赤ちゃんが、生後5カ月頃にぐずる頻度が増えてきたと感じるママもいるようです。

赤ちゃんがぐずる理由は、部屋の温度やオムツが濡れているなどの体の不快感、眠いのにうまく眠れない、抱っこしてほしいなどさまざまでしょう。ママたちは、赤ちゃんの体の不快感にいち早く気づくよう心掛けたり、スキンシップをたくさん取ったりすることで対策を行っているようです。

iStock.com/kuppa_rock
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人見知りをする

生後5カ月の頃、家族以外の人と会ったときや、男の人に対して人見知りをして泣き出す赤ちゃんがいるようです。また、初めて行く場所や、にぎやかな場所に行ったときに、見慣れない風景やたくさんの人の話し声、大きな音に戸惑い泣いてしまったという声もありました。

人見知りや場所見知りをしたときに、普段遊んでいるおもちゃやお気に入りのぬいぐるみなどで気分を紛らわせるママもいるようです。家の中でよく目にしているものがそばにあると、赤ちゃんも安心するのかもしれません。

生後5ヶ月の赤ちゃんの人見知り。パパ見知りや場所見知りなど泣き止まないときの対策

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寝ないことがある

赤ちゃんが生後5カ月の頃は、夜になかなか寝ない、お昼寝の時間が短いなど、睡眠についての悩みを抱えるママも多いようです。赤ちゃんが寝ている時間は、たまった家事を済ませたり、ほっと一息ついたりと、ママにとって大切な時間かもしれません。

朝起きる時間や、お昼寝の時間を決めておくなど、生活リズムを整えるよう心がけたり、からだをたくさん動かす遊びをしたりしたことで、赤ちゃんの寝つきがよくなったというママもいるようです。静かな部屋にすることはもちろん、照明や室温を調整し、赤ちゃんが寝やすい環境づくりをすることも大切でしょう。

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離乳食の開始は生後5カ月から?

赤ちゃんが生後5カ月になると、そろそろ離乳食を始めたいと考える方も多いでしょう。いつから始めたらよいか、どのように進めたらよいかなど気になることもあるかもしれません。

厚生労働省の資料とママたちの体験談をもとに、離乳食の進め方についてご紹介します。


離乳食の開始時期

離乳食を開始するタイミングは、赤ちゃんによってさまざまです。厚生労働省の資料による、開始時期の赤ちゃんの発達状況の目安は、

・首のすわりがしっかりし、寝返りができる

・5秒以上座れる

・スプーンなどを口に入れても舌で押し出すことが少なくなる

・食べ物に興味を示す

などがあげられ、月齢でいうと生後5カ月から6カ月頃が適当とされています。

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離乳食の進め方

生後5カ月~6カ月頃の離乳食初期はゴックン期ともいわれ、離乳食を飲み込むことや舌ざわり、味に慣れることが目的とされています。まずはつぶしがゆから、赤ちゃんの様子を見ながら1日1回1さじずつ始め、徐々にすりつぶした野菜や豆腐、白身魚なども試していくとよいようです。

この時期の赤ちゃんは飲み込むことしかできないため、なめらかにすりつぶした状態の離乳食を与えましょう。母乳やミルクは、授乳のリズムに沿って、赤ちゃんの欲しがるだけ与えてよいとされています。

iStock.com/kuppa_rock
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離乳食を始めたことによって、お腹が空いていなかったり、母乳のタイミングが合わなかったりして、母乳やミルクを嫌がる赤ちゃんもいるようです。離乳食の量とのバランスも考え、赤ちゃんの様子を見ながら試していくとよいかもしれません。

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離乳食初期に取り入れられる食材

生後5カ月頃の離乳食初期には、にんじんやかぼちゃ、ほうれん草などの野菜、りんご、豆腐などが取り入れられるようです。

苦味を感じると赤ちゃんが口から出してしまうことがあるため、初めて与える野菜は、甘みのあるかぼちゃをペースト状にして与えたという声がありました。豆腐は絹ごしと木綿の種類がありますが、初めて豆腐を与えるときは、よりやわらかい絹ごし豆腐から始めるとよいようです。すりつぶすか裏ごしし、なめらかな状態にしてから与えましょう。

外出先や時間のないときに、ベビーフードを活用したいと考えることもあるかもしれません。ベビーフードには、お湯を注ぐだけの粉末タイプやフリーズドライ、加熱して食べるレトルトパウチや瓶タイプなどさまざまな種類があるようです。

おかゆや麺類などの主食から野菜、果物までいろいろなベビーフードがあるため、栄養バランスなども考えて、使用する場所や用途に合ったものを選ぶとよいでしょう。

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出典:授乳・離乳の支援ガイド/厚生労働省

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生後5カ月の赤ちゃんとの外出

赤ちゃんが生後5カ月頃になり、徐々に生活リズムが整い始めると、普段行く場所以外のおでかけスポットへ連れて行きたいと考えることもあるでしょう。

生後5カ月の時期にどのような場所へ行ったのかママたちに聞いてみると、水族館や屋内遊園地、赤ちゃんといっしょに入れる映画館などという声がありました。場所を決めるときには、おむつ替えスペースや授乳室などの設備があるかどうか、あらかじめ調べておくとよいでしょう。

iStock.com/rwhaun
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赤ちゃんが生後5カ月頃になると、家族で遠方へ旅行に出かけたいと考えることもあるかもしれません。

飛行機や新幹線での移動の際に、気を付けたことをママたちに聞いてみたところ、赤ちゃんがぐずって周囲の迷惑にならないよう、昼寝時間に合わせて移動のタイムスケジュールを組んだという声がありました。授乳やオムツ替えのために席を立つことが多いと考え、トイレが近い座席を予約したというママもいるようです。

外出時の持ち物は、ベビーカーや抱っこ紐はもちろん、授乳セットや離乳食もあるとよいでしょう。また、オムツやおしりふき、着替えの服は多めに持っておくと安心です。ぐずったときや急に泣きだしたときのために、赤ちゃんが好きなおもちゃやぬいぐるみなどもあるとよいかもしれません。

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赤ちゃんが生後5カ月のときの育児の工夫

赤ちゃんが生後5カ月頃のときに、ママたちがしていた育児の工夫を聞いてみました。


季節やシーンによって服装を考える

赤ちゃんが快適に過ごせるよう、ママたちは季節によって服装を考えているようです。夏であればメッシュやガーゼ素材の、通気性がよくしっかりと汗を吸い取る肌着や、冬であればニットやウール素材の、あたたかいアウターを選ぶとよいでしょう。気温が安定しない春や秋は、気温に合わせて脱ぎ着ができる羽織ものがあると安心かもしれません。

部屋着と寝るときの服装を同じにしている家庭もあるかもしれませんが、遊びの時間と眠る時間を切り替えるために、生後5カ月頃からパジャマを着せ始めたママもいるようです。

Africa Studio/Shutterstock.com
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育児グッズを活用する

ママたちは、育児グッズを活用しながらさまざまな工夫をしているようです。

たとえば、赤ちゃんとのお風呂の時間に、バウンサーを用意すると役立ったという声がありました。バウンサーは、おもちゃがついているものや揺れを楽しめるもの、手動だけでなく電動で揺れるものなどなどさまざまな種類があるため、ママの使いやすさや赤ちゃんの快適さを考えて用意するとよいかもしれません。

赤ちゃんが生後5カ月頃のときに、遊びのバリエーションを増やしたいと考え、絵本の読み聞かせを始めたママからは、色のコントラストがはっきりしたカラフルな絵本や、セリフや動きの繰り返しが楽しい絵本を読み聞かせると、楽しそうにしていたという声がありました。手触りや仕掛けが楽しい布絵本も、赤ちゃんに人気の絵本のようです。

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生後5カ月の赤ちゃんとの毎日を楽しんで

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生後5カ月頃の赤ちゃんは、お座りができるようになったり、離乳食を開始したりといった成長がある一方で、ぐずることが増えたり、寝ないことがあったりといった変化がある子もいるようです。成長や変化は赤ちゃんによってさまざまであるため、不安にならず長い目で見守るとよいでしょう。

離乳食は、首のすわりがしっかりして寝返りができる、食べ物に興味を示すなどの発達状況を目安に開始するとよいようです。赤ちゃんの様子を見ながら1日1回1さじずつ始め、なめらかにすりつぶした状態のものを与えましょう。

できることが増えてくる生後5カ月の赤ちゃんとの生活を、毎日楽しく過ごせるとよいですね。

2020年12月24日


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