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生後5ヶ月の離乳食の進め方。4週間の献立やおすすめメニュー、離乳食をあげるときの工夫
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生後5ヶ月の離乳食を、どのように進めていけばよいのか悩むママもいるかもしれません。今回は、生後5ヶ月の離乳食の進め方や、4週間の離乳食スケジュール例、おすすめの離乳食レシピなどについて、厚生労働省の資料とママたちの体験談を交えながらご紹介します。
生後5ヶ月の離乳食の進め方
厚生労働省の資料によると、生後5ヶ月から6ヶ月頃が離乳食初期とされており、なめらかにすりつぶした調理形態で与えるとよいようです。また、この時期の食事のタイミングは、体調や機嫌がよいなど、子どもの様子を見ながら1日1回1さじずつあげ、授乳についても、母乳やミルクは飲みたいだけ与えてよいようです。
生後5ヶ月の頃の1ヶ月の献立メニュー例
厚生労働省の資料によると、生後5ヶ月の離乳食は、離乳食を飲み込むことや、その舌触り、味に慣れることが目的のようです。離乳の進行に応じて、食品の種類を増やしていくと食事のバリエーションも広がります。離乳食づくりは大変というイメージがありますが、実際に、ママたちはどのように離乳食レシピを考えているのでしょうか。
厚生労働省の資料をもとに、離乳食スケジュールについて、ママたちの声もいっしょにご紹介していきます。
1週目
資料によると、離乳食の開始では、おかゆから始めるとよいとされています。量の進め方をママたちに聞くと、1~2日目は10倍粥を小さじスプーンで1さじから始め、3~4日目は2さじ、5~7日目は3さじへと、徐々に量を増やしているようです。
2週目
おかゆに慣れてきたら、じゃがいもなどの裏ごしした野菜を少しずつ増やしていくとよいようです。
おかゆの量は、赤ちゃんの様子を見ながら1さじずつ増やしていくとよいでしょう。離乳食スタートは、アレルギーなど、なにかと不安なママも多いようですが、最初に食べる野菜は、じゃがいもやにんじんなどの、クセの少ない野菜などから1さじずつ始め、徐々に新しい野菜を試していくと食べ進めやすいかもしれませんね。
3週目
野菜に慣れてきたら、つぶした豆腐などのたんぱく質を離乳食で始めるのもよいとされています。
ママたちは、おかゆに食べさせたことのある野菜を混ぜるなどして、離乳食レシピのバリエーションを増やしているようです。野菜や豆腐のほかに、バナナやりんごなどの果物を取り入れてみるのもよいかもしれません。
4週目
豆腐に慣れたら、鯛やひらめ、しらすなどの白身魚を取り入れるなどして、たんぱく質の種類を増やしていくとよいようです。
ママたちは、離乳食4週目の量を、全部で小さじ10さじくらいを目安としていたようです。おかゆや野菜、豆腐や白身魚など、いろいろな食材を組み合わせた献立も作れるようになりそうです。
生後5ヶ月に作った離乳食レシピ
生後5ヶ月にどのような離乳食レシピを作ったのか、ママたちに聞いてみました。
とうふとほうれん草のペースト
「息子が5ヶ月のときに、ほうれん草を茹でて水にさらしてアクを取り除き、茹でた絹ごし豆腐といっしょに裏ごしした離乳食レシピを作りました」(20代ママ)
ほうれん草の苦味も、豆腐がマイルドにしてくれ、赤ちゃんが嫌がらずに食べてくれるようです。ほうれん草のアクを取り、赤ちゃんが食べやすく下処理してあげるとよいかもしれません。
かぼちゃ粥
「かぼちゃは皮と種を取り除き、柔らかく茹でてすり潰し、10倍粥と混ぜ合わせます」(40代ママ)
赤ちゃんがおかゆを食べにくそうにしていたら、おかゆに甘みのある野菜を混ぜたメニューにしてあげると、喜んで食べてくれるかもしれません。かぼちゃやさつまいもなどの甘みがある野菜は、一度にたくさん作ってフリージングしておくと、電子レンジで加熱するだけですぐに利用できるので便利かもしれません。
にんじんのミルク煮
「柔らかく茹でたにんじんをすり潰し、お湯でといたミルクと加えて混ぜてでき上がりです」(20代ママ)
野菜を調理するときに、味に馴染みのある粉ミルクを使うと赤ちゃんも食べやすくなるようです。ほかの野菜を使ってミルク煮にしてみてもよいかもしれませんね。また、片栗粉を混ぜてとろみのついたソースを作り、食材にかけてもよさそうです。
ほかにも、アクが少ないたまねぎやかぶ、白菜などをゆでて、そのゆで汁を野菜スープにしたというママの声もありました。
離乳⾷をサポートしてくれる便利アイテム
離乳⾷を進めるうえで、「なかなか⾷べてくれない」「時間がかかる」と悩むママは少なくないようです。そこで、離乳⾷を楽しくしてくれる便利アイテムをご紹介します。
「⾷べさせる」から「⾷べたくなる」へ。マンチキン「たべたくなーる」シリーズの離乳⾷フィーダー(※⽉齢4カ⽉〜)。
使い方はとってもシンプル。つまみフタを開け食べ物を入れるだけです。透明のポーチ部分に穴が開いていて、おしゃぶりの延長のような感覚でモグモグ食べられます。
自分で持って食べることができるから、ママも助かりますね。
ほかにも、赤ちゃんが喜びそうな色やデザインのエプロンをかけてあげたり、赤ちゃんが食べやすく親も使いやすい離乳食スプーンを使ったりと、さまざまな便利アイテムのアイディアがあるようです。
離乳食をあげるときの工夫
赤ちゃんに離乳食を与えるときに、ママたちはどのような工夫をしていたのでしょうか。聞いてみました。
とろみをつける
「白身魚を食べさせてみたところ、口の中でモゾモゾするのか、なかなか飲み込めないようでした。そこで水溶き片栗粉でとろみをつけてみると、トロトロとして喉ごしがよくなったのか赤ちゃんも食べやすいようでした」(30代ママ)
「野菜のペーストを食べさせるときに、とろみをつけるといつもより食べ進みがよいと感じました」(20代ママ)
赤ちゃんが食べにくそうにしていた食材も、とろみをつけることで食べやすくなるかもしれません。離乳食を作るときには手間がかかることも多いので、片栗粉は水溶きの要らないタイプを使っていたというママの声もありました。
慣れた味と混ぜる
「新しい食材を嫌がって食べないときは、離乳食開始の頃から食べ慣れているおかゆと混ぜるといっしょに食べてくれます」(30代ママ)
「ほうれん草などの苦味のある野菜は、赤ちゃんの好きなさつまいもやかぼちゃなどの甘みのある野菜を加えたメニューにしてあげると、苦味が気にならないようです」(20代ママ)
赤ちゃんが嫌がる食材も、慣れた味や好みの味と混ぜることで食べやすくなるようです。新しい食材の味と組み合わせて、徐々に慣らしていくことで、食材のバリエーションやメニューも増えるかもしれませんね。
下ごしらえをする
「じゃがいもは、水にさらしてアクを取り除いてから調理するようにしています」(20代ママ)
「ほうれん草などの繊維が気になる野菜は、柔らかく茹でてから、裏ごしをしっかりしてあげると赤ちゃんが食べやすくなるようです」(30代ママ)
アクを取る、裏ごしをしっかりするなどの下ごしらえは、離乳食を食べやすくしてくれるようです。また、とうもろこしの皮を裏ごしして取り除いてあげているというママの声もありました。
外出先ではベビーフードを活用する
赤ちゃんといっしょに外出する際、離乳食をどうするか悩む方も多いでしょう。ママたちに聞いてみると、外出先では便利なベビーフードを活用しているという声がありました。ベビーフードのなかには、栄養たっぷりの緑黄色野菜を使ったものや、素材の風味そのままに、お湯で簡単に溶けるフレークなどの便利なものもあるようです。また、保育園に土曜日に預ける際はお弁当というところもあるようで、ベビーフードが役立ったという体験談も聞かれました。
離乳食スケジュールアプリを利用する
最初の離乳食づくりは与える食材やスケジュール、作り方など、不安に感じるママも多いようです。離乳食スケジュールアプリは、食事を記録して離乳食カレンダーを作ったり、献立や食材検索をしたりと、ママの心強い味方になってくれる便利なアイテムです。さまざまな機能をもったアプリがあるようなので、ぜひ自分にあったものを見つけてみてはいかがでしょう。
生後5ヶ月の離乳食は様子を見ながら
生後5ヶ月の離乳食は、離乳食を飲み込むこと、その舌触りや味に慣れることが目的とされているようです。赤ちゃんが離乳食を嫌がるときは、とろみをつけたり、好みの味と混ぜたりと、赤ちゃんが食べやすくなるような工夫をしてあげるとよいかもしれません。ママたちの離乳食レシピや工夫を参考に、赤ちゃんの様子を見ながら生後5ヶ月の離乳食を進められるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年7月11日時点で作成した記事です。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。